今日は、国立西洋美術館企画展の「モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新(2013.12.7-2014.3.9)」(Monet,An Eye For Landscapes:Innovation In 19th Century French Landscape Paintings)を観賞に行った。
モネは印象派代表するフランスの画家。時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した画家であった。モネは印象派グループの画家のなかではもっとも長生きし、20世紀に入っても『睡蓮』の連作をはじめ多数の作品を残している。モネは終生印象主義の技法を追求し続けた、もっとも典型的な印象派の画家であった。
今回の展示会は以下のコーナーに分かれています
第1章:現代風景のフレーミング
第2章:光のマティエール
第3章:反映と反復
第4章:空間の深みへ
第5章:石と水の幻影
今回の展示会は国内有数のモネ・コレクションを誇る国立西洋美術館とポーラ美術館の共同企画であり、絵画空間の構成という観点から、他の作家の作品との比較を通して、風景に注がれたモネの「眼」の軌跡をたどっている。モネの作品だけを展示するのではなく、同時代に影響を与えあってきた画家たちシスレー、ブータン、ゴーガン(ゴーギャン)、セザンヌ、ピサロ、コロー、クールベ、ピカソ、シニャック、ゴッホ、ガレらの作品も同時に展示することで、モネの作品の特徴を浮き彫りにしていっています。
モネと言えば「睡蓮」の連作が直ぐに思い出されますが、今回の展示会は「睡蓮」だけが目的の展示会では無いのですが、第4章で3作品が展示されていました。個人的には第5章で展示されていたロンドン旅行の際に描いた1902年作の「ウォータールー橋、ロンドン」が一番印象に残りました。僅かに赤味を帯びた色彩で描かれ、橋の上の通行人や馬車がロンドン特有の霧を背景に浮かびあがらせ幻想的な風景を見事に描いています。この一枚に目が釘付けになりました。
最近は中々美術館の展示会に行く機会が無く、野球がオフの時期に良い展示会があればもっともっと足を運びたいです。
TBありがとうございました!!
こんにちは。今年も宜しくお願いします。