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ハリスとメディアの「ハネムーン」は終わりつつある ラスベガスで「チップ税廃止」を唱えたハリス。トランプの公約を盗用(宮崎正弘国際情勢)

2024-08-14 | アメリカ情勢

米国の極左メディアのハリス礼賛はそろそろ化けの皮がはがれてきた。

あまりに称賛が過ぎるとシラケてしまうが、それだけ好印象つくりに熱心なのは裏を返せば、当選の見込みはないということだろう。

カマラ・ハリスが民主党大統領選挙で副大統領候補に選んだティム・ウォルツ(ミネソタ州知事)は全米50州知事のランキングで低位の36番。支持率が13パーセントしかない。

民主党副大統領候補として名前があがったアンディ・ペシア(ケンタッキー州知事)は支持率が40パーセント。ペンシルバニア州知事ジョシュ・シャピロは36%だった。これはスタティスタ社というデータ統計で定評のある会社が2024年7月24日にまとめた。

因みに全米一位はフィル・スコット(バーモント州知事、共和党)の81%、上位にはキム・レイノルズ(アイオワ、共和党)など共和党知事が名を連ねている。

しかし、ウォルツ知事とハリスは馬が合い、民主党の副大統領候補は大統領を忠実に支える役割に最も適している候補者という価値基準がはたらいた。バイデン後継の最有力はギャビン・ニューサム加州知事だったが、カマラ・ハリスも加州出身だから最初から候補者リストにはなかった。ニューサムはタイミングを外した。

ウォルツ知事は表向き「普通」「誠実」という印象があるが、政策は進歩的であり、左翼が支持することばかりに熱心である。だからトランプは、「ひどい選択だ。米国を再び偉大にするというスローガンに支持者に対して侮蔑的だ」と批判のトーンを上げた。

8月10日、ネバダ州に乗り込んだハリスは集会で「チップ税廃止」を訴えたところ、共和党から『トランプ公約の盗用(Pragiarism)だ』と一斉に批判が上がった。 メディアとの蜜月に終わりが見えてきた。


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