kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

大関・魁皇、最多勝を花道に引退!

2011-07-19 22:45:00 | スポーツ・格闘技

大関・魁皇(友綱部屋、福岡県出身)が名古屋場所10日目の今日の取り組みで対戦した、大関・琴欧洲(佐渡ヶ嶽部屋、ブルガリア出身)に押し出されて7敗目を喫した。この結果を受けて、魁皇は引退することになった。明日にも引退届を提出し年寄・浅香山を襲名し部屋付き親方として弟弟子らを指導し、現友綱親方の定年退職後に部屋を継承する路線が既に敷かれている。

日本相撲協会の名古屋場所担当部長を務める師匠の友綱親方は「自分が携わった場所で、ここまで何とか来てくれた。いつでも覚悟はできている。本人が言えば、ご苦労さんと言ってやりたい」と穏やかな口調で弟子をねぎらう言葉を並べた。
友綱親方は、以前、魁皇が不成績で苦しんでいる時に「引退勧告」をした過去があるが、その時は魁皇自身が現役続行に意欲を示したことで同親方も折れ、それ以降、引退問題は魁皇自身の決断に委ねられていた。

通算成績は140場所で1047勝699敗158休。幕内で879勝580敗141休。魁皇が持つ主な記録に幕内勝利数1位(879勝)、幕内在位1位(107場所)。大関在位65場所は昨年初場所で引退した千代大海と並び史上1位タイ。左四つに組んでの豪快な上手投げや小手投げを得意とし、力強い寄りを武器に横綱を除く力士としては最高回数となる優勝5回を誇る。
但し、魁皇には元大関・千代大海と並んで晩年はカド番を繰り返し、8-7(ハチナナ)や9-6(クンロク)を連発するなどで序盤から優勝戦線を脱落する相撲が続き、八百長問題でも度々「無気力相撲」では無いかとの指摘を千代大海共々受けており、栄光の最多勝の陰には触れられたくない闇の部分も持ち合わせている。

いずれにせよ、今場所、元横綱・千代の富士の最多勝記録を更新したことが引退を決意させる要因になったのは間違いない。彼の引退で日本人大関は皆無となり、大関昇進を目指している関脇・琴奨菊が12勝以上を上げれば大関昇進が噂されるが、果たしてどうだろうか?

横綱・白鵬(宮城野部屋)のコメント
「同じ(立浪)一門でずっと入門のときから引っ張ってきてくれた。憧れの力士の一人でもあった。本当にお疲れさまです。そしてこれからもよろしくお願いします。同じ土俵で名大関と対戦したことを誇りに思う

貴乃花親方のコメント
「お疲れさまというより、ご苦労さまの気持ちです。いつまでも「同期の星」でいてほしかったですが、本人の気持ちもあるので仕方のないところもある。でも残念ですね。これからは同じ「親方」として、相撲協会のために頑張っていきましょう」



最新の画像もっと見る

コメントを投稿