kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

鳴戸親方、暴行騒動渦中に急死

2011-11-08 22:54:59 | スポーツ・格闘技

大相撲の鳴戸親方(元横綱隆の里、本名・高谷俊英、青森県出身)が7日、急死した。59歳だった。日本相撲協会は病名を急性呼吸不全と発表した。弟子への指導で暴行騒動が報じられている中での悲報で、協会に激震が走った。

部屋付きの西岩親方(元幕内隆の鶴)によると、鳴戸親方は6日、通常通りに朝稽古を指導した後、夕方に持病のぜんそくを悪化させ発熱した。宿舎近くの病院に入院したが、夜に意識を失ったという。集中治療室での治療も実らず、7日の午前9時51分に死去した。最期はおかみさんの典子さんが付き添った。
鳴戸親方は10月下旬から、週刊新潮(新潮社刊)に「弟子への指導で角材で暴行をはたらいた」「インスリン注射を隆の山に打った」などと報じられ、相撲協会の調査を受けていた。ここ数日は体調を崩しており、西岩親方は「(6日の)昼は食事も食べていなかった」と振り返った。相撲協会は「事件性はない」と自殺を否定した。


二子山部屋に同期入門した間垣親方(元横綱2代目若乃花)は「出世も部屋を持ったのも私の方が早かったが、必ず追い付いて来ると思っていた」と振り返り、「誰よりも努力していたし、糖尿病の研究など土俵以外の稽古も好きだった。お互いのことは常に心配していたんだ」と急逝を惜しんだ。
鳴門親方の現役時代を私は良く知っているが、一人横綱だった千代の富士(現九重親方)に追い着き横綱に昇進すると4場所連続で相星決戦を演じ3-1と日の出の勢いだった千代の富士に対戦成績で勝ち越すなど、その怪力ぶりは凄かった。が、その反面、腰高で手を土俵に着けない立ち合いは一部で批判されていた。

なお、鳴門部屋はこの日、部屋付きの西岩親方が亡くなった鳴門親方の夫人の意志もあり年寄「鳴門」を襲名し部屋を継承することになり、日本相撲協会の緊急理事会で承認された。これに伴い、若の里の借株だった「西岩」は空き株となった(と言うか本来の所有者である若の里に戻り引退後襲名することになるでしょう)。

それにしても暴行騒動の渦中に、当事者である鳴門親方が急死するとは驚いたが、果たして死因は本当に発表の通りなのだろうか?仮に、死因に不審な点があれば司法解剖が行われるだろうが、亡くなる前日まで部屋で指導をしていたそうだが、やはり一連の暴行騒動や弟子へのインスリン注射報道がストレスとなっていたのだろうか?
相撲協会は鳴門親方の急死で暴行事件の調査打ち切りを決めたそうだが、果たしてそういう姿勢で良いのだろうか疑問を禁じ得ない。


大関・魁皇、最多勝を花道に引退!

2011-07-19 22:45:00 | スポーツ・格闘技

大関・魁皇(友綱部屋、福岡県出身)が名古屋場所10日目の今日の取り組みで対戦した、大関・琴欧洲(佐渡ヶ嶽部屋、ブルガリア出身)に押し出されて7敗目を喫した。この結果を受けて、魁皇は引退することになった。明日にも引退届を提出し年寄・浅香山を襲名し部屋付き親方として弟弟子らを指導し、現友綱親方の定年退職後に部屋を継承する路線が既に敷かれている。

日本相撲協会の名古屋場所担当部長を務める師匠の友綱親方は「自分が携わった場所で、ここまで何とか来てくれた。いつでも覚悟はできている。本人が言えば、ご苦労さんと言ってやりたい」と穏やかな口調で弟子をねぎらう言葉を並べた。
友綱親方は、以前、魁皇が不成績で苦しんでいる時に「引退勧告」をした過去があるが、その時は魁皇自身が現役続行に意欲を示したことで同親方も折れ、それ以降、引退問題は魁皇自身の決断に委ねられていた。

通算成績は140場所で1047勝699敗158休。幕内で879勝580敗141休。魁皇が持つ主な記録に幕内勝利数1位(879勝)、幕内在位1位(107場所)。大関在位65場所は昨年初場所で引退した千代大海と並び史上1位タイ。左四つに組んでの豪快な上手投げや小手投げを得意とし、力強い寄りを武器に横綱を除く力士としては最高回数となる優勝5回を誇る。
但し、魁皇には元大関・千代大海と並んで晩年はカド番を繰り返し、8-7(ハチナナ)や9-6(クンロク)を連発するなどで序盤から優勝戦線を脱落する相撲が続き、八百長問題でも度々「無気力相撲」では無いかとの指摘を千代大海共々受けており、栄光の最多勝の陰には触れられたくない闇の部分も持ち合わせている。

いずれにせよ、今場所、元横綱・千代の富士の最多勝記録を更新したことが引退を決意させる要因になったのは間違いない。彼の引退で日本人大関は皆無となり、大関昇進を目指している関脇・琴奨菊が12勝以上を上げれば大関昇進が噂されるが、果たしてどうだろうか?

横綱・白鵬(宮城野部屋)のコメント
「同じ(立浪)一門でずっと入門のときから引っ張ってきてくれた。憧れの力士の一人でもあった。本当にお疲れさまです。そしてこれからもよろしくお願いします。同じ土俵で名大関と対戦したことを誇りに思う

貴乃花親方のコメント
「お疲れさまというより、ご苦労さまの気持ちです。いつまでも「同期の星」でいてほしかったですが、本人の気持ちもあるので仕方のないところもある。でも残念ですね。これからは同じ「親方」として、相撲協会のために頑張っていきましょう」


箱根駅伝、東洋大の猛追も及ばず早大が18年ぶりの優勝!

2011-01-03 17:57:16 | スポーツ・格闘技

東洋大3連覇にあと一歩届かず


「第87回箱根駅伝」は、往路優勝の東洋大を折り返しの6区で転倒するハプニングに見舞われたが直ぐに体制を立て直し逆転した早大が10時間59分51秒の大会記録でゴールし、18年ぶり13度目の総合優勝を果たした。
2位に終わった東洋大は首位を走る早大を猛追したが僅か21秒差で惜しくも3連覇は逃した。
10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝を制した早大はこれで年間3冠を達成。大会3連覇を目指した東洋大は、わずか21秒及ばず2位に終わったが早大と共に大会記録を塗り替えた。
早大は区間賞が1区の1つだけ、2位の東洋大は5区山登りのスペシャリストを筆頭に8,9,10区と復路の後半3区連続で区間賞を奪うなど4区間を制したが、山下りで早大に抜かれたのが結果的に痛かった。それだけに早大の個々の選手の能力が平均的に高かったことの証明でもあり、駅伝は出場選手全ての力を結集しないと、エースや留学生の力だけでは勝てないことを今年も証明した。

5校の熾烈な争いとなったシード権の10位争いは、ゴールの大手町寸前でTV中継車に吊られるコース間違いのハプニングもあった国学院大が城西大を2秒差で振り切り、10位に滑り込んだ。
シード落ちとなった出場校の中では学連選抜よりも低い最下位となった日大は1,2区以外は下位に沈みっ放しだった。12位の山梨学院大、13位の帝京大は最後までシード権争いを演じていたが土壇場で沈み、来年は予選会で出場権を得る戦いが待っている。

 

それにしてもNTVは「ワセダ!ワセダ!」って肩入れし過ぎ。NTVスポーツ部の幹部が早大OBなのかな?

早大・渡辺康幸駅伝監督
「素直にうれしいけれど、東洋さんは素晴らしいチームだった。8区以降に追撃を受けて、箱根は簡単に勝たせてくれないと思いました。志方、佐々木の飛車角抜きでも戦えた層の厚さが勝因。この胴上げのために1年やってきた。選手には感謝しています。来年も2年連続で3冠できるようなチームを作りたいです」

【最終順位】
1 早稲田大
2 東洋大
3 駒 大
4 東海大
5 明 大
6 中 大
7 拓殖大
8 日体大
9 青山学院大
10 国学院大
-シード権獲得-
11 城西大
12 山梨学院大
13 帝京大
14 東農大
15 神奈川
16 中央学院大
17 専 大
18 学連選抜
19 上武大
20 日 大


亀田興毅、日本人初の3階級制覇達成!

2010-12-26 23:31:38 | スポーツ・格闘技

強敵ムニョスに判定勝利


○亀田興毅 (判定) アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)●


WBAバンタム級王座決定戦は、さいたまスーパーアリーナで行われ、同級2位の亀田興毅が、「日本人キラー」で同級5位のアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)を3-0の判定で下し、日本人初の3階級制覇を達成した。
 
チャンピオン経験者同士の王者決定戦は、序盤から打ち合いになった。強打を誇るムニョスは、過去7度の日本人との対戦に全て勝利し、今回もムニョス有利と見られていたが、ムニョスも一時実戦から遠ざかっていたことから、スタミナ勝負になると亀田にも勝機ありとの予想も。
ムニョスは亀田の覗き見スタイルのガードの上からもガンガンパンチを集めKO狙いのボクシング。対する亀田はガードを徹底的に固めてムニョスのパンチをもらわず、足で攪乱してボディやカウンター狙いの戦法。

亀田はムニョスがパンチを繰り出す時にガードが甘くなる所を再三カウンターをヒットさせるも決定打とはならなかった。それでもパンチの的確性ではムニョスの強打を上回っていたのは事実で、後は3人のジャッジがムニョスの強打と手数を取るのか、それとも亀田の防御とパンチの的確性を取るかで勝敗は分かれそうな雰囲気に。
ムニョスは6Rにクリンチ際に亀田の後頭部に(ラビット)パンチを打ち、主審に1点減点を食らう。両者打ち合いが続く中、迎えた最終ラウンド。

亀田はコーナーから奇声を発し気合いを入れ、ムニョスを迎え撃つ。途中、大声で気合いを入れムニョスが怯んだすきに左ボディがヒットしムニョスをダウンさせた。立ち上がったムニョスにパンチの雨を降らせるが、ムニョスも必死に防戦し勝負は判定に。
最終ラウンドにダウンを奪った亀田が3-0(115-111、116-109、117-109)の判定で元王者のムニョスを破り、日本人初の3階級制覇を成し遂げた。

亀田興毅の戦績は25戦24勝1敗(15KO)。

次男でフライ級王者の亀田大毅は同級14位の挑戦者シルビオ・オルティアーヌ(ルーマニア)を2―1の判定で下し、2度目の防衛に成功した。亀田大の戦績は21戦19勝(11KO)2敗。


ボクシングW世界戦で長谷川と粟生が2階級制覇達成!

2010-11-26 00:00:00 | スポーツ・格闘技

▽WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

○同級2位・粟生隆寛(判定 3―0)王者・ビタリ・タイベルト(ドイツ)●

挑戦者で同級2位の粟生隆寛(帝拳)がチャンピオンのビタリ・タイベルト(ドイツ)を3―0の判定で破り、WBCフェザー級に続く2階級制覇を達成した。
粟生は3回にタイベルトからプロ転向後初のダウンを奪い有利に試合を進めた。ダウンを奪った直後もKOのチャンスはあったが、敢えてラッシュせず逆に4回には王者の反撃にあった。それでも終始手数を出し、有効なパンチを繰り出していた粟生が3-0の判定で勝利し2階級制覇を達成した。タイベルトはダウン後は動きに精彩を欠き、パンチも上体だけで打つので粟生にダメージを与えることは出来ず、ドイツ初の中量級王者は2度目の防衛に失敗した。

粟生隆寛
「(ダウンを奪った3回のカウンターは)手応えはあった。9、10回くらいから大丈夫かなと思った。強いチャンピオンになりたい」

ビタリ・タイベルト
「粟生はすごく強かった。2回に右手を痛めて本来のパンチが打てなかった。粟生は前に出る圧力があり、勝ちたいという気持ちも強かった」

 

▽WBC世界フェザー級王座決定戦12回戦

○同級2位・長谷川穂積(判定 3―0)同級1位・ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)●

前WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(真正)が、日本人初の“飛び級”で、2階級制覇の偉業を成し遂げた。長身でリーチでも長谷川を上回る体格で不敗の同級1位ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)と真っ向から打ち合いを挑み、左強打を再三打ち込み、
3-0の判定で打撃戦を制した。
7回にはブルゴスのパンチを浴びて一瞬ぐらつくものの持ちこたえた。更に、8回には偶然のバッティングで右まぶたから出血した。しかし、序盤からブルゴスをスピードで圧倒しボディに効果的にパンチを繰り出したことでスタミナを失わせていく。終盤、ブルゴスも顔が腫れ視界が悪くなる。結局、サウスポー初対戦で力を発揮出来なかったブルゴスを3-0の判定で破り、飛び級で2階級制覇を果たした。

長谷川穂積
「とても褒められた内容ではないが、きょうは勝てばよかった。不利と言われていたからプレッシャーはあった。フェザー級はなかなか倒れない。分かったことを次に生かしたい」

ファン・カルロス・ブルゴス
「素晴らしい偉大なボクサーと闘えて誇りに思う。わたしはまだ若く未来があるので、もっとハードな練習をして、前に進みたい」

 


平幕の稀勢の里、白鵬の連勝を「63」でストップする歴史的大金星!

2010-11-15 00:00:00 | スポーツ・格闘技

横綱・白鵬(宮城野部屋)が結びの一番で平幕の稀勢の里(鳴戸部屋)に寄り切りで敗れた。今年1月の初場所14日目から続いた連勝は「63」で止まり、元横綱・双葉山が持つ最長連勝記録「69」にはあと6勝、届かなかった。

稀勢の里は終始距離を取って白鵬にまわしを取らせず、稀勢の里の圧力に屈し苦し紛れに引いたところで相手を呼び込んでしまい、最後は土俵際に追い詰められ、右上手を掴むと左からおっつけながら前に出て寄り切った。

白鵬は前日、谷風が安永7(1778)年から天明2(1782)年に引き分けと預かりを挟んで記録した63連勝に並び、双葉山が昭和11年から14年にかけてマークした歴代最多記録の69連勝を目指していた。
朝青龍の引退(強制引退?)を機に始まった連勝記録だったが、本来は、大関がストップしなければならないのに、それを阻止したのは元関脇の稀勢の里だった。
稀勢の里は元々三役に定着していた時期もあり、日本人関取のホープとして次期大関候補と目されていたが、今場所は平幕に落ちていた。これで稀勢の里の名前は連勝を阻止したことで歴史に名を残したが、これからはこれをきっかけに大関を目指してもらいたい。

最後に、この大記録を阻止したのが日本人力士だったのでホッとしました。でも、折角、大記録が達成されるかで注目された場所なのに、どうやら館内はガラガラのようでしたね。相撲の人気回復への道は険しそうです。

 


琴光喜、大嶽親方は解雇!理事長代行に村山氏

2010-07-05 23:52:17 | スポーツ・格闘技

            貴乃花親方、退職願提出も却下される

日本相撲協会は、臨時理事会を開き、野球賭博に関与した大関琴光喜(佐渡ケ嶽部屋所属)と大嶽親方(元関脇貴闘力)の解雇処分を決めた。
角界からは永久追放となる。現役大関の解雇は史上初めて。琴光喜に退職金を支給(満額で5500万円)するが、大嶽親方には支給しない。臨時理事会では、名古屋場所を謹慎する武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に代わる理事長代行に、元東京高検検事長の村山弘義外部理事の就任を正式に決めた。
就任に際しては、「まわし組み」と呼ばれる力士出身の理事の一部からは、放駒親方を理事長代行に推す動きもあったが、最終的に村山氏の理事長代行就任が決まった。

現役時代に野球賭博に関与した時津風親方(元幕内時津海)は、肩書を主任から最下位の平年寄に降格させ、5年間据え置きとした。複数の弟子が野球賭博に関与した阿武松親方(元関脇益荒雄)は委員から平年寄に2階級降格させ、10年間据え置く処分も決めた。
緊急理事会で、貴乃花親方が退職届を提出していたことが分かった。貴乃花親方は、2月の理事選で自分に1票を投じてくれた大関琴光喜を守るため、捨て身の抵抗を見せたが、受け入れられず琴光喜は解雇。貴乃花親方の不退転の決意は報われず、受理されずに理事会は閉幕した。

この貴乃花親方の行動の背景には、自らの理事就任にあたって一票を投じてくれた琴光喜を守りたい気持からだろうが、退職届提出は余りにも唐突過ぎた。世間的には琴光喜解雇はやむを得ないという空気が支配的な中で、十両最下位からの再出発を提案したが、この行動はやはり受け入れ難い。貴乃花親方には、もっと協会の行動をオープンに、改革路線を進めることを期待されていると思う。


特別調査委員会の勧告案を全面的に受け入れで名古屋場所開催へ!

2010-06-29 00:00:00 | スポーツ・格闘技

日本相撲協会は臨時理事会を開き、野球賭博に関与した大関琴光喜(佐渡ケ嶽部屋)と大嶽親方(元関脇貴闘力)に対しては「解雇以上」(解雇か除名)で懲戒処分の手続きに入った。同じく関与した時津風親方(元幕内時津海)は「降格以上」の懲戒処分。
名古屋場所(7月11日初日・愛知県体育館)の開催条件だった特別調査委員会の勧告案を全面的に受け入れたことで、開催が決定した。
特別調査委は、琴光喜の野球賭博の賭け金が、1回につき1万円から5万円であったと発表した。1回につき20万円から50万円を賭けていた大嶽親方と比べて少額だが、武蔵川理事長は「理事会の席で『やっていない』とうそをついていた。厳しい処分にあたると思う」と厳罰の姿勢を崩さなかった。
 野球賭博に関与した協会員の中でも、賭け金や常習性など「突出した存在」だった大嶽親方も「解雇以上」の処分が決定した。同親方は理事会開催に先立ち、相撲協会に退職届を提出。協会は受理せず、懲戒処分の手続きに入った。

相撲協会は何としても名古屋場所開催にひたすら拘った。確かに、関わっていない力士たちに取っては迷惑な話だが、実際に開催しても休場者の数からして、横綱対前頭下位との対戦などが組まれることになる。
NHKも放送するか否か検討中らしいが、相撲協会に目を覚まさせる意味から、中継しない姿勢で臨むべきだ。相撲中継を楽しみにしている高齢者も多いだろうが、「生中継は無し、ダイジェスト放送のみ」という選択肢もあるかな?
強硬開催しても会場がガラガラになるのは明らかで、開催してもしなくても相撲協会が被るダメージは大きい。その責任は相撲協会というより角界全体が負うべきものだ。

ここ数年、週刊誌報道が先行する形で、相撲関連の不祥事が後を絶たない。その都度、マスコミは相撲協会の煮え切らない処分内容を糾弾してきたが、結局、このままでは相撲協会の存続に世間が「待った!」をかける事態になってきた。


一転、賭博関与を認めた琴光喜 大関の品格は一体どこに?

2010-06-14 00:00:00 | スポーツ・格闘技

               大関、琴光喜が野球賭博関与を認めた

日本相撲協会は、週刊誌で野球賭博をしていると報じられていた大相撲の大関琴光喜(佐渡ケ嶽部屋)を含む29人が野球賭博に関与していたと発表した。
ほかに、賭けマージャンなどにかかわったことがあると届け出た力士らが36人いた。協会員全員を対象とした賭博に関する実態調査で分かったが、琴光喜以外のしこ名などは公表しなかった。
 琴光喜は週刊誌上で、野球賭博の常連客になっており暴力団関係者と金銭トラブルを抱えているなどと伝えられた。相撲協会への申告では、関与した賭博に暴力団が介在していたかどうかは明らかにしていない。相撲協会は15日に臨時理事会を開き、この問題を検討する。
 相撲協会は11日、複数の力士が野球で賭け事をしたと発表し厳重注意した。各部屋の師匠を通じて力士や親方に対する賭博問題の調査を実施し、相撲協会は自主的に申告してきた力士らは厳重注意にとどめるという方針を示していた。だが、相撲協会は申告のあった上申書を警視庁に通報。今後、警視庁の捜査対象となる可能性があり、暴力団へのかかわりが判明すれば厳罰が下される見込み。

武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「警察に報告したのでお任せしています。処分は警察の判断を待つ」と話した。琴光喜は野球賭博疑惑に対し、5月の夏場所中に警視庁から任意の聴取を受けたが関与を認めず、夏場所後に行われた理事会での聴取や、報道陣の取材にも一貫して事実関係を否定していた。
(以上、時事通信社より一部転載しました)

今までにもこのブログで相撲協会のトラブル発生時の隠ぺい体質について書いてきたが何も変わっていません。こうなると、指導監督省庁である文部科学省の責任も間接的に問われるのではないか?
不祥事の度に相撲協会の幹部が説明に行っているようで、その都度指導を受けているが協会はそれを果たして真剣に受け止めているのか疑問に感じる。
第一、大関は昇進の際に力量、品格抜群なのが条件のはずで、相撲協会に対して誓いの言葉まで述べている。琴光喜は日大時代から力量は抜群だったが、最近の噂では無類のギャンブル狂との記述さえ出ている。
「クンロク大関」と言われ続けている琴光喜だが、一度は関わりを否定しながら、協会から再度の事情聴取を経て「渋々」野球賭博との関係を認めた。だが、本来、賭博云々よりも、暴力団関係者との密接な関係そのものが問題なのであり、賭博と暴力団の問題を切り離そうとの意図が協会には感じられる。
報道が事実なら、琴光喜は一般社会なら間違いなく「即刻、懲戒解雇」である。それが常識のある社会の対応だ。日本相撲協会には、そうした日本社会の常識が理解出来ない組織であると、世間からは見られている。
朝青龍の一連の不祥事、外国人関取の大麻問題、リンチ殺人事件...もう、本場所中に「満員御礼」の札が下りることはないだろう。そして、このまま放送を続けるNHKも、中継に関して考える時期が来ているのではないだろうか?


元プロレスラー、ラッシャー木村さんが死去

2010-05-24 00:00:00 | スポーツ・格闘技
ラッシャー木村、68歳で死去



「金網の鬼」の異名をとり、ユニークなマイクパフォーマンスでも人気を博したプロレスラーのラッシャー木村(本名・木村政雄)さんが、24日午前5時30分、腎不全による誤嚥(ごえん)性肺炎のため都内の病院で死去した。68歳だった。





たけし軍団のラッシャー板前という芸名は、ラッシャー木村さんから取ったことでも知られている。プロレスラーに転向する前は幕下上位の力士だったが、元々プロレスラー志望だったこともあり、関取目前にして大相撲を廃業した。


レスラーとしては国際プロレスでエースとして活躍していたが、団体解散と共に寺西勇やアニマル浜口らを引き連れて、新日本プロレスへ活躍の場を移した。


この新日本登場の際の「コンバンハ」が、後に、マイクパフォーマンスで売り出すことになる。





レスラーとしては水平チョップや頭突きが得意技で、猪木との対戦では前腕部のサポーターに凶器を忍ばせてラリアットを放つなど、新日本では悪役として過ごした。


第1次UWFに参加するために新日本を離脱
(この辺の経緯は話せば長くなるので割愛)したが、長続きせず、最終的に全日本プロレスへと移った。


全日本参加時には、前述のマイクパフォーマンスで人気を博していたが、G・馬場逝去後に全日本が分裂した際には、故三沢光晴を支えノアに参戦し引退した。





管理人は新日本のファンだったので、ラッシャー木村のファイトはA・猪木と「国際軍団(別名、はぐれ軍団)」としての対戦で記憶に残っている。





そのラッシャー木村さんが、15年か20年位前に小田急線の代々木八幡駅から乗車してきたのを目撃した。私は車内にいて大柄な男性が乗ってきたので振り向いたら「ラッシャー木村」だったのを覚えている。





管理人はかつてはプロレスファンでしたが、実は、偶然に試合会場以外でレスラーと遭遇する機会が何故だか多かった。


故ラッシャー木村、故ジャンボ鶴田、上田馬之助(この人はロスのホテルで)、藤波辰巳、木村健吾、ディック・マードック、西村修です。





最後に、故人の冥福をお祈りいたします。





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白鵬、全勝で13回目の優勝!把瑠都は大関昇進へ

2010-03-28 00:00:00 | スポーツ・格闘技
把瑠都、大関総なめで昇進へ!



大相撲春場所千秋楽、全勝の横綱白鵬が結びの一番で大関日馬富士との熱戦を制し、2場所ぶり13度目の優勝を5度目の全勝で決めた。


大関昇進が確実となった把瑠都(エストニア出身、尾上部屋所属)は力強い相撲で大関琴光喜を下し14勝まで白星を伸ばしたものの、白鵬に敗れた1敗が最後まで響き優勝を逸した。


把瑠都は31日の理事会で大関昇進が諮られ、同日に昇進が正式決定する見込み。





把瑠都の大関昇進が今場所の関心事だったが、朝青龍の引退で相撲への注目度低下が懸念されたが観客動員では前年同場所とほぼ同じだったそうだ。


把瑠都は今場所前、指の怪我などで稽古不足が伝えられていたが、いざ蓋を開けてみると慎重な取り組みが目立ちながらもパワフルな相撲は変わらなかった。それでも以前のように苦し紛れに肩越しにまわしを掴むような展開はなくなり、もろ手突きで懐に容易に入れさせなくなったことで小兵力士にかき回される心配も無かった。





把瑠都の大関昇進が確実になったことで横綱白鵬と大関日馬富士はモンゴル出身大関琴欧洲はブルガリア出身把瑠都はエストニア出身と国際色豊になった。それらは逆に日本人力士の台頭がないことを意味する。


日本人大関は魁皇と琴光喜は既にピークを過ぎており横綱昇進は望めそうに無く、若手のホープ稀勢の里も伸び悩みが目立つ。





把瑠都が大関昇進後に一気に最高位まで上り詰めるか、それとも大関の座にどっぷりと浸かるのか?怪我に強く、品格面でも尊敬される力士になれるか?朝青龍の二の舞にならないようこれからの把瑠都の言動に注目が集まる。





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バンクーバー五輪閉幕!メダル総数は金なしの5個&五輪総括

2010-03-02 00:00:00 | スポーツ・格闘技
日本は国家的な取り組みを強化せよ!



バンクーバー冬季五輪が閉幕した。日本代表選手団が獲得したメダルは銀3(スピードスケート500m長島、フィギュアスケート浅田、スピードスケート団体追い抜き女子)銅2(スピードスケート500m加藤、フィギュアスケート高橋)の計5個で「金メダル」は無し。


2006年トリノ五輪の金1個(フィギュアスケート荒川静香)から大幅に増え、入賞も21から26に伸びた。入賞に関しては順位だけで規定すれば増えているが、男子スピードスケート団体追い抜き(パシュート)のように参加8カ国中で最下位だった競技も含まれている。


入賞者数は単なる参考記録で、メダルに一歩届かない4位は女子モーグルの上村の1つだけだったのが現実だ。


今大会の金メダルはゼロ。橋本聖子選手団長が目安とした「1998年長野五輪のメダル10個」にも遠く及ばなかった。





【国家予算増とスポーツ省(庁)設置を】


日本オリンピック委員会(JOC)によると、2008年北京五輪以前の1年間に各国が投じた選手強化費(夏季スポーツを含む)は:





▽ドイツ274億円


▽米国165億円


▽英国120億円


▽中国120億円


▽日本は27億円





橋本選手団長は総括会見で「スポーツの重要性を国が分かってくれるか。国の力を頂いて(関係団体が)連携を図ることが競技力向上につながる」と、財政面を含めた支援の必要性を訴えた。全体の底上げを図るなら、「個」の力に頼っていられないのは明らかだ。


アジア勢では韓国が14個、中国が11個のメダルを獲得し、「アジア勢の躍進」と話題を呼んだ。両国は国からの潤沢な選手強化費など、国家主導的な強化策を取っているとされる。スポーツ省(庁)の設立が望まれるが、民主党のマニフェストには一行も記載がないとか...。


これに対して我が国は、相変わらず企業や学校などの支援に頼っているのが現状で、どの業界もマイナーなイメージの濃い冬季競技に対してお金をかけるのに躊躇っている。





異色なのはスピードスケート男子500mでメダルを獲得した長島と加藤が所属する「日本電産SANKYO」だろうか?この会社は以前「三協精機」と名乗っていたが不況で日本電産と経営統合して現在の社名になった。


三協精機スケート部の伝統を引き継いだ現社長は、スケート部所属の選手たちに「君たちの仕事はスケート」とハッパをかけ、社業よりスケート優先で海外合宿の際の移動ではビジネスクラスを使用するなど待遇アップでやる気を引き出す。


ただし、参加する大会では「必ず1位を!」との厳しいノルマも課せられている。ここまで熱心に所属会社が後押ししてくれるのは異例であり、本来は国が強化費などの面で全面的にバックアップしないと冬季競技での躍進は難しいばかりか、中国と韓国との差は二度と縮まることはないでしょう。





中国と韓国とのメダルの差は、メダルが狙えそうな競技には徹底的に優秀な選手を育てるシステムが出来ていること。日本は特に苦手なクロスカントリー系競技での世界との差が著しかった。


スキー系競技でメダルが狙えそうな女子モーグル、腰パン姿の話題ばかりが先行したスノーボードなどは強化次第ではメダルが常時狙える位置を確保できそう。


逆にかつてはお家芸だったスピードスケート・ショートトラックは韓国勢と中国勢に押されっ放しで遂にメダルも入賞者もゼロと惨憺たる結果。


ショートトラックとロングトラックが一体となった技術の追求で双方共に金メダルを獲得した韓国が良いお手本となるに違いない。





4年後を見据えて、まずは各競技団体がバンクーバー五輪を総括し、早急に強化策を練り直すことから始めてもらいたい。





事業仕分けでヒステリックにスポーツ予算削減を主張していたR議員!


これでも削減を主張する積りなのだろうか?仮に金メダル一つでも獲れたら、その経済効果はお幾らになるか、逆にこちらがR議員に質問したい位だ!浅田真央が獲得した銀メダルでさえ物凄い額の経済効果があるというのにね...。





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女子スピードスケート・パシュート、100分の2秒差で日本銀メダル

2010-02-28 11:04:40 | スポーツ・格闘技
パシュート、僅差で「銀」






[女子スピードスケート・パシュート(団体追い抜き)]


スピードスケート女子団体追い抜きは、準決勝と決勝が行われ、穂積雅子、田畑真紀、小平奈緒の布陣で臨んだ日本は銀メダルを獲得した。





今季ワールドカップ(W杯)ランキング3位の日本は1回戦で同6位の韓国に4秒余りの大差を付け初戦を突破した。準決勝進出チームの中ではW杯3位の日本が一番ランクが高いことから、金メダルの期待も高まった。日本時間の早朝だった準決勝を起きてTV観戦。1回戦で優勝候補のロシアを破った同9位のポーランドとの対戦は、途中までリードを保って安全圏に入ったが、トリノ大会3位決定戦では似たような展開で終盤に転倒して銅メダル獲得を逃していた。


ハラハラしながら観ていたが、終盤、ポーランドが追い上げてきたが辛くも逃げ切って決勝進出を決めた。





決勝まで1時間半ほど時間が空くので、一旦寝てから決勝をTV観戦することに。決勝は準決勝でアメリカを破った同4位のドイツとの対戦。


決勝戦もポーランド戦と同じように、日本が先行しドイツが終盤追い掛ける同じ展開。中長距離が得意の選手が多いドイツは終盤が得意。日本は中盤までリード保つが、ラスト2周からドイツはスタミナを生かして粘りを発揮。最後はスケートの刃の差が勝負を分けた。0.02秒差で涙を呑んだが、トリノ大会の悔しさは晴らした銀メダルだった。





バンクーバー大会のこの悔しさはソチ大会で晴らせば良い。出番の無かった15歳の高木と小平など若手の成長に期待したい。





【結果】


金:ドイツ


銀:日本(出場選手:穂積雅子、田畑真紀、小平奈緒)


銅:ポーランド


-------------------------


4:アメリカ


5:カナダ


6:オランダ


7:ロシア


8:韓国





【コメント】


穂積雅子


「正直、悔しかった。もう少し脚が長ければと思った。ラスト1周は全力でいった。サブメンバーの高木も、五輪に出るためにW杯で戦った石沢も合わせて、5人で取ったメダルだと思う」





田畑真紀


「終わった時はものすごく悔しかったがそれも消えた。メダルがほしかった。夢みたい。わたしは小学1年生の時にもらった金メダルがうれしくてスケートをやってきた。最後の五輪で原点に戻れた。後輩たちに支えられた」





小平奈緒


「ゴールした瞬間は悔しいという思いが出てきた。だがしばらくして、自分たちの力を出し切れたと思えた時に、これが精いっぱいのレースだったんだという満足感と、銀メダルのうれしさが込み上げてきた」





高木美帆


「出たかった思いはあるし、コンマ差で悔しいところはあるけど、先輩たちの頑張っている姿を見て、すごいなと感動した。自分はまだメダリストにならなくてよかった。この思いがソチ(五輪)につながるのかなと思う」





橋本聖子・日本選手団団長


「ここまで来たら金メダルを取ってほしかった。最後の最後に逆転されて悔しい。100分の1秒の悔しさ、重たさはソチ(五輪)に向けたばねにしていきたい」





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<女子フィギュア>浅田悔し涙の銀メダル、安藤は5位、鈴木は8位

2010-02-26 23:34:32 | スポーツ・格闘技
浅田真央、銀メダル!



[女子、フィギュアスケート(フリー)]


女子のフィギュアスケートはフリーを行い、ショートプログラム(SP)2位で臨んだ浅田真央は合計205・50点の自己最高点で銀メダルを獲得した。


SP4位だった安藤美姫は5位、同じく11位だった鈴木明子は8位と順位を上げた。





日本のフィギュアスケート陣は1992年アルベールビル五輪の女子で銀メダルを獲得した伊藤みどり、トリノ五輪女子で金の荒川静香、今回男子の高橋大輔の銅に次いで4個目。SP首位の金妍児(キム・ヨナ、韓国)がSPに続いて世界歴代最高を更新する228・56点で金メダルを獲得した。





浅田真央.jpg





浅田はSPとは逆で金妍児(キム・ヨナ)の次の滑走だったが、五輪史上初の2度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功したものの、後半着氷ミスとジャンプの際にエッジが氷に引っかかりジャンプが1回転になり得点が伸びず、前回トリノ五輪の荒川静香に続く日本勢の2大会連続金メダルはならなかった。


金妍児(キム・ヨナ)は大きなミスはないほぼ完璧な演技で浅田との得点差を広げ優勝した。





地元カナダのジョアニー・ロシェットが合計202・64点で銅メダル。この得点には多少疑問を感じるが、やはり「地元判定」と応援に駆けつけた母が急死したことで「同情票」が加算された点は否めない。





SP4位の安藤美姫は188・86点でメダルを狙える位置だったが5位に終った。鈴木明子はジャンプでのミスが後半に出たが、全体的に素晴らしい演技で181・44点。フリーで自己ベストの120・42点を出し11位から順位を上げて8位に入賞した。この結果、3人が出場した日本勢は全員が入賞を果たした。


更に、両親が日本人でカリフォルニア州出身の16歳、長洲未来は米国代表として出場しSP6位だったが、フリー126・39点の高得点で合計190・15点とし、4位に食い込んだ。





フィギュアスケートはこれで男女全ての競技が終了した。男子も女子も優勝者は難易度の高いジャンプより芸術点で高得点を稼いでいた。このことから予想以上に高得点が出たが、今後、この傾向がフィギュアスケートの主流となるかはトリノでの世界選手権での結果をみれば明らかになると思う。


日本勢は男子の高橋が銅、女子の浅田が銀を獲得したが荒川に続く金メダルには届かなかった。メダルが期待されていた男子の織田や女子の安藤は入賞止まりだった。


ソチ五輪では男子では小塚がメダル候補に躍進する可能性が高く、高橋と織田も含めて男子3強から金メダルが出るかもしれない。女子の鈴木は実力を出し切ったことで今大会限りで安藤はソチ五輪を目指すかは微妙だ。しかし、浅田は既にこの悔しさを晴らすべくソチ五輪を目指すことを明言しているが、一方のライバルである金妍児はプロ転向が噂されている。


そうなるとソチ五輪では浅田と成長著しい長洲もメダル争いに加わるだろう。という事は女子フィギュアはアジア系選手がこれからもリードしていくことだけは間違い無さそうだ。





【結果】


金:金妍児(韓国) 228.56


銀:浅田真央(日本)205.50


銅:ジョアニー・ロシェット(カナダ) 202.64


-------------------------


4:長洲未来(米国)


5:安藤美姫(日本)


6:ラウラ・レピスト(フィンランド)


7:レイチェル・フラット(米国)


8:鈴木明子(日本)





浅田真央


「あっという間に終わってしまった。(トリプル)アクセルを2回跳べたのは良かったけど、ほかの部分でミスがあった。それは全然、納得していない。演技自体には全然、満足していない」





安藤美姫


「半分以上は満足しているけど、メダルはやっぱりほしかった。スピードがなかった。4年後(のソチ五輪)はまだ分からないけど、三度目の正直っていうのもいいかな」





鈴木明子


「音楽を感じながら歌うように滑れたので、幸せな4分間だった。五輪という舞台で自分の目標としていた点が取れたのでうれしい」





長洲未来(米国)


「メダルは取れなかったけど、とてもうれしい。できれば次の大会で取りたい。初めての五輪としてはよかった」





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女子フィギュアSP浅田2位、安藤4位

2010-02-24 23:34:52 | スポーツ・格闘技



[女子、フィギュアスケート]


フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪初出場でトリノ大会の荒川に続いて金メダルを狙う浅田真央は女子SPで史上初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、ノーミスで演技を終えた。


浅田真央は「とりあえずほっとした。落ち着いて出来た」と演技を振り返った。ライバル、金妍児(キム・ヨナ、韓国)が78.50点を記録しトップ、浅田真央は2位につけた。


トリノ大会から連続出場となった安藤美姫は3回転+3回転のコンビネーションジャンプに挑んだが回転不足と判定され、64.76点でSP4位発進となった。鈴木は11位だった。





SPを苦手とする浅田だったが、トリプルアクセルを決めた浅田の得点が金妍児と5点弱の差が付いた。この得点差について浅田は試合後の公式会見では、普段は10点以上差が付くのに今回はこの点差で逆転は可能と力強く語っていた。


金メダルは浅田か金妍児の可能性が高い。4位スタートとなった安藤は3位の地元ロシェットとは6.60点差。逆転不可能な数字ではないので、是非、銅メダルを目指してフリーで頑張ってもらいたい。





【ショート・プログラム結果】


1位 金妍児 韓国 78.50





2位 浅田真央 日本 73.78





3位 ジョアニー・ロシェット カナダ 71.36





4位 安藤美姫 日本 64.76





5位 レイチェル・フラット アメリカ 64.64





6位 長洲未来  アメリカ 63.76





7位 カロリナ・コストナー イタリア 63.02





8位 アリョーナ・レオノワ ロシア 62.14





9位 エレーネ・ゲデバニシビリ グルジア 61.92





10位 ラウラ・レピスト フィンランド 61.36





11位 鈴木明子 日本 61.02





[ノルディック複合]


ノルディックスキー複合の団体が行われ、加藤大平、高橋大斗、渡部暁斗、小林範仁の4人で臨んだ日本は6位に終わり、4大会ぶりのメダル獲得はならなかった。


昨季の世界選手権優勝の日本はこの種目でメダル獲得も期待されたものの、前半飛躍ラージヒル(HS140メートル、K点125メートル)で4位だったが、3位から5秒遅れでスタートした後半距離20キロリレー(4×5キロ)での順位を落とした。


日本は一時に比べて距離でも力を発揮出来てきたものの、やはり飛躍である程度差を拡げて置かないと、この様な結果になるのは明白だった。





【結果】


金:オーストリア


銀:アメリカ


銅:ドイツ






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