kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

西武、崖っぷちで生き残った!9度目のサヨナラ勝利、熊代が決めた

2013-09-29 23:07:47 | 野球観戦記2013~

           2013プロ野球観戦記録NO.34
           ○埼玉西武 6x ー 5 千葉ロッテ× 

チ  ー  ム  10
千葉ロッテ
埼玉西武 1x

 【球場】
西武ドーム3
塁側ベンチサイド

【責任投手】
○野上9勝7敗
●増田2勝6敗33S

【投手-捕手】

(ロ)古谷、上野、レデズマ、南、カルロス・ロサ、内、益田-金沢、川本

(西)岸、サファテ、涌井、野上-炭谷

【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4片岡
7栗山
3浅村
8秋山
D中村
9坂田
2炭谷
6鬼崎
-----
1岸

【観戦評】
楽天の1位が決まったとはいえ、CS進出ラインである2,3位確保を目指している千葉ロッテ、鷹と共に4位西武の3球団の争いはし烈です。昨日は、またもや鷹に負けてしまい勝てば単独3位浮上だったのにおじゃんに。先発は岸と古谷。

岸は2回先頭のブラゼルにカーブのすっぽ抜け?を叩かれるソロ本塁打を許し、3回にも先頭打者を死球で出塁させ2失点で0-3と苦しい立場に。3回裏、1死1,2塁で四番浅村を迎えて、スタンドの超満員のファンの思いは「浅村、同点3ランお願いッ!」でした。そして、見事に期待に応える同点3ランが左中間席に飛び込み、スタンドのファンは大喜び。この一発がチームにも観戦に来たファンに多大な勇気を与えてくれた値千金の本塁打とはまさにこの事。
これで打線も活発になり、古谷とは今月立て続けに対戦しているので打者も目が慣れて来たのか、4回に2死無走者から四球と安打が続いてクリCが押し出し四球を選び1点。5回には秋山のソロ本塁打で更に1点で5-3に。

ただ心配だったのは4,6,7回と満塁のチャンスに一本が出なかったことが9回のまさかに繋がるとは思いませんでした。
結局、岸は7回4失点で降板し8回はサファテが登板も2死から連続四球で涌井と交代し、ロッテは代打に井口を送るも見逃し三振でホッとしました。
そして、9回も2死無走者で荻野貴。涌井が何故か制球を突如乱して四球を与える。これが悪夢の始まりで、荻野貴が2盗を試みるも銀の送球が体に当たり、送球がショートとレフト方向へ転々とする間にホームイン。これには私も含めて西武ドームが凍てついた。こんなシーン、いままで数百試合観戦した中でも記憶にないシーンです。

これで延長戦に突入。10回表、野上が無失点の抑えて迎えた10回裏。抑えの益田から先頭のクリCの安打をきっかけに中村の敬遠もあって2死1,2塁で途中出場の熊代が打席に。益田から一二塁間突破の打球はライト清田の左側に飛び、二塁から浅村が本塁突入。スタンドからはアウトのタイミングかと思いましたが、浅村の好スライディングでセーフ。これでライオンズが9回目のサヨナラ勝利で、スタンドのファンは大喜びでした。

でもでも、本当は9回で終了の筈。残塁17とチャンスの逸機が続き不満の残る試合でしたが、今は内容より結果だけが大事なので、落とさずホッとしました。
これで自分の今季の観戦予定は全て終了です。平日の観戦予定は今の時点では組んでいないので、CS進出が断たれると本当にお終い、でも、3位でCS決定でロッテとの対戦ならQVCへ行けるけど、やはり西武ドームは今日が最後なのかな?あ、でも、日本シリーズ進出なら行けますよね?相手が広島だったら嫌だな~。

                                     【2013プロ野球観戦履歴】

NO. 日 付 球  場 本拠地チーム

対戦チーム

  スコア   先発投手 先発投手 勝利投手 メモ
1 3/08 東京ドーム 日本 台湾 ○ 4-3 × 能見 王建民 牧田

WBC第2ラウンド

2 3/10 東京ドーム 日本 オランダ ○16-4 ×  前田 コルデマンス 前田 WBC第2ラウンド
3 3/12 東京ドーム 日本 オランダ ○10-6 × 大隣 ベルクマン 大隣 WBC第2ラウンド
4 3/17 西武ドーム 埼玉西武 阪神 ○ 3-2 × 石井 藤浪 石井 オープン戦
5 3/23  西武ドーム 埼玉西武 横浜DeNA  × 3-4 ○  菊池 鄭凱文 鄭凱文 

オープン戦 

6 3/30 西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 4-2 ×  菊池 ウルフ 菊池 開幕カード
7 4/27 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 2-9 ○ 則本 則本  
8 4/28 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○ 15-1 × 菊池 ダックワース 菊池  
9 5/04  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 9-7 × 岸  ウルフ  サファテ   
10 5/05  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 2-0 ×  菊池  武田勝  菊池  菊池、完封勝利 
11 5/06  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 1-0 × 十亀  鍵谷  十亀  十亀、完封勝利 
12 5/14  明治神宮野球場 東京ヤクルト 埼玉西武  × 3-4 ○  村中  十亀  岩尾  岩尾プロ初勝利 
13 5/18  東京ドーム 読売 埼玉西武  ○2x-1 × 菅野  岸  西村  サヨナラ負け 
14 6/01  西武ドーム 埼玉西武 東京ヤクルト  ○ 3x-2 ×  岸  小川  サファテ  サヨナラ勝利 
15 6/02 西武ドーム 埼玉西武 讀賣 ○ 5-1 ×  十亀  内海  十亀  交流戦 
16 6/16

西武ドーム

埼玉西武 横浜DeNA   ○ 7-1 ×   岸  藤井  岸  交流戦 
17 6/22  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 3-4 ○  十亀 井川  井川   
18 7/07  西武ドーム

埼玉西武

千葉ロッテ  ○ 11-2 ×  岸  大嶺  岸  ロッテを3タテ 
19 7/12 Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  × 3-4 ○  戸村  菊池  岡本洋  延長12回を制す 

20

7/13  Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  ○ 3-1 × 則本  十亀  則本   
21 7/27 西武ドーム  埼玉西武  オリックス  × 2-7 ○  涌井  井川  森本   
22 7/28  西武ドーム  埼玉西武  オリックス  ○ 7-0 ×  岸  ディクソン  岸   
23 8/17 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○3x-2 ×  牧田  辛島  サファテ  大崎サヨナラ安打 
24 8/18 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 12x-11 ×  ダックワース  増田  連日のサヨナラ勝利 
25 8/24  西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク  × 3-7 ○   牧田  攝津  攝津   
26 8/25 西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク 

× 2-5 ○ 

野上  バリオス  バリオス   
27 8/31  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  ○ 2-1 ×  野上  ディクソン  ウィリアムス   
28 9/01 西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 1-7 ○  西口  八木  海田  西口初回KO 
29 9/07  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 1-0 ×  松永  野上  服部   
30 9/09  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 4-3 ×  古谷  岡本洋  古谷  9/8雨天中止振替 
31 9/15  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 3x-2 ×  岡本洋  古谷  増田 サヨナラ勝利 
32 9/24  西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 4x-3 ×   十亀  則本  サファテ  サヨナラ勝利 
33 9/26 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 3-4 ○  増田 美馬 ハウザー   
34 9/29 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 6x-5 ×  岸  古谷  野上  サヨナラ勝利 

※注意=「スコア」は本拠地チームから見た結果。赤色は西武の勝利。「先発投手」はホーム - ビジターの順番


映画『私が愛した大統領』を観て

2013-09-28 18:28:41 | 映画・ドラマ、アクション

13-78.私が愛した大統領
■原題:Hyde Park On Hudson
■製作年、国:2012年、イギリス
■上映時間:94分
■料金:0円(ポイント使用)
■観賞日:9月28日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)



□監督:ロジャー・ミッシェル
◆ビル・マーレー
◆ローラ・リニー
◆オリヴィア・コールマン
◆サミュエル・ウェスト
◆オリヴィア・ウィリアムズ
◆エリザベス・マーヴェル
◆エリザベス・ウィルソン
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
 ニューディール政策などで有名な第32代アメリカ大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトの知られざる素顔に迫った伝記ドラマ。ルーズベルト大統領の一番の理解者として彼を支え続けた女性デイジーとの深い絆と、第2次世界大戦前夜の英国王ジョージ6世夫妻が渡米した際のエピソードの裏側を描く。
1930年代のアメリカ。第32代大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトが忙しい執務の合間に安らぎを覚えるのは、恋人のデイジーとドライブに出かける時間だけだった。ある日、英国王ジョージ6世とその妻エリザベスが、ニューヨーク州ハイドバークにあるルーズベルト邸を訪ねてくる。ルーズベルトとジョージ6世は、迫り来るドイツとの開戦危機に備え、大統領の執務室でトップ会談を行う。その深夜、衝撃的な事実が明らかになる。初めて大統領の秘密を知ったデイジーがとった行動とは……。

「英国王のスピーチ」の主役だった英国王ジョージ6世と第32代米国大統領フランクリン・ルーズベルトが、ルースベルトの私邸(母の実家)で会談した時のエピソードに、従妹デイジーとの深い関係を絡ませた。
「英国王のスピーチ」では兄が離婚歴のある米国人女性と結婚したことで退位し予期せずに英国王に即位したジョージ6世の吃音矯正の話だったが、ここでも吃音を気にする場面はあるが前面に出ている訳ではない。米国からの支援を貰う為に、気の進まない中での訪米で老獪なルーズベルトとの対面と男同士の酒を酌み交わしながらの交流は和やかに映るが緊張感もはらんでいた。
その一方で激務の合間を縫ってデイジーとのドライヴに出かけるルーズベルトが見せる顔は政治家としてのそれとは違う、その顔こそがデイジーに彼が求めていたものだろう。別居中の妻と一緒では得られない安らぎの瞬間が彼女との間にはあった。
だが、女性関係の広さに?悩まされたデイジーは一時距離を置くが関係は続く。

ストーリー的にはジョージ6世夫妻をピクニックに誘う件が一番面白かった。アメリカ庶民の味、ホットドッグで国王夫妻をもてなすことにプライドを傷付けられたと怒り心頭の王妃と怒りを鎮めよう必死な国王の姿もユニークだ。英国王としての威厳も示しながら、訪米の目的を理解している国王は参加者と共にホットドッグを食し友好を深めることに成功した。このエピソードは実話らしくラストで当時の映像も流れる。
原題はルーズベルトの私邸が有る場所のことであり、邦題だとデイジー視線の大統領とのイメージにあたるが、本編の流れからするとルーズベルトの私邸での出来事だから、デイジーの視線だけの作りにならないのはやむを得ないと思う。
大統領を演じたビル・マーレーはコメディ系の役者だが、今回は歴史的にも有名な大統領を好演していた。彼を取り囲む母、妻、給仕達とのやり取りに彼の個性であるコメディタッチの会話が活かされていた。映像は英国ロケだが、これも非常に良かった。 


西武、痛恨の逆転負けで5連勝逃す

2013-09-26 23:20:53 | 野球観戦記2013~

           2013プロ野球観戦記録NO.33
            ×埼玉西武 3 ー 4 東北楽天○

チ  ー  ム 
東北楽天
埼玉西武

【球場】
西武ドーム3
塁側ベンチサイド

【責任投手】
○ハウザー2勝1敗
S田中22勝1S
●野上8勝7敗

【投手-捕手】

(楽)美馬、ハウザー、斎藤、田中
- 嶋
(西)増田、高橋、野上、涌井 - 炭谷、上本

【本塁打】
鬼崎2号(西)、秋山12号(西)

【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4片岡

7栗山
3浅村
8秋山
D中村
9金子
2炭谷
6鬼崎
-----
1増田

【観戦評】
楽天の優勝マジック2で始まったこの試合、ロッテと西武が共に敗れると楽天の優勝決定となる。従って、試合途中であってもハム-ロッテ戦の途中経過は気になる展開。先発は増田と美馬。今日の試合はローテの谷間で野上だと中4日なので、昨日同様中継ぎ待機で展開次第で2番手として打者1巡位の登板が想定される。
ドラ1増田は初先発で、今月に一度先発の機会があったが中止で飛んでいた。ロングの中継ぎ登板もこなしているので、試合を壊さない程度に5回まで何とか持ちこたえてもらえれば良いかな?そんな淡い期待を持って試合はスタート。

初回に不安定な立ち上がりを責められて1点を失うものの、その後は持ちこたえて4四球は頂けないが3安打1失点は良くやった部類で、5回1アウトでこちらもルーキー高橋へ交代して降板した。高橋は制球に苦しんだが銀次、ジョーンズを打ち取った。打線は3回に鬼、4回に秋山のソロ本塁打で逆転、5回に浅村のタイムリーで3-1と2点リード。
ただし、3回は先頭の鬼の本塁打に続いてチャンスが到来したが浅村の併殺打で逸機、4回も同様に先頭の秋山の本塁打後の出塁を活かせず。こういう時に確実に得点を重ねないと、今日の様な特殊な試合は後で苦しみが襲って来なければ良いのですが...。

さて、ロッテ戦の方ですが、途中までロッテがリードを広げていたようですが、中盤以降ハムが逆転して雲行きが怪しく。そして、試合開始時にはビジター1塁側内野席に空席が目立っていたのが、何時の間にかびっしりと埋まって来て、楽天の社員が駆け付けてきたのかな?
6回から野上が登板し7回にピンチを招き2死満塁でジョーンズに走者一掃の2塁打を浴びて3-4と逆転されヤバい展開に。楽天も美馬から2番手に昨日の先発ハウザーが西武ドームの西武ファンからの大ブーイング(昨日、クリCへの頭部死球で退場)を浴びて登板。7回にチャンスを得るも秋山が凡退。この頃からハムがリードしロッテ劣勢がスタンド内に知れ渡り始めたのか、楽天ブルペンにはエース田中が準備する姿が確認出来た。

そして遂に4-3と楽天1点リードのまま9回裏に突入、マウンドには1塁側だけからの声援を背に田中が今季初救援登板(WBCは除く)。西武は先頭の鬼が必死の形相で1塁を駈けこむ内野安打で出塁、1番のヘルマンはバントを2度失敗も田中の制球不安に乗じて四球を選ぶ。片岡のバント成功で1死2、3塁で打者はクリCと浅村。絶好の場面で田中の22連勝ストップへの期待もかかったが、クリが2球目をハーフスイングで空振りしたのをみて「これはダメだ」と呟いたが案の定3球3振で2死。浅村は150キロ超の直球を必死に振りに行くが追い込まれ、西武ファンの願いも虚しく連続三振で終わった。この結果、楽天のリーグ1位が決定した。
 

                          【2013プロ野球観戦履歴】

NO. 日 付 球  場 本拠地チーム

対戦チーム

  スコア   先発投手 先発投手 勝利投手 メモ
1 3/08 東京ドーム 日本 台湾 ○ 4-3 × 能見 王建民 牧田

WBC第2ラウンド

2 3/10 東京ドーム 日本 オランダ ○16-4 ×  前田 コルデマンス 前田 WBC第2ラウンド
3 3/12 東京ドーム 日本 オランダ ○10-6 × 大隣 ベルクマン 大隣 WBC第2ラウンド
4 3/17 西武ドーム 埼玉西武 阪神 ○ 3-2 × 石井 藤浪 石井 オープン戦
5 3/23  西武ドーム 埼玉西武 横浜DeNA  × 3-4 ○  菊池 鄭凱文 鄭凱文 

オープン戦 

6 3/30 西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 4-2 ×  菊池 ウルフ 菊池 開幕カード
7 4/27 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 2-9 ○ 則本 則本  
8 4/28 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○ 15-1 × 菊池 ダックワース 菊池  
9 5/04  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 9-7 × 岸  ウルフ  サファテ   
10 5/05  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 2-0 ×  菊池  武田勝  菊池  菊池、完封勝利 
11 5/06  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 1-0 × 十亀  鍵谷  十亀  十亀、完封勝利 
12 5/14  明治神宮野球場 東京ヤクルト 埼玉西武  × 3-4 ○  村中  十亀  岩尾  岩尾プロ初勝利 
13 5/18  東京ドーム 読売 埼玉西武  ○2x-1 × 菅野  岸  西村  サヨナラ負け 
14 6/01  西武ドーム 埼玉西武 東京ヤクルト  ○ 3x-2 ×  岸  小川  サファテ  サヨナラ勝利 
15 6/02 西武ドーム 埼玉西武 讀賣 ○ 5-1 ×  十亀  内海  十亀  交流戦 
16 6/16

西武ドーム

埼玉西武 横浜DeNA   ○ 7-1 ×   岸  藤井  岸  交流戦 
17 6/22  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 3-4 ○  十亀 井川  井川   
18 7/07  西武ドーム

埼玉西武

千葉ロッテ  ○ 11-2 ×  岸  大嶺  岸  ロッテを3タテ 
19 7/12 Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  × 3-4 ○  戸村  菊池  岡本洋  延長12回を制す 

20

7/13  Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  ○ 3-1 × 則本  十亀  則本   
21 7/27 西武ドーム  埼玉西武  オリックス  × 2-7 ○  涌井  井川  森本   
22 7/28  西武ドーム  埼玉西武  オリックス  ○ 7-0 ×  岸  ディクソン  岸   
23 8/17 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○3x-2 ×  牧田  辛島  サファテ  大崎サヨナラ安打 
24 8/18 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 12x-11 ×  ダックワース  増田  連日のサヨナラ勝利 
25 8/24  西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク  × 3-7 ○   牧田  攝津  攝津   
26 8/25 西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク 

× 2-5 ○ 

野上  バリオス  バリオス   
27 8/31  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  ○ 2-1 ×  野上  ディクソン  ウィリアムス   
28 9/01 西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 1-7 ○  西口  八木  海田  西口初回KO 
29 9/07  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 1-0 ×  松永  野上  服部   
30 9/09  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 4-3 ×  古谷  岡本洋  古谷  9/8雨天中止振替 
31 9/15  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 3x-2 ×  岡本洋  古谷  増田 サヨナラ勝利 
32 9/24  西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 4x-3 ×   十亀  則本  サファテ  サヨナラ勝利 

 ※注意=「スコア」は本拠地チームから見た結果。赤色は西武の勝利。「先発投手」はホーム - ビジターの順番


映画『エリジウム』を観て

2013-09-25 18:19:19 | 映画・SF

13-77.エリジウム
■原題:Elysium
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:109分
■料金:1,300円
■観賞日:9月24日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)



□監督・脚本・製作:ニール・ブロムカンプ
◆マット・デイモン
◆ジョディ・フォスター
◆アリシー・ブラガ
◆シャールト・コプリー
◆ディエゴ・ルナ
◆ウィリアム・フィクトナー
◆ワグネル・モウラ
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
『第9地区』が第82回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、マット・デイモンを主演に迎えたSFアクション。22世紀、富裕層だけが居住を許されるスペースコロニー“エリジウム”を舞台に、虐げられた地球の住人の反撃をハードに描く。
2154年。限られた富裕層の者たちは汚れを排除したスペースコロニー“エリジウム”に、その他の者たちは地球に住んでいた。
人口過密となった地球は荒廃しきり、犯罪と貧困がはびこっていた。マックスも犯罪に手を染めては留置所送りになっていたが、この繰り返しを断ち切るべくアーマダイン社の工場で働き始め、組立ラインに従事する。更生したかに見えたある日、事故が彼を変える。なんとしてでもエリジウムに行かなければならない理由のできたマックスは潜入を試みるが、彼の前に、不法入国者からエリジウムを守るデラコート高官が立ちはだかる……。

「第9地区」でスラム化した宇宙人難民の話であっと言わせたブロムカンプ監督、今度もやはり貧困層と富裕層の二つの世界を地球と宇宙空間に浮かぶ世界に分けて描いている。
余命5日間と宣告されたマックス、旧友看護師の娘で白血病を患っているマチルダを助けたい一心で動く。その原動力は富裕層が住む宇宙空間エリジウムにはどんな病気も治癒出来る医療ポッドがあり、そこで治療を受けたいからだった。
エリジウムへの密航斡旋業者スパイダーの力を借りて渡航するのだが、エリジウムではデラコートがアーマダイン社長カーライルをそそのかしてエリジウムのシステム変更プログラム作成を命じ、自らが総裁に収まろうとの野望を抱く。

このデラコートの企みとマックスの助かりたいとの気持ちを利用したスパイダーの側の野望などが交錯する。エリジウムでの激しい戦闘でデラコートは死亡(医療ポッド使う余地無かった)、マックスは自分の余命と引き換えにマチルダを助けただけでなく、地球住民に「エリジウム市民」の権利を与えたことで病人達が次々と渡航してくることになった。

「第9地区」を観た後でこの作品に接しただけに、既に、ブロムカンプ監督の特徴を把握していただけあって、驚きは少なかった。ただ、今回はマット・デイモンという国際的スターが主役だけに、彼がSF作品でどのように演じるのかに注目だった。
ストーリー的には腑に落ちない点(不老不死のエリジウムにあの医療ポッドがあったら人口調整は?食料は?等など)は多数あるが、アイデア的にはユニークなので、もう少しストーリーに磨きをかければとの思いを感じた。


映画『ビザンチウム』を観て

2013-09-23 18:31:14 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

13-76.ビザンチウム
■原題:Byzantium
■製作年、国:2013年、アイルランド・イギリス
■上映時間:118分
■料金:1,800円
■観賞日:9月23日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)



□監督:二ール・ジョーダン
◆シアーシャ・ローナン
◆ジェマ・アータートン
◆サム・ライリー
◆ジョニー・リー・ミラー
◆ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
【ストーリー&感想】
 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の鬼才ニール・ジョーダン監督が、約20年ぶりにヴァンパイア映画に挑んだヒューマンドラマ。大きな秘密を抱えた少女が、悩んだり傷ついたりしながらも新しい人生の第一歩を踏み出す勇気を、情緒豊かに映し出す。

放浪生活を送る16歳の少女エレノアと8歳年上のクララが、海辺のリゾート地を訪れる。若いウェイターのフランクと知り合ったエレノアは彼に自分に似た孤独を感じ、親近感を抱く。一方、クララは内気な青年ノエルを言葉巧みに丸め込んでいた。
クララは彼が唯一の肉親である母から相続した老朽化したゲストハウス「ビザンチウム」を改装して売春宿に仕立て、ポン引きの男を誘惑する。だが、クララとエレノアの真の姿は、人間の血を吸って生きる吸血鬼の母娘なのだ。
ある日エレノアは、自転車事故を起こしたフランクと再会。けがをした彼の様子をみて、エレノアはフランクが白血病である事を知る。
フランクと心を通わせるにつれ、“自分たちの秘密を知った人間は抹殺する”という掟に良心の呵責を感じたエレノアは、自分の生い立ちを文章に綴る事でフランクに告白する決意をする。フランクは彼女の告白に動揺しながらも、エレノアへの愛を貫こうとするが、それに気づいたクララはフランクの命を狙う。

一方、クララが吸血鬼になるきっかけを作った“同盟”と呼ばれる不老不死の吸血鬼集団が2人に迫っていた……。同盟は女性を認めていないので二人は常に追われていたのだった。

タイトルは「ビザンチウム」であってもトルコが舞台でもなく、これは安宿の名称。この作品の斬新なのは吸血シーン、確かにグロい場面もあるのだが、エレノアは長く伸びた爪を立ててコソッと血を吸う。この申し訳無さそうにはにかんだ様子がアップになるとゾクッとした観客もいただろう、あの表情を作ったシアーシャ・ローナンは上手い。それとは逆にクララは女の武器を最大限に生かして一気に相手の命を奪う、こちらの方が吸血鬼のイメージ?に近いだろう。
この二人が逃避行を続けているのは、実は19世紀初頭、クララはまだ少女だった頃に、悪い男に騙され娼婦に身を堕とすが、ある時、機転で謎の地図を奪い、孤島での儀式を経てヴァンパイアになった。これが今回の全ての伏線になっている。

エレノアが白血病を患っているフランクに恋をしたこと事態が掟破りなのだが、彼女は吸血同盟の掟を破ってまで、フランクに自分の正体を明かしてしまう。そして自身も受けた孤島での儀式を彼に永遠の命を与えるのだった。

このヴァンパイア映画、実に良く出来ていた。ヴィジュアル的にも儀式を受ける孤島でのシーンでは洞窟の横の滝が血の滝となって真っ赤に染まって流れ落ちるという光景。これは非常に印象的だった。色の巧みな使い方、ガブリと噛みつくだけではなく控え目に血を吸ったりする反面クララはエロくグロな吸血鬼だった。
クララを演じたジェマ・アータートンのエロさ、エレノアを演じたシャーシャ・ローナンの困ったような表情とかも良かったが、200年前の話の部分はもう少し膨らませた方が良かったかな?


映画『ウォーム・ボディーズ』を観て

2013-09-22 18:46:36 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

13-75.ウォーム・ボディーズ
■原題:Warm Bodies
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:97分
■料金:1,800円
■観賞日:9月21日、新宿武蔵野館(新宿)



□監督・脚本:ジョナサン・レヴィン
◆ニコラス・ホルト
◆テリース・パーマー
◆ジョン・マルコヴィッチ
◆ロブ・コードリー
◆デイヴ・フランコ
◆アナリー・ティプトン
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
アイザック・マリオンの小説「ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語」を実写化した、異色のゾンビ作。ゾンビと人類が対峙する近未来を舞台に、人間の女性に心惹かれてしまったゾンビ青年の恋の行方を追い掛けていく。
ゾンビと人類が戦いを繰り広げる近未来。ゾンビのRは、仲間と一緒に食糧である生きた人間を探しに街へと繰り出す。人間の一団と激闘する中、彼は自分にショットガンを向けた美少女ジュリーに心を奪われてしまう。ほかのゾンビに襲われる彼女を救い出し、自分たちの居住区へと連れ帰るR。彼の好意をかたくなにはねつけていたジュリーだったが、徐々にその純粋さと優しさに気付き出す。ついに思いを寄せ合うようになった二人は、ゾンビと人類の壁を打ち壊そうとするが……。

この映画のタイトルには「ゾンビ」と謳われていないが、日本版ポスターには「ゾンビ・ミーツ・ガール」とのキャッチコピーがあるからゾンビ映画と勘違いして敬遠したり、又は、それを期待して観た人もいるでしょう。
そもそも正当なゾンビ映画は「...オブ・ザ・デッド」となりますが、これはゾンビに成りきれない?ゾンビ青年が一人の女性に心を奪われるラヴ・ストーリーである。ジュリーの恋人がキッチンみたいな場所でゾンビ集団に襲われ、Rに喰われて落命。だが、ゾンビは人間を食べると相手の脳の記憶が移されるという設定はユニーク。と言う事は食べる度に記憶が上書きされるのかな?って。
そして危機一髪だったジュリーをRがゾンビ集団(自分もゾンビだが)から救い廃滑走路に停まる飛行機(ここが住処)の中に連れて行き、何故か徐々にRに対して心を開き始めるジュリーだが、やがて、Rがジュリーの恋人を食べたことが判る。

ジュリーはRに対して自分が住んでいる居住地区へ招待するが、ジュリーの父はゾンビ・ハンターとして知られているが演じているのがジョン・マルコヴィッチというのは笑えたが、よく彼が出演したね。最後はRの体に徐々に変化が現れ、ゾンビから人間へと戻って行った。だがここで重要なのはここに現れるゾンビは骸骨型のと人間タイプのゾンビに分かれRは後者であるという点。

従来のゾンビ映画は、人間がゾンビの群れに成す術なく襲われるという流れ。だが今回はこの殻を破って、ゾンビにも骸骨化した凶暴な者と人間の心が残っている?という点では画期的な作品。まあ、これをゾンビ映画の一本と見るか、それともあくまでもラヴ・ストーリーと見るかによって違うでしょうがね。


映画『マン・オブ・スティール3D』を観て

2013-09-21 22:11:10 | 映画・ドラマ、アクション

13-74.マン・オブ・スティール3D
■原題:Man Of Steel
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:143分
■料金:2,100円
■観賞日:9月21日、新宿ピカデリー(新宿)

□監督:ザック・スナイダー
◆ヘンリー・カヴィル
◆エイミー・アダムス
◆マイケル・シャノン
◆ケヴィン・コスナー
◆ダイアン・レイン
◆ウォーレンス・フィッシュバーン
◆ラッセル・クロウ
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダーが監督を務めたスーパーマン誕生までの物語を紡ぐアクション大作。過酷な運命を受け入れ、ヒーローとして生きることを決意する主人公の苦難の日々を驚異のアクションと共に描き出す。
マーサとジョナサンの夫婦に育てられたクラーク・ケント。クラークは地球から遠く離れた惑星・クリプトン星で生まれた。クリプトン星では機械によってあらかじめ目的を刷り込まれた状態で生み出されるこの惑星にて数百年ぶりに自然出産による男の子が産まれた。クリプトン星の住民は高い文明を持つ社会であったが、星は長年に渡る採掘行為のために、内部崩壊の危機にあった。星の滅亡を予測したジョー=エルが地球に送った彼の息子だった。軍事担当でジョーの友でもあったゾッド将軍がクーデターを起こしジョーにも協力を仰ぐが、結局クーデターは不成功に終わる。
そんなあるとき、地球上の南極でクラークが地球に訪れる遥か昔に地球に漂着したクリプトン星の探査船が発見される。自分の正体を知り、自分の力を地球の人々のために使うと決め、旅を終えて母マーサの元へと戻るクラークであったが直後に地球の衛星軌道に謎の宇宙船が飛来する。その正体はクリプトン星より追放されていたゾット将軍とその一味であった。帰る星を失ったゾットらはかつてクリプトン星の人間が入植のために調査していた惑星群を放浪しながら装備を整え、クリプトン人の再興を行うためにコデックスを所持しているクラークを追っていたのであった。
クラークはゾッド将軍との激しい戦闘を制し何とか撃退、自らはロイスが勤める「デイリー・プラネット新聞社」に記者として入社することになった。これがスーパーマン誕生前日譚の真相だった。

前日譚物語としては最近では「猿の惑星」シリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズが挙げられるが、「スーパーマン」誕生の前日譚である本作はクラーク・ケントが「カル=エル」としてクリプトン星で産声を上げる直前からを描いているので分かり易かったし、物語のテンポも良く充分楽しめた。
俳優陣も豪華でクラークの地球での両親がケヴィン・コスナーとダイアン・レインとは凄いし、クリプトン星での実父はラッセル・クロウだがこちらは冒頭だけにしか登場しない。ゾッド将軍役のマイケル・シャノンは最近出演作が多い俳優だ。


映画『許されざる者』を観て

2013-09-17 23:21:22 | 映画・邦画

13-73.許されざる者
■配給:ワーナー・ブラザース
■製作年、国:2013年、日本
■上映時間:135分
■料金:1,800円
■観賞日:9月16日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)



□監督・アダプテーション脚本:李相日
□アダプテーション脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
◆渡辺謙
◆柄本明
◆佐藤浩市
◆柳楽優弥
◆小池栄子
◆忽那汐里
◆三浦貴大
◆小澤征悦
◆國村準
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
米アカデミー賞4部門に輝いたクリント・イーストウッド主演・監督の傑作を、渡辺謙主演でリメイク。舞台を19世紀の北海道に移し、かつて江戸幕府の残党として京都中にその名を轟かせるも、二度と刀を持たないと誓った男が辿る数奇な運命を描き出す。
明治13年。開拓が進められている北海道に、かつて人斬り十兵衛との異名を持ち恐れられていた幕府軍残党・釜田十兵衛がいた。十兵衛は愛する女性と出会ってから刀をしまい、子どもをもうけた。
幸せも束の間、妻は早世し、男は幼い子どもを抱えて貧しく厳しい生活をしていた。そこへ、かつての仲間がやってくる。そして、無残にも切りつけられた女郎のこと、街を牛耳る暴力的な支配者がその事件に関して深追いさせないこと、女郎は支配者に逆らい仲間たちとともに賞金を作り敵を討ってほしいと懇願していることを話す。十兵衛は自分のためではなく他の者のために、あらゆる覚悟を背負い、再び刀を手にするという苦渋の決断をする……。

オリジナルの時代は西部開拓時だが、同じ頃の日本=明治維新後の蝦夷(えぞ)に変えての設定で始まる。イーストウッド版は残念ながら未見なので、比較出来ないのが残念だ。
イーストウッドが邦画としてリメイクされるのを許可したのは、主演に渡辺謙を当てたからではないだろうか?逆に言えば彼主演以外ではOKを出さなかっただろう、これは私の推測だけどね。
人斬りとして恐れられていた十兵衛も、今では北の痩せた台地で妻子とひっそりと暮らし、妻に二度と人斬りはしないと誓っている。だから、かつての仲間である金吾が賞金目的での人斬り話を持ちかけても渋っていた。だが、妻に先立たれ貧しい生活を子供にさせている負い目もどこかにあったのか、結局は応じてしまう。賞金目当てに多くの刺客が訪れるが、最後は、この二人に和人とアイヌの血を持つ沢田の三人で始末するが金吾は命を落としてしまう。

女郎の復讐を果たした沢田と十兵衛だが、十兵衛は重傷を負う。亡き妻との約束を破り、二度と人斬りをしないと誓っていたのに守れなかった自分は「許されざる者」であるという重い十字架を背負ってしまった後悔からか、溺愛していた息子は沢田と女郎なつめに託して行行方知れずとなり消えて行く。一体、どこへ消えて行ったのか誰にも分からないが、妻へ合せる顔が無いとの思いもあるから、墓参りにも行けないのでは?
タイトルの「許されざる者(Unforgiven)」は何も十兵衛だけではなく、登場人物それぞれが何か「許されざる」過去や罪を抱えて生きているとも思える。まあ、この辺は観た人によって解釈は異なるでしょうがね。

邦画として成立しながらも洋画のリメイクとして製作された本作は映像美、俳優の演技(特に渡辺謙と柄本明は凄い!)などどれを取ってもイーストウッド監督を納得させる出来だと思う。特に、オープンセットがまるで明治初期を思わせてくれた。


映画『ウルヴァリン:SAMURAI』を観て

2013-09-16 16:42:34 | 映画・ドラマ、アクション

13-72.ウルヴァリン:SAMURAI 3D
■原題:The Wolverine
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:126分
■料金:1,300円
■観賞日:9月14日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)



□監督:ジェームス・マンゴールド
◆ヒュー・ジャックマン
◆真田広之
◆TAO
◆福島リラ
◆ハル・ヤマノウチ
◆ウィル・ユン・リー
◆ブライアン・ティー
◆スヴェトラーナ・コドチェンコワ
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
「X-MEN」シリーズの人気キャラクター“ウルヴァリン”を主人公に描くヒュー・ジャックマン主演の大ヒットSFアクション第2弾。異国の地・日本でミステリアスな出会いを果たしたウルヴァリンを待ち受ける過酷な運命と宿敵との壮絶な死闘を描く。日本各地で本格的なロケが敢行されたことでも話題に。
カナダで人目を避けるように暮らすウルヴァリンことローガンは、以前命を救ったことのある日本人実業家・矢志田からの願いで、彼の部下ユキオと共に日本へと向かう。不敵なまなざしを向ける矢志田の息子シンゲンに迎えられ、病身の矢志田と再会したローガンは彼から謎めいた言葉を告げられる。ほどなくして亡くなった矢志田の葬儀が執り行われるが、そこをギャングたちが襲撃。ローガンは矢志田の孫娘・マリコを連れ、その混乱から逃げ出すが……。
矢志田がローガンを日本に招くのが急な感じ(冒頭からいきなり)で、矢志田が住む大邸宅が如何にもハリウッドが持つ日本のイメージと言った感じのセットだった。それでも真田広之の存在があったので映画全体としては締まったのだが、彼の殺陣は流石迫力も貫録もあるし振付で刀を振り回すだけの役者とは一枚も二枚も上手だった。
亡くなった筈の矢志田、実は、不老のローガンの肉体から生のエキス?を抽出して若返ろうという計画だった。長崎で原爆が投下される直前に日本兵と米軍捕虜として出会った二人、70年ぶりの再開の裏では矢志田の壮大な野望が隠されていた。息子を信頼していない矢志田は孫娘真理子に会社経営を禅譲、矢志田は切り落とされたローガンの爪でその真理子に頭部を刺され骨の爪を再生させたローガンが息の根を止めた。
だが、二年後の映像が流れてエンドロールへと突入したので、続編製作があるようです。


西武、新人コンビの活躍でサヨナラ勝利!

2013-09-15 22:50:42 | 野球観戦記2013~

                     2013プロ野球観戦記録NO.31
           ○埼玉西武 3x ー 2 千葉ロッテ×

チ  ー  ム  10 11
千葉ロッテ
埼玉西武 1x

【球場】
西武ドーム3
塁側B

【責任投手】
○増田3勝2敗
●レデズマ2勝1敗

【投手-捕手】

(ロ)古谷、カルロス・ロサ、益田、内、中郷、レデズマ、上野
- 里崎、江村
(西)岡本洋 、高橋、涌井、ウィリアムス、サファテ、増田 - 炭谷

【本塁打】
サブロー3号(ロ)


【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4片岡

7栗山
3浅村
8坂田
D中村
8秋山
2炭谷
6鬼崎
-----
1岡本洋

 【観戦評】
この大事な時期に借金生活に浸かったままで3位浮上も厳しく本拠地に4カードぶりに戻ってきたのに、昨日は打ち負けてしまいロッテ相手に先週から3連敗で対戦成績もタイになってしまいました。先発は9日のカードと同じ岡本洋と古谷。
試合前のスタメン発表(その時、ソバを食べていました)で「2番2塁・片岡」のアナウンスがあってビックリ。あれ?片岡って2軍で調整中で1軍昇格の噂無かったが、この発表にはビックリと驚きの歓声が入り混じっていた。

この先発同士で中5日は同じ条件なので本拠地での再戦は勝たねばならぬ。初回、先頭の岡田にセコくバント安打を許すも無得点に。2回にサブロー(大村)にソロ本塁打を浴び先取点を許す。直後の2回裏に先頭の浅村が2塁打で出塁も坂中秋の後続が走者を進めることも出来ずに浅村は2塁釘づけで取り返せず。それでも4回に1死満塁で中村の中犠飛で同点に追いつくも、秋山は凡退で勝ち越せず。最近の秋山、得点圏でことごとく打てないよな~。
で、昨夜の悪夢が蘇るように、得点直後の5回表に岡本洋が根元にしぶとくセンター前にタイムリーを浴びてしまい再び嫌な展開に。

岡本洋は6回途中で高橋にスイッチ、古谷は6回終了で降板となり、ここからは両チーム共に継投に入る。1-2のまま迎えた7回はロッテは内ではなくカルロス・ロサを投入。この投手、高い腕の位置から140キロ後半から150キロ近い直球が特徴だが、制球はアバウトなので見極めが大事。
1死無走者から打てない秋山が四球を選び、銀のバントで2死2塁。ここで打率1割台も風前の灯となっている(自身の来季契約も?)カーターを鬼への代打起用。カーターは期待に応えて、放った一打は一塁手のミットを弾きファウルゾーンに打球が転がっている間に秋山が2塁から本塁突入。スタンドで観ていたら「ヤバい、暴走?」だと誰もが感じただろうが、タイミングは微妙も本塁送球が1塁側にそれたのと、秋山が捕手里崎のタッチを掻い潜り(かいくぐり)セーフとなり2-2の同点。
これでスタンドは大盛り上がりで、セーフで助かった~と誰もが思ったに違いない。でも、帰宅してネット映像を見たら里崎はノータッチで秋山の走塁は見事だったことが証明されましたよ!打てなくても守備と走塁で貢献しました。

2-2のまま両チームとも追加点を奪えずに延長突入。西武は10回に無死1塁でヘルマンに替えてピンチバンターとして直人を起用し成功。1死2塁で期待された片岡は3ゴロ、クリCは敬遠気味の四球で浅村勝負を選択したロッテ。浅村は3ゴロに倒れサヨナラを逸する。
そして運命の11回。西武は片岡を遊撃に起用、これが裏目に出て先頭打者を彼の失策で出塁させ、バントを決められ1死3塁の大ピンチを背負ったルーキー増田。江村はスクイズの気配が無く、力無い1塁ゴロで2死3塁。続く岡田も2死では1回のようにセコくバントする訳にも行かず、パワーの無い岡田は増田の直球に「当然のように」差し込まれ2塁フライで無得点に。

大ピンチを切り抜けた11回裏、レデズマから1死無走者で中村の中前打と秋山の1塁ゴロを塀内がエラーして1,2塁と好機到来。銀はバントかと思ったが粘ってライト前に安打で満塁。投手は上野に交代し打者は2打席目のルーキー金子(立命館大卒)。しっかりとスイングしてタイミングを図りカウント1ボール2ストライクから、前進守備の1,2塁間を破りサヨナラ勝利。延長になって増田と金子のルーキーコンビが勝利に貢献してロッテ戦の連敗を3で止めました。
スタメンに片岡、中村、坂田が名を連ねたこの試合、相変わらず打線は低調だが、直人や金子を控えとして使えるメリットとヘルマンを3塁で起用することでのコンディショニングの問題もあるので微妙だな~。片岡の遊撃起用はあるのかな?

それでもまだまだ借金生活は変らず、SBもハムにサヨナラ勝利したようで4.5差はそのまま。明日は台風接近でドーム球場でも試合があるか微妙ですね、過去にも交通機関の乱れを理由に中止していますからね。仮に中止にすると予備日が当面無いので30日辺りに組み込むと10月1週目も含めると9連戦になるので、台風でも是非試合をして下さい。
       

                               【2013プロ野球観戦履歴】

NO. 日 付 球  場 本拠地チーム

対戦チーム

  スコア   先発投手 先発投手 勝利投手 メモ
1 3/08 東京ドーム 日本 台湾 ○ 4-3 × 能見 王建民 牧田

WBC第2ラウンド

2 3/10 東京ドーム 日本 オランダ ○16-4 ×  前田 コルデマンス 前田 WBC第2ラウンド
3 3/12 東京ドーム 日本 オランダ ○10-6 × 大隣 ベルクマン 大隣 WBC第2ラウンド
4 3/17 西武ドーム 埼玉西武 阪神 ○ 3-2 × 石井 藤浪 石井 オープン戦
5 3/23  西武ドーム 埼玉西武 横浜DeNA  × 3-4 ○  菊池 鄭凱文 鄭凱文 

オープン戦 

6 3/30 西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 4-2 ×  菊池 ウルフ 菊池 開幕カード
7 4/27 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 2-9 ○ 則本 則本  
8 4/28 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○ 15-1 × 菊池 ダックワース 菊池  
9 5/04  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 9-7 × 岸  ウルフ  サファテ   
10 5/05  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 2-0 ×  菊池  武田勝  菊池  菊池、完封勝利 
11 5/06  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 1-0 × 十亀  鍵谷  十亀  十亀、完封勝利 
12 5/14  明治神宮野球場 東京ヤクルト 埼玉西武  × 3-4 ○  村中  十亀  岩尾  岩尾プロ初勝利 
13 5/18  東京ドーム 読売 埼玉西武  ○2x-1 × 菅野  岸  西村  サヨナラ負け 
14 6/01  西武ドーム 埼玉西武 東京ヤクルト  ○ 3x-2 ×  岸  小川  サファテ  サヨナラ勝利 
15 6/02 西武ドーム 埼玉西武 讀賣 ○ 5-1 ×  十亀  内海  十亀  交流戦 
16 6/16

西武ドーム

埼玉西武 横浜DeNA   ○ 7-1 ×   岸  藤井  岸  交流戦 
17 6/22  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 3-4 ○  十亀 井川  井川   
18 7/07  西武ドーム

埼玉西武

千葉ロッテ  ○ 11-2 ×  岸  大嶺  岸  ロッテを3タテ 
19 7/12 Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  × 3-4 ○  戸村  菊池  岡本洋  延長12回を制す 

20

7/13  Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  ○ 3-1 × 則本  十亀  則本   
21 7/27 西武ドーム  埼玉西武  オリックス  × 2-7 ○  涌井  井川  森本   
22 7/28  西武ドーム  埼玉西武  オリックス  ○ 7-0 ×  岸  ディクソン  岸   
23 8/17 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○3x-2 ×  牧田  辛島  サファテ  大崎サヨナラ安打 
24 8/18 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 12x-11 ×  ダックワース  増田  連日のサヨナラ勝利 
25 8/24  西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク  × 3-7 ○   牧田  攝津  攝津   
26 8/25 西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク 

× 2-5 ○ 

野上  バリオス  バリオス   
27 8/31  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  ○ 2-1 ×  野上  ディクソン  ウィリアムス   
28 9/01 西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 1-7 ○  西口  八木  海田  西口初回KO 
29 9/07  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 1-0 ×  松永  野上  服部   
30 9/09  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 4-3 ×  古谷  岡本洋  古谷  9/8雨天中止振替 
31 9/15  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 3x-2 ×  岡本洋  古谷  増田

サヨナラ勝利 

※注意=「スコア」は本拠地チームから見た結果。赤色は西武の勝利。「先発投手」はホーム - ビジターの順番


映画『貞子3D2』を観て

2013-09-14 21:01:32 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

13-71.貞子3D 2
■配給:角川書店
■製作年、国:2013年、日本
■上映時間:96分
■料金:2,200円
■観賞日:9月14日、角川シネマ新宿(新宿三丁目)



□監督:英勉
◆瀧本美織
◆瀬戸康史
◆石原さとみ
◆大沢逸美
◆平沢宏々路
◆田山涼成
◆山本裕典
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
大ヒットを記録したJホラー『貞子3D』の第2弾。原作者の鈴木光司書き下ろしで、新たな貞子の子にまつわる呪いの連鎖の恐怖を3Dで映し出す。
娘の凪を生んだ後、鮎川茜は死亡し、安藤孝則は妹の楓子に娘を託して身を潜める。世間では謎の死亡事件が頻発し、捜査が進むうちにそれが5年前の「呪いの動画」事件に関係することが明らかに。やがて楓子はそれらの死が凪の周辺で起きていることに気付き、過去の事件を調べ始めるのだが……。

貞子がシリーズ化されての2作目で、前作は後半で貞子がクモ女と化してホラーなのかコメディーなのか分からなくなった様な展開で、2作目の本作は橋本愛から瀧本美織へヒロインが交代した。
本作は前作の続編で前作から5年後という設定。凪の母親の茜は出産時に亡くなったと聞かされています。楓子は楓子なりに凪を愛そうとしますが、凪はなつかず困惑の日々は続く。凪が描いている絵も不気味です。ところで、孝則は病院の警備員として働いています。凪については楓子にまかせっきり。楓子は大学で臨床心理学を専攻していました。悩んだ楓子は、研究室の教授に相談しますが教授は軽く考えていました。

孝則は、自分が勤める病院の一室に楓子を連れて行きます。茜が、植物状態で眠っていました。髪が2メール以上伸びています。凪に会わせたいという楓子に孝則は答えます。「凪を母親に会わせれば、"貞子"が覚醒する」。 こういう状況の中、凪が保育園から失踪したのです。楓子は凪を懸命に探します。
前作で貞子を体内に取り込み死んだと思われていた茜は実は生存していて、人が近づけないような地下で半端なく長い髪の茜が横たわっていた。だが茜は駆け付けた垣内刑事に撃たれて即死。その後いきなり井戸が出現。傍らには楓子の姪、凪がおり、井戸から大量の赤い液体と共に貞子が現れ凪を引きずり込もうとするが、茜が貞子から取り戻しそこでハッピーエンド的な終わり方に。

その後、女の子達がスマートフォンをいじっている画が大量投下され、その中には髪の長い女性も・・・・。凪も。再生した"貞子"として。

「貞子」がシリーズ化の道を辿りそうだが、早くもマンネリ気味でストーリー的にみても「怖さ度」の低いホラー映画になっているので、これを挽回するのは難しそうだ。ヒロインが橋本愛から瀧本美織へ交代したのはある意味で良かったが、1作目よりは辛うじて良かった程度だ。


映画『サイド・エフェクト』を観て

2013-09-10 23:14:32 | 映画・ドラマ、アクション

13-70.サイド・エフェクト
■原題:Side Effects
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:106分
■料金:1,800円
■観賞日:9月9日、TOHOシネマズみゆき座(日比谷)



□監督・撮影・編集:スティーヴン・ソダーバーグ
◆ジュード・ロウ
◆ルーニー・メーラ
◆キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
◆チャニング・テイタム
◆ヴィネッサ・ショウ
◆アン・ダウド
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
 『トラフィック』などのスティーヴン・ソダーバーグ監督が放つサスペンス。新薬の副作用によって夢遊病となり、夫を殺害してしまった女性と、その悲劇の裏側に隠された真実を、彼女の治療にあたった精神科医が暴こうと奔走するさまを活写。
金融マンであった夫マーティンが違法株取引で逮捕されたのを機に、以前にったうつ病を再発させてしまったエミリーは、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。診察にあたる精神科医バンクスは、かつて彼女を診ていたシーバート博士に相談。エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起き……。

エミリーがマーティンを包丁で惨殺したあたりから、犯人探しの捜査が始まるのだが、医師として新薬を投与し、それが回復に向うことは望ましいことだが、実はそこに副作用(サイド・エフェクト)があり、それが元でエミリーが夫への殺人を犯した。夫役のチャニング・テイタムはマッチョ系の役より頼りなげな男の方が似合っているかも。
エミリーは
鬱病になって新薬をもらって、その副作用(サイド・エフェクト)で夫を殺害したと見せかけることで「アブリクス」株の急落を受けての他社株の高騰によって金を手に入れる!」という計画を企てる。
これで一番損してしまったのは精神科医バンクスで、世間からの批判に晒されて挙句の果てにはオフィスからは追放される。しかも彼の古傷でもある“昔の疑惑”をこのタイミングで蒸し返され、妻子には逃げられると踏んだりけったっり。

それでもエミリーの担当医という立場をフル活用して、薬物の副作用によって殺人を犯したということになっているはずの彼女に待っているのは、さらなる薬漬けの命令だ。無罪放免かと思われたエミリーは精神病院行き&クスリ漬けになりぼんやりと窓の外を無表情で眺めるのだった。バンクスは妻子とも寄りを戻すことに成功し元の生活に戻って行った。

二転三転するストーリーだが、ソダーバーグ監督が薬物大国アメリカの暗部に彼独自の視点で切り込んだ作品と言えるだろう。ジュード・ロウは難しい役所だったが、その演技力は流石だった。


西武、痛恨の連敗でCS遠のく...

2013-09-09 23:14:47 | 野球観戦記2013~

          2013プロ野球観戦記録NO.30
           ×埼玉西武 3 ー 4 千葉ロッテ○

チ  ー  ム 
埼玉西武
千葉ロッテ

【球場】
QVCマリンフィールド3
塁側マリンシート

【責任投手】
○古谷7勝1敗
S益田2勝5敗31S
●岡本洋3
勝4敗

【投手-捕手】

(西)岡本洋、高橋、涌井- 炭谷、星孝
(ロ)古谷、カルロス・ロサ、服部、益田-里崎

【本塁打】
鬼崎1号(西)

【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4渡辺直

7栗山
3浅村
D中村
8秋山
9熊代
2炭谷
6鬼崎
-----
1野上

【観戦評】
今日の試合は昨日の豪雨によるノーゲーム(2回裏2死)の振替で急遽予備日に組み込まれた試合で、昨夜の中止時点では4-0と西武が左腕古谷を集中打を浴びせて攻略したものの、激しくなった雨の影響で30分待った挙句にノーゲームとはついていない。もっとも昨夜の試合で古谷は既に50球近く放っているので西武としては序盤に再び攻略したい。

昨日と同じ先発投手でのやり直しの一戦は岡本洋が立ち上がりの初回にいきなり2点を失う展開で0-2とビハインドを背負ってスタートは苦しい。古谷は球場では始めて観たが、直球の速度は平均で134~138キロの間で腕の振りは良いのだが意外と球速は出ていない。変化球はカーブとチェンジアップが主体でスライダーも放るが、追い込むとチェンジアップを低目に集めるパターンのようだ。今季は2軍スタートだったが、その2軍で無安打無得点を演じて1軍昇格の初試合でもあわや無安打無得点試合を演じるなど、シーズン当初はノーマークだった北海道出身の左腕。昨夜のノーゲームでは荻野貴の拙守もあったが集中打を浴びせて4点を奪った。

昨夜とは打って変わって凡打の山を築く西武打線、8人連続でアウトになって3回に9人目の打者である鬼崎の放った一打は高~く右翼席へ向かって舞い上がり、風の影響は殆ど無かった(確か3mだった)のにアレ?アレ?って感じでそのまま最前列に着弾する移籍第1号となるソロ本塁打で2-1と1点差に。
打線は5回にも先頭秋山の安打をきっかけにチャンスが到来し、ここでも鬼崎が中犠飛で同点に追いつく2打点目を挙げた。因みに今日のオニは2打数2安打2打点だった。
一方の岡本洋は初回こそ乱れたものの、2回からはテンポよくロッテ打線を打ち取って2~6回まで全て三凡に切って取り、四球選びが大好きなロッテ打者が対応出来なかった。だが、西武打線もロッテ投手陣から点を奪えず2-2のまま7回裏に昨夜の登板からの疲れか連打を浴びて2-4に。

結局、8回のチャンスを生かせず、最終回も抑えの益田から1点を返すも最後は代打大崎が「予想通り」打てずに3-4でジ・エンド。大崎はこれでは2軍落ちだな!!!敵地でのオニのヒーインも幻に終わりました。

埼玉千葉ライバル・シリーズは西武の4-2で終わったが、その2敗を観戦してしまって付いていない。3戦目は4-0とリードしていたのにノーゲームになるなどツキにも見離されてしまい、自宅から往復約4時間かけて3日連続でQVCまで通ったものの交通費を使っただけで徒労に終わりました。こんな試合ばかりじゃCSも困難か~。。。


映画『オン・ザ・ロード』を観て

2013-09-08 16:34:57 | 映画・ドラマ、アクション

13-69.オン・ザ・ロード
■原題:On The Road
■製作年、国:2012年、アメリカ・ブラジル・イギリス・フランス
■上映時間:139分
■料金:1,800円
■観賞日:9月7日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)



□監督:ウォルター・サレス
◆サム・ライリー
◆ギャレット・ヘドランド
◆ヴィゴ・モーテンセン
◆クリステン・スチュワート
◆キルステン・ダンスト
◆エイミー・アダムス
◆トム・スターリッジ
◆アリシー・ブラガ
◆エリザベス・モス
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
人生のすべては路上にある。父の死を引きずり、鬱屈した日々を過ごしていた若き作家サル・パラダイスの人生は、1人の男の出現によって一変した。自分や作家仲間たちのような“退屈な知識人”とは真逆の存在で、社会の常識やルールに全く囚われない奔放な男、ディーン・モリアーティ。
セックスやドラッグを貪る刹那的なまでに型破りなその生き方と、彼の美しい幼妻メリールウに心奪われたサルは、彼らと共にニューヨークを飛び出し、広大な大地を放浪する。さまざまな人々との出会いと別れを経験しながら、自由を謳歌するこの上なく刺激的な“路上の日々”。だが、そんな日々は長くは続かなかった……。

この原作を知っている訳ではないがかなり多くの人に影響を与えた一作であるようだ。長年、映画化を試みながらも何度も挫折した挙句にフランシス・フォード・コッポラ氏が映画化権を大分前に取得し、今世紀になってやっと完成したようだ。コッポラ氏は監督をウォルター・サレス氏に譲っているが、これは「モーターサイクル・ダイヤリーズ」での彼の仕事振りを観ていたからだろうか?あの作品の持つロード・ムーヴィーとしての要素を本作に活かしたかったのが本音だろう。
ストーリーはあるようで無いのだが、要はサルが作家を目指しながら中々芽が出ない中で、最後にこの旅を通じて出会ったことを全てタイプで書き記す。ギャレット・ヘドランド演じるモリアーティの破天荒な人生が一番の見どころで、彼を演じるヘドランドは「トロン:レガシー」でブレークした俳優だ。その彼を取り囲むようにクリステン・スチュワートやキルステン・ダンストにエイミー・アダムスまで女優陣は華のある売れっ子ばかりだし、ヴィゴ・モーテンセンも良い味出しているのだが、どうもストーリーと俳優陣の個性が噛み合ってないように感じたのは残念だ。
原作ではどのように描かれたのか未読なので判らないが、映画化に数十年も要したのはやはりストーリー性と映像の組み合わせが困難だったからでは無いのかな?


時計