kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

エース涌井、8失点の大乱調で終盤の猛追も一歩及ばず!

2010-07-31 18:19:54 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
埼玉西武

北海道日本ハム

【投手-捕手】
(西)涌井、谷中、小野寺、藤田-細川、上本
(ハ)武田勝、ウルフ、宮西、建山、武田久-大野、鶴岡

【責任投手】
勝:武田勝8勝6敗
負:涌井11勝6敗

【本塁打】
大野1号(ハ)、中田3号(ハ)、小谷野9、10号(ハ)

【戦評】
連敗を6でストップした勢い?で帯広遠征2連戦に臨んでいるライオンズ、今日はネット観戦の予定は無かったのですが、前日の飲み過ぎの影響で外出を控える羽目になりネット観戦となりました。先発は連勝を願ってエース涌井と西武戦を苦手にしている左腕武田勝でした。

立ち上がりに不安がある涌井、2回、2安打と大野の1号ソロ本塁打で2点を失う。特に大野への投球は高目に浮いてしまった球で、この時期に1号を浴びるとは予想外だった。立ち直る気配もなく、4回には小谷野に3ランを浴び4失点、5回にも1失点、6回には中田にまでソロ本塁打を打たれ6回途中で奪三振0、8失点KOとなった。
エースの想像外の乱調に前半は得意のはずの武田勝から決定打を奪えなかったが、7回に2番手ウルフと宮西を攻め5安打2四球犠牲飛球などで5点を奪い6-8と2点差に迫った。
しか~~し、直後の7回裏に登板した小野寺が初球を親友小谷野にソロ本塁打をいきなり打たれ、反撃ムードはしぼみ帯広まで駆け付けたファンを「白け」させた。この男は、一体ブルペンで何をしているのか?ここは勝負を懸けるなら長田を投入してもらいたかった。

最終回、武田久から栗山のタイムリーで2点差に迫り中島の打席に奇跡を託したが併殺打に倒れファンを失望させ試合は終わった。
それにしてもこの球場、立地条件なのか外野への打球が失速せずに伸びる。涌井はフライを打たれそれが長打を呼び、武田勝は低目を丁寧に突いてゴロを打たせたことで長打を防いだ。


涌井の奪三振0と言うのは記憶に無いが、それだけ球にキレを欠いていたということだ。打線の7回の反撃は見事だったが、願わくば1順目から先発を援護してもらいたかった。今回は2連戦なので明日は必ず勝たんとね。

<ナベQ監督のインタビュー>
最後まで何とか追いつこうとする気持ちで粘りは見せたんだけどね。今日の涌井は最初から乗り切っていなかった。
色々な球種を持っているんだけど、ピッチングの幅を活かせなかった。同じタイミングのボールを打たれていた。
6回まで投げさせたのは、70球ぐらいだったので、球数を投げさせて次の登板に備えるため。
7回裏の(小野寺の)失投はいただけない。2点差まで追い上げての1点は痛かった。
バッテリーの姿勢が出たね。あの場面は、全球勝負の気持ちでいかなくてはいけないところを、自信の無いスライダーを置きにいった。


5点差逆転!連敗は6でストップ

2010-07-29 22:41:10 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
千葉ロッテ

埼玉西武

12

【投手-捕手】
(ロ)コーリー、橋本、古谷、大谷、根本、伊藤-里崎
(西)大沼、小野寺、土肥、岡本篤、工藤、長田、シコースキー-上本

【責任投手】
勝:小野寺1勝1敗
負:橋本0勝1敗

【本塁打】
フェルナンデス3号(西)、石井義6号(西)

【戦評】
球宴を挟んで6連敗中のライオンズ、2008年にも6連敗がありましたが、あの時は交流戦最後の6試合に連敗でしたので状況は異なりますが、もうこれ以上負ける訳にはSBが連勝中だけに許されません。
先発は大沼と元読売のコーリー。大沼は今季2試合目の先発で前回は千葉マリンでの先発でしたが、どちらもロッテ戦での先発です。

その大沼は2回と4回に5点を奪われて降板、2番手は小野寺が登板。6連敗中で序盤に大量失点でしたので「このまま7連敗?」との嫌な予感が脳裏をよぎりました。それでも4回裏、制球を乱したコーリーに対してフェルが3ラン本塁打を放ち3-5と2点差になりました。この3ランはチームに勇気を与え、観客も逆転への期待を抱かせました。フェルの3ラン以降も打線が繋がり、2番手橋本3番手古谷の制球難もあり6点を奪い一気に試合をひっくり返しました。3ラン本塁打と四死球を挟んでの見事なまでの攻撃で、連敗中の呪縛は一気に晴れました。

こうなると本拠地の強みが発揮されます。その後もロッテ中継ぎ陣の制球難は治らず10安打9四死球で12点を奪い、連敗は6でストップし一夜で2位に返り咲きました。首位のSBは東北楽天に大敗したことで連勝がストップし。これでパ・リーグは首位SBから3位まで1ゲーム差の大混戦となりました。

明日は移動日で週末は帯広でのハム戦2試合、関西遠征でのオリ戦を経て来週末は地元での試合です。ハムは今日の試合がノーゲームになったことで先発で1回途中まで投げたダルが、果たしてスライド登板するか否かは分かりません。ただ、ダルは屋外球場を苦手?としているのでパスする可能性もあります。西武はエース涌井と帆足の先発が予想されます。2位とは言っても負け数では「2」多いので4位と5位球団との対戦ですから確実に勝ち越すのが求められます。これで明日は久し振りにスッキリとした気分で仕事に臨めます。

<ナベQ監督のインタビュー>
先に5点取られた後、皆が諦めない気持ちだったことが今日のポイントだったと思います。試合展開的には嫌な展開でしたが、そういう中でもしっかり繋いで打ってくれたことが良かったと思います。
マヨ(フェルナンデス選手)の3点本塁打が切っ掛けになって、追いつき追い越せと皆の気持ちが入っていたと思います。
後半戦リードしている形であれば勝つ確立は高くなるので、そういう形に持ち込めたことは良かったと思います。
ここのところ不甲斐ない試合をして、ファンの方もフラストレーションが溜まっていたと思いますので、最後良い試合が出来て良かったと思います。
この連敗中、皆苦しんだと思いますし、この1勝を深く胸に刻んで明後日からのゲームに臨んで行きたいと思います。


映画『インセプション』を観て

2010-07-27 00:00:00 | アメリカ映画 2010

10-41.インセプション
■原題:Inception
■製作年・国:2010年、アメリカ
■上映時間:148分
■字幕:アンゼたかし
■鑑賞日:7月25日、新宿ミラノ(歌舞伎町)
インセプション.jpg
□監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
□製作:エマ・トーマス
□製作総指揮:クリス・ブリンガム、トーマス・タル
□撮影監督:ウォーリー・フィスター
□衣装デザイン:ジェフリー・カーランド
□美術:ガイ・ヘンドリックス・ディアス
□編集:リー・スミス
□音楽:ハンス・ジマー

キャスト(役名)
◆レオナルド・ディカプリオ(コブ)
◆ジョセフ・ゴードン=レヴィット(アーサー)
◆エレン・ペイジ(アリアドネ)
◆トム・ハーディー(イームス)
◆渡辺謙(サイトー)
◆ディリープ・ラオ(ユスフ)
◆キリアン・マーフィー(ロバート・フィッシャー)
◆トム・ベレンジャー(ブラウニング)
◆マリオン・コティヤール(モル)
◆ピート・ポスルスウェイト(モーリス・フィッシャー)
◆マイケル・ケイン(マイルズ)
◆ルーカス・ハース(ナッシュ)

【この映画について】
『ダークナイト』を世界的大ヒットに導き、一躍注目を集めた俊英 クリストファー・ノーラン監督の最新作。
人の潜在意識からアイデアを盗む、スゴ腕の産業スパイ・コブ役にレオナルド・ディカプリオ。コブに危険な依頼をする、クールでクレバーな大物実業家・サイトー役に渡辺 謙という、日米スターの共演も話題だ。見どころは、“夢”という何が起きても不思議じゃない世界で繰り広げられる、刺激的な現象の数々。
これまで見たことのない、独創的でスタイリッシュなSFX映像から、この若き監督の手腕を見せつけられるはずだ。そして監督が10年も前から構想していたという、豊かなイマジネイションで彩られた独特の世界観も強烈だ。他人の意識の深層にどんどん潜っていくという、なんとも生温かくて、ぐにゃりとした手触りの映像体験が待っている。(gooより転載しました)
【ストーリー&感想】
予告編を観たときは、どういうストーリーなのか掴めなかったが、実際に観ても掴みどころがないのが特徴?のような映画だった。
相手の潜在意識に潜入し、そこで何を考えているかを盗むのが仕事というのが展開なのだが、ストーリーとしては奇抜で他の映画には無いこのアイデアは良いと思う。
だが、相手の夢に潜入し、更に、そこからもう一歩踏み込んで夢の中の夢に深く入り込み過ぎたことで、踏み込んだ側のレオや謙さんの側に不測の事態が生じる。これを映像で観る側に伝えるのだが、演じている方も観る側も「展開しているのはどこの部分?」か理解が難しくなる。

最初の夢?夢の中での夢、ウ~ン、何だかこちらまでもが現在地が分からず、ストーリー展開より何が起こっているのか、頭の中がグチャグチャに。レオの演技は何だか思いつめている感じで、謙さんは肝心な場面で足を引き摺って戦力外になりかけたりして、その他にも多国籍スター俳優陣が要所を占めているのだが、俳優の演技より夢の中を追いかける方に「夢中」になってしまいました。


2010オールスター第2戦@新潟、MVPは西武・片岡!!!

2010-07-24 23:58:01 | 野球全般
チ  ー  ム 
パ・リーグ

セ・リーグ


今年のプロ野球オールスター第2戦は新潟で開催されパが先行したものの、終盤の8回にブラゼル(阪神)の本塁打でセが同点に追いついた。パは9回にセの抑え林昌勇(東京ヤクルト)を攻め勝ち越しを狙ったが同点どまり。セも最終回裏、パの抑えシコースキー(埼玉西武)に三者凡退で引き分けに終わった。第1戦はセが勝ち、第2戦は引き分けに終わったことで今年の球宴はセの1勝1分となった。

第1打席から第4打席まで全て違う投手から安打を放ち2盗塁を決めた、WBC日本代表メンバーでもあった、埼玉西武ライオンズの片岡内野手がMVPを受賞した。
試合内容的にはパがセの先発東野(読売)から山崎の2試合連続と里崎の本塁打などで4点を奪い優位に。一方のセは3回に昨年の沢村賞涌井(埼玉西武)から小笠原(読売)のタイムリー(読売勢は抑えて欲しかった!)で1点。
その後は、最下位東北楽天から何故か出場出来た永井と川岸が案の定4点を取られて勝負は付かず引き分けだった。2戦共にTV観戦したが、テレ朝がしつこくダルと前田の交流戦での対戦と、ダルが阿部に打たれたシーンを流していたのも興醒め。それと両試合共に、MVP受賞者へのインタビューが完全放送されなかったのも不満。

第1戦は阿部のインタビューが始まると同時に中継終了、今日は片岡のインタビューも途中で打ち切り。昨年もそうだったが中継の条件に監督とMVPインタビューまで含むようにするべきだ。


工藤が今季初登板 プロ実働29年に伸ばす

2010-07-20 22:52:34 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
埼玉西武

福岡ソフトバンク

【投手-捕手】
(西)野上、工藤、長田-細川
(ソ)杉内-田上

【責任投手】
勝:杉内12勝4敗
負:野上1勝1敗

【本塁打】
松田10号(ソ)

【戦評】
7月18日に移籍後初の1軍登録をされていた工藤が登板し、自らが持つ実働年数のプロ野球記録を更新する29年連続登板(出場)を果たした。
工藤の出番は7回1死で先発の野上からバトンタッチされ、かつてはエースとして君臨していた古巣のマウンドに登った。「ピッチャー工藤」のアナウンスと同時に、スタンドからは敵の選手ながら大歓声に迎えられた。
2番手として最初に対峙した打者は川崎。工藤は川崎を四球で歩かせたが、続く本多をレフトフライに、そして明石の代打に何故だか左打者のペタジーニを送ったが内野ゴロに仕留めた。直球は136キロ、カーブとスライダーも投げていたようだが、今季初登板としてはマアマアだったと思う。
ナベQ監督からは、お褒めのお言葉を頂戴していたようだが、相手が古巣の選手なので「顔で抑えた?」部分もあったりしてね。カーブが横滑りしていたので、これが全盛期の様に縦に曲がるようになれば左殺しとして貴重な存在になる。球宴明けにはグラマンも登録されるだろうから、そうなると心強い。

だが、その記念すべき?工藤の初登板と、ナカジの通算1000安打達成試合も0-2と杉内に完封されては素直に祝えない。5回には片岡の失策をきっかけに1点を失った時点で負けを覚悟した。野上は地元で好投していたが、1勝投手が11勝投手を相手に先制されて勝てるとは思えませんからね。
片岡もナカジもお疲れ気味のようですが、主力選手としては試合で全力を尽くすのが義務だと思うよ。片岡は特に疲労蓄積がそのままプレイに直結するタイプだけに、そうした波を作らないようにせんとあかんよ!

SBはこれで6連勝となり、勢いが途絶えてきたハムに代わって厄介な存在になってきた。3戦目は何としても勝って9連戦を5-4と勝越して終わりたい。

<ナベQ監督のインタビュー>
野上は今季一番だったね。ストライク先行で攻めていた。あのくらいのピッチングができればいいね。
相手の杉内も良かったが、先制点を取られたので流れが良くなかった。向こうに点が入った後のうちの攻撃がポイントだったんだけどね。
工藤さんは良かったと思います。変化球もストレートも良く、これから期待できるね。


帆足、今季最短の2回降板で5連勝はお預け

2010-07-18 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

            2010プロ野球観戦記NO.33 

             ×埼玉西武 1-9 千葉ロッテ○

▼千葉ロッテ-埼玉西武 15回戦(埼玉西武7勝8敗) 観衆29,879人

チ  ー  ム 
埼玉西武

千葉ロッテ

【投手-捕手】
(西)帆足、岡本洋、岡本篤、小野寺、土肥-上本、岳野
(ロ)マーフィー-里崎

【責任投手】

勝:マーフィー8勝2敗
負:帆足8勝7敗

【スタメン】埼玉西武
4片岡
5平尾
8栗山
6中島
Dブラウン
3フェルナンデス
7坂田
9高山
2上本
-----
1帆足

【スタメン】千葉ロッテ

6西岡
5今江
4井口
3金泰均
7大松
9サブロー
D竹原
2里崎
8岡田
------
1マーフィー

【西武・工藤、復帰後初の1軍登録も大敗で出番無し】

ビジターでの同一カード3連勝と今季初の5連勝を目指していた試合前ですが...。とても、それを目標?にしていたチームとは思えないような試合内容でした。
先発は帆足とマーフィーの左腕同士でした。マーフィーとは2週間前のこのカードで3本塁打を浴びせて快勝した相手なので期待して観にいきました。
最近、立ち上がりの悪い帆足ですが今日も同じだった。以前に立ち上がりいきなり5連打を浴びたことがあったが、今日も似たような内容。3連打を浴び1死を取り大松を投ゴロに仕留め<やった~ゲッツー>とスタンドで思ったが束の間。帆足から上本に送球され2死、だが上本から1塁への送球がそれ2死満塁のまま。
これは痛かった!ここできっちりと併殺を完成させていたらロッテベンチはがっくりと来ていただろう。しかし、がっくりと来たのは西武ベンチだった。案の定、次打者サブローに2点打を浴びてしまい、結局帆足は踏ん張れなかった。
結果的にこの併殺不完成がその後の試合の流れまでをも左右してしまった。もう、ここから先は書く気力も無いほど酷い試合だった。

帆足は変化球を低目に集め左右に散らして内野ゴロを打たせる投球が全く出来ず、ロッテの打者に踏み込まれ15打者に9安打を打たれ2回終了で降板となった。
帆足降板後は岡本洋~篤~土肥が次々と失点し、抑えたのは小野寺だけという何時もとは逆のパターン?で15安打全て単打を浴びてはどうしようも無かった。
打線も投手陣が序盤に大量失点したことで、マーフィーの術中にはまってしまう。帆足がマーフィーのような投球をするべきだった。6回にブラウンの内野ゴロで1点を返すのが精いっぱい。中島も3回と6回の得点圏で打てず、片岡も8回の打席では工夫も無く三振でベンチへ下を向いてトボトボと帰る。スタンドで観ていて片岡はここで交代させるべきだったと思った。ビジター球場だし大差が付いているので控えの2塁手を育てる意味でも交代がベストだ。
この3連戦は2-1と形の上では勝越したが3戦目にこのような敗戦を喫したのでそんな感じがしない。今度は福岡で球宴前最後の3連戦が控えている。SBはオリ相手に3連勝したので、ここで再度2-1と勝越して9連戦を締めくくりたい。

最後に、この試合から工藤と岳野が登録された。岳野は途中から出場し1打席も経験したが、球宴後も1軍に残留出来るかは微妙だ。工藤は大差の試合で出番は無し、出来れば彼の投球を見たかった。グラマンは2軍で登板していて無失点を続けているので、球宴明けに土肥と入れ替えで登録されるだろう。相変わらず先発陣のやりくりが大変だが、何とか暑い夏を乗り切ってもらいたい。

<ナベQ監督のインタビュー>
帆足はいきなり失点しちゃったことがきつかったね。
打たれた球が高かったので、相手にしっかりとバットを振られてしまっていたね。攻撃陣はマーフィーを簡単に投げさせすぎちゃったかな。
明日からの3連戦でもう1回立て直していきたいね。


フェルナンデス、2発3打点で4連勝!

2010-07-17 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

                         2010プロ野球観戦記NO.32 

                         ○埼玉西武 9-3 千葉ロッテ×

▼千葉ロッテ-埼玉西武 14回戦(埼玉西武7勝7敗) 観衆28,584人

チ  ー  ム 
埼玉西武

千葉ロッテ

【投手-捕手】
(西)大沼、岡本篤、長田、藤田、小野寺-上本
(ロ)成瀬、秋親、古谷-的場、里崎

【責任投手】
勝:大沼2勝1敗
負:成瀬8勝8敗

【スタメン】埼玉西武
4片岡
5阿部
8栗山
6中島
Dブラウン
3フェルナンデス
7坂田
9高山
2上本
-----
1大沼

【スタメン】千葉ロッテ
6西岡
5今江
4井口
3金泰均
7大松
9サブロー
D福浦
2的場
8岡田
------
1成瀬

【西武、成瀬から13安打9得点で大勝】

第1戦はエース涌井の完封劇で勝利を収めたので、今日は、相手のエース成瀬を打ち砕けば今カード勝越しが決まるので大事な試合です。
先発は大沼とエース成瀬。ローテの谷間に先週の金曜日イースタンで先発して勝利投手となった大沼に期待が懸りました。出来れば早い回に大沼を援護する意味でも得点を上げたかったです。初回から成瀬を攻め、2回、ライオンズの怒涛の攻撃が成瀬を呑み込みました。
先頭のフェルナンデスがレフトポール際に先制のソロ本塁打を放ったのが合図となったのか、続く、坂田の2塁打から打線が繋がりました。2死1,3塁で阿部のタイムリーと満塁で中島の走者一掃の2塁打で5点を奪った!中島は昨日の試合では8回の同じ場面で見逃し三振を喫していただけに4番の意地を示した。
坂田のスイング.jpg
3回には坂田の一打は薄暮の夕やみに消える豪快なソロ本塁打で1点。その裏に、今江の2ラン本塁打で2点返されるが、今日の打線は成瀬を襲い続けた。5回に、フェルが左中間席に2本目のソロ本塁打で再び5点差に。
花火2.jpg
先発大沼は緩急を使った投球内容で試合を作った。5回0/3で自責点3は先発としての役目は果たしたし、相手のエースに勝てたのは大きかった。成瀬は8回途中で降板し9失点で13被安打3被本塁打。相変わらずの本塁打配球王ぶりではチームに勝利をもたらすことは出来ない。球にキレが無く低目へのチェンジアップも見逃されては苦しかった。
西武打線はフェルが加入したことで高山が下位打線に回り厚みが出てきた。その反面、石井義や平尾の出番が限定されるのは辛いが、現時点では成功と言える補強だと思う。投手陣は2日連続の完封勝利で中継ぎ陣を休ませたので、今日は大沼からのリレーも見事にはまったし、最後は守護神をキープ出来たのも大きかった。2軍ではグラマン、工藤も待機しており、岸と石井一の穴を何とか総合力で埋めている感じだ。

3戦目は帆足とマーフィーの先発だ。ビジターでの3連勝と今季初の5連勝なるかに注目したい。勿論、今日も観戦しに行きます。

<ナベQ監督のインタビュー>
今日は序盤からいい攻撃ができたね。フェルナンデスは期待通りの活躍をしてくれだしたし、坂田も左投手に対してしっかり対応できると見せてくれたね。
大沼も初先発ながらもゲームを作った。ファームでもしっかり調整できていたので期待をしていたよ。今日は合格点のピッチングができたんじゃないかな。


エースの意地!涌井、ロッテを完封で11勝目

2010-07-16 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

                        2010プロ野球観戦記NO.31 

                        ○埼玉西武 2-0 千葉ロッテ×

▼千葉ロッテ-埼玉西武 13回戦(埼玉西武6勝7敗) 観衆18,846人

チ  ー  ム 
埼玉西武

千葉ロッテ

【投手-捕手】
(西)涌井-上本
(ロ)渡辺俊、伊藤、古谷-的場

【責任投手】
勝:涌井11勝5敗
負:渡辺俊6勝4敗

【スタメン】埼玉西武
4片岡
5原
8栗山
6中島
Dブラウン
3フェルナンデス
7坂田
9高山
2上本
-----
1涌井

【スタメン】千葉ロッテ
6西岡
5今江
4井口
3金泰均
7大松
9サブロー
D神戸
2的場
8岡田
------
1渡辺俊

【代打・石井義、涌井の熱投に応える決勝打!】

今月はロッテ相手に9試合組まれていて、しかも、千葉マリンで週末に2カードと球宴明けに西武ドームで1カード。と言う事はビジター2カードは同じ先発投手が「基本的に」登板するローテになるってことです。
但し、ロッテは小野が負傷離脱中であり西武はローテ再編中で大沼がこのカード先発する予定。で、今日の先発はエース涌井と渡辺俊。涌井は昨年はこのカードで0点台の防御率だったが、今季は何故だか相性悪い。前回のマリンでの登板も終盤に失点しナベQ監督からお小言を頂戴してしまった。エースとして連敗中であり、同じ失敗を繰り返さない意味でも大事な登板試合でした。
渡辺俊介.jpg
先取点を奪ってエースを楽な状況にしたかったのですが、初回、片岡が幸先良く安打と暴投で無死2塁。原はライトへ浅い飛球を放ちサブローが地面スレスレで捕球し、この時点で片岡は既に3塁を回っていて併殺。片岡の判断が早過ぎたのが原因、河田3塁ベースコーチにお尻を叩かれてベンチに退きました。
西武は結局、この初回の片岡の安打以来7回の先頭原の安打まで全く打てず制球も安定していたので攻撃の糸口が掴めなかった。

一方のロッテは2回から7回まで毎回安打を放つが、涌井は回の先頭打者は全てアウトに、四球は与えなかったのでロッテ得意中の得意「待球作戦」も通用せず、「連続出塁」が出来なくては点が奪えないのは当然か?
西武は8回、渡辺に多少疲れが出てきたところ、先頭のフェル(元ロッテ)の安打と坂田の犠打(2軍で練習していたのかな?)でチャンスメイク。
フェル.jpg
ここで代打石井義のタイムリーが飛び出し待望の1点が入り、尚も、栗山の内野安打で加点。2死満塁、中島、フルカウントまで粘るも2番手伊藤の真ん中のフォークに見逃し三振。ここで一気に叩きつぶすチャンスだっただけに、ここ数試合、中島の得点圏打率が急降下しているのは気になる。
それでも涌井にはこの2点で十分。8回、9回は3三振を奪い走者を許さず完封勝利を完成させた。(試合後のヒーインは広報担当の要請を振り切って拒否したそうだ)
石井義.jpg

今日の千葉マリンは5回終了時にこの時期恒例の花火の打ち上げがあり夏らしさを演出していた。試合開始前までは日差しがきつかったけど、試合中は潮風が心地良く、しかもホームチームに一点も与えない試合だったので気分は最高。今年のビジター観戦試合(オープン戦込み)8試合目で7-1となった。ホームでは勝率が5割に満たないけど、ビジターでの勝率が異常に高く、千葉マリンでは3試合目の観戦でしたが3戦全勝です。この3連戦は全て観戦するので、後の2試合も楽しみです。
花火.jpg
2戦目の先発は大沼と成瀬。大沼は先週金曜のイースタンでの試合に先発勝利でしており、1軍では3年ぶりの先発だ。「待球作戦」を上手く切り抜ければ平野のような投球が出来ると思う。

<ナベQ監督のインタビュー>
ワク(涌井投手)は辛抱して投げたね。最近は終盤に崩れて、勝ちにつながらなかったけど、今日はしっかりと粘り強く投げてくれたね。今日はいいバッテリーだった。特にカーブをうまく使ったのが良かったんじゃないかな。昨日の平野から、連続完封でいい流れができてきてるね。後ろのピッチャーが疲れているわけではないけど、まだあと5戦あるからいい温存ができた。
ヨシ(石井義選手)は昨日の試合に引き続き、一振りにかけるいい仕事をしてくれたね。


両リーグ最速の50勝到達をサヨナラ勝利で飾る!

2010-07-14 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

                        フェルナンデス、「6番3塁」で出場!

チ  ー  ム 
北海道日本ハム

埼玉西武

1x

【投手-捕手】
(ハ)八木、榊原、建山、宮西、武田久-大野
(西)野上、岡本篤、長田、シコースキー-上本

【責任投手】
勝:シコースキー1勝2敗25S
負:武田久0勝5敗4S

【本塁打】
石井義4号(西)

【戦評】
昨夜は集中力を欠いたプレーでハムに大敗してしまったので、何としてもハムの勢いを止めるためにも今日は勝ちたい。先発は2年目の野上と左腕八木でした。

野上は序盤1,2回に1点ずつ失い0-2となってしまいましたが、3回、「2番1塁」でスタメン出場した平尾のタイムリーで1点。八木は5回1失点で降板し、現在の好調を支えている中継ぎ陣を投入し逃げ切りを図る。
しかし梨田監督の思惑はいきなり外れた。6回、2番手榊原は追い込んでから投じたフォークが甘く、代打石井義に同点ソロ本塁打を浴びてしまう。
西武投手陣も2番手の岡本篤以下の中継ぎ陣が抑え、9回にはシコースキーを投入。シコースキーは全体的に球が高く制球も乱れたが、ナベQ監督が珍しくマウンドまで来てアドバイスを送る。2死満塁まで詰め寄られるが坪井は見逃し三振でピンチ脱出。一方の西武は、9回、先頭の中島が死球で出塁。更に、1死1,2塁からは坂田も死球で出塁し満塁。
ここで高山が放った強烈な打球は2塁手田中賢の失策招き西武がサヨナラ勝利を飾った。この試合、就労ビザを取得したフェルナンデスを6番3塁(途中から1塁)で起用した。中村の穴埋めを期待され5年ぶりに西武復帰。

打棒を期待されての入団(併殺が多いんだよね!)だが、3塁守備は昨年までのオリックス時代同様に不安一杯だ。途中からは1塁を守るが、こちらもワンバンへの対応に一抹の不安が残るが、何とかやってくれると期待したい。
最後に、この試合では両チームが3つずつ計6個の死球で負傷者が出てしまい、最後には試合を左右してしまった。
ハム投手陣は高山へ八木が、9回には武田久が中島と坂田に2個。特に、武田久の中島への死球は最終的に致命傷となった。
一方で西武投手陣は森本が初回にバントを失敗し手に当ててしまい、5回の稲葉への死球はスライダーがレガースの上から足の甲に当たり、8回には長田が陽へ投じた内角球を避け切れずに当たる。森本は何年か前にも西武戦で同じようにバントの際に手に投球を当てて骨折したが、今日のケースも同様であり手に裂傷を負ったそうで登録抹消になる可能性が高くなった。
1試合で6個はどうにも多すぎる。以前には藤田が高橋の頭部へ当ててしまい、高橋はその影響で登録抹消中。当てた投手を擁護する訳ではないが、森本と陽への死球は打者次第では防げた範囲。
高橋への一件もあるので、明日の試合でももしどちらかのチームが死球を与えてしまうと、不穏な空気が流れそうで心配だ。

<ナベQ監督のインタビュー>
なんとかみんなで繋いでいった結果だと思います。9回裏の攻撃があるので、シコースキーには思い切って腕を振れと伝えました。
9回裏、先頭の中島が死球で塁に出て、ベンチも盛り上がってきましたし、先頭打者の大事さというのが改めて分かりました。野上は1・2回は要所要所コースをつこうとしてボール気味になってしまいました。
早めに追い込んでカウントを作って、そこからの勝負するのが野上本来のピッチングで、3・4回とそういうピッチングができたと思います。
岡本篤は中継ぎの中では一番調子が良いピッチャーなので、あそこを0点に凌いで後は繋いでいければ良いゲーム展開になるかなと思っていました。
久しぶりのスタメンの上本が思い切った配球で素晴らしいリードをしてくれたと思います。石井義の一発はチームに勇気を与えてくれる一発だったと思います。
9連戦の頭、大事な位置付けをしていたゲームで大敗してしまい、自分の中でも今シーズン一番悔しいくらいな負け方をしたので、今日は選手がきっちりそれに応えてくれ良かったと思います。

 


ねじれ国会再び!連立与党、政権運営主導権失い、立ち往生も?

2010-07-12 23:31:27 | 政治

          民主44、自民51 参院選で全当選議席が確定


第22回参院選は開票作業が終了し、選挙区73、比例代表48の改選121議席が確定した。
民主党は選挙区28、比例16の44議席で、改選54議席から大幅に後退した。民主党と連立与党を組み「郵政改革阻止を党是に掲げる」国民新党は議席を得られず、与党系は非改選を含めて110議席と、過半数の122議席を大きく割り込んだ。
一方、自民党は選挙区39、比例12の計51議席を得て、2001年以来9年ぶりに改選第1党となった。
自民党を離党した渡辺喜美氏が「公務員改革」を旗印にする、みんなの党は10議席に躍進。公明党は改選から2議席減らしての9議席。共産、社民両党とも1議席を失い、それぞれ3議席と2議席だった。たちあがれ日本と新党改革は比例で各1議席を獲得した。
民主党でも自民党でもない「第三極」を目指し、相次いで結成された新党が挑戦した今回の参院選。結果は、比例代表で7議席、選挙区で3議席を獲得し、改選議席ゼロから一挙に10議席に躍進したみんなの党の「独り勝ち」に終わった。
選挙区・比例代表121の全議席数が確定。自民党51、民主党44、みんなの党10、公明党9、共産党3、社民党2、たちあがれ日本1、新党改革1。

民主党は菅代表(首相)になって臨んだ参議院選挙だったが、小沢前幹事長と鳩山前首相のコンビが続投していたらどのような結果だっただろうか?
いずれにせよ、国会は衆参でのねじれ現象が復活したことで、菅政権の政権運営に赤信号が灯った。選挙で勢いを失った与党だが、選挙前に消費税10%を掲げたことが、有権者に直ちに増税があるかのような印象を持たれてしまったのが響いた。更には、鳩山前政権の失政続きで民主党に対する見方も厳しくなった。
今回、自民党は地方の一人区で大きく勢力を拡大したが、どちらかと言えば民主党の失策続きに助けられた面も否定できない。

夏休みを経て政局がどういう動きを見せるのかに注目が今後集まりそうだ。


坂田、本拠地ファンにアイサツ代わりの2打席連続弾で打ち勝つ

2010-07-11 23:24:16 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

            2010プロ野球観戦記NO.30 

             ○埼玉西武 8-4 東北楽天×

▼埼玉西武-東北楽天 13回戦(埼玉西武8勝5敗) 観衆26,840人

チ  ー  ム 
東北楽天

埼玉西武

【投手-捕手】
(楽)永井、松崎、山村、片山、川井-嶋、井野
(西)帆足、岡本篤、長田、藤田、シコースキー-細川

【責任投手】
勝:岡本篤2勝0敗
負:永  井4勝7敗

【本塁打】
坂田3,4号(西)

【スタメン】東北楽天

8聖沢
4高須
7草野
3ルイーズ
5中村
D山崎
2嶋
9牧田
6渡辺
------
1永井

【スタメン】埼玉西武
4片岡
5原
8栗山
6中島
Dブラウン
9高山
7坂田
2細川
3石井義
-----
1帆足

【帆足4回で降板も中継ぎ陣が踏ん張り勝利】

昨日の試合はエース涌井が先発しながらも、楽天相手に想像外のまさかの敗戦を喫してしまい楽天相手に3連敗。こうなると2戦目の今日は首位の意地にかけても負けられません。先発はここのところピリッとしない帆足と楽天は永井でした。
何としても先取点が欲しい西武は2回、先頭高山が安打で出塁し続く7番坂田が永井から豪快に右中間席に叩きこむ2ラン本塁打で2点を奪う。但し、この後、2死無走者から満塁までチャンスを作ったが4番中島は凡退し永井を一気に崩せなかったのだが、これが荒れる試合の予兆となってしまった。
マウンドで監督から説教される永井.jpg

3回表、帆足は楽天に3点を奪われ直ぐに逆転される。低目に変化球を集めて内野ゴロを打たせるパターンに持ち込めなかった。それでも3回裏、再び坂田が右中間席に2打席連続となる4号ソロ本塁打を放ち同点に。
それでも帆足は立ち直れず、4回には2死無走者から草野に逆転打となる安打を打たれ、結局、4回で降板。22打者に11被安打と打たれ過ぎで、これでは攻撃へのリズムが作れないと判断し、5回からは岡本篤が登板し2回をピシャリと楽天打線を抑えたのとは対照的だった。
岡本篤2勝目.jpg

最下位が定位置の楽天に2度までもリードを許したことで攻撃陣の怒りに火が付いた?4回裏、4安打を絡めて3点を取って再びリードを奪い、5回裏には1死満塁で中島へのフルカウント時に、一度は押出し四球と思われたが主審山村は、ワンテンポ遅れて三振を宣告する。
当然ナベQ監督は猛抗議をするものの判定は覆らず2死。第一、この投球は明らかにボールだと思える高さだったが、サウナ並みの暑さでボーっとしていたんじゃないか山村主審は!!!それでもブラウンは2点打を放ちリードを広げた。この後、西武投手陣は楽天打線を抑え、主審の不可解な判定にも負けず8-4で勝った。
この試合のヒーローは何と言っても2年目の坂田だ。京セラドームで衝撃的な2発を放った坂田だが、西武ドームでもそのパワーが発揮された。いずれも打った瞬間に分かる豪快な本塁打で、当面、7番レフトでスタメン起用されそうな気配だ。
その坂田だが、3打席または3打数連続本塁打が期待されたが、3打席目は私がスタンドで観ていても「ぶつけて(死球)くるぞ」と席で叫んだが、案の定、1球目から際どい内角攻め。そして3球目、やはりぶつけてきた。
ブラウン監督は米国出身だからそうした「教育」を施しているのだろが、ここは日本の野球だ。そのような「習慣」は持ち込むな!
第一、ブラウン監督は動き過ぎる。攻撃時に一球一球ベンチから細かくサインを出すがこれでは試合時間が長くなる。投手交代も動き過ぎるのか裏目に出るケースが多いようだ。
野村前監督が時間をかけてチームの意識改革をし、躍進が期待されたが結局全てブラウン監督が一人で壊しているようだ。これではAクラスなんて望めるはずもなく、やはり「定位置」に収まる気配が出てきた。少しは選手を信頼した方が良いよ!

さて、西武は13日から球宴前までの9連戦に突入する。先発ローテも中5日で回さないと頭数が足りないのが現実。この暑さの中で選手の疲労もあるだろうが、ハム→ロッテ→SBと眼下の敵との対戦が続く。
ホームで3試合ビジターで6試合なので欲を言えばハム戦は2-1、ビジターでは最低でも3-3で理想としては4-2で乗り切れば首位の座も安泰だがどうなるか?
坂田.jpg岡本篤と坂田.jpg

<ナベQ監督のインタビュー>
今日は、序盤のお互いに取ったら取られるという展開の中で、どっちが先に主導権を握れるかという試合でしたが、ウチの2番手以降が良いピッチングをしてくれてウチのペースに持ち込めた。帆足の後を投げたピッチャーたちが流れを相手に渡さなかったので良かったと思います。
坂田は2軍から上がってきて、しっかりと結果を出せている。今日は7番という初めての打順でしっかりと打ってくれて、今日の2本はチームにとって起爆剤となる大きなホームランでしたし、今とても勢いがあると思います。
序盤のバタバタした展開の中で、打線が点を取られてもすぐに取り返して相手に流れを渡さなかったのが大きい。ここのところ打線の調子が上向いてきているので、ピッチャーがしっかり抑えられれば良いゲームが出来ると思います。
9連戦で大変なのはどのチームにとっても同じ。今は日本ハムにとても勢いがあって、その勢いを止めるのが我々の役目だと思っているので頑張ります。


涌井、エース対決に敗れ連敗

2010-07-10 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

             2010プロ野球観戦記NO.29

               ×埼玉西武 1-7 東北楽天○

▼埼玉西武-東北楽天 12回戦(埼玉西武7勝5敗) 観衆29,104人

チ  ー  ム 
東北楽天

埼玉西武

【投手-捕手】
(楽)岩隈、青山、小山-嶋
(西)涌井、小野寺、岡本洋-細川、上本

【責任投手】
勝:岩隈6勝4敗
負:涌井10勝5敗

【本塁打】
ルイーズ5号(楽)

【スタメン】東北楽天
8聖沢
4高須
7草野
3ルイーズ
5中村
D山崎
9リンデン
2嶋
6渡辺
------
1岩隈

【スタメン】埼玉西武
4片岡
5原
8栗山
6中島
9高山
Dブラウン
3石井義
2細川
7坂田
-----
1涌井

【西武打線、岩隈の前に沈黙】

大阪遠征を2-1と勝ち越したものの、3戦目はオリのエース金子千の前に完封負けを喫するなど打線の好不調が激しく3連勝は逸してしまいました。
今日からの地元での楽天相手の2連戦は西武が涌井と帆足、楽天は岩隈と永井とお互い1~2番手の先発投手が登板する大事な戦いです。楽天は仙台を苦手とするロッテ相手に3連勝をしての西武戦ですが、ビジター試合では極端に勝率が悪いチームです。
さて、涌井と岩隈のWBC代表投手対決ですから序盤から投手戦が予想されるのは当然でした。涌井は1~2回の序盤に失点するケースが多いのでここを乗り切りたいのと、岩隈は好投するもののバックの援護が何時も少ないので、先取点を与えないのが課題でした。
初回を3者凡退で切り抜けた涌井、一方の岩隈は初回、制球が定まらない中、片岡を四球で出す。2盗成功と犠打で1死3塁とし、ここで栗山は前進守備のショートを強襲する打球がエラーを誘い無安打で1点を先取。
尚も制球が不安定な岩隈から、中島が安打で1,3塁と好機拡大も高山は3塁ゴロ。続くブラウンが叩きつけた打球は内野安打となるが、走者の中島の拙い判断で2塁から本塁へ突入を試みるもあえなく憤死。不可解な走塁で岩隈を一気に潰し損なったのは痛かった。

岩隈も涌井も中盤は相手にチャンスすら与えない投球で、涌井は6回に2死満塁のピンチを迎えるが中村を見逃し三振に打ち取り点を与えない。
均衡が破れたのは8回。楽天は2死2塁で3番草野は死球で出塁。涌井が与えたこの死球は文字通り痛かった。1,2塁となり4番ルイーズに痛恨の3ラン本塁打を浴びた時点で試合は事実上決した。
9回には小野寺が毎度の無気力投球で3失点、もう、この頃になるとストレスの溜まったファンが容赦なく小野寺に罵声を浴びせていた。
自分もそうしたかったが、もう彼のこういう投球を何度見てきたことか!こういう投手が1軍登録されていることそのものが情けなく思う。今更彼に罵声を浴びせても、それだけの投手という事です。
これで楽天にはKスタでの2連敗と合せて3連敗を喫してしまった。最下位が定位置のチーム相手に情けない結果に終わった。

どうも週末の西武は勝率が悪い。こんなに暑くてムシムシする中で3時間20分も観戦しているファンの期待に応える野球をやって欲しい。金子千に完封負けで、今日も立ち上がりの1点だけ。打線の波が激し過ぎる。明日は帆足と永井。ハムがヒタヒタと迫って来ているので、楽天相手に負けている余裕はありません。そのハムとは13日からの3連戦で対戦するので、その前に勝たんと!!!

<ナベQ監督のインタビュー>
今日の涌井は内容は悪くなかったけど、結果が伴っていない。エースとしては不甲斐ないかな。
岩隈くんはもともと徐々に良くなっていくタイプのピッチャーなので、序盤に制球が定まらないのは想定していた。ウチとしては初回が全て。初回であんなボーンヘッドをしていたらダメだね。


原の一打で乱打戦を制し連勝

2010-07-07 23:46:02 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

            坂田、2試合連続の3ラン!

チ  ー  ム 
埼玉西武

11
オリックス

【投手-捕手】
(西)野上、岡本篤、小野寺、長田、藤田、シコースキー-細川
(オ)長谷川、中山、鴨志田、古川、西-日高

【責任投手】
勝:岡本篤1勝0敗
S:シコースキー0勝2敗25S
負:中山0勝2敗

【本塁打】
坂田2号(西)

【戦評】
昨夜は一度は勝利を掴んだかにみえたものの、オリに逆転された試合を、最終回にブラウンの逆転弾で最終的に勝てた。打撃陣は好調だが、その反面中継ぎ投手陣の不安が露呈するなど気が抜けない戦いが続く。
今日の先発は野上と交流戦期間中に広島から移籍した長谷川でした。この試合、序盤から激しい点の取り合いになりました。スコアを見ても分かるように、西武が初回に先制して始まったが、直後にオリが4点を奪う。
2回以降も毎回のように点が入り、勝利の女神がどちらの味方なのか見極めが困難に。

7-6とオリ1点リードで迎えた5回表、西武は連続2塁打で追いつくと、尚も、満塁のチャンスで原の放った打球は右中間を破る会心の一打となり、走者一掃で3点が更に入った。
野上を早々と諦めた後は岡本篤-小野寺-藤田と繋ぎ、最後はシコースキーが締めた。2番手の岡本篤はルーキーイヤーの2004年以来の勝利投手(プロ2勝目)となった。
序盤の壮絶な打撃戦から、後半は一転してお互いの救援投手が踏ん張り得点も8回の暴投がらみの1点だけとなった。
2年目の坂田は昨日に続き長谷川から3ラン本塁打を放つなど、その長打力は目を見張るものがある。右左関係無く、当分はスタメンで起用したい若手選手だ。
数試合不調だった長田や藤田も今日は無失点に抑えたのは明るい材料だ。その一方で先発の野上は、またもや序盤に失点したことで試合を作れず、ナベQ監督もローテから外す決断をしたようだ。

オリ打線は西武投手陣を序盤に打ちこんだが、中盤以降は中継ぎ投手に反撃の芽を摘まれ連敗となった。

<ナベQ監督のインタビュー>
今日、皆気持ちが入っていた。ある程度こういう展開になることはゲームプランの中に入っていた。
野上は勝負にはいっているけどね。太陽には昨日すぐ話をして変わってくれたね。
坂田は今ライオンズの起爆剤となっている。1軍で結果を出しているところは評価したいね。左投手に対してもファームで結果を出しているしね。原は序盤にミスがあったけど、タイムリーを打った打席は良かったね。序盤のミスは帳消しにするよ。

 


終盤に逆転許すも、9回2死からブラウン起死回生の一発で劇勝!

2010-07-06 23:46:29 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

            ブラウン、チームの危機を救う一発!

チ  ー  ム 
埼玉西武

オリックス

【投手-捕手】
(西)許、藤田、シコースキー-細川
(オ)木佐貫、古川、香月、岸田-日高

【責任投手】
勝:藤田3勝2敗
S:シコースキー0勝2敗24S
負:岸田5勝5敗3S

【本塁打】

坂田1号(西)、ブラウン18号(西)

【戦評】
先週は6試合を4球場で戦う変則日程で体調管理に支障をきたしたのか?1-5と大きく負け越してしまい、2位ロッテとのゲーム差が縮まってしまいました。今週は今日から大阪でオリックスとの3連戦、後半は本拠地で東北楽天との2連戦と、下位球団との対戦が5試合組まれているので、欲を言えば全勝ですが4-1は確保したい週ですね。
オリックスとの3連戦は許、野上、平野の先発が予定(3戦目は未発表)されているので、打線が早い回から援護する展開が求められます。

西武は2回、「9番レフト」で今季初スタメンの坂田が右翼席5Fに飛び込むプロ1号となる3ランを木佐貫から放ち3-0と先制。しかし、直後の2回裏に2死無走者から2点を許してしまう。
それでも西武は4回と7回に1点ずつ追加し5-2と3点リード。このまま許が投げ切ると思われた8回も2死までは無難に。ただ、ここから死球をきっかけに四球などで2死満塁となり北川に走者一掃の2塁打を2番手の藤田が打たれ、更に、日高に逆転打となる安打を打たれ5-6となってしまう。西武は逃げ切りパターンへと持ち込みながらも、2死無走者から4点を失い、このままオリックスが逃げ切ると思った。

だがだが、西武も9回表、先頭の栗山が2塁打で出塁。期待された中島、高山は凡退。ブラウンも2ストライクまで追い込まれたが、岸田が投じた勝負球は日高の構える高目ではなく、ほぼ真ん中に入り右翼席5Fまで運ばれる18号2ラン本塁打で7-6と再逆転、マウンド上で岸田はうなだれてしまう。

一方で敗戦を覚悟していた3塁側の関西ライオンズファンの歓声が、シーンと静まったスタンドにこだましていた。8回裏の劇的と思われたオリの逆転劇も、最後は勝利をほぼ手中にしながらもスルリと掌からくぐり抜け、最後にシコースキーを投じた西武が勝利した。もし、この試合を西武がこのまま落としたらそのショックは計り知れないものだったが、ブラウンの一発がチームと打たれた藤田をも救った。
結果的に勝利したのは西武だが、8回に藤田が3点差を守り切れなかったのも事実。ここ最近、盤石と思われた救援陣に疲れが見えてきている。
2軍では左腕の工藤とグラマンの調整が進んでいる様子で、疲れが見える投手陣の救世主となれるかに注目したい。

<ナベQ監督のインタビュー>
今日は、逃げ切らないといけない試合展開だったし、逆転まで許してしまうのはよくなかった。
9回はクリ(栗山)がよく出塁し、ブラウンが良く打ってくれたね。勝負強さが出たし、よく1発で仕留めてくれた。太陽は、気持ちで下を向いてしまう所があるので、下を向くなと言ってある。マウンド上ではオーラを出して欲しい。坂田のホームランにはびっくりしたよ。

 


琴光喜、大嶽親方は解雇!理事長代行に村山氏

2010-07-05 23:52:17 | スポーツ・格闘技

            貴乃花親方、退職願提出も却下される

日本相撲協会は、臨時理事会を開き、野球賭博に関与した大関琴光喜(佐渡ケ嶽部屋所属)と大嶽親方(元関脇貴闘力)の解雇処分を決めた。
角界からは永久追放となる。現役大関の解雇は史上初めて。琴光喜に退職金を支給(満額で5500万円)するが、大嶽親方には支給しない。臨時理事会では、名古屋場所を謹慎する武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に代わる理事長代行に、元東京高検検事長の村山弘義外部理事の就任を正式に決めた。
就任に際しては、「まわし組み」と呼ばれる力士出身の理事の一部からは、放駒親方を理事長代行に推す動きもあったが、最終的に村山氏の理事長代行就任が決まった。

現役時代に野球賭博に関与した時津風親方(元幕内時津海)は、肩書を主任から最下位の平年寄に降格させ、5年間据え置きとした。複数の弟子が野球賭博に関与した阿武松親方(元関脇益荒雄)は委員から平年寄に2階級降格させ、10年間据え置く処分も決めた。
緊急理事会で、貴乃花親方が退職届を提出していたことが分かった。貴乃花親方は、2月の理事選で自分に1票を投じてくれた大関琴光喜を守るため、捨て身の抵抗を見せたが、受け入れられず琴光喜は解雇。貴乃花親方の不退転の決意は報われず、受理されずに理事会は閉幕した。

この貴乃花親方の行動の背景には、自らの理事就任にあたって一票を投じてくれた琴光喜を守りたい気持からだろうが、退職届提出は余りにも唐突過ぎた。世間的には琴光喜解雇はやむを得ないという空気が支配的な中で、十両最下位からの再出発を提案したが、この行動はやはり受け入れ難い。貴乃花親方には、もっと協会の行動をオープンに、改革路線を進めることを期待されていると思う。


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