kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

理研・笹井氏自殺!遺書で小保方氏気遣う「あなたのせいではない」

2014-08-06 22:38:00 | 時事ニュース・国内

STAP細胞論文をめぐる問題の渦中にいた理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹・副センター長が、首をつっているのが見つかり、死亡が確認された。論文問題で揺れ続けた理研に、改めて大きな衝撃が走った。
兵庫県警によると、午前8時40分、先端医療センターの関係者が、笹井氏が首をつっているのを発見し、午前9時2分に「男性が首をつっている」との110番通報があった。午前9時46分に神戸市立医療センター中央市民病院に搬送されたが、午前11時3分に死亡が確認された。

遺書は秘書の机の上と自殺現場で発見された。秘書の机の上の遺書は人事課長と総務課長宛てだということは分かっているが、何通あったのかはまだ分かっていない。自殺現場で発見されたのは3通。小保方晴子ユニットリーダー宛のものもあったという報道もあるが、3通の宛先や内容については「ご遺族の心情を優先したい」として公表されなかったが、遺族の了解が取れた上で公共性が高いと判断された部分については今後公開する考えだ。遺書は、1枚の紙に、パソコンで作成され、「限界を超えた」、「精神的に疲れました」といった言葉のほか、「あなたのせいではない」など、小保方氏を励ますようなメッセージが記されていたことが、関係者への取材でわかった。

ノーベル賞候補とも目されていた笹井氏の死は国内のみならず、海外でも大きな衝撃をもって受け止められているようだ。アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは、「日本人は、時として、自殺をして償う」と報じたほか、2013年、笹井氏の研究を表彰したスイスのベルン大学は、笹井氏の功績をたたえる、哀悼の意を発表。また、STAP細胞論文を掲載し、その後、取り下げた「ネイチャー」も、笹井氏の自殺について、「本当に悲劇で、多大な損失だ」とコメントしている。

現在、STAP細胞の検証を理研側が小保方氏を交えて行っているが、その中で大きな役割を果たしていた笹井氏の訃報を受けて、今後、実験再現に大きな影響が出ると予想される。


柏市通り魔事件容疑者、任意同行時に「ヤフーチャット万歳!」

2014-03-06 14:10:11 | 時事ニュース・国内

千葉県柏市で2人が死傷した連続通り魔事件は、現場近くに住む自称無職の竹井聖寿(せいじゅ)容疑者(24)が強盗殺人容疑で逮捕された。
「感情が高ぶった」「金を取る目的で刺した」。竹井容疑者は素直に容疑を認めているというが、事件の翌日には、報道陣に「犯行を見た」と冗舌に証言していた。竹井容疑者は「犯人は手に30センチほどの長さの刃物を持っており、暗闇でもギラギラ光っていた」「犯人は『ハハハ』と笑い声を上げたり、奇声を上げたりしながら、牛刀のようなもので倒れた男性に馬乗りになり、背中を何度も刺していた」「刑事さんが先ほどこられて、『動画持ってる』って提出したんです」「でも、これは『外部には内密に』って言われてるんです」と状況を細かく話していた。

竹井容疑者の行動の異様さが際だったのが、3月5日19時過ぎ、家宅捜索後に任意同行される際の行動だ。竹井容疑者は報道陣に向かって中指を立て、つけていたマスクを外して「ヤフーチャット万歳!」と絶叫した。



柏市連続通り魔事件は、被害者の男性と同じマンション内に住む竹井容疑者の犯行だった。この容疑者はTVカメラ前で一部始終をペラペラと喋っていた。
私は犯行発生当時より犯人は土地勘があって遠くに行っていない人物と思っていたが、まさか、竹井容疑者の自宅前の路上で犯行に及んでいたとはそこまでは予想外だった。
任意同行時に奇声を発していたが、最初は「...万歳」で何を言っているか判らなかったが、「ヤフーチャット万歳」らしい。これは竹井容疑者が「除悪」のHNでチャットしていたそうだが、仮想世界で仲間を物色していたのだろうがそこでも居場所は無かったようだ。

今後、捜査の進展と共に竹井容疑者の動機や生活状況、家庭などがあぶり出されるだろう。


「現代のベートーベン」原作者が会見で崩れた虚像

2014-02-07 10:14:20 | 時事ニュース・国内

広島出身の被爆2世の作曲家で、両耳の聞こえないことから「現代のベートーベン」とも呼ばれて話題を集めた佐村河内(さむらごうち)守さんが、「交響曲第1番〈HIROSHIMA〉」などの楽曲を、実際には別の作曲家に制作を依頼していたと、佐村河内さんの代理人である弁護士が明らかにした。実は18年間にわたり、桐朋学園大学の講師である新垣(にいがき)隆氏にゴーストライターを依頼していた。
弁護士によると、十数年前から楽曲の記譜行為は特定の別の人物が行うようになっていた。具体的には、佐村河内さんが提案した楽曲構成、イメージをその人物に具現化してもらう形。佐村河内さんは「ファンの方々を裏切り、関係者の方々を失望させたことについては、決して言い訳のできないこと」と反省しているという。

「偽ベートーベン事件」に関して、佐村河内氏のゴーストライターを務めていた新垣氏が会見を開き、佐村河内氏との関係や実像について詳細を語った。
佐村河内守さんの作品を実際に作曲してきた桐朋学園大学非常勤講師の新垣(にいがき)隆氏(43)が、「(譜面は)書けない」「耳が聞こえないと感じたことは一度もない」と佐村河内さんについて指摘した。佐村河内氏が健常者である疑いについて、大澤孝征弁護士は「障害者手帳を不正取得しているとなれば詐欺罪になる」とした。

佐村河内さんの演奏や作曲の技術についても「(ピアノ演奏は)非常に初歩的な技術のみ」「(譜面は)書けません。彼は実質的にはプロデューサーだった」と指摘した。
佐村河内さんの代理人の折本和司弁護士は、報道陣に「佐村河内さんは現在、精神的に不安定な状態で、とても表に出られない。ファンに謝罪した上、これからどう活動できるのか見極めたい。(本人は)葛藤はあったが、代作の公表に踏み出せなかった」と語った。佐村河内さんは高橋選手に対し「大切な時期に大変申し訳ない」と話しているという。

週刊誌の記事に端を発した偽ベートーベン騒動、代作者だった新垣氏は会見で報酬に関する不満は一切述べていないばかりか、報酬として700万円ほどを受け取ったものの佐村河内氏の作品としてクレジットされているために印税は受け取れないが、それでも彼に曲を提供したので印税の返還は要求しないとのことだ。
ロックやポップス界では無名のソングライターがレコード出版会社にデモテープを送り、アーティスト側に採用された場合はアーティストとの共作という形を取り、一定の報酬を前払い(印税はアーティスト側だったりする)するようなケースが欧米ではあると聞いているが、契約社会の欧米だからそこは契約書を交わした上でのビジネスだろうが、今回はどうだったのだろうか?
新垣氏の会見からは金銭目的とは感じなかった、むしろ、両者の18年間の関係が破綻をきたした決定的要因が何だったのか?が重要だろう。

佐村河内氏の代理人による丁寧な説明が今後求められるだろう。


安倍首相が靖国神社参拝…第1次内閣含め初

2013-12-26 22:48:07 | 時事ニュース・国内

安倍首相は本日午前11時半頃、急遽、靖国神社を参拝した。

 首相在任中の参拝は、第1次内閣を含めて初めてで、現職首相としては2006年8月15日の小泉首相以来7年4か月ぶりの参拝となる。
首相は参拝後、戦争の惨禍を繰り返さないという「不戦の誓い」のために参拝したと記者団に語った。第2次内閣発足以来、首相は、外交問題化を避けるために参拝を自重してきたが、日中、日韓関係の改善が見通せないことから、政権発足から1年の26日、参拝に踏み切ったとみられる。中国、韓国が強く反発している。


安倍首相は、10月の秋の例大祭の際、参拝するかどうかぎりぎりまで検討していたが、台風で伊豆大島に大きな被害が出たことなどもあり参拝を見送っていた。政府関係者の1人は、「今回は、数日前に、安倍首相から参拝することを伝えられた」と明らかにした。ただ、外務省幹部からは、「これでは外交にならない。中国や韓国との摩擦拡大の要因は、日本にあるということになりかねない」と、今後を懸念する声も上がっている。



韓国政府の報道官を務める劉震龍(ユ・ジンリョン)文化体育観光部長官は、靖国神社は許されない戦争犯罪者たちを合祀している反歴史的な施設」と指摘。「安倍首相が神社を参拝したのは誤った歴史認識をあらわにしたもので、韓日関係はもちろん、北東アジアの安定と協力を根本から傷つける時代錯誤的な行為」と述べた。その上で、「いわゆる積極的平和主義という名の下で、国際社会に寄与するとしているが、こうした誤った歴史観を持ち、平和増進に寄与できると考えているのか問い返したい」と強調した。

安倍首相の参拝については、10月の秋の例大祭の際に、噂されていたが大島での台風被害の影響で断念された。今日を選んだのは、安倍首相曰く、政権発足一周年が経ったことから、区切りの意味もあったようだし、公約にも掲げていたのもあるようだ。
安倍首相の本音の部分ではもっと早く参拝に踏み切りたかったのだろうが、そこは、グッと我慢して玉串料を収めるなどの「配慮」を中国と韓国にだけしていたものの、相変わらず批判的な態度を取り続けてきたことから、参拝もやむを得ないと決断されたのだろう。ただ、アメリカの「失望」発言には失望した。

中韓はA級戦犯の合祀を問題視しているが、この2国以外から目立った反発は現時点では(過去にもそうだが)聞こえてこない。


「餃子の王将」大東社長、本社前で銃撃され死亡

2013-12-19 18:34:36 | 時事ニュース・国内

今日の午前7時ごろ、京都市山科区西野山射庭ノ上(いばのうえ)町の王将フードサービス本社ビル前駐車場で、大東(おおひがし)隆行社長が拳銃のようなもので撃たれ、うつぶせで倒れているのを従業員が見つけ119番した。大東社長は市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。京都府警は殺人事件とみて捜査を始め、山科署に捜査本部を設置する。現場では複数の薬きょうが見つかっており、犯人は逃走中。同社はギョーザを中心とした中華料理店「餃子の王将」を全国展開している。
大東社長の衣服にはにじむ程度の出血があり、救急隊員らが駆け付けると従業員が人工呼吸していた。同署は、社長へのストーカーや嫌がらせなどの情報は現在のところ把握していないといい、犯人は拳銃のようなものを持って逃げているとみられ、府警は、社長の周囲にトラブルがなかったか会社関係者から事情を聴く。

大東社長は大阪市出身で、関西経理専門学校を中退。中京区の四条大宮で義兄が1967年に創業した「王将」に1969年に入店。1974年の会社設立を経て、1984年に取締役就任。専務、副社長などを経て2000年から社長。

王将を巡っては、金沢市の餃子の王将金沢片町店では昨年12月、客がカウンター席に裸で座って写真を撮影。画像がネット上で公開され、王将側は今年9月、客10人を刑事告訴。石川県警が威力業務妨害と公然わいせつの疑いで7人を書類送検している。今年2月には、京都府内の店舗に勤務していた男性が長時間労働で鬱病となり、休職を余儀なくされたとして損害賠償を求め京都地裁に提訴した。

いや~驚いた。王将と言えば自分も普段からよく利用し、今年度は会員証をゲットしたばかりだった。2000年代に急成長したのは大東社長の強烈な個性とリーダーシップの賜物だが、一部では、その厳しすぎる軍隊式の新人教育などがネット上で話題になっていた。犯人が逃走中であることから犯行原因は不明だが①社長の行動パターンを熟知した者の犯行であること②待ち伏せされた上に銃で狙撃されたこと。この2点からもプロの犯行との見方が出来る。
警察の捜査が待たれるが、果たして店舗拡大にあたってトラブルは無かったのか?社内にトラブルは無かったのか?一刻も早い犯人逮捕が望まれる。

因みに、私の今日のランチは「餃子の王将」で頂きました。


自公過半数、ねじれ解消…民主惨敗・維新伸びず

2013-07-22 22:06:12 | 時事ニュース・国内

第23回参院選は選挙区73、比例代表48の改選121議席が確定した。自民党は選挙区47、比例18で、定数が現在の242になった2001年以降で最多の65議席を獲得。改選34議席から大きく増加した。公明党の11議席と合わせ、与党は大勝した。一方、民主党は1998年の結党以来最低の17議席にとどまり、壊滅的惨敗を喫した。

自民党65
公明党11
民主党17
みんなの党8
共産党8
日本維新の会8
社民党1
諸派・無所属3
生活の党 0
みどりの風 0

自民党は改選数1の「1人区」で29勝2敗と野党を圧倒。改選数2~5の「複数区」では公認2人を立てた千葉、東京を含め全員が当選した。公明党は候補者を擁立した全4選挙区で勝利、比例も得票で民主党を上回り改選7議席を維持した。
民主党は1人区で全敗、従来は「指定席」だった複数区でも東京、大阪など6選挙区で議席を失い、選挙区では10議席止まり。比例も過去最低の7議席だった。民主党から離脱した議員が中心の生活の党は1議席も獲得できなかった。日本維新の会は橋下共同代表の慰安婦発言や、東京と大阪の意思決定の2重構造などが足を引っ張る形となり、みんなの党との選挙協力も白紙となり、お互い票を食い合ってしまい、結果的に共産党が浮上する一因ともなったと言えそうだ。社民党は1議席獲得のみで、解党も視野に入りそうだ。

今回の参院選で、改憲に前向きな自民党、みんなの党、日本維新の会が計99議席以上を獲得すれば、衆参両院ともにこのラインに到達していた。結果は18議席及ばなかったが、「加憲」を掲げる連立政権のパートナー・公明党は非改選議席と合わせて20議席を確保。同党を改憲勢力に加えれば3分の2を超える。

今後の課題は景気を回復軌道に乗せられるかどうかであろう。現時点で国民は一部を除いて景気回復を実感していないというのが本音であろう。今回の参議院選挙で多くの国民は安倍内閣の経済政策を支持するとともに、景気回復を期待して自民党に一票を投じたと考えられる。ねじれ現象が解消されたことで、安倍政権は野党への責任転嫁が出来なくなり、失政はそのまま与党への批判となり内閣支持率へも影響するのは間違い無い。

6年前の参議院選惨敗の雪辱を果たした安倍首相、この結果に驕ることなく邁進してもらいたい。


PC遠隔操作「真犯人」30歳男を逮捕、決め手は「猫」

2013-02-11 17:56:07 | 時事ニュース・国内

 遠隔操作ウイルスに感染したパソコン(PC)から犯行予告が送られた事件で、警視庁など4都府県警の合同捜査本部は、ネット掲示板に殺人予告を書き込んだとして、威力業務妨害の疑いで江東区のIT関連会社社員・片山祐輔容疑者(30)を逮捕した。
4人が誤認逮捕され、「真犯人」から警察を挑発する犯行声明が届いていた一連のPC遠隔操作事件。声明に書かれた、記憶媒体入り首輪を付けた猫が、容疑者逮捕の“きっかけ”になった。捜査本部は、容疑者が一連の事件に関与したとみている。



威力業務妨害容疑で逮捕された片山祐輔容疑者(30)が浮上したきっかけは、神奈川県藤沢市の江の島に設置された防犯カメラの画像だった。
警視庁などの合同捜査本部は、1月5日に報道関係者らに送り付けられたメールの内容通り、猫の首輪に取り付けられた記憶媒体を発見した。さらに、島の防犯カメラを調べたところ、この猫の写真を撮影する若い男の姿が映っていた。メールの送り主に翻弄されてきた捜査員らは色めき立った。さらに、警察が入手した片山容疑者の携帯電話に、この猫の写真が保存されていたほか、片山容疑者が昨年11月下旬、東京、埼玉、山梨の3都県にまたがる雲取山に車で向かっていたことも確認された。「真犯人」が1月1日に報道関係者らに送信したメールの指定した場所だった。

今後は起訴に向けた裏付けと、他の12件の犯罪予告についても捜査を進める方針だ。しかし、遠隔操作につながる書き込みに匿名化ソフトが使われている上、片山容疑者は容疑を全面的に否認している。押収したパソコンの接続記録などの分析でいかに証拠を見つけられるかが焦点になるとみられる。

警察はこの事件で4人の誤認逮捕者を出したことでメンツ丸つぶれとなり、犯人探しに躍起になっていたことだろう。捜査が難航していたのは、誤認逮捕者を出したことで慎重な捜査が続いていたのも事実だろうが、何よりサイバー犯罪捜査の難しさもあったのは想像に難しくない。
仮に、片山容疑者がこのままネット上だけで犯行を繰り返していたら、果たして今回の逮捕劇はどうなっただろうか?片山容疑者に取っては、警察をおちょくり続けていた事で生じた優越感に浸り過ぎで、江の島の猫の首輪に記憶媒体を取り付けた事で足がついたのは誤算だっただろう。逆に警察にすれば、自分達のフィールドに片山容疑者が降りてきた事で、捜査は一気に進展して行ったのだろう。
これを教訓に警察内部にもPCオタクのような人物を登用しないと、類似事件の捜査は今後も後手後手を踏むことになりそうだ。


自民・安倍総裁、第96代首相に就任 第2次安倍「危機突破内閣」が誕生!

2012-12-26 23:49:04 | 時事ニュース・国内

安倍内閣の菅義偉(すが・よしひで)官房長官は、麻生元首相が副総理と財務相、金融担当相を兼務し、経済財政諮問会議を担当する経済再生担当相に甘利前政調会長を充てる新内閣の閣僚名簿を発表した。
第2次安倍内閣はデフレ脱却への強い決意を示す重厚な布陣を敷いた。経済財政政策を担う要になるのは麻生副総理・財務・金融担当相、甘利明経済再生・経済財政・一体改革担当相、茂木敏充経済産業相の3人で、実績と実務能力重視の起用だ。

 

第2次安倍内閣の閣僚名簿
▼総理 安倍晋三(元首相)
▼副総理・財務・金融 麻生太郎(元首相)
▼総務 新藤義孝
▼法務 谷垣禎一(前総裁)
▼外務 岸田文雄
▼文部科学・教育再生 下村博文
▼厚生労働 田村憲久
▼農林水産 林芳正(参議院)(総裁選出馬)
▼経済産業 茂木敏充
▼国土交通 太田昭宏(公明党前代表)
▼環境・原子力防災 石原伸晃(総裁選出馬)
▼防衛 小野寺五典
▼官房 菅義偉
▼復興・原発事故再生 根本匠
▼国家公安・拉致問題・防災 古屋圭司
▼沖縄・北方・科学技術 山本一太(参議院)
▼消費者・少子化 森雅子(参議院)
▼経済再生・経済財政 甘利明
▼行政改革・公務員改革 稲田朋美

第1次安倍内閣時代はマスコミに「お友達内閣」等と揶揄されていたが、今回は「お友達」にプラスして元首相であり盟友でもある麻生氏と前総裁の谷垣氏と安倍さんも含めて首相・総裁経験者が3名も入閣しているのは珍しい。更に、総裁選を安倍さんと共に戦った石原氏、林氏(参議院)も入閣を果たしているにのにも注目だ。
森氏と稲田氏の2名の女性閣僚起用も珍しいが、自民党の3役ポストにも野田氏と高市氏が就くなど安倍氏は女性の登用に積極的なようだが、小池百合子氏の入閣及び党3役への起用を石破幹事長は進言した(小池氏は総裁選で石破氏を支持)が今回は見送られた。

従来の派閥均衡型の古い自民党スタイルは敬遠されて、安倍氏の側近+重鎮に中堅議員と女性2名を起用したバランスの良い人事ではないだろうか?民主党(+国民新党)政権で停滞した政治が自公連立政権でどこまで活気のある日本が取り戻せるのか、それと安倍さんの健康問題、実はこれが一番の心配の種だったりして。でも、本人は大丈夫と言っているから信じましょう。


角田美代子容疑者、布団の中で首絞め自殺 留置場でまさか

2012-12-13 22:09:56 | 時事ニュース・国内

12日午前6時21分ごろ、尼崎連続変死事件で殺人容疑などで再逮捕された角田(すみだ)美代子容疑者(64)が兵庫県警本部(神戸市中央区)の留置場で、布団の中で首に衣類を巻き動かなくなっているのを、巡回中の留置管理課員が発見した。病院に運ばれたが、死亡が確認された。
遺書はないが自殺とみられ、司法解剖の結果、死因は窒息死と分かった。事件の首謀者の死亡という“失態”で真相解明が困難になったばかりか、県警の管理責任への批判も避けられない状況だ。



死亡前日の11日は運動の際にたばこを2本吸い、昼食を完食。夕食もご飯を少し残しただけだった。ただ、取り調べの途中の午後6時ごろ、精神安定剤を希望して服用。弁護士との面会や再度取り調べがあった後の午後8時前、部屋に戻る際にふらついて倒れそうになった。体調を確認した際には「大丈夫です」と笑顔で応じたという。
弁護士が差し入れたLLサイズの黒い長袖シャツは、就寝時はいつも脱いで枕元に置いていた。しかし、巡回担当者の交代の際には「特異事項なし」と引き継がれただけだった。

昨日はこのニュースと北朝鮮のミサイル発射と2つの大きなニュースが飛び込んできた。尼崎連続変死事件では連日ワイドショーで事件の背景など詳しく報道されていたが、主犯格の美代子容疑者の自殺で真相解明は極めて困難になってきた。美代子容疑者の死亡を他の関係者が知れば、彼女に罪を転嫁する可能性が出て来るだろうから、そうなると不明者の捜索にも影響が出そうだ。それにしても兵庫県警の大失態は免れない。


愛知・豊川信金立てこもり 男の身柄確保し人質無事保護

2012-11-23 22:13:14 | 時事ニュース・国内

豊川信用金庫蔵子(ぞうし)支店(愛知県豊川市)の立てこもり事件は23日未明、店内に突入した特殊捜査班「SIT」隊員が長久保浩二容疑者(32)を逮捕、人質4人も無事保護し、発生から約13時間ぶりに決着した。

立てこもり発生直後の午後、複数の地元メディアに人質とみられる男性から、容疑者の要求を伝える電話が入っていたことが分かった。
中日新聞豊川通信局(豊川市)には午後2時半ごろ、支店の加藤次長を名乗る男性から「店内で男がナイフをかざし、報道関係者を呼べと言っています」と電話があった。同じ頃に東海日日新聞(愛知県豊橋市)にも同様の電話が入った。

東愛知新聞(同)にも電話が入り、営業局長が具体的な要求を尋ねたところ、近くにいる誰かに「要求は何ですか」と確認するような男性の声が聞こえた後、「(野田)首相をすぐに辞めさせろと言っています」と返答してきた。男性の口調は落ち着いていたという。

今回の立てこもり事件、普通は金融機関に押し入った時点で金銭を要求するものだが、それも無く要求内容ははっきりしなかった。野田内閣の退陣を要求していると伝えられているが、12月16日の選挙で民主党(連立)政権は崩壊するのはほぼ間違いなく、長久保容疑者の要求の真意は分からない。
一人で立て籠って夜中にさしかかれば睡魔に襲われるのは当然であり、人質を要求と引き換えに一人解放したので、解放された人質から警察が内部の様子を聴取しただろうから、犯人が眠くなった隙に警察が突入するのは目に見えていた。
結局、突入して犯人逮捕まで13時間を要したのだが、人質が無事だったのは何よりだ。でも、13時間はチョイと掛かり過ぎかな?


石原都知事が辞任表明、新党結成へ

2012-10-26 20:39:36 | 時事ニュース・国内

東京都の石原慎太郎知事は、昨日の緊急記者会見で「今日をもって辞職する」と述べ、新党を結成し党首として次期衆院選の比例代表に出馬すると表明した。会見後、都議会の中村明彦議長に辞表を提出した。
後継は「猪瀬さんで十分」と猪瀬直樹副知事(65)を指名した。都知事選は12月9日か16日に実施される公算が大きい。



会見では、既存政党のほとんどにかみ付いた。「自民党に愛想を尽かして辞めた人間だが、今の自民党もそんなに評価できない。安倍晋三くんも、尖閣についてトーンが変わってきた」と不信感。さらに「選挙制度は中選挙区に戻さないと。8月ごろ、橋下くんが、衆院議員が今頃みんな盆踊りやってるって言ってた。これは小沢一郎(国民の生活が第一代表)らがバカで、こんな選挙制度に変えちゃったからだ」と、犬猿の仲の仇敵(きゅうてき)をこき下ろした。

ニュースを見る限り都政に対してのことより、自らが中心となって結成される「石原新党」についてや中央官庁、特に外務省や文部科学省に対する不満を強烈に述べていたのが印象的だった。
石原氏が都知事となって推進してきた東京五輪招致への影響も懸念されるが、80歳という高齢が気になるが、果たして国政復帰でどこまで勢力を拡大し、更に、「日本維新の会」や「みんなの党」と連携出来るかに注目が集まるが政策面での方向性の違い(原発ゼロ問題、増税、外交)をどう扱うのかなど小異を捨てて結束出来るのかに注目したい。


松下忠洋金融担当相が死亡 自宅で首をつって自殺か

2012-09-10 22:41:13 | 時事ニュース・国内

10日午後4時45分頃、松下忠洋郵政改革・金融相(73)が江東区東雲(しののめ)の自宅マンションで首をつっているのを、外出先から帰宅した妻が発見した。
松下金融相は港区にある虎の門病院に搬送されたが、死亡が確認された。関係者によると、自宅からは野田首相、閣僚、妻宛ての遺書が見つかったという。警視庁東京湾岸署は、松下金融相が自殺を図ったとみて、詳しい状況を調べている。

松下金融相が金融庁での会議に出かける時間になっても家から出て来なかったため、警視庁の警護官(SP)と秘書官が自宅を訪れたところ、妻が外出先から帰宅。先に入った妻が、室内で首をつっている松下金融相を発見した。現職閣僚の死亡は、平成19年5月に松岡利勝農水相(当時)が自殺して以来。
松下金融担当相を巡っては、週刊新潮が12日発売号で記事を掲載するとされ、同誌編集部は「亡くなられたと聞いて驚いています。心よりお悔やみ申し上げます」とするコメントを出した。記事内容は「現段階では何もお答えできない」としている。

今日は自民党の総裁選に現職の谷垣総裁が出馬を断念したというニュースと、民主党の代表選に野田首相(党代表)を含む4人の立候補が決定したとのニュースが中心かと思われた所に、驚きの現職閣僚自殺のニュース。この自殺が民主党の代表選にどのような影響を与えるかは分からないが、少なくとも出足をくじかれた感じである。
現職閣僚の自殺と言えば、松岡農水相が「イオン何とか水」発言を追及された挙句の自殺(この日はZARDの坂井泉水の自殺の方が大きく取り上げられた)が思い出される。
週刊誌が松下大臣の何を取材していたのかは現時点では不明だが、国民新党の下地氏も先週の金曜日に会っていたと語っていたので、やはり週刊誌の記事内容を気にしていたのだろうか?その辺りは遺書の中身が公開されなければ判らないでしょう。

松下金融担当相は鹿児島県出身。旧建設省を経て、1993年の衆院選で自民党から立候補し初当選、現在は5期目。郵政民営化に反対し、2005年の衆院選は無所属で立候補し落選、いったん引退表明したが、2009年に国民新党から立候補し返り咲いた。鳩山内閣で副経済産業相、今年2月に副復興相に移り、6月からは国民新からの唯一の入閣者として、金融・郵政担当相に就任した。


オウム高橋容疑者を蒲田の漫画喫茶で逮捕

2012-06-15 23:13:19 | 時事ニュース・国内

1995年3月に起きたオウム真理教による地下鉄サリン事件で、殺人と殺人未遂容疑で特別手配されていた高橋克也容疑者が大田区のJR蒲田駅近くの漫画喫茶で、警視庁捜査員に身柄を確保され午前11時過ぎ、同容疑で逮捕した。

 

逮捕現場となったのは、JR蒲田駅から約150メートルほどの雑居ビル1階にある漫画喫茶。捜査本部によると、午前8時半ごろ「高橋容疑者と似た男が13日に蒲田の漫画喫茶に入るのを見た」と男性から大森署に通報があった。連絡を受けた蒲田署員が確認のため出向いた。まさにその時、高橋容疑者が店にいた。

店長によると、高橋容疑者の来店時から不審に思い、ネットで手配画像等を検索していたという店員が「(公開された画像などと)もみ上げの長さが似た男がいる」と出向いた捜査員に主張した。捜査員2人は、三方を囲まれたイスに座っていた高橋容疑者の顔をのぞきに行ったが、「似てないな。違うんじゃないか」と首をひねりながら戻って来て、店員に話したという。

私服の捜査員だったが、目を付けられたことに気付いたのか、高橋容疑者は直後の午前9時20分ごろ、予定時間を15分ほど残したまま退店の精算手続きにやってきた。離れて見ていた捜査員は、そのとき「後ろ姿が似ている!」と直感。店を出た高橋容疑者に職務質問し、逮捕となった。捜査員が「高橋克也の件で捜査している。協力してほしい」と声をかけると「はい。私が高橋克也です」と答えたという。指紋などで本人と確認された。

今回の逮捕劇だが危うく見逃しそうになったが、これで取り逃していたら大変なことになっていただろう。菊地容疑者の逮捕以来、来る日も来る日も高橋容疑者の防犯カメラの映像や筆跡などの情報がニュースで流れていて、高橋容疑者も追い詰められているとの意識が強かったのだろう。
逮捕時にはTVで盛んに流れていたキャリーバッグは所持しておらずJR鶴見駅のコインロッカーに締まっていたので、恐らく彼はニュースなどでこの映像を見ていて知っていたのだろう。

昨年の大晦日、それも日付が替わる寸前に出頭してきた平田容疑者。その後、菊地容疑者が匿っていた男性の親族の通報で逮捕され、最後の特別手配犯だった高橋容疑者が都内で逮捕されたことでオウム関連の手配犯は全て捕まったことになる。
だが、この逮捕劇は既に死刑が確定しているオウム死刑囚達の執行を遅らせる皮肉な結果を生むことにもなりそうだ。何故なら菊地、高橋両容疑者の取り調べから教団との逃走中の関係やサリン事件の真相などに迫るためだから。まだまだ遺族の傷みは消えない...。


オウム・菊地直子容疑者を殺人などで逮捕

2012-06-04 22:40:51 | 時事ニュース・国内

地下鉄サリン事件などで警察庁から特別手配されていたオウム真理教(アレフに改称)の元信者、菊地直子容疑者を警視庁捜査1課は、相模原市緑区内の自宅で身柄を確保し、地下鉄サリン事件についての殺人と殺人未遂容疑で逮捕した。昨年12月末に平田信被告が出頭・逮捕されており、オウム真理教関連で特別手配者のうち行方が分かっていないのは元信者、高橋克也容疑者だけとなった。



菊地容疑者は「サリンの生成に関わっていたことは間違いありません。ただ、当時は何を作っていたかは分かりませんでした」と話しているという。
 捜査関係者によると、菊地容疑者は「仕事は会社員。男と2人で暮らしていた」と説明。同居していたとみられる男が3日夜、神奈川県警大和署に出頭した。男は40歳とみられ、警視庁は逃走を手助けしたとみて犯人蔵匿容疑で調べる。2人は数年にわたり同居していたという。
 逮捕容疑は1995年3月20日、教団元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚らと共謀し、東京都内の地下鉄でサリンを発散させ、12人を殺害して、多数を負傷させた疑い。
 菊地容疑者はサリン生成を手伝ったとされ、警察当局は同年5月に特別手配。都庁に爆弾入り小包が送り付けられた事件などでも逮捕状が出ていた。

昨年大晦日に警視庁に出頭して元旦に逮捕された平田容疑者に続いて菊地容疑者が逮捕されたと知って驚いた。菊地容疑者の逃亡の足跡は埼玉県所沢市での目撃例を最後に途絶えており、一部では東南アジアの山中に潜伏しているとの突拍子も無い情報も出てくるなど情報は錯そうしていた。
どうやら彼女は東京町田市や神奈川県川崎市へ潜伏していたことが濃厚となっており、高橋容疑者の行方についても進展が見込めそうだ。
それにしてもこの17年間、菊地容疑者はどのような潜伏生活を送っていたのか?今後、明らかになるだろうが、サリン事件の被害者に取っては、彼女の証言で新たな事実が判明するのかに注目が集まるだろう。


小沢元代表に無罪判決に閣僚はピリピリ

2012-04-27 17:54:29 | 時事ニュース・国内

東京地裁は、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)で強制起訴された民主党の小沢一郎元代表に無罪判決を下した。裁判の最大の争点は、資金管理団体「陸山会」が行った政治資金収支報告書への虚偽記載について小沢元代表と元秘書らの共謀があったかどうか。検察官役の指定弁護士側は、元代表の指示なしに元秘書が虚偽記載することはないとして禁固3年を求刑。小沢元代表側はすべてを秘書に任せていたと共謀を否定、無罪を主張していた。

 今日午前の閣議後記者会見で、小沢氏に近い閣僚から歓迎する声が相次いだ。小沢氏と距離を置く閣僚は判決へのコメントは避ける一方で、消費増税関連法案の成立阻止を狙う小沢氏を強くけん制した。
 岡田副総理は閣議後の閣僚懇談会で、「判決内容に触れるのは、政府の立場では当然ないですね」と指摘。各閣僚に判決への言及を控えるよう求めた。これを受け枝野経済産業相、古川国家戦略担当相らは会見で「コメントする立場にない」と口を閉ざした。
 ただ、小沢氏が消費増税に反対を表明していることに関し、安住財務相は「党が正式に決めたことに真逆の反応を取った場合、どうなるかは国会議員は分かって行動している」とけん制。小宮山厚生労働相も「党内でずっと議論して結論を出している」と語った。

小沢無罪、は事前の予想などから全く予期せぬ判決だった訳ではないが、国民感情的には4億円ものお金について全く流れを知らない、とは考え辛い。だが、ここ永田町の古い体質の政治家にはそのような考えは全く持ち合わせていない。
限りなく灰色で怪しいが結論は「無罪」となったことで、指定弁護士が控訴するか否かに注目が集まるが会見の模様ではどうするか微妙な言い回しだった。むしろ、GW期間中の世論を見極めて結論を下すのが賢明のようだ。

仮に控訴するとなった場合、刑の確定は先延ばしになるので党員資格の解除問題を巡っての議論に一石を投じそうだ。だが、このまま控訴せず「無罪確定」となれば、小沢派議員の力が増すことから党執行部は消費税増税法案の扱いを巡って紛糾しそうだ。だが、そもそも小沢元代表は政争の道具として反消費税増税を持ち出しているような気がする。党が決めたことに反対なら離党するのが普通だが...。
野田政権はこのままでは野党からも足元をみられ、消費税増税法案可決と引き換えの「話し合い解散」要求を呑むタイミングを計ることになるのだろうか?

いずれにせよ、まだまだ震災の復興や景気回復など課題は山積している。小沢どころでは無い筈だが。


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