kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

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映画『悪の教典』を観て

2012-11-30 21:28:21 | 映画・邦画

12-94.悪の教典
■配給:東宝
■製作年・国:2012年、日本
■上映時間:129分
■観賞日:11月30日、TOHOシネマズ渋谷
■料金:0円(招待券)

 

□監督・脚本:三池崇史
◆伊藤英明(蓮実聖司)
◆山田孝之(柴原徹朗)
◆平岳大(久米剛毅)
◆吹越満(釣井正信)
◆染谷将太(早水圭介)
◆宇治清高(松井翼)
◆水野絵梨奈(安原美禰)
◆KENTA(蓼沼将大)
◆二階堂ふみ(片桐怜花)
◆林健遣都(前島雅彦)
◆浅香航大(夏越雄一郎)
【この映画について】
貴志祐介氏のベストセラー小説を伊藤英明を主演に、三池崇史を監督に迎えて映画化した衝撃のサイコ・サスペンス。“生徒から圧倒的な人気と支持を集める教師“という表の顔を持ちながら、反社会性人格障害として恐るべき計画を企む主人公・蓮実聖司の想像を絶する行動を追う。二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、山田孝之ら実力派キャストが共演。(この項、ぴあ映画生活より転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
蓮実聖司は、生徒から“ハスミン”という愛称で呼ばれ、絶大な人気を誇る高校教師。学校やPTAの評価も高く、いわば「教師の鑑」とも呼べる存在だったが、それはすべて仮面に過ぎなかった。彼は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)だったのだ。

蓮実は自らの目的のためには、たとえ殺人でも厭わない。学校が抱える様々なトラブルや、自分の目的の妨げになる障害を取り除くために、いとも簡単に人を殺していく。やがていつしか周囲の人間を自由に操り、学校中を支配する存在になっていく蓮実。だがすべてが順調に進んでいた矢先、小さなほころびから自らの失敗が露呈し、それを隠蔽するために蓮実はクラスの生徒全員を惨殺することを決意する……。

何時もの事ながら原作は全く知らずに観た作品。どちらかと言えば「良い人」的な役柄が目立つ伊藤英明が、前半は相変わらずの「良い人=人気者の先生」役を演じながらも、後半は一転して猟銃を持った殺人鬼に変身?してしまう役だ。果たしてこれで彼の演技の幅とかが拡がったのかは今後の彼の出演作で判断するしかない。
蓮実の幼少期の様子は冒頭でチラッと出て来るのと、釣井先生が彼の経歴に疑問を持って調査した結果を学校で生徒に話すシーン位で、前の赴任校での事件の様子とかは殆ど情報が無いので、なぜ、殺人鬼になったのかは不明のまま。
後味の良い作品とはお世辞にも言えないが、生徒のカンニングを阻止するために妨害電波を試験時間内に発するアイデアは却下されてしまったが、これは笑えた。最も試験中に下を向いて携帯で答えを探ったりしたら、狭い教室だから鈍い教師でも分かりそうな気がするけどね。

生徒が蓮実に全員殺害されずに終わったことと蓮実自身が生き残ったことで、続編がありそうな終わり方だったような。蓮実が死刑回避で出所して、生き残った生徒を...。

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映画『情熱のピアニズム』を観て

2012-11-26 20:37:54 | ヨーロッパ映画

12-93.情熱のピアニズム
■原題:Michel Petrucciani Body & Soul
■製作年・国:2011年、フランス・ドイツ・イタリア
■上映時間:103分
■観賞日:11月25日、吉祥寺バウスシアター(吉祥寺)
■料金:1,800円



□監督:マイケル・ラドフォード
【ドキュメンタリーの為、主な出演者及び証言者】(順不同)
◆ミシェル・ペトルチアーニ(生前の本人)
◆ユージニア・モリソン(ミシェルの恋人)
◆フィリップ・ペトルチアーニ(兄)
◆トニー・ペトルチアーニ(父)
◆アルド・ロマーノ(ドラマー)
◆エルリンダ・モンターニョ=ヒスコック(最初の妻)
◆リー・コーニッツ(サックス奏者)
◆エリオット・ジグモンド(ドラマー)
◆アレクサンドル・ペトルチアーニ(息子)
◆アンディ・マッキー(ベース奏者)
◆マリー・ロール・ロペルシュ(ミシェルの恋人)
◆フランソワ・ザラカン(プロデューサー)
【この映画について】
その笑顔を見れば誰もが彼を愛さずにはいられなかった。そしてその演奏を聴けば並外れた才能に圧倒され、生み出される音楽に酔いしれることになる。名門ブルーノート・レコードとヨーロッパ出身のミュージシャンとして初めて契約を交わした稀代のピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの短くも情熱的な人生を、彼を知る人々の貴重な証言と数々の演奏シーンで綴ったのが本作である。
メガホンをとったのは『イル・ポスティーノ』で世界的に絶賛され、ドキュメンタリーの名手でもあるマイケル・ラドフォード。恋する相手には事欠かず、何でも経験してみたいと常に変化を愛したペトルチアーニ。どんな時も全力で生きた姿に魅了される。
(この項、gooより転載しました)


【ドキュメンタリーの為、ストーリーは割愛】
「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督が、36年という短い生を駆け抜けたフランスのジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの生涯に独自のアプローチで迫るドキュメンタリー。
ミシェル・ペトルチアーニの数奇な人生は、1962年、全身の骨が折れた状態で生まれた時から始まる。ガラスのような骨を持つ病気のため、幼少の頃は歩くこともできず、身長は成人してからも1メートルしかなかった。だが、彼は桁外れの音楽的才能と、誰にでも愛されるカリスマ的人格を神から与えられた。8歳で初舞台を踏み、13歳でプロデビュー。

渡米後は数々の伝説的ミュージシャンとセッションを重ね、フランス人として初めてブルーノート・レコードと契約を交わし、彼の才能は世界中に知れ渡ることとなる。幼少期から亡くなる直前までの日常や演奏風景のほか、彼を良く知る錚々たるミュージシャンやレーベルプロデューサーのインタビューを交え、人々を魅了し続けたカリスマの人生に迫る。

そもそもジャズのレパートリーは少ない私ですが、何故かこの映画は観てみたいと思ったので近所の映画館で偶然公開していた本作を観た。彼のCDは1997年にブルーノート東京でトリオで臨んだライヴ盤「Trio In Tokyo」と、この映画を観た後に買った「Music」の2本だけなので、余分な知識無しで映画を観たことになる。
この映画ではイタリア系フランス人一家で音楽家でもある父を中心としたミシェルの生い立ちに始まり、アメリカへ渡ってからの生活からNYで亡くなるまでの全てを網羅している。彼のキャリアは渡米してから暫くは陽の目を見ないが、英語力の驚異的な上達と同時に徐々に彼の名声は高まって行く。

世界的名声を得た彼はライヴに没頭し、死の前年である1998年には200本を超えていた。愛すべき天才の素顔は豪快で自信に溢れ、享楽的でユーモアを解する愛すべきキャラクターだったが、常に女性問題を多く抱えていた。孤独を嫌う天才のそばには常に女性に囲まれており、それは彼が結婚しても変る事は無かった。
作品の中でも彼の元妻や元恋人と称する女性が度々登場し、彼との思い出話をカメラの前で語っていたが、どの女性も彼を悪く言う事は無かった。
音楽面では彼の生前のライヴ演奏シーンがふんだんに紹介され、彼を良く知る錚々たるミュージシャンやプロデューサーらが証言している。そして彼の情熱ほとばしる演奏が如何に聴衆を魅了していたかが良く分かる構成だった。
最後の方で父ミシェルとウリ二つの容姿を持つ息子アレクサンドルが画面に登場したのには驚いた。何と、息子も父と同じ障がいを抱えているのだった。

20歳までしか生きることが出来ないとさえ言われて、36歳まで生きてNYで亡くなった。その最期は連日のライヴで体調を崩し、しかもドラッグに依存しての最期だったのは残念だが、充分に濃い人生を全うしたのではないだろうか!

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映画『ボディ・ハント』を観て

2012-11-25 22:57:58 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

12-92.ボディ・ハント
■原題:House at the End On The Street
■製作年・国:2012年、アメリカ
■上映時間:101分
■観賞日:11月23日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)
■料金:1,800円

 

□監督:マーク・トンデライ
◆ジェニファー・ローレンス(エリッサ)
◆マックス・シエリオット(ライアン)
◆エリザベス・シュー(サラ)
◆ギル・ベローズ(ウィーヴァー)
◆ノーラン・ジェラルド・ファンク(タイラー)
◆アリー・マクドナルド(ジリアン)
◆エヴァ・リンク(キャリー・アン)
◆ジョーダン・ヘイズ(ペンシルヴェニア州立大のキャリー・アン)
◆クリスタ・ブリッジス(メアリー・ジェイコブソン)
◆ジョン・ヒーリー(ジョン・ジェイコブソン)
【この映画について】
『ウィンターズ・ボーン』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート、続く『ハンガー・ゲーム』は全米4週連続ナンバー1の大ヒットと、今もっとも注目を集める若手女優ジェニファー・ローレンスがヒロインを演じる話題のスリラー。数年前に殺人事件が起きた家の隣に引っ越して来た母娘が体験する、究極の恐怖と戦慄を描き出す。
『ターミネーター3』などで知られるジョナサン・モストウの原案を基に、『監禁ハイウェイ』のマーク・トンデライ監督がメガホンをとった。想像を絶する悪夢が連鎖する予測不可能なスリリングな展開。隣家の“秘密”とは果たして何か…。驚愕のクライマックスまで絶叫シーンの連続だ。出演は、「ピラニア 3D」のエリザベス・シュー、「クロエ」のマックス・シエリオット。原案は、「ターミネーター3」監督のジョナサン・モストウ。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
17歳の高校生エリッサは、両親の離婚で住み慣れたシカゴから、母サラと郊外の一軒家に引っ越す。そこは、数年前に隣の家で娘キャリー・アンが両親を惨殺して失踪するという事件が起こった訳あり物件で、驚くほど安い賃貸料で貸し出されていた。
隣の家には、親戚の家に預けられていた一家の息子ライアンが、莫大な遺産と共に家を相続して住んでいた。ロック・ミュージシャンの父の影響を受けたエリッサは、自分のサイトで自作曲を発表するなど、音楽活動を続けていた。それをきっかけに知り合ったエリッサとライアンは、次第に親しくなっていく。母サラは2人の交際に反対するが、最愛の妹と両親を失うという心の傷を抱えながら孤独に生きるライアンに、高校の同級生たちにはない魅力を感じたエリッサは彼に惹かれていく。

しかし、ライアンは家の地下室の奥、厳重に鍵を掛けた隠し部屋に、誰にも知られてはいけない秘密を隠していた。静かに飼われていたその秘密は、監禁されていた場所から逃げ出し、町を恐怖に陥れる。エリッサは予測不可能な展開の果て、想像を絶する悪夢と危険に苛まれる。やがて邪悪な欲望は、エリッサを狙ってうごめき始め、驚愕の真実が明らかになる……。 

今では「ハンター・ゲーム」などで大きく飛躍してアカデミー賞候補にまで挙げられているジェニファー・ローレンス主演作品だが、今後、彼女がこのようなインディ系?作品に出演する機会は殆ど無くなるだろうから、そういう意味でも貴重な作品かな?
ロック・ミュージシャンだった父の影響を受けて自らもその道を密かに目指している女学生という設定だが、隣家の屋敷に一人住むライアンに惹かれ始めたのが失敗の元?母の心配を振り切って交際を始めるが、ライアンには妹キャリー・アンが自らの不注意で精神的に病んでしまい挙句の果てに両親を亡くすと言う少年時代を経験。そのキャリー・アンを地下室の奥の外部の眼が届かない場所に匿っている。
だが、この妹はライアンが探してきた偽物キャリー・アンであり、その一人が大学生のウェイトレスだったのだ。エリッサもライアンがその秘密を彼女が探っていると察知すると、逆にエリッサが不意を突かれて例の部屋に監禁される羽目に。そう、エリッサが次のキャリー・アンにされるところだった。

母サラが帰宅が遅いエリッサを心配してライアン宅を訪問し、彼はとぼけるが不審な様子を察知して保安官に通報し、紆余曲折を経てエリッサは命からがら救助されるが保安官はライアンに殺害されてしまう。そのライアンを母サラが身柄を確保して事件は収束。
最後に、精神病院に収容されたライアンの口から当時の様子が語られて終り、サラとエリッサも折角引っ越してきたのに、これでは長居無用とばかりに再び引っ越したのであった。

この作品、ジェニファー・ローレンス主演でなければ惹きつけられる材料(薄着の上半身からは意外にも豊かなモノがハッキリと映っていた)は乏しかったと思われるような内容。それでもホラー作品にならなかったのは、キャリー・アンの発狂シーンが僅かだったことにもある。また、街の中の若者とのイザコザも描かれているが、こちらはライアンが孤立していることを現しているだけで、大きな意味は無し。もう少しキャリー・アンの幼少期などを挿入しても良かったと思うのだが、それが無かったのは残念だ。結局、キャリー・アンって何名居たんだろう?本物のキャリー・アンは事故死?2代目はライアン?3代目はライアンの不注意で窒息死?4代目はウェイトレス?5代目はエリッサ(失敗したけど)。だったのかな?

それにしてもこの邦題、何とかならんかな。原題は、「突き当たりの家」とシンプルなのだけど。

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映画『ロックアウト』を観て

2012-11-24 10:07:48 | ヨーロッパ映画

12-91.ロックアウト
■原題:Lockout
■製作年・国:2011年、フランス
■上映時間:95分
■観賞日:11月23日、渋谷シネパレス(渋谷)
■料金:1,800円

 

□監督・脚本:スティーブン・レジャー、ジェイムズ・マザー
□脚本・製作:リュック・ベッソン
◆ガイ・ピアース(スノー)
◆マギー・グレース(エミリー)
◆ヴィンセント・リーガン(アレックス)
◆ジョセフ・ギルガン(ハイデル)
◆レニー・ジェイムズ(ハリー)
◆ピーター・ストーメア(ラングラル)
【この映画について】
プロデューサーとしてアクション表現に磨きをかけてきたリュック・ベッソンが描く、2079年の未来社会。囚人たちの暴動が発生した宇宙刑務所を舞台に、人質となった女性を救い出すミッションに挑む元CIAエージェントの活躍を描いたSFアクション。閉鎖された監獄で、500人の囚人を相手に孤軍奮闘するのはガイ・ピアース。切れ味鋭いアクションだけではなく息詰まる心理戦が融合した作品だけに、ピアースの細かな演技にも注目したい。
監督は、短編やテレビシリーズで活躍してきたスティーブン・レジャーとジェムズ・マザー。ベッソン特有の斬新なアイデアにあふれた設定と、気鋭の監督による緊張感みなぎる映像の連続が本作の大きな魅力だ。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】
2079年。極限まで高まった人類の安全への欲求は、刑務所の管理体制にまで及んでいた。コールドスリープによる囚人の完全管理、銃火器搭載の自動防衛システム、ソーラーシステムによる半永久稼働の最新設備を備え、500人の凶悪犯を実験的に収容した脱獄成功率0%の刑務所“MS-1”。それは、地上ではなく宇宙に浮かぶ究極の監獄だった。

組織の重要機密漏えい事件を追っていたCIAエージェント、スノーは、ホテルの一室で殺害された同僚を発見する。しかし、激しい追撃を受けるうちに、証拠を握る仲間は消え、国家安全保障局に捕えられたスノーは同僚殺しの容疑によってMS-1への収監が決定する。
その頃、MS-1は人道団体を率いる大統領の娘エミリーの訪問を受けていた。囚人に対する扱いに疑惑を抱く彼女の目的は、聞き取り調査を行なうことだった。早速、囚人の中で最も凶暴と言われるハイデルの聴取が始まるが、ハイデルは隙を突いて銃を盗み、瞬く間に囚人たちをコールドスリープから目覚めさせる。
一斉に解き放たれた500人もの凶悪犯たち。MS-1は誰も近づくことの出来ない完璧な要塞と化し、刑務所職員とエミリー一行は彼らの人質となってしまう。囚人たちのリーダー、ハイデルの兄アレックスは、囚人全員の解放を要求。1時間ごとに人質を殺してゆくと宣言する。
エミリーが大統領の娘であることに彼らが気付くのも時間の問題だった。CIA調査官ハリーは、動揺する大統領にスノーのMS-1潜入を提案。500人の凶悪犯に1人で立ち向かう単独潜入ミッションが、こうして幕を開ける……。

主役のガイ・ピアース出演の映画は沢山観ているが、彼が主演となると?どちらかと言えば地味なタイプの俳優さんだが、ここでは凄腕の一匹狼的なCIAエージェント役で、その経験を買われて?宇宙へと飛び出して人質となった大統領令嬢を救いに行くという役割。
そもそもMS-1へ行くもう一つの理由はスノーの元パートナーのメイスがそこに居るとの情報があったのも理由だった。この宇宙監獄とも呼ばれるMS-1だが、大統領令嬢が簡単に乗り込めるような場所とは思えないのだが、それよりハイデルが隙をついて銃を奪うシーンは鮮やかなのだが、あんなに簡単に奪われて良いのか?ってな疑問が湧いてくる。
そして看守と凶悪犯達の立場が逆転してしまい、ついにはアメリカ大統領までが乗り込んでくる事態に発展も、大統領は娘の身を案じて強行突入を進言する情報機関長官ラングラルによって指揮権をはく奪されてしまうなど大統領としての威厳は見られず。

結局、脱出ポッドでの帰還は出来なくなり、それでもMS-1の大爆発と同時に宇宙服を纏っていた二人は無事にNYへ帰還するのだが、本当に宇宙服だけで大気圏を突破出来るのかはコレマタ疑問に感じました。
コールドスリープで精神に異常をきたしたメイスだったが、その時メイスはスノーに大事なブリーフケースの情報を与えていたことで、彼への疑いは晴れて、スノーの機転でハリーが二重スパイだったことが判明。大事なメモリーカードも戻って来てメデタシ。

ガイ・ピアースは宇宙で大統領令嬢エミリーを救出することになるのだが、決して強くて格好いいヒーローでは無かったのだが、それでもガイ・ピアースの従来のイメージとは違う役柄だったので、彼の演技の幅が拡がったのは間違いないが、リーアム・ニーソンのようなタイプのアクション・スターにはなれそうな雰囲気は...無いかも?

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愛知・豊川信金立てこもり 男の身柄確保し人質無事保護

2012-11-23 22:13:14 | 時事ニュース・国内

豊川信用金庫蔵子(ぞうし)支店(愛知県豊川市)の立てこもり事件は23日未明、店内に突入した特殊捜査班「SIT」隊員が長久保浩二容疑者(32)を逮捕、人質4人も無事保護し、発生から約13時間ぶりに決着した。

立てこもり発生直後の午後、複数の地元メディアに人質とみられる男性から、容疑者の要求を伝える電話が入っていたことが分かった。
中日新聞豊川通信局(豊川市)には午後2時半ごろ、支店の加藤次長を名乗る男性から「店内で男がナイフをかざし、報道関係者を呼べと言っています」と電話があった。同じ頃に東海日日新聞(愛知県豊橋市)にも同様の電話が入った。

東愛知新聞(同)にも電話が入り、営業局長が具体的な要求を尋ねたところ、近くにいる誰かに「要求は何ですか」と確認するような男性の声が聞こえた後、「(野田)首相をすぐに辞めさせろと言っています」と返答してきた。男性の口調は落ち着いていたという。

今回の立てこもり事件、普通は金融機関に押し入った時点で金銭を要求するものだが、それも無く要求内容ははっきりしなかった。野田内閣の退陣を要求していると伝えられているが、12月16日の選挙で民主党(連立)政権は崩壊するのはほぼ間違いなく、長久保容疑者の要求の真意は分からない。
一人で立て籠って夜中にさしかかれば睡魔に襲われるのは当然であり、人質を要求と引き換えに一人解放したので、解放された人質から警察が内部の様子を聴取しただろうから、犯人が眠くなった隙に警察が突入するのは目に見えていた。
結局、突入して犯人逮捕まで13時間を要したのだが、人質が無事だったのは何よりだ。でも、13時間はチョイと掛かり過ぎかな?

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映画『終の信託』を観て

2012-11-18 18:59:22 | 映画・邦画

12-90.終りの信託
■配給:東宝
■製作年・国:2012年、日本
■上映時間:144分
■観賞日:11月18日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)
■料金:0円

 

□監督・脚本:周防正行
◆草刈民代(折井綾乃)
◆役所広司(江木泰三)
◆浅野忠信(高井則之)
◆大沢たかお(塚原透)
◆細田よしひこ(杉田正一)
◆中村久美(江木陽子)
◆古河耕史(江木馨)
◆大村彩子(江木雪子)
◆畠山明子(落合美子)
◆矢柴俊博(柴山幹雄)
◆黒田大輔(桑田明)
◆徳井優(検察庁受付の男)
【この映画について】
朔立木の「命の終わりを決める時」に収録された同名小説をもとに、愛する事、そして命の尊厳を描いた周防正行監督の最新作。今日的な医療問題に触れながら良質な大人のラブストーリーが展開、周防監督の冴えわたる演出で、2時間20分の長尺を一気に見せる。
『Shall we ダンス?』で、社交ダンスの先生と生徒役を演じていた草刈民代と役所広司が16年ぶりの共演している事も話題。主演の二人に加え、浅野忠信、大沢たかおら日本映画界の豪華俳優陣が集結した。愛とは何か?命の重さとは?そんな問いをはるかに超越するような息詰まる展開と、やがて訪れる衝撃の結末に胸を熱くする事だろう。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
折井綾乃は、患者からの評判も良い呼吸器内科のエリート医師。しかし、長く不倫関係にあった同僚の医師・高井から別れを告げられ、失意のあまり自殺未遂騒動を引き起こしてしまう。

そんな彼女の心の傷を癒したのは、重度の喘息で入退院を繰り返していた患者、江木秦三の優しさだった。互いの心の内を語り合い、医師と患者の関係を越えた深い絆で結ばれてゆく綾乃と江木。やがて、病状の悪化によって自分の死期が迫っていることを自覚した江木は綾乃に懇願する。“信頼できるのは先生だけだ。最期のときは早く楽にしてほしい”と……。

2か月後、江木が心肺停止状態に陥り、綾乃は決断を迫られる。約束通り治療を中止するのか、命ある限り延命の努力を続けるのか……。“愛”と“医療”の狭間に揺れる綾乃は、ついに重大な決断を下す。3年後、その決断が刑事事件に発展。綾乃を殺人罪で厳しく追及する検察官の塚原。綾乃も強い意志を持って塚原に向き合うが……。

この映画、前半は女医折井の病院内での立場とか地位とかが描かれている。中でも、同僚の高井とは長く不倫関係が続き、降井は高井からのプロポーズを常に待っているのだが、そこは男の高井。「結婚する、なんて言ったっけ?」と冷たい一言を投げ掛けられ、高井が海外出張に行く時は、顔を隠して成田空港まで見送りに行くが、そこで若い女性と腕を組む彼をみて高井の本性を知って愕然とする。この辺りが伏線となって、病院内の宿直室で自殺未遂騒動を引き起こすのだが、医師としてその程度の精神力しか持ち合わせていなくて良いのだろうか?って思ってしまったのですが...。
その次は、癌患者江木との心の交流が描かれ始める。江木は既に自らの肉体の限界を悟っており、毎日、医療日誌を事細かく書き記しているのだが、ここがラストでの伏線となっている。折井と江木の医師と患者の枠を越えた付き合いを通じて、江木は安楽死を願うようになる。
その一方で、一家の主が長年癌治療で通院している事に関して、江木家の苦悩とかは余り描かれない。江木が危篤状態に陥った際も、家族への告知より、折井が江木との間で交わしていた約束を優先させてしまう。

この折井と江木の約束は家族には伏せられていて、結局、3年後に訴えられる原因となる。そこから先は検察官塚原の事務所における折井との攻防が延々と続く。大沢たかお演じる塚原の冷徹な追及に対して涙ながらに情に訴えようと懸命な折井。安楽死させたことは「殺人」であると強い口調で断言する検察官と、江木との約束を守ったと主張する二人の議論は噛み合わない。
だが、この映画での一番に見どころは、長いセリフが飛び交うこの場面なのである。検察官の事務所は薄暗く色気も無く、塚原の追及は手厳しい。
結局、家族からの訴えは、江木が生前に書いていた医療日誌の中に、延命治療を望まないとの一文が見つかったことで「執行猶予」付きの判決が出た。

重いテーマが支配していた映画だが、安楽死で医師へ「殺人罪」を問う事が出来るか否かは難しいであろう。欧米では宗教観が入りこんでくるので日本とは事情が異なるだろうが、日本でも安楽死は殺人か否かを判断するのは司法でも正直難しい。
この映画でのケースでは、何故3年後に遺族から訴えられたかは分からないが、少なくとも江木から延命治療を断られていたのなら、生前に家族に説明するべきだったでしょう。家族とすれば「聞いてないよ、そんな事」と言いたくなるでしょうね。

俳優陣では周防監督作品なので、妻である草刈民代を起用するのは当然でしょう。中身としては浅野忠信とのラブシーンは必要だったか疑問(あの程度ではサービス・ショットとは言えないね!)でした。折角、ハリウッド映画でも主役級を演じた浅野忠信を起用したのに、登場シーンが少なかったのは残念。
主役の草刈民代に関しては、こういう役柄なので評価が難しいが、周防監督に守られた感じの演出だったかな?役所広司はその点、ぜんそく患者の発作を信憑性満点の演技で魅せていたのは流石でした。体調が変る度に異なる演技を要求されるので大変だったでしょうが、やはりキャリアの豊富さは他の俳優の追随を許さない凄さを感じました。

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映画『トールマン』を観て

2012-11-16 16:52:32 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

12-89.トールマン
■原題:The Tall Man
■製作年・国:2012年、アメリカ・カナダ・フランス
■上映時間:106分
■観賞日:11月14日、シアターN渋谷(渋谷)
■料金:1,000円

 

□監督・脚本:パスカル・ロジェ
◆ジェシカ・ビール(ジュリア)
◆ジョデル・フェルランド(ジェニー)
◆スティーブン・マクハティー(ドッド)
◆ウィリアム・B・デイヴィス(チェスナット保安官)
◆ジョデル・フェルランド(ジェニー)
【この映画について】
『マーターズ』で残酷映画の最終解脱を達成した悪魔的天才パスカル・ロジェ監督が、ハリウッドのトップ女優ジェシカ・ビールを主演に迎え、“新たな可能性”を秘めたホラー映画の創造に挑戦。共演は「ローズ・イン・タイドランド」のジョデル・フェルランド、「X-ファイル ザ・ムービー」のウィリアム・B・デイヴィス、「ON AIR オンエア」のスティーブン・マクハティー。
「ツイン・ピークス」を思わす怪しい人々がうごめく僻地の炭鉱町、幼児連続失踪事件の謎、息も止まるミステリアスな展開。ホラー(恐怖)の概念さえも覆す結末は、我々の想像力の極限に突きつけられた恐るべき挑戦状と言える。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
広大な森と迷路のような地下道に囲まれたワシントン州ピッツビル群の炭鉱町コールド・ロック。6年前の鉱山閉鎖で急速に寂れたこの町で、次々と幼い子供たちが消えていく連続失踪事件が発生。犠牲者は既に18人。謎が謎を呼び、人々は正体不明の誘拐犯を“トールマン”と名付け、恐れていた。
そんなある晩、地元で看護師として働くジュリアは、自宅から何者かに連れ去られた子供を追い、傷だらけになりながらも町外れのダイナーに辿り着く。そこに集う住人たちの奇妙な行動。やがて、想像を絶する真実が明らかになったとき“トールマン”は忌わしい伝説と化すのだった……。

この映画は冒頭に口のきけないスケッチブックを持つ少女ジェニーが出て来て、その後もたびたび物語を繋ぐ役割を果たす形でスクリーンに出て来る。一方、ジュリアは町の外れの大きな敷地内に医師である夫が町唯一の診療所を構えているが、その夫は「亡くなった」という設定に。
「設定」と言うのはこの時点では観ている者に取って「ジュリアの夫は亡くなった」と思わせる必要がラストシーンで必要になって来るからだ。
そのジュリアには「幼子デヴィッド」がいる。だが、ちょっとした隙を見せてしまったばかりにデヴィッドは浚われてしまい、必死に後を追ったジュリアだが怪しいトラックにしがみつくが怪我を負う。
この頃から、謎のトールマンという子供をあっと言う間に浚う大男の正体を巡って、保安官とジュリアの戦いが始まるのだったが...。

この時点で、姿を現さないトールマンってどんな男?興味が湧いてきてのだが、デヴィッドはジュリアの実子ではなく、ジュリア自身が浚った幼子の一人で、デヴィッドの実母が偶然息子を探し当てていたというオチがこの時点で発覚。では、トールマンの正体は?背格好からジュリアでは無い(一度は自供したのだが)。
結局、トールマンは亡くなった筈だった「夫」であり、最後に誘拐したのが冒頭のジェニーだ。ジュリアと夫は、虐待する親や貧困家庭で育っている子供を救うための組織の一員で、幼いうちに浚って裕福な家庭に預けて育てさせるのが目的だった。でも、誘拐する行為そのものは虐待(犯罪)では無いのか?という個人的な疑問は残りますね。それと、ジェニーは誘拐された子の中では年長者だが、果たしてジェニーの今後の人生はどうなるのかね?

まあ、序盤から途中までは、謎の神隠し的なスタンスで進行していたのが、ラストのオチと結び付かないような展開でもあり、知名度の高い(ギャラも高い!)ジェシカ・ビールが主演で無ければ注目さえされなかったのではないだろうか?

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映画『リンカーン/秘密の書3D』を観て

2012-11-15 23:02:02 | アメリカ映画 2012

12-88.リンカーン/秘密の書3D
■原題:Abraham Lincoln Vampire Hunter
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:105分
■字幕:松浦美奈
■観賞日:11月14日、TOHOシネマズ渋谷
■料金:1,300円

 

□監督・製作:ティムール・ベクマンベトフ
◆ベンジャミン・ウォーカー(エイブラハム・リンカーン)
◆ドミニク・クーパー(ヘンリー・スタージス)
◆アンソニー・マッキー(ウィル・ジョンソン)
◆メアリー・エリザベス・ウィンステッド(メアリー・トッド・リンカーン)
◆ルーファス・シーウェル(アダム)
◆マートン・ソーカス(ジャック・バーツ)
◆ジミ・シンプソン(ジョシュア・スピード)
◆ジョセフ・マウル(トーマス・リンカーン)
◆ロビン・マクリーヴィー(ナンシー・リンカーン)
◆エリン・ワッソン(ヴァドマ)
【この映画について】
ジョニー・デップとのタッグでおなじみのティム・バートンが製作を務め、『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフがメガホンを取ったアクション。第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンがヴァンパイアを退治するハンターだったという奇想天外な設定のもと、人類の存亡を懸けたバトルが壮大なスケールで展開する。
『父親たちの星条旗』などのベンジャミン・ウォーカーが、知られざる秘密と使命を抱えたリンカーンを快演。銃を仕込んだ特製おのを振り回し、アクロバティックなアクションを次々と見せてくれる。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
開拓農民の家に生まれ育ったリンカーンは、最愛の母を死にいたらしめた地元の名士、ジャック・バーツを少年時代から憎んでいた。だが富豪の青年ヘンリー・スタージスから、バーツが強大な権力を持つヴァンパイアであることを教えられ、リンカーンは驚愕する。

ヘンリーは、ヴァンパイアたちがいかにアメリカ社会に溶け込んでいるかを話し、「彼らを殺すハンターにならないか」とリンカーンに持ちかける。復讐の決意を新たにしたリンカーンは、少年時代から使い慣れた斧をハンターの武器として選択。ヘンリーの下でトレーニングを積み、戦いのテクニックを身につけていく。

1837年、ハンターとして独り立ちしたリンカーンは、イリノイ州スプリングフィールドに移住。昼間はジョシュア・スピードの雑貨店に勤めながら、夜ごと“狩り”をする生活を始める。その二重生活の中で、メアリーと恋に落ちるリンカーン。さらに幼なじみのウィルと再会して友情を温め直し、やがてリンカーンはメアリーと結婚する……。
ヴァンパイアの首領アダムは、腹心のヴァドマの報告から、リンカーンがバーツを殺したことを知り、ウィルを囮に使い、自身のプランテーションにリンカーンをおびき寄せる。そこでリンカーンは、奴隷たちがヴァンパイアの食事として供される光景を目撃、斧一本でウィルを救い出すが、ヴァンパイアを滅ぼすには彼らの食料供給の隠れ蓑になっている奴隷制度を廃止しなければならないと考える。
リンカーンは、奴隷解放運動の推進役として政治家の道を歩み出し、やがて大統領に就任、斧を封印してホワイトハウスの住人となる。ほどなくして、南北戦争が勃発、南軍の影にヴァンパイアの存在を感じたリンカーンは、北軍の勝利の日まで戦い抜こうと決意するのだった……。

アメリカで最も有名な偉人の一人でもあるリンカーン大統領を主人公に、しかも、実は母がヴァンパイアに殺され復讐を誓い勉強の末に大統領へ登りつめて、ヴァンパイアの「食料源」である黒人奴隷を解放することでヴァンパイアの息の根を止めようとしたという発想が凄い。
しかも、リンカーンの少年時代から法律を学ぶ為に田舎の店でアルバイトしながら生活を営み、ヴァンパイア・ハンターとしての修行もしながら遂には大統領の座を掴むまで、と人生の全てを網羅するヴォリュームには圧倒された。
リンカーンを巡っては彼にハンターとしての腕を磨く上でヘンリーが右腕となり、幼馴染のウィルと共に彼を支える存在になった。ただスピードだけは最後の最後で彼を裏切る側に回ってしまう。
そしていよいよハンターとしてのスゴミを身に付けた彼は、ヴァンパイアの首領アダムとの壮絶な戦いに挑む。これが南北戦争となったとの設定で、最後はヴァンパイアの弱点である「銀」が鍵になった。リンカーンは銀を大量に手に入れ、北軍は銀の球を南軍のヴァンパイア達に打ち込み破滅させ勝利を握った。

ラストシーンは平和になったホワイトハウスから、リンカーンは妻と共に劇場へと向かい、ここで冒頭と繋がる形でジ・エンドとなる。歴史ではこの後、リンカーンは劇場で暗殺されることになるのだが、ここではそのシーンは無い。

中々スピード感のある展開で、確かに奇想天外なファンタジー映画ではあるものの、歴史的事実に基づいた形でのフィクションなのがミソだ。また、3D映像も見応えがあり、アダム率いるヴァンパイア軍団とリンカーンとの馬上での戦闘シーンやラストの大統領になっての列車でのクライマックス・シーンは迫力があった。
リンカーンを演じたベンジャミン・ウォーカーは立派な体格で、実際のリンカーンもかなりの長身だったそうなのでイメージに合っているのだろうし、メイクも写真で見るリンカーンと良く似ていた気がする。そして、あの有名な「Government Of The People,By the People,For the People(人民の人民による人民の為の政治)」で有名な演説シーンも出てきましたね。

来年はスピールバーグ監督によるリンカーンの伝記映画も公開されるそうなので、リンカーン・ブームが来そうな気配です。

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野田首相、「11月16日解散」安倍総裁に定数削減協力要請

2012-11-14 21:05:22 | 政治

野田首相は国会での自民党の安倍総裁との党首討論で、11月16日に衆院を解散する意向を表明した。

首相は、自民党の安倍総裁に対し、衆院の議員定数削減について次期通常国会で実現させると約束するなら解散すると述べた。党首討論後、安倍氏は、定数削減に協力する考えを明らかにした。16日に解散に踏み切った場合、衆院選の日程は「11月27日公示―12月9日投開票」か「12月4日公示―16日投開票」が有力となる。仮に後者に決まると東京都知事選とのW選挙になる。

首相は「私は、いずれにしてもその(定数削減の)結論を得るために、後ろに区切りをつけて結論を出そう。16日に解散します。やりましょう、だから」と表明したのに対し、安倍総裁は「約束ですね。よろしいんですね。今の答弁は不誠実だと思いますよ。私たちが求めていた答弁には全く答えずに、そして急に、まるで民主党と自民党が民主主義の土俵を全て決めていい、傲慢な態度ですよ。しかし、16日に解散をしていただければ、そこで皆さん、国民の皆さんに委ねようではありませんか」と述べた。

 

 首相は3党合意の際に「近いうちに」と言ってから3か月が経ってその時が来たようだ。だが、民主党内には首相が伝家の宝刀(衆議院解散)を使うようだとの空気が現実味を帯びそうになった今週に、何としても解散を阻止しようとする議員を中心に「野田降ろし」を画策する動きが活発になってきたことと、石原前都知事が提唱する「第3極結集」が纏まりを見せていない中で決断をしたようだ。
これで自民党も一気に政権奪取へと突っ走りたいところだろうが、有権者は第3極の動きを掴み切れていないこともあり、果たして自民党が単独過半数を得ることが出来るかは微妙で、第3極の動きが今後の鍵を握りそうだ。

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映画『シャドー・チェイサー』をみて

2012-11-12 22:44:58 | アメリカ映画 2012

12-87.シャドー・チェイサー
■原題:The Cold light Of Day
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:93分
■字幕:岡田壮平
■観賞日:11月10日、シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町)
■料金:1,800円

 

□監督:マブルク・エル・メクリ
◆シガーニー・ウィーヴァー(ジーン・キャラック)
◆ブルース・ウィリス(マーティン・ショー)
◆ヘンリー・カヴィル(ウィル・ショー)
◆ヴェロニカ・エチェギ(ルシア・カルデラ)
◆ロシュディ・ゼム(ザヒール)
◆キャロライン・グッドオール(ローリー・ショー)
◆ラフィ・ガヴロン(ジョシュ・ショー)
◆エマ・ハミルトン(ダラ・コリンズ)

【この映画について】
普通の青年がCIAやモサドが絡む陰謀に巻き込まれて行く様子を、スペインの街並を舞台にアクションたっぷりに描く。“The Cold Light of Day”という原題も物語っているように、光と影のコントラストの強い映像が特徴的だ。
父親の影の姿を追いかけて真実を知り、精悍に変化していく主人公のウィルを演じるのは、『インモータルズ─神々の戦い─』のヘンリー・カヴィル。ウィルの父親・マーティンを演じるブルース・ウィリス、マーティンの同僚であるCIAエージェント・キャラックを演じるシガニー・ウィーヴァーらベテラン俳優の演技も見応えがある。監督は『その男 ヴァン・ダム』を手がけたチュニジア系フランス人のマブルク・エル・メクリ。
(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
休暇を過ごす家族に会うためにスペインの空港に降り立ったアメリカ人青年ウィル・ショー。トラブル続きの仕事を放り出してきた彼の顔には、疲れの色が色濃く滲んでいた。迎えに来たのは、大使館関係の仕事をしている厳格な父マーティン。
だが、2人の関係は長年うまく行っていなかった。母ローリー、弟ジョシュ、その恋人ダラと合流したウィルだったが、一家揃ってのディナー中、自分の会社が破産したという電話を受け、ショックからその場の雰囲気を台無しにしてしまう。

翌日、気まずくなって外出したウィルが戻ると、家族のクルーザーは何者かによって荒らされ、全員が失踪。警察に捜索を依頼したウィルは、なぜか警官たちの襲撃を受けてしまう。その窮地を救ったのはマーティンだった。
家族全員が武装集団に連れ去られたと語るマーティンは、自分がCIAの工作員であることを告白。驚くウィルをよそに、CIAの同僚ジーン・キャラックとマドリードで合流して協力を要請する。犯人に関して、“ブリーフケースを奪われた連中だ。24時間以内に返さないと家族が殺される”という2人の会話をウィルが耳にした次の瞬間、マーティンが何者かに狙撃されて死亡。

ウィルは、父の拳銃と携帯電話を手に無我夢中で走り出す。必死の逃避行の末、アメリカ大使館に駆け込むが、家族が拉致されたという彼の訴えを職員は取り合わず、反対に警官殺しの容疑を掛けられてしまう。その場から逃走したウィルに、やがて犯人から電話が。“ブリーフケースか、家族の命のどちらかだ。午後6時に太陽の門に来い”。だが、ウィルにはまったく事情が理解できない。マーティンが巻き込まれた陰謀とは一体何なのか?正体不明の犯人が要求するブリーフケースとは何なのか……?

この映画、シガーニー・ウィーヴァーとブルース・ウィリスという80~90年代の映画界を沸かせた男女スターが出演しているので、それだけでワクワクするのが「普通」である。ただし、結論を先に言ってしまうと「脚本が拙かった」という事になる。肝心のブルース・ウィリスは序盤に何者かに狙撃されて落命するとは「ダイ・ハード」とは正反対の展開。
こうなると息子のウィルが頼りになる展開なのは明快なのだが、ウィルは休暇でスペインに来た営業マンで実は会社が倒産した事を休暇先で知ったばかりだった男。CIA工作員だった父とは違って一介の営業マンがスペインで父が関わっていた謀略に巻き込まれるという展開が続くのだが、ウィルは父が持っていたイスラエル情報機関の機密事項が入ったブリーフケースが狙われていることに気付く。

だが、このブリーフケースの内容についての説明が無いばかりか、どのような情報が詰っているのか明快では無い。このケースを巡ってマドリード市内でカーチェースを繰り広げるが、これが一番の見どころだった。
結局はジーンはザヒールにブリーフケースを奪い返されてジ・エンド。この追跡劇の副産物として父マーティンはスペインで「トム」という名でスペイン人女性との間に家族を持ち、その娘が途中で知り合った「ルシア」だった。という事はルシアとウィルは異母兄妹関係にある。そのウィルは父の跡を継いでCIAへとリクルートされた。

営業マンからCIAとは随分と極端なリクルートとなった。

二人のスターが出演していながら何故話題にならなかったのかは、やはり隙間だらけの脚本が原因であろう。ブルース・ウィリスが序盤で狙撃されて亡くなるなら、よほど重要な情報が入ったブリーフケースを持っていたのだろうが、その辺のくだりが分かり辛かった。
それにしてもシガーニー・ウィーヴァーはエイリアン・シリーズでの正義感溢れる役から、一癖のある役柄が最近多いようだがこれからもこういう路線を歩むのでしょうか?

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ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスの「ビタースウィート・サンバ」(1965)

2012-11-11 11:06:13 | 音楽

【偉大なトランペッター、ヴォーカリスト、経営者】
ハーブ・アルパート(デビュー時はドア・アルパートと称した)を語る上で、彼の軌跡を辿ると1960年代初期にはトランペッターとしての活躍が始まる。だが程なく「アメリカン・ポップスとメキシコ音楽のマリアッチを融合させたアメリアッチ」音楽という独自のジャンルを構築する。ユダヤ系一家でありながら、カリフォルニア州というメキシコ移民の多い州で育った影響もあったのだろう。
余談ながらティファナ・ブラス結成前の「The Maltese Melody」(マルタ島の砂)はドイツ出身のバンド・リーダー、ベルト・ケンプフェルト作であるがこちらはイージー・リスニング風のアレンジながら素敵な佳曲だ。

その独自の音楽の表現手段として「Tijuana Brass」を結成し、一気にシーンを突っ走り他の追随を許さぬ活躍を1960年代は見せた。
その中でも「Bittersweeet Samba」は日本で人気の高い曲であり、その要因はラジオ放送のテーマソングとなったことも大きい。この曲は彼のトランペットを堪能出来る曲でもあり、どちらかと言えばラテン色よりはポップス色が濃く出ているサウンドにサンバを加えたような曲だ。それでも彼の当時の活躍を象徴するようなサウンドであることは間違いないし、この曲を聴いただけで当時を思い出す人たちも多いのではないだろうか?(私はこの番組聞いていませんでした)

さて、マリアッチ・サウンドを如実に表す曲と言えば他に「The Lonely Bull(El Solo Toro)」(悲しき闘牛)がある。1962年に発表したこの曲は、ファンファーレのようなイントロに闘牛場の歓声のようなS.E.がかぶさりラテン音楽風のサウンドが展開される。アレンジも終始ラテン調であるが、ハーブのトランペットは優しい音色を奏でこれぞ「アメリアッチ」と呼んで差し支えない究極のサウンドだ。「アメリアッチ」はまさに時代を先取りした「フュージョン・サウンド」でもあるのだった。これからティファナ・ブラスについて知りたい人は、まずこの曲から入ることをお薦めしたい。

幅広い活躍を見せていたハーブ・アルパートは1968年に名作曲家コンビ、バート・バカラック=ハル・デイヴィッドのコンビによる曲「This Guy's In Love With You」を発表する。インスト曲ばかり発表してきた彼だが、この曲は彼がこのコンビに愛妻ラニ・ホールへの思いを伝える為に書いてもらった。彼のホノボノとした大らかなヴォーカルは見事にシングル・チャートで1位に輝く快挙を成し遂げた。
1970年代に入ると表立った音楽活動からは一旦身を引く。そしてその間にティファナ・ブラス時代にハーブ・アルパート(A)は親友ジェリー・モス(M)と「A&Mレコード」を創設し社業に専念する。世に送り出したアーティストはカーペンターズ、キャロル・キング、ブライアン・アダムス、スティングなどだ。

満を持して1979年、当時流行のディスコ・サウンドを大胆に導入したフュージョン・アルバム「Rise」を発表した。そこにはティファナ・ブラス時代のアメリアッチ・サウンドは影を潜め影形もなくなり、時代にマッチした新たなサウンドを作った。この変身は見事に受け入れられ表題曲「Rise」はインスト曲ながら見事に1位を2週間獲得した。因みにこの曲は甥のランディ・バダスが書いた。
これで彼は前述のヴォーカル曲とインスト曲という2つのタイプの曲で1位を獲得する快挙を成し遂げた。


こうして見事なまでな復活を果たしたハーブは、成熟したラテン音楽とジャズを融合したフュージョンを作った。この頃のハーブはサントリーのレッド・ホットというウィスキー(記憶が正しければ)のCMに出演していた。このシリーズはハーブが白スーツに身を包みトランペットをプールサイドで吹くというCMだったがご存知だろうか?彼のファンだった自分はこのCMを見るのが楽しみだった。

現在のハーブはA&Mレコードを手放し「アルモ・サウンズ」(AL-MO=アルパートとモスの2文字から命名)というレコード会社を立ち上げ独自の活動をする一方で、古巣A&Mレコードからはティファナ・ブラス時代のレコードがCD化されているので是非買って彼の良さを味わって下さい。

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映画『推理作家ポー 最期の5日間』を観て

2012-11-10 19:11:26 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

12-86.推理作家ポー最期の5日間
■原題:The Raven
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:110分
■字幕:石田泰子
■観賞日:11月10日、新宿ミラノ1(歌舞伎町)
■料金:1,800円 

 

□監督:ジェームズ・マクティーグ
◆ジョン・キューザック(エドガー・アラン・ポー)
◆ルーク・エヴァンス(フィールズ刑事)
◆アリス・イヴ(エミリー・ハミルトン)
◆ブレンダン・グリーソン(ハミルトン大尉)
◆ケヴィン・マクナリー(マダックス編集長)
◆オリヴァー・ジャクソン=コーエン(ジョン・カントレル巡査)
◆ジミー・ユイル(エルダリッジ警部)
◆パム・フェリス(ブラッドリー夫人)
◆ブレンダン・コイル(酒場の店主リーガン)
◆サム・ヘイゼルダイン(植字工アイヴァン)
【この映画について】
憧れと嫉妬はファン心理の裏表だ。新作を発表しない作家を挑発する小説模倣犯は殺人に取り憑かれ、自らの優位性を誇示し、憧れの作家を屈服させようとする。推理小説の創始者であり、詩人、批評家としても活躍した天才作家エドガー・アラン・ポーが40歳で謎の死を遂げるまでの最期の日々を、史実とフィクションを織り交ぜて極上のサスペンスに仕立てたのが本作である。
脚本家チームの大胆な発想を見事に映像化したのは『Vフォー・ヴェンデッタ』の監督ジョン・マクティーグ。主人公ポーにはインディ系『さよなら、いつかわかること』から大作『2012』まで幅広くこなすジョン・キューザックが扮し、孤高の作家を魅力的に演じている。
(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
1849年のアメリカ、ボルティモア。闇夜の中で凄惨な殺人事件が発生する。現場に急行したエメット・フィールズ刑事が目にしたものは、血まみれの母娘の無残な死体だった。その事件は、トリックも殺害方法も、数年前に世間を震撼させたエドガー・アラン・ポーの推理小説『モルグ街の殺人』に酷似していた。

その頃、酒場で騒ぎを起こして放り出されたポーは、恋人エミリーと出会うが、彼女の父親のハミルトン大尉から、娘に近づかないようにと言われてしまう。新聞社のマダックス編集長と口論の後、帰宅した彼をエミリーが訪ねてくる。自分の誕生日に行われる仮面舞踏会でプロポーズして欲しいというのだ。招待客の前であれば、父親も結婚を許してくれるのではないか……それが彼女の思惑だった。

その頃、文芸評論家のグリズウォルドが、木の台座に磔にされ、巨大な刃の振り子によって胴体を真っ二つにされるという『落とし穴と振り子』のような殺人事件が起きる。
ポーに捜査への協力を要請するフィールズ。第2の殺人現場に“仮面舞踏会に死がやってくる”と書いたメモが残されていたのだ。それは、エミリーの誕生日の仮面舞踏会を指していた。舞踏会当日。フィールズと部下たちが警備する中、深夜12時を回ろうとした時、髑髏の仮面を付けた死装束の騎士が乱入。それは、まさにポーの『赤き死の仮面』を思わせる光景だった。
会場が騒然とする中、忽然と姿を消すエミリー。しかも、死装束の男は金で雇われただけで、殺人鬼ではなかった。その手には、ポーに対する挑戦状が記されていた。“ポーが新聞に連続殺人の偉業を書いて載せれば、今後の殺人で犠牲者が出るたびにエミリーの居所のヒントを与える”。恋人を救うために、殺人鬼に従うしかないポー。模倣殺人犯の目的は一体、何なのか……?

ポーの作品で実際に発生した事件の手口を真似た殺人事件で世間を騒がせる犯人像は?非常に興味をそそられるテーマで、しかも、この当時のポーは冒頭でのシーンにあるように、執筆活動が行き詰まり呑んだくれに成り下がっていた。
こうしたポーの現状を嘆いていたのがマダックス編集長だったので、当初、この事件は編集長が仕組んだというか犯人だと思いながら観ていた。次はどういう手口なのかを探るきっかけが必ず犯行現場に残されているのだが、それをポーに解決を依頼する警察の能の無さは酷いが、最後はフィールズ刑事の活躍もあって無事解決する。
途中での事件発生とポーと恋人エミリーと父であるハミルトン大尉の関係が描かれるのだが、少々中だるみ気味な展開が続いた。編集長が怪しいと思っていた(ポーもフィールズ刑事もそうだった)のだが、実際は、植字工アイヴァンだった。社に駆け付けた時に既に編集長は殺害され、そこにはアイヴァンがいた。アイヴァンはポーが新作を発表しないので、過去の作品での手口を模倣して作品を作り上げたと告白。
エミリー解放の条件として彼女の身代わりとして毒薬を服用させた。ポーの意識が薄れる中で、冒頭の薄暗い公園のベンチでポーが佇む姿と繋がって来るのだった。

その後、アイヴァンはパリに渡ってSF作家ジュール・ヴェルヌを同じ手口で殺害すると言う。アイヴァンのパリでの動向を掴んだフィールズ刑事が最後は彼を射殺し、エミリーも無事解放された。

まあ、簡単に言えばこんな内容なのだが、ポーを演じたジョン・キューザックは相変わらず上手い。だが、ストーリー展開が前述したように中だるみ気味が長かったのが残念だった。

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映画『アルゴ』を観て

2012-11-03 23:36:35 | アメリカ映画 2012

12-85.アルゴ
■原題:Argo
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:120分
■字幕:松浦美奈
■観賞日:11月3日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ
■料金:1,800円

 

□監督・製作:ベン・アフレック
◆ベン・アフレック(トニー・メンデス)
◆アラン・ラーキン(レスター・シーゲル)
◆ジョン・グッドマン(ジョン・チェンバース)
◆ブライアン・クランストン(ジャック・オドネル)
◆スクート・マクネイリー(ジョー・スタフォード)
◆クレア・デュヴァル(コーラ・ライジェク)
◆クリス・デナム(マーク・ライジェク)
◆テイト・ドノヴァン(ボブ・アンダース)
◆タイタス・ウェリヴァー(ジョン・ベイツ)
◆マイケル・パークス(ジャック・カービー)
◆カイル・チャンドラー(ハミルトン・ジョーダン)
【この映画について】
『ザ・タウン』などのベン・アフレックが、監督、製作、主演を務めたサスペンス。1979年のテヘランで起きたアメリカ大使館人質事件と、その裏で敢行されたCIAによる救出作戦の行方を追い掛ける。
監督として『ザ・タウン』で見せた緩急自在な演出をベンが本作でも繰り出し、謎に包まれていた救出作戦の全ぼうを活写。その一方で、貫録たっぷりに指揮を執るCIAエージェントを熱演する。『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンや『アーティスト』のジョン・グッドマンら、脇を固めるベテラン勢にも注目。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、デモ隊ばアメリカ大使館にも迫り、ゲートではイランの警備隊とのにらみ合いが続く中、興奮した学生らがフェンスを乗り越え、大使館に雪崩れ込んだ過激派グループが占拠し、その様子を館内から見ていた館員らは危険を察し、首相府へ電話で排除を要求すると同時に機密書類の焼却と裁断を急ぐが、時すでに遅く52人もの人質を取るという事件が起きる。
パニックの中、アメリカ人6名が大使館から密かに逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデスは、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。

アメリカ大使館占拠事件は当時大きなニュースとして連日報道されていたので内容は今でも覚えているが、その裏でこのような救出作戦が練られていたとは当然知らなかった。むしろ、救出に失敗したヘリ墜落事故の話かと?最初は思った。
アルゴ作戦は当然ながら最高機密扱いとされていたようで、最近情報公開が決定されたことで公になり映画化へとなったようだ。監督と主演を兼ねるベン・アフレックは「ザ・タウン」でその確かな監督としての力量を発揮していたが、本作でもそれは変らない

まず冒頭にて大使館の玄関前に既に不穏な空気が漂っている場面が映され、直ぐに大使館占拠へと雪崩れ込む展開で最初から緊張感を持つような画作りだ。まるでドキュメンタリーのようなタッチで進み、雪崩れ込んで来ている最中にも重要書類を次々と裁断するのだが間に合わない。そして、この裁断された書類を子供まで動員する執念で大使館員らの身元を調べ上げる執念には少なからず驚かされた。
カナダ大使私邸へ逃れた6人は、イラン人使用人らの眼を気にしながらも何とか生き延びて行くがやはり同僚らの安否は気になっていたようだ。
その間に母国では救出作戦が練られるも有効策はなく、偶然にもTVで放映されていた映画「猿の惑星」を観たメンデスが、奇想天外な救出作戦「アルゴ」を思いつく。それはSF映画「アルゴ」という6人を架空の映画のロケスタッフに見立てて帰国させるという大胆なプランだった。
紆余曲折を経てゴーサインが出て、早速メンデスはハリウッドに飛んで映画としての体裁を整え脚本とポスターの製作まで済ませ、ポスターには製作会社と連絡先の電話番号まで記された。

革命下のテヘランに正規ルートで入国したメンデスは早速6人とカナダ大使に作戦の概要を打ち明けるが、6人の中には作戦に懐疑的な館員もいて一枚岩では無かったが、それでもメンデスは何とか押し切りテヘランの役所(文化・イスラム指導省)へ出向きロケハンの許可を申請し、地元ガイド付きで許可されバザールなどを見学するがそこは不穏な空気に包まれており、予定を早々に切り上げざるを得なかった。
一方、母国では人質奪還作戦が決定したことで、「アルゴ作戦」は取り消されメンデスへは上司のオドネルから帰国命令が発令された。

だが、自らが企画した作戦に自信を持つメンデスは命令に背く形で作戦を続行し、当初の予定通り6人を映画スタッフとして帰国させることに執着した。
ここから帰国までの時間はスリルに溢れていた。一行は空港のチェックインカウンターで帰国便が取り消されていたことを知るが、メンデスと母国の機転で予約は復活し第一関門を突破。次は、出国審査。だが、ここでは怪しんだ革命防衛隊が徹底的に調べる。その間にもアメリカ大使館内では館員の顔写真復元に執念を燃やし一行は絶体絶命のピンチに。
空港の防衛隊はメンデスが差し出したポスターの連絡先へ直接電話を試みるが、ハリウッドの事務所では「電話は掛かって来ない」と高をくくって室内は無人。鳴り響く電話音とメンデスらの不安な表情が交錯する中で、電話は繋がり命拾いをした一向は出国を許可され、搭乗口へと急ぐ。その時、大使館での復元が終わり指導省から通報を受けた空港の防衛隊が直ちに身柄拘束に動くが、既に、搭乗ゲートは閉鎖され飛行機も離陸寸前。

車に乗り換えた防衛隊が飛行機の離陸を阻止しようと必死に追跡する中、搭乗機は空港を離陸。だが、イラン上空を離れるまで安心は出来ない。そして、機内でイラン領内を離れた事を知らせるアナウンス(本来はアルコール販売が可能になることへのお知らせ)があると、やっと一行は安全に出国できた安堵感からホッとしたようすだった。

いや~、この最後の空港でのシーンが一番緊張した。勿論、この時点でストーリーは把握出来ていらが、もしかしたら戦闘機を緊急発進させてイラン領内で緊急着陸させるのかな?とか思ったりしました。冒頭からエンドロール寸前までハラハラさせられる展開で、最後に、字幕でその後の顛末が紹介されました。
ベン・アフレックの監督として、そして主演俳優としての演技や演出も見事で、本編を通して流れる緊張感を見事に表現していた。現場であるテヘランでの動きと、アメリカのCIA内部とハリウッドでの贋映画製作スタッフの動きが見事に絡み合っていた。
この作戦はどうみてもアメリカでしか思いつかない発想でしょうね。そもそも贋SF映画をイランでロケするとのアイデアを思いつき、それを騙すためにとは言え脚本や絵コンテやポスターまで準備するとは恐れ入った。

ベン・アフレックはC・イーストウッドの後継者になり得る存在と確信できるような内容だった。

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