kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

西武、大阪桐蔭高・森捕手を単独指名

2013-10-24 21:58:47 | 野球全般

プロ野球のドラフト会議は、昨夏の甲子園で1試合22奪三振をマークした松井裕樹(桐光学園)は、5球団が1位指名で競合し、抽選の末に東北楽天が交渉権を引き当てた。松井には東北楽天、中日、福岡ソフトバンク、横浜DeNA、北海道日本ハムの5球団が指名。東北楽天の立花球団社長は、くじを引き当てると笑顔でガッツポーズし、「田中を超えるような投手になってもらいたい」と大きな期待を寄せた。
大学ナンバーワン右腕、大瀬良大地(長崎日大高-九州共立大)には阪神、広島、東京ヤクルトのセ3球団が競合し、広島が交渉権を獲得した。読売の一本釣りが予想されていた石川歩(東京ガス)は、千葉ロッテと競合。千葉ロッテがくじを引き当てた。

埼玉西武は高校ナンバーワン捕手との呼び声も高く、昨年の春夏連覇達成に藤浪投手(阪神)と共に貢献した森友哉(大阪桐蔭高)を、オリックスは複数球団の指名が噂されていた吉田一将(JR東日本)をそれぞれ単独指名した。

埼玉西武から1位指名された大阪桐蔭高・森友哉捕手は会見で「正直、頭が真っ白なので何も思いつかない。1位指名してもらった西武さんに感謝したい」と夢心地に浸った。高校通算41本塁打を誇る打撃技術に秀でており、捕手としても18UW杯(台湾)の日本代表で桐光学園・松井裕樹(3年)や、来年のドラフトの目玉である済美・安楽智大(2年)を好リードし、高く評価された。
埼玉西武には同校出身の中村、浅村が在籍する「OBの方もおられるし、光栄に思います。すごく勢いのあるチーム。若手が多くて元気があるなと思う」と心を躍らせた。
2位以下では2位の山川は中村タイプの長距離砲タイプ、3位の豊田は地元埼玉出身の右腕で中継ぎで期待か?4位の金子は内野手で永江と競争か?登録名は「金子一」になる?5位と7位で投手を指名したが3位の豊田も含めて全て右腕なのが気になる、何故左腕を指名しなかったのか?6位の岡田は準即戦力捕手としての期待値込みでの指名だが、森と同じ大阪桐蔭高出身。森が成長するまでの繋ぎ?か、それとも炭谷が来年国内FA権を取得して移籍された場合の保険か?

今回のドラフトは1,2位がどちらも野手で先発候補の指名は無かったのと左腕投手ではなかった点が不満だ。それでも高校NO.1打者であり捕手の森指名は甲子園のスターでもあるので満足だ。大事に育てていきたい。

【埼玉西武、指名選手】
1位:森友哉(大阪桐蔭高)捕手
2位:山川穂高(中部商-冨士大)内野手
3位:豊田拓矢(浦和学院高-上武大-TDK)投手
4位:金子一輝(日大藤沢高)内野手
5位:山口嵩之(石川工高-トヨタ自動車-トヨタ自動車東日本)投手
6位:岡田雅利(大阪桐蔭高-大阪ガス)捕手
7位:福倉健太郎(鹿屋中央高-第一工業大)投手


西武、新監督に伊原元監督が就任

2013-10-22 22:25:37 | 野球全般

埼玉西武は、2002年から2年間指揮を執った伊原春樹氏の新監督就任を発表した。契約年数は1年。伊原新監督は「10年ぶりに西武ライオンズのユニホームを着ることになりましたが、最近5年間リーグ優勝していない。パ・リーグを牽引していくのはライオンズ。決して戦力は劣っていない。常にリーグ優勝が宿命づけられると思う。優勝しかありません」と抱負を語った。
今後の課題については「(チームを)少しずつ底上げすれば大丈夫。野球への姿勢なども話していきたい」。23日に西武ドームで始まる秋季練習から指導を始めるが「監督が代わり、鬼が帰ってきたと思ってもらえれれば」と笑いながら猛練習を宣言した。

渡辺前監督の辞任とSD就任に伴う監督人事は当初から伊原元監督へ一本化されていたようだ。潮崎2軍監督も取り沙汰されていたが、2軍のチーム成績や前任者から連続して投手出身者が監督を務めるのは考え辛かった。
伊原新監督の就任会見と渡辺前監督の退任会見で同じ言葉が期せずして出てきたのは、ライオンズが西武になってからワースト更新の5年連続V逸は許されないと言う事実だ。
自分は昨オフに渡辺監督は辞任するべきと考えていたが、続投が決まったもののファンの期待をまたもや裏切ったのだから退任は当然だ。渡辺監督6年間で日本一は就任した2008年だけでは、ファンの我慢もこの当たりが限界だ。この成績は監督だけではなく、満足な補強をしない編成にも責任の一端はあるが、やはり、最後は監督が責任を取るのは当然だ。

伊原新監督は10年ぶりのライオンズのユニフォーム、コーチ時代は鬼コーチと呼ばれ選手からは嫌われ役だったが、10年経過して果たしてどういう風にして優勝に導いてくれるのだろうか?伊原新監督のスタイルは、守りを固め相手の隙を突く野球だ。ヘルマンや片岡の機動力を前面に出す野球を推進するだろうが、残念ながらこの二人の去就は微妙だ。

難航したコーチ人事は驚きの人選となった。バッテリーコーチの袴田氏はロッテOB、投手コーチの清川氏は近鉄・広島OBの変則左腕投手だった。この二つのポジションには一部ではOBでJR西日本監督の佐々木誠が、投手コーチは高山氏、土肥氏、松沼兄やん、BCリーグの森慎二らが取り沙汰されていただけに清川氏の起用は驚きだ。

▽監督=伊原春樹(64・芝浦工業大)

 ▽チーフコーチ兼バッテリーコーチ=袴田英利(58・法政大)

 ▽投手コーチ=清川栄治(52・大阪商業大)、石井丈裕(48・法政大)

 ▽打撃コーチ=田辺徳雄(47・吉田高)、宮地克彦(42・尽誠学園高)

 ▽守備・走塁コーチ=河田雄祐(45・帝京高)、奈良原浩(45・青山学院大)

  [二軍]

 ▽監督=潮崎哲也(44・鳴門高)

 ▽野手総合コーチ兼打撃コーチ=高木浩之(41・駒澤大)

 ▽バッテリーコーチ=秋元宏作(45・国学院久我山高)

 ▽投手コーチ=杉本正(54・御殿場西高)、横田久則(46・那賀高)

 ▽守備・走塁コーチ=黒田哲史(38・神戸村野工高)、嶋重宣(37東北高)(打撃コーチ補佐兼務)


映画『パッション』を観て

2013-10-21 14:35:19 | ヨーロッパ映画

13-82.パッション
■原題:Passion
■製作年、国:2012年、フランス・ドイツ
■上映時間:101分
■料金:1,800円
■観賞日:10月20日、TOHOシネマズみゆき座(日比谷)

□監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ
◆レイチェル・マクアダムス
◆ノオミ・ラパス
◆カロリーネ・ヘルフルト
◆ポール・アンダーソン
◆ミヒャエル・ロツショップ
◆ベンジャミン・サドラー
◆ライナー・ボック
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
若くして世界的な広告代理店のエグゼクティヴにのぼりつめたクリスティーンは、現在はベルリン支社の運営を任されながら、ニューヨーク本社への復帰を狙っている。
彼女と二人三脚で新作スマートフォン“オムニフォン”の広告を手掛けることになったイザベルは、忠実なアシスタントのダニとプロモーション・ビデオを制作。ロンドンでのプレゼンを成功させ、出張に同行したダークと一夜を共にする。イザベルがベルリンに戻ると、クリスティーンが手柄を横取りし、本社復帰の約束を取りつける。

その後もイザベルを翻弄するクリスティーンは、幼い頃不幸な事故で他界した双子の姉の話を聞かせる。同情したイザベルは思わず忠誠を見せるが、全て彼女を手なずけようとするクリスティーンの罠だった。ロンドン出張以来親密だったダークが突然別れ話を切り出し、イザベルはショックを受ける。会社の金を横領した弱みをクリスティーンに握られた彼は、利用された挙句、見捨てられたのだ。
クリスティーンの冷酷な本性を思い知ったイザベルは、オムニフォンのオリジナル・ビデオを動画サイトで公開。それは世界中の視聴者やクライアントの反響を呼び、イザベルはクリスティーンを出し抜いて本社栄転を勝ち取る。

クリスティーンはダークを操ってイザベルに精神的ダメージを与え、彼女が泣き叫ぶ姿を記録した監視カメラの映像を社内のパーティで上映する。屈辱から情緒不安定になったイザベルは薬物に依存する。ある日、クリスティーンが自宅で何者かに刃物で切り付けられ、殺される。ベルリン警察はイザベルの身柄を拘束。脅迫メールや現場に残された物証から彼女の犯行だと断定し、厳しい追及を受けた彼女もそれを認める。しかしイザベルは我を取り戻し、無実を主張する。再捜査の結果、イザベルのアリバイや脅迫メールに関する事実が判明。ダークが新たな容疑者として浮かび上がるが……。

デ・パルマ作品とのことで期待して観に行った作品。デ・パルマ作品だから、当然、単純な展開にはならず捻りをどう効かすかが観賞のポイントでしょう。クリスティーンは如何にもキャリアウーマン風のいでたちで、これをレイチェル・マクアダムスが妖艶に且つ役柄を良く理解して演じていたのには好感、今後、こういう役を演じる機会がありそうです。ノオミ・ラパスは演出なのか、終始、クリスティーンに振り回され実績を横取りされる気の毒なアシスタントのイザベルで、そのイザベルがクリスティーンに苛められている?様子を見ていたイザベルのアシスタントであるダニ、そんな女性陣に振り回される情けない男ダーク。この4者の人間(男女)関係と仕事上の力関係が事件とも密接に絡んでいるので、この辺を整理しながら観ていないと追い付けない。
イザベルがクリスティーン殺害犯であると意識朦朧の中で自白してしまい、その後、弁護士の必死の弁護のおかげで疑いは晴れるのだが、映像ではその間にオペラ観賞をしていてアリバイが有る様子を画面2分割で示している。

ラストシーン、クリスティーンの墓場での埋葬シーンだが、何やら意味深な終わり方。彼女が生前、双子の姉がいることを仄めかすシーンが度々出て来るので、もしかしたら亡くなったのは幻の姉?それともクリスティーン自身なのか?或いは妄想?あらゆる解釈が成り立つのだが、クリスティーンが実は生きていました、では理屈に合わない気もする。でも、そう思わせたいのがブライアン・デ・パルマ監督の意図なのかな?


映画『トランス』を観て

2013-10-20 22:12:31 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

13-81.トランス
■原題:Trance
■製作年、国:2013年、イギリス
■上映時間:101分
■料金:1,800円
■観賞日:10月19日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)

□監督・製作:ダニー・ボイル
◆ジェームス・マカヴォイ
◆ヴァンサン・カッセル
◆ロザリオ・ドーソン
◆ダニー・スパーニ
◆マット・クロス
◆ワハブ・シーク
◆マーク・ボルティモア
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
さまざまな作品を世に送り出したダニー・ボイル監督が、『つぐない』などのジェームズ・マカヴォイを主演に迎えたサスペンス。『トレインスポッティング』の脚本家ジョン・ホッジとボイル監督が再びタッグを組み、ギャングと名画を略奪した競売人が絵画の隠し場所の記憶を失い、ギャングが催眠療法で記憶を復活させようと画策するも予期せぬ事態に陥っていくさまを描く。

ゴヤの傑作「魔女たちの飛翔」が出品されるその日のオークション会場は興奮に満ちていた。熾烈な競売の末、2750万ポンド(約40億円)という高値で落札。だがその瞬間、会場にガス弾が投げ込まれる。
競売人のサイモンは、緊急時のマニュアル通り、絵画をバッグに入れて金庫へ向かうが、そこにはギャングのリーダー、フランクが待ち構えていた。実はサイモンも彼の仲間で、ここでフランクに絵画を奪われたフリをする計画だった。ところが、サイモンはフランクの首にスタンガンを突き付け、怒ったフランクに殴り倒されてしまう。フランクが鮮やかな手口で外へ持ち出したバッグを開けると、額縁だけが入っていた……。
病院で目覚めたサイモンは、殴られた衝撃で記憶の一部が消えてしまっていた。絵画の隠し場所も、そもそもなぜ隠したのかも思い出せない。そんな中、フランクはサイモンの記憶を取り戻すため、催眠療法士を雇う。普段は肥満やパニック障害を治療している療法士、エリザベス・ラムを訪ねるサイモン。
フランクの指示で、失くした車のキーを見つけたいと偽って治療を受けるが、その一部始終は胸につけた隠しマイクからフランクに筒抜けだった。しかし、事の次第を知ったエリザベスは、フランクにパートナーを志願。彼女の本格的な催眠療法が始まるが、サイモンの記憶の旅には本人さえ予想もつかない秘密と危険が待ち受けていた……。

この作品は窃盗団のリーダーであるフランク、ギャンブルで借金を抱えるサイモン、催眠療法士でかつてサイモンの治療を担当していたエリザベス。主にこの3人の人間関係がそれぞれ交錯して成り立っている。
サイモンの借金を返済の為に強盗団に加担し、そのサイモンの担当医だったエリザベスとは肉体関係にあったがDVで交際は中断していた。その彼女が操る催眠療法でサイモンを操り、最後は、彼女が名画を手にして終わる。だが、彼女はゴヤの名画を売却する訳では無く、自室に飾って自慢げにするだけ。フランクとサイモンを同時に葬り去ろうと画策するものの、フランクだけは生き残った。果たして、フランクの復讐はあるのだろうか?

この主役3人を演じたのがヴァンサン・カッセル、ジェームス・マカヴォイとロザリオ・ドーソン。ほぼこの3人を軸に回っているのだが、ストーリー的にはエリザベスには卓越した催眠療法士としての技?を持っていたことが全てだが、フランクが彼女を選ぶ過程で何故そうなったのかが薄かった。また、彼女自身がサイモンと交際しDV被害者だったことが、今回の事件の一端を担っていたのだが、どのようなDVを受けて彼女がそう思うようになったのか分かり辛かったのが残念な点だった。
でも、ロザリオ・ドーソンの全裸シーンには驚いた。吹き替えでないとしたら、あれを承諾したことでギャラ上がったのかな?


映画『陽だまりの彼女』を観て

2013-10-19 23:12:27 | 映画・恋愛、ファンタジー、コメディー

13-80.陽だまりの彼女
■配給:東宝、アスミック・エース
■製作年、国:2013年、日本
■上映時間:129分
■料金:0円(観賞券使用)
■観賞日:10月19日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)



□監督:三木孝浩
◆上野樹里
◆松本潤
◆玉山鉄二
◆夏木マリ
◆大倉孝二
◆谷村美月
◆菅田 将暉
◆西田尚美
◆とよた真帆
【ストーリー&感想】
パッとしなかった幼なじみと再会した青年が、魅力的な女性になった彼女と恋に落ちたのを機に、切なくて温かな奇跡の物語が動き出していく。メガホンを取るのは、『僕等がいた』シリーズの新鋭・三木孝浩。『花より男子』シリーズの松本潤と『のだめカンタービレ』シリーズの上野樹里が、主人公のカップルを快演する。
取引相手を訪ねた新人営業マンの浩介は、そこで同じ中学校に通っていた幼なじみの真緒と10年ぶりの再会を果たす。学年有数のバカとして名をはせ、何かといじめられていた彼女が、当時の姿から想像がつかないほど魅力的な女性になったことに驚く浩介。再会に運命めいたもの感じた二人は惹(ひ)かれ合うようになり、結婚を決意するまでに。だが、真緒は誰にも知られてはならない、とんでもない秘密を持っていて……。

嵐のマツジュンこと松本潤と上野樹里がカップルとして登場するラヴ・ストーリー。新人営業マンの浩介が営業先の会社に赴いて偶然、中学校時代の幼馴染と再会する。ここからストーリーは始まるのだが、そこには中学校時代の二人の関係が描かれていて、転校生としてやってきた真緒がクラスに馴染めずにいじめられていたのを「助けた」のが始まり。
そんな過去があったのと、浩介が江の島の海岸で猫を助けたのが本当の始まりか?これに感謝した猫が島に一人で住む謎の女大下に、猫から人間にして下さいと懇願し「真緒」という人間に転生する。そして13年間の記憶を無くしたまま、警察官夫婦に全裸で居る所を保護され養子として育てられた。

真緒と浩介が養父母に結婚の許しを得る為に実家へと向かうが、何故か養父母は複雑な様子。単に娘を嫁がせる前の親ではなく、真緒の知られざる過去をそれとなく知っていた両親が、浩介に覚悟があるか詰め寄る。こうして観ている側に真緒の過去が少しずつ見えて来る。その中に、中学時代の性格の悪そうな元同級生の女が、真緒が全裸で夜中一人で歩いていると言い放ったとき、住んでいるマンションから転落しそうになった子供を救ったとき、猫舌だったとき、髪が何故か抜け落ちて元気が無かったとき、等など猫を想起させるシーンが沢山出て来るのだった。
猫は9回生まれ変わる動物であることから、真緒に転生した彼女の寿命が尽き始めようとしたとき、彼女は浩介の前からある日姿を消す。猫は死期を悟ると飼い主の前から消えてその屍を見せないと言われる。真緒も寿命が来ていることを悟り、浩介と朝を過ごしながらもサッと姿を消した。必死に行方を追う浩介だったが、彼には真緒の行き先が判った気がして江の島へと急行。真緒は人間に転生させてもらった大下を訪ねている。

結局、猫に戻った?真緒は再び浩介の元に猫として姿を現す。これってハッピー・エンドなのですかね?

自分はこの作品は無料券を持っていたので観賞したのですが、やはり、若い女性が多かったのは、ストーリーと主演が嵐の人気者松潤だったからでしょうか。若い女性には涙が止まらないでしょう。共演の上野樹里ですが、随分と綺麗に撮られていたとの印象です。
山下達郎とビーチ・ボーイズの音楽が効果的に使われていたのには好感が持てました。


西武、CS第1ステージで悔しい終戦...

2013-10-14 18:43:46 | 野球観戦記2013~

         2013プロ野球観戦記録NO.38~CS第1ステージ
            ×埼玉西武 1 ー 4 千葉ロッテ○

チ  ー  ム 
千葉ロッテ
埼玉西武

 【球場】
西武ドーム3
塁側内野A

【責任投手】
○唐川1勝
S益田1S
●牧田1敗

【投手-捕手】

(ロ)唐川、内、ロサ、益田-里崎
(西)牧田、高橋、サファテ、涌井、ウィリアムス-炭谷

【本塁打】
鈴木1号(ロ)、井口2号
(ロ)

【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4片岡

7栗山
3浅村
8秋山
D中村
9坂田
2炭谷
6鬼崎
-----
1牧田

【観戦評】
1勝1敗のタイで迎えたCS第1ステージの最終戦、先発は牧田と唐川。牧田は10・8での先発から中5日での登板だ。
牧田は序盤から走者を出すが後続は断って得点を許さず、一方の西武も3,4回と得点圏に走者を置きながら無得点が続く。この展開では先取点を与えた方が苦しくなると思えた5回、6回とそれぞれ先頭の鈴木と井口にソロ本塁打を浴び劣勢に立たされる。
牧田はロッテ打者が再三タイムをかけるなどの嫌がらせを受けたものの、何とか試合を作ったが味方の援護が無く6回途中で高橋へ交代。スタンドからは判らなかったが、ベンチ内では頭を抱えて涙を流していたそうだ。彼はWBCで抑えを任されるなど忙しい一年で、残念ながら防御率の良さの割には勝運に恵まれなかった(8勝)一年だった。牧田も悔しかっただろうが、一年間応援し続けてきたファンも悔しいのだ!!!

反撃は6回、片岡とクリCの連打で無死1,3塁で浅村を迎える絶好のチャンス到来。ロッテはここで内にスイッチして浅村の放った打球は右翼席に向かって一直線に飛び西武ファンの歓声に押されたもののフェンス手前ギリギリで失速する右犠飛で取りあえず1点。あ~、この打球がスタンドインしていれば...の思いが残っている間、秋山は併殺打に倒れて一気呵成の逆転はならなかった。ここで逆転出来なかったのが最後まで響いた。

結局、一度もリードを奪えないまま、8回には涌井が角中に3塁打を打たれてジ・エンド。1点差なら何とかなっても3点差は厳しかった。折角、シーズン終盤に頑張って2位でCS本拠地開催を勝ち取ったのに、この日の敗戦で全てがパーに。やはり、1位にならないとダメだって事が良く判ったのではないか。1位になればコンディション的に楽だしね。

さて、こうなると早くも来季へ向けての戦力整備(新人獲得、トレード、FA対策など)が急がれますが、まずはナベQ体制がどうなるかでしょう。個人的には昨オフに4年連続V逸という球団ワースト記録を作ってしまった時点で解任すべきだったと言うのが私の持論。今オフもやはりその考えは変っていませんが、じゃあ誰が後任に相応しいかですが一部では伊原元監督の再入団(監督かコーチかは未定)も噂されていますが、早く決めないとドラフトにも影響が出てしまう。

まあ、いずれにせよ、これから長いオフに突入です。暫くはシーズンの応援疲れがドッと出て来るのと、試合が無いという抜け殻のような精神状態が続き、日常生活でも仕事でもボーっとした日が続きます。中々簡単に切り替えることは出来ないのが2009年以来続いてしまって辛いですよ、シーズン終了直後の日々って。

                                                      【2013プロ野球観戦履歴】

今年はWBC3試合を含めて38試合を観戦。西武の試合はオープン戦、交流戦を含めて35試合観戦して21勝14敗で勝率は6割丁度でした。ビジター球場では2-4と負け越したのはQVCでの2連敗が響いた。例年はハマスタでの観戦がオープン戦か交流戦であるのが今回は無し。先発投手では岸の試合が10試合で最多でしたが、観戦試合での最多勝は何故だかサファテの4-0でした。不思議だね~。
勝率は決して低くは無いでしょうが、自分の観戦した試合の勝率が低くてもCSを突破して日本シリーズで讀賣と対戦するのを観たかったのですがね...。あ~あ、溜息しか出ませんよ...

NO. 日 付 球  場 本拠地チーム

対戦チーム

  スコア   先発投手 先発投手 勝利投手 メモ
1 3/08 東京ドーム 日本 台湾 ○ 4-3 × 能見 王建民 牧田

WBC第2ラウンド

2 3/10 東京ドーム 日本 オランダ ○16-4 ×  前田 コルデマンス 前田 WBC第2ラウンド
3 3/12 東京ドーム 日本 オランダ ○10-6 × 大隣 ベルクマン 大隣 WBC第2ラウンド
4 3/17 西武ドーム 埼玉西武 阪神 ○ 3-2 × 石井 藤浪 石井 オープン戦
5 3/23  西武ドーム 埼玉西武 横浜DeNA  × 3-4 ○  菊池 鄭凱文 鄭凱文 

オープン戦 

6 3/30 西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 4-2 ×  菊池 ウルフ 菊池 開幕カード
7 4/27 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 2-9 ○ 則本 則本  
8 4/28 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○ 15-1 × 菊池 ダックワース 菊池  
9 5/04  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 9-7 × 岸  ウルフ  サファテ   
10 5/05  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 2-0 ×  菊池  武田勝  菊池  菊池、完封勝利 
11 5/06  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 1-0 × 十亀  鍵谷  十亀  十亀、完封勝利 
12 5/14  明治神宮野球場 東京ヤクルト 埼玉西武  × 3-4 ○  村中  十亀  岩尾  岩尾プロ初勝利 
13 5/18  東京ドーム 読売 埼玉西武  ○2x-1 × 菅野  岸  西村  サヨナラ負け 
14 6/01  西武ドーム 埼玉西武 東京ヤクルト  ○ 3x-2 ×  岸  小川  サファテ  サヨナラ勝利 
15 6/02 西武ドーム 埼玉西武 讀賣 ○ 5-1 ×  十亀  内海  十亀  交流戦 
16 6/16

西武ドーム

埼玉西武 横浜DeNA   ○ 7-1 ×   岸  藤井  岸  交流戦 
17 6/22  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 3-4 ○  十亀 井川  井川   
18 7/07  西武ドーム

埼玉西武

千葉ロッテ  ○ 11-2 ×  岸  大嶺  岸  ロッテを3タテ 
19 7/12 Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  × 3-4 ○  戸村  菊池  岡本洋  延長12回を制す 

20

7/13  Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  ○ 3-1 × 則本  十亀  則本   
21 7/27 西武ドーム  埼玉西武  オリックス  × 2-7 ○  涌井  井川  森本   
22 7/28  西武ドーム  埼玉西武  オリックス  ○ 7-0 ×  岸  ディクソン  岸   
23 8/17 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○3x-2 ×  牧田  辛島  サファテ  大崎サヨナラ安打 
24 8/18 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 12x-11 ×  ダックワース  増田  連日のサヨナラ勝利 
25 8/24  西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク  × 3-7 ○   牧田  攝津  攝津   
26 8/25 西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク 

× 2-5 ○ 

野上  バリオス  バリオス   
27 8/31  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  ○ 2-1 ×  野上  ディクソン  ウィリアムス   
28 9/01 西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 1-7 ○  西口  八木  海田  西口初回KO 
29 9/07  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 1-0 ×  松永  野上  服部   
30 9/09  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 4-3 ×  古谷  岡本洋  古谷  9/8雨天中止振替 
31 9/15  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 3x-2 ×  岡本洋  古谷  増田 サヨナラ勝利 
32 9/24  西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 4x-3 ×   十亀  則本  サファテ  サヨナラ勝利 
33 9/26 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 3-4 ○  増田 美馬 ハウザー   
34 9/29 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 6x-5 ×  岸  古谷  野上  サヨナラ勝利 
35 10/8  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ ○ 10-2 × 牧田  成瀬  高橋 

8連勝で2位決定 

36 10/12 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ    × 1-11 ○ 古谷 西野

CS第1ステージ

37 10/13 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ    ○ 15-0 × 岡本洋 松永 岡本洋

CS第1ステージ

38 10/14 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ    × 1-4 ○ 牧田 唐川 唐川 

CS第1ステージ

  ※注意=「スコア」は本拠地チームから見た結果。赤色は西武の勝利。「先発投手」はホーム - ビジターの順番 


西武、記録的圧勝でロッテを破る!岡本洋、CSでプロ初完封

2013-10-13 22:58:37 | 野球観戦記2013~

         2013プロ野球観戦記録NO.37~CS第1ステージ
            ○埼玉西武 15 ー 0 千葉ロッテ×

チ  ー  ム 
千葉ロッテ
埼玉西武 15

 【球場】
西武ドーム3
塁側内野A

【責任投手】
○岡本洋1勝
●松永1敗

【投手-捕手】

(ロ)松永、藤岡、レデズマ、服部-里崎、田村
(西)岡本洋-炭谷

【本塁打】
片岡1号(西)、栗山1号
(西)

【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4片岡

7栗山
3浅村
8秋山
D中村
9坂田
2炭谷
6鬼崎
-----
1岡本洋

【観戦評】
昨日CS第1戦を落としてしまったライオンズ。ロッテとすれば最高の形での勝利でしょうが、連勝はさせません。
今日の先発は岡本洋と左腕松永。両投手共に今季は中継ぎでスタートし、事情は異なるもののシーズン後半から先発起用されています。

さて、試合の方は昨日とは正反対で、序盤から西武打線の猛攻にロッテ投手陣が晒されることになります、初回、ロッテは先頭根元が四球で出塁も、2番岡田の打球は2塁片岡の正面に飛び、1塁走者にタッチして併殺が完成。逆に西武は初回、ヘルマンがイキナリ安打で出塁。片岡バント後、クリCと浅村のタイムリーが出て2点先取。ロッテ投手陣は、浅村に対して内角攻めを公言していたが、肝心の投手に制球ミスが重なりタイムリーを許す。
2回には2死無走者からヘルマンの安打と、ヘルマンの盗塁を警戒し過ぎた松永が片岡に2ラン本塁打をセンターに浴び0-4とロッテは窮地に。ここから先はロッテの左腕投手陣が次々に西武打線の餌食になり、スタンドのファンは大喜び(って私もその一人でしたが)でロッテ応援団もだんまりを決め込むしか術は無かった。

今日の西武打線はヘルマンが火を付けて片岡、クリCが続き、打点王が決定した浅村が伊東推奨の内角攻めを苦にしない見事な打撃術で打点を稼ぐ理想的な展開だった。明日は苦手としていた唐川先発だが、ロッテは右投手を起用しなかったのは、右投手相手に打たれるのを嫌ったのかも?

大量点差がついて中盤以降、ロッテ主力打者は早くも交代で続々とベンチへ退く。投手も松永-藤岡-レデズマ-服部という左腕継投。不可解な継投で藤岡は打たれても打たれても晒し者にされ、試合の最中に今季の「戦力外通告」をしたような采配。レデズマも相変わらずの制球難、服部は途中出場の熊代に2点打を浴び、ロッテ投手陣は西武打線に20被安打、15得点、6四死球を与え、これはCS記録となった。打撃陣も岡本洋にプロ初完封を許し4併殺では勝ち目は無く、1戦目の大勝も遠い過去のものと思えるような試合だっただろう。
外野席に陣取った自慢の?黒服大応援団も西武ファンの大歓声を終始聞くしか術は無く、最終回には有り余ったエネルギーをぶつけるような、もはややけ気味の声援も虚しく零敗した。ロッテの「旅は所沢で終わる」のかは明日決着する。
 

                                  【2013プロ野球観戦履歴】

NO. 日 付 球  場 本拠地チーム

対戦チーム

  スコア   先発投手 先発投手 勝利投手 メモ
1 3/08 東京ドーム 日本 台湾 ○ 4-3 × 能見 王建民 牧田

WBC第2ラウンド

2 3/10 東京ドーム 日本 オランダ ○16-4 ×  前田 コルデマンス 前田 WBC第2ラウンド
3 3/12 東京ドーム 日本 オランダ ○10-6 × 大隣 ベルクマン 大隣 WBC第2ラウンド
4 3/17 西武ドーム 埼玉西武 阪神 ○ 3-2 × 石井 藤浪 石井 オープン戦
5 3/23  西武ドーム 埼玉西武 横浜DeNA  × 3-4 ○  菊池 鄭凱文 鄭凱文 

オープン戦 

6 3/30 西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 4-2 ×  菊池 ウルフ 菊池 開幕カード
7 4/27 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 2-9 ○ 則本 則本  
8 4/28 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○ 15-1 × 菊池 ダックワース 菊池  
9 5/04  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 9-7 × 岸  ウルフ  サファテ   
10 5/05  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 2-0 ×  菊池  武田勝  菊池  菊池、完封勝利 
11 5/06  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 1-0 × 十亀  鍵谷  十亀  十亀、完封勝利 
12 5/14  明治神宮野球場 東京ヤクルト 埼玉西武  × 3-4 ○  村中  十亀  岩尾  岩尾プロ初勝利 
13 5/18  東京ドーム 読売 埼玉西武  ○2x-1 × 菅野  岸  西村  サヨナラ負け 
14 6/01  西武ドーム 埼玉西武 東京ヤクルト  ○ 3x-2 ×  岸  小川  サファテ  サヨナラ勝利 
15 6/02 西武ドーム 埼玉西武 讀賣 ○ 5-1 ×  十亀  内海  十亀  交流戦 
16 6/16

西武ドーム

埼玉西武 横浜DeNA   ○ 7-1 ×   岸  藤井  岸  交流戦 
17 6/22  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 3-4 ○  十亀 井川  井川   
18 7/07  西武ドーム

埼玉西武

千葉ロッテ  ○ 11-2 ×  岸  大嶺  岸  ロッテを3タテ 
19 7/12 Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  × 3-4 ○  戸村  菊池  岡本洋  延長12回を制す 

20

7/13  Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  ○ 3-1 × 則本  十亀  則本   
21 7/27 西武ドーム  埼玉西武  オリックス  × 2-7 ○  涌井  井川  森本   
22 7/28  西武ドーム  埼玉西武  オリックス  ○ 7-0 ×  岸  ディクソン  岸   
23 8/17 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○3x-2 ×  牧田  辛島  サファテ  大崎サヨナラ安打 
24 8/18 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 12x-11 ×  ダックワース  増田  連日のサヨナラ勝利 
25 8/24  西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク  × 3-7 ○   牧田  攝津  攝津   
26 8/25 西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク 

× 2-5 ○ 

野上  バリオス  バリオス   
27 8/31  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  ○ 2-1 ×  野上  ディクソン  ウィリアムス   
28 9/01 西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 1-7 ○  西口  八木  海田  西口初回KO 
29 9/07  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 1-0 ×  松永  野上  服部   
30 9/09  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 4-3 ×  古谷  岡本洋  古谷  9/8雨天中止振替 
31 9/15  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 3x-2 ×  岡本洋  古谷  増田 サヨナラ勝利 
32 9/24  西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 4x-3 ×   十亀  則本  サファテ  サヨナラ勝利 
33 9/26 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 3-4 ○  増田 美馬 ハウザー   
34 9/29 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 6x-5 ×  岸  古谷  野上  サヨナラ勝利 
35 10/8  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ ○ 10-2 × 牧田  成瀬  高橋 

8連勝で2位決定 

36 10/12 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ    × 1-11 ○ 古谷 西野

CS第1ステージ

36 10/13 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ    × 15-0 ○ 岡本洋 松永 岡本洋

CS第1ステージ


西武、8連勝の勢い届かず大敗

2013-10-12 23:00:40 | 野球観戦記2013~

      2013プロ野球観戦記録NO.36~CS第1ステージ
            ×埼玉西武 1 ー 11 千葉ロッテ○

チ  ー  ム 
千葉ロッテ 11
埼玉西武

【球場】
西武ドーム3
塁側内野A

【責任投手】
○西野1勝
●岸1敗

【投手-捕手】

(ロ)古谷、西野、ロサ、内、藤岡-里崎、田村
(西)岸、大石、高橋、増田、十亀-炭谷、上本、星孝

【本塁打】
中村1号(西)、井口1号
(ロ)、サブロー1号(ロ)、加藤1号(ロ)

【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4片岡

7栗山
3浅村
8秋山
D中村
9坂田
2炭谷
6鬼崎
-----
1岸

【観戦評】
10・8決戦に圧勝して掴んだ2位の座、本来は1位になってもらいたいので「2位」自体はめでたくないものの、2位を決める試合に勝ってCS本拠地開幕権を取ったことは「めでたい」ので勘違いしないように(って誰に言っているの?)。

シーズンを8連勝で終えて、貯金「8」、加えてシーズンの得失点差まで「8」(10・8の試合は「8点差」でした)で終えたライオンズ、第1ステージは再びロッテとの対戦ですが、西武ドームではライオンズの方が対戦成績で圧倒しているので優位に戦えそうな試合前でしたが...。先発は岸と古谷、どちらも連勝中の投手同士。

期待された岸でしたが、初回の2死無走者で井口の打った打球はフラフラと左翼ポール付近まで舞い上がりスタンドインする先制のソロ本塁打を浴びてしまう。2回こそ三凡だったが、3回に2点を与えて0-3と劣勢に。この時点でブルペンでは野上が準備出来ていたので、4回から野上投入かとも思えたがベンチは続投を選択。
だが、4回にも5回にも失点を繰り返し、結局5回5失点で降板、一度失った流れは最後まで西武に来る事は無かった。

打線は4回の無死1,2塁、5回の1死満塁を活かせず。ここで一気に畳み掛ければ点差も縮まり展開も変ったのでしょうが、得点は5回の中村のソロ本塁打のみ。
岸降板後は大石、増田のドラ1コンビが炎上し1-11という大差で敗退。折角、シーズンを8連勝で終わったのに、その勢いが萎んでしまいそうな敗戦でした。岸の不調が大きくゲームを左右してしまい、ナベQ監督からエースとしての期待を背負っての登板でしたが、やはりここはシーズンとは違うので3回終了で降板させてもらいたかった。そうすれば岸の次回登板への負担も少なくて済んだのだが、82球投げたので第2ステージはどこで投げるのだろうか?

ロッテは普段は仕掛けが遅いが、今日は積極的に第1ストライクから振りに来ていたのが目立った。その姿勢が打線全体に勢いを呼び寄せる効果となった。大敗を喫した西武だが、明日の試合を良い形で勝って3戦目に繋げたい。その明日の先発は岡本洋と松永だ。

                               【2013プロ野球観戦履歴】

NO. 日 付 球  場 本拠地チーム

対戦チーム

  スコア   先発投手 先発投手 勝利投手 メモ
1 3/08 東京ドーム 日本 台湾 ○ 4-3 × 能見 王建民 牧田

WBC第2ラウンド

2 3/10 東京ドーム 日本 オランダ ○16-4 ×  前田 コルデマンス 前田 WBC第2ラウンド
3 3/12 東京ドーム 日本 オランダ ○10-6 × 大隣 ベルクマン 大隣 WBC第2ラウンド
4 3/17 西武ドーム 埼玉西武 阪神 ○ 3-2 × 石井 藤浪 石井 オープン戦
5 3/23  西武ドーム 埼玉西武 横浜DeNA  × 3-4 ○  菊池 鄭凱文 鄭凱文 

オープン戦 

6 3/30 西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 4-2 ×  菊池 ウルフ 菊池 開幕カード
7 4/27 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 2-9 ○ 則本 則本  
8 4/28 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○ 15-1 × 菊池 ダックワース 菊池  
9 5/04  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 9-7 × 岸  ウルフ  サファテ   
10 5/05  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 2-0 ×  菊池  武田勝  菊池  菊池、完封勝利 
11 5/06  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 1-0 × 十亀  鍵谷  十亀  十亀、完封勝利 
12 5/14  明治神宮野球場 東京ヤクルト 埼玉西武  × 3-4 ○  村中  十亀  岩尾  岩尾プロ初勝利 
13 5/18  東京ドーム 読売 埼玉西武  ○2x-1 × 菅野  岸  西村  サヨナラ負け 
14 6/01  西武ドーム 埼玉西武 東京ヤクルト  ○ 3x-2 ×  岸  小川  サファテ  サヨナラ勝利 
15 6/02 西武ドーム 埼玉西武 讀賣 ○ 5-1 ×  十亀  内海  十亀  交流戦 
16 6/16

西武ドーム

埼玉西武 横浜DeNA   ○ 7-1 ×   岸  藤井  岸  交流戦 
17 6/22  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 3-4 ○  十亀 井川  井川   
18 7/07  西武ドーム

埼玉西武

千葉ロッテ  ○ 11-2 ×  岸  大嶺  岸  ロッテを3タテ 
19 7/12 Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  × 3-4 ○  戸村  菊池  岡本洋  延長12回を制す 

20

7/13  Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  ○ 3-1 × 則本  十亀  則本   
21 7/27 西武ドーム  埼玉西武  オリックス  × 2-7 ○  涌井  井川  森本   
22 7/28  西武ドーム  埼玉西武  オリックス  ○ 7-0 ×  岸  ディクソン  岸   
23 8/17 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○3x-2 ×  牧田  辛島  サファテ  大崎サヨナラ安打 
24 8/18 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 12x-11 ×  ダックワース  増田  連日のサヨナラ勝利 
25 8/24  西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク  × 3-7 ○   牧田  攝津  攝津   
26 8/25 西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク 

× 2-5 ○ 

野上  バリオス  バリオス   
27 8/31  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  ○ 2-1 ×  野上  ディクソン  ウィリアムス   
28 9/01 西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 1-7 ○  西口  八木  海田  西口初回KO 
29 9/07  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 1-0 ×  松永  野上  服部   
30 9/09  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 4-3 ×  古谷  岡本洋  古谷  9/8雨天中止振替 
31 9/15  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 3x-2 ×  岡本洋  古谷  増田 サヨナラ勝利 
32 9/24  西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 4x-3 ×   十亀  則本  サファテ  サヨナラ勝利 
33 9/26 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 3-4 ○  増田 美馬 ハウザー   
34 9/29 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 6x-5 ×  岸  古谷  野上  サヨナラ勝利 
35 10/8  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ ○ 10-2 × 牧田  成瀬  高橋 

8連勝で2位決定 

36 10/12 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ    × 1-11 ○ 古谷 西野

CS第1ステージ

※注意=「スコア」は本拠地チームから見た結果。赤色は西武の勝利。「先発投手」はホーム - ビジターの順番


西武、最終決戦でロッテを圧倒!10点爆勝&今季初8連勝で貯金「8」と2位決定

2013-10-08 22:33:10 | 野球観戦記2013~

                      2013プロ野球観戦記録NO.35
            ○埼玉西武 10 ー 2 千葉ロッテ×

チ  ー  ム 
千葉ロッテ
埼玉西武 10

【球場】
西武ドーム1
塁側内野A

【責任投手】
○高橋1勝
●成瀬6勝4敗

【投手-捕手】

(ロ)成瀬、西野、レデズマ、服部
-里崎、田村
(西)牧田、増田、高橋、岡本篤、山本 - 炭谷

【本塁打】
浅村27号(西)、ヘルマン4号(西)、サブロー5号(ロ)

【埼玉西武
】スタメン
5ヘルマン
4片岡

7栗山
3浅村
8秋山
D中村
9坂田
2炭谷
6鬼崎
-----
1牧田

【観戦評】
シーズン終盤に来て7連勝中のライオンズ、その勢いは留まるところを知らず、SBとそしてロッテがオリックスに敗れたことで遂に2位に辿り着いた。でも、目指していたのはシーズン1位なので素直に喜べませんが、一時は4位から抜け出せず3位SBに5ゲーム差と拡がった時は絶望感一杯でした。だが...。
選手の諦めない気持ちが徐々に勝利と言う形になって現れ始めた要因はやはり片岡と中村が1軍復帰してからですね。アレ程遠かったと思われたSBにホームで劇的な2連勝を飾り、もたつくロッテまでも遂に昨日捉えて、迎えた両チームの最終戦は9/16に台風接近で中止(試合開始時には雨は止んでいた!!!)となった分の振替試合が今日組まれました。
この試合で勝った方が2位決定となり(引き分けだと西武が2位)CS第1ステージを本拠地で開催出来るので、落とす事の出来ない大事な最終戦です。自分の観戦予定は元々無かったのが、2位の可能性が出て来たので、急遽週末に席を確保して、今日の仕事は2時間早退(休暇届を正規に提出していますよ!)して多摩モノレールとバスで駆け付けて球場インしたのが開始20分位前で際どかった。

先発は牧田とロッテは開幕投手の成瀬。試合は序盤から西武ペース、初回にいきなり4番浅村の技有りの見事な一打が左翼席に飛び込む先制2ラン本塁打で早くも球場のヴォルテージが上がる。2回にも敵失絡みでヘルマンの2点打で、もう球場の雰囲気は一気に8連勝モードへ。
成瀬は試合前のブルペン投球時から球にキレが無く、実際にマウンドに上がると好調西武打線の餌食になっている。球速が下手投げの牧田と2~3キロしか違わない、まだまだ故障明けで万全でないのは投球を見れば明らかだ。

ロッテは2回にサブローのソロ本塁打、4回にもサブローのタイムリーが出る。だが、西武打線はは2回裏に2点で「倍返し」、4回裏には2番手西野から3点で「3倍返し」を喰らわせ、もうこの時点で西武の8連勝を疑う観客は、例えロッテファンでもいなかった筈だ。
その後も登板したロッテ投手全てから点を奪い、10-2の8点差で圧勝。シーズン最終試合を8連勝、貯金8、年間得失点差8と「8」ずくしでのフィニッシュで12日からのCS第1ステージの地元開催権も手中に収めた。

3万2千人のファンで埋まった西武ドームでの今日の試合後に石井一久投手の引退セレモニーが用意されていた。千葉県出身の石井投手、ヤクルトの1位指名を受けてプロ入り。その石井投手が高校2年生(東京学館浦安高)の時に、私は夏の高校野球予選を観に行った。このころから石井投手の評判が知れ渡り始めていたので観戦に出かけたのだが、既に140キロ超の速球を投げていたのを覚えている。
石井のスピーチの後に家族が登場。妻は元フジTVアナウンサーの木佐彩子で長男と一緒にライオンズのユニフォームを着て捕手役の一久相手にマウンドから投げていた。場内一周では「セグウェイ」を使う等、随所に彼らしさが出ていて、最後まで涙の無い引退式。逆に送り出す方のチームメート特に雄星投手辺りが泣いていた。

さて、これで中3日の休養日を挟んで12日から再び今日の相手であるロッテとのCSが始まる。シーズン終盤の8連勝の勢いを維持して、是非、ここを突破して仙台での決戦へと駒を進め、マー君に一泡吹かせましょう。


                           【2013プロ野球観戦履歴】

NO. 日 付 球  場 本拠地チーム

対戦チーム

  スコア   先発投手 先発投手 勝利投手 メモ
1 3/08 東京ドーム 日本 台湾 ○ 4-3 × 能見 王建民 牧田

WBC第2ラウンド

2 3/10 東京ドーム 日本 オランダ ○16-4 ×  前田 コルデマンス 前田 WBC第2ラウンド
3 3/12 東京ドーム 日本 オランダ ○10-6 × 大隣 ベルクマン 大隣 WBC第2ラウンド
4 3/17 西武ドーム 埼玉西武 阪神 ○ 3-2 × 石井 藤浪 石井 オープン戦
5 3/23  西武ドーム 埼玉西武 横浜DeNA  × 3-4 ○  菊池 鄭凱文 鄭凱文 

オープン戦 

6 3/30 西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 4-2 ×  菊池 ウルフ 菊池 開幕カード
7 4/27 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 2-9 ○ 則本 則本  
8 4/28 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○ 15-1 × 菊池 ダックワース 菊池  
9 5/04  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 9-7 × 岸  ウルフ  サファテ   
10 5/05  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 2-0 ×  菊池  武田勝  菊池  菊池、完封勝利 
11 5/06  西武ドーム 埼玉西武 北海道日本ハム  ○ 1-0 × 十亀  鍵谷  十亀  十亀、完封勝利 
12 5/14  明治神宮野球場 東京ヤクルト 埼玉西武  × 3-4 ○  村中  十亀  岩尾  岩尾プロ初勝利 
13 5/18  東京ドーム 読売 埼玉西武  ○2x-1 × 菅野  岸  西村  サヨナラ負け 
14 6/01  西武ドーム 埼玉西武 東京ヤクルト  ○ 3x-2 ×  岸  小川  サファテ  サヨナラ勝利 
15 6/02 西武ドーム 埼玉西武 讀賣 ○ 5-1 ×  十亀  内海  十亀  交流戦 
16 6/16

西武ドーム

埼玉西武 横浜DeNA   ○ 7-1 ×   岸  藤井  岸  交流戦 
17 6/22  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 3-4 ○  十亀 井川  井川   
18 7/07  西武ドーム

埼玉西武

千葉ロッテ  ○ 11-2 ×  岸  大嶺  岸  ロッテを3タテ 
19 7/12 Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  × 3-4 ○  戸村  菊池  岡本洋  延長12回を制す 

20

7/13  Kスタ宮城 

東北楽天 

埼玉西武  ○ 3-1 × 則本  十亀  則本   
21 7/27 西武ドーム  埼玉西武  オリックス  × 2-7 ○  涌井  井川  森本   
22 7/28  西武ドーム  埼玉西武  オリックス  ○ 7-0 ×  岸  ディクソン  岸   
23 8/17 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 ○3x-2 ×  牧田  辛島  サファテ  大崎サヨナラ安打 
24 8/18 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 12x-11 ×  ダックワース  増田  連日のサヨナラ勝利 
25 8/24  西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク  × 3-7 ○   牧田  攝津  攝津   
26 8/25 西武ドーム 埼玉西武 福岡ソフトバンク 

× 2-5 ○ 

野上  バリオス  バリオス   
27 8/31  西武ドーム 埼玉西武 オリックス  ○ 2-1 ×  野上  ディクソン  ウィリアムス   
28 9/01 西武ドーム 埼玉西武 オリックス  × 1-7 ○  西口  八木  海田  西口初回KO 
29 9/07  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 1-0 ×  松永  野上  服部   
30 9/09  QVCマリン 千葉ロッテ 埼玉西武  ○ 4-3 ×  古谷  岡本洋  古谷  9/8雨天中止振替 
31 9/15  西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 3x-2 ×  岡本洋  古谷  増田 サヨナラ勝利 
32 9/24  西武ドーム 埼玉西武 東北楽天  ○ 4x-3 ×   十亀  則本  サファテ  サヨナラ勝利 
33 9/26 西武ドーム 埼玉西武 東北楽天 × 3-4 ○  増田 美馬 ハウザー   
34 9/29 西武ドーム 埼玉西武 千葉ロッテ  ○ 6x-5 ×  岸  古谷  野上  サヨナラ勝利 

 ※注意=「スコア」は本拠地チームから見た結果。赤色は西武の勝利。「先発投手」はホーム - ビジターの順番


映画『そして父になる』を観て

2013-10-05 18:54:09 | 映画・邦画

13-79.そして父になる
■英題:Like Father,Like Son
■配給:ギャガ
■製作年、国:2013年、日本
■上映時間:120分
■料金:0円(ポイント利用)
■観賞日:10月5日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)

 

□監督・脚本・編集:是枝裕和
◆福山雅治
◆真木よう子
◆リリー・フランキー
◆小野真千子
◆二宮慶太
◆黄升
◆井浦新
◆風吹ジュン
◆國村隼
◆夏八木勲
◆樹木希林
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを感動的に描くドラマ。順調で幸せな人生を送ってきたものの、運命的な出来事をきっかけに苦悩し成長する主人公を、『ガリレオ』シリーズの福山雅治が演じる。
学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・良多。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。それは、良多とみどりとの間の子が取り違えられていたというものだった。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。取り違えられた先の雄大とゆかりら一家と会うようになる。血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。良多らの心は揺らぐ……。

今の様な時代に本当に子供の取り違えなんかあるのかな?ってな感じのテーマですね。 だが、果たして親子として生活してきた中で、簡単に本来の親子としての家庭に馴染めるのか?特に、子供の成長期に与える影響は大きいでしょう。
福山雅治は都内の高層マンションで恵まれた環境での生活、一方のリリー・フランキーは自営業で賑やかな家庭と対照的だ。6年間の育ての親から実験的に週末だけ本来の親との生活、しかも子供には明確に理由が告げられない中での交換生活。
そもそもこうなったのは病院側に大きな問題があって、看護婦が妬んでやったのですが、ストーリー的には「誰がやった」のかは重要では無いですね。と言うか、福山雅治演じる良太自身も実母と継母との関係に悩んでいたり、仕事に忙しくて子育てにまで手が回らないなど、そういう部分は電気店を営んでいる斉木家の方が子供に取っても楽しそうに映るでしょうね。

この作品の良い所は、子供取り違えを事件として扱うのではなく、不幸にして起こった事故として扱い、むしろ、親子関係のあるべき姿を提起している点に有る。育ての親と血の繋がった親、子供はどちらを選ぶのだろうか?という問いに対してラスト・シーンは意味深だったが、明確に答えを出さずに終わっていた。
海外の映画祭でも好評を博しアメリカでのリメイクも決まっているらしいが、エンディングからはむしろフランス映画の様な作り方だから欧州でのリメイクの方が合っているかも。アメリカだと家族色が濃く出過ぎないだろうか?

福山雅治は実生活では独身だが、ここでは多忙な仕事で育児に手が回らないセレブな父役を自然な形で演じていた。二組の夫婦役だったリリー・フランキー、小野真千子、真木よう子らのキャスティングも是枝監督の意志を汲んでの演技は素晴らしかった。また、子役らも両親役の俳優陣に負けず劣らずの存在感を発揮していた。


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