kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

おめでとう!菊池雄星のプロ初勝利を中村が豪快な2発で祝福

2011-06-30 21:36:35 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011
チ  ー  ム 
埼玉西武
オリックス

 【責任投手】
○菊池1

●木佐貫1勝5敗

【本塁打】
中村19・20号(西)、バルディリス5号(オ)

 【戦評】
昨夜は3投手による継投で完封勝利を飾ったライオンズ、今日は注目の2年目左腕菊池雄星が先発。西武ドームでの初登板だった対阪神戦は満員の観客の前で緊張してしまったのか3回途中で降板してしまったが、今日は京セラドームでの平日の試合で落ち着いて登板できる状況での先発でした。


 

「雄星にプロ初勝利を!」を合言葉に臨んだライオンズ、初回は幸先良く中島のヒットなどで木佐貫から2点を先取。
今日は帰宅時の4回裏からTV観戦となったので、雄星の登板は2イニングスと6回の降板まで。2度目の登板だったので、今回は落ち着いて投げているように感じたし、スピードこそ高校時代の150キロ超の球速は無いが丁寧に制球を意識して140キロ前半が多く、変化球はスライダーで確実にストライクが取れていた。



打線も序盤から小刻みに効果的に得点を重ね、守備面でも菊池を支えるファインプレーが飛び出すなど、菊池を勝たせようと一丸になった。7回には中村が今シリーズ5本目となる特大のソロ本塁打を放ち6-2と4点差を付けた。
雄星は6回途中で四球を連発して降板しバルディリスに5回にソロ本塁打を浴び、四球で出した走者を2番手の岡本篤が還してしまい2失点。岡本篤は後続の後藤、T-岡田の二人から3アウトを奪いオリックスの反撃の芽を断った。
その後は藤田-江草-最後は4点差だったが牧田まで投入し、最後の打者となった元同僚赤田の豪快な3球三振という心優しきアシストで雄星はプロ1勝目を上げた。

これで大阪遠征は2-1と勝ち越しが決定し、再び西武ドームに戻ってハムとの3連戦が明日から待っている。そのハムはエースのダルが今日のマリーンズ戦に登板したので
帆足-糸数(明日)、涌井-武田勝(2日)、石井一-ケッペル(3日)の先発が予想される。明日の帆足は左ひじの状態が気になる。

[ナベQ監督のコメント]
雄星はしっかり腕が振れていて、変化球が良かったのが今日の勝因かな。カット(ボール)、チェンジアップ系のボールが意外に使えていた。まだボールを置きにいっている場面もあったけど、1軍の試合の中でしっかりとゲームを作ったと思う。

打線もよく援護をしたね。欲を言えば、6回の交代までの2四球は、疲れもあるだろうけど、先発としては乗り切らなくてはいけないところだった。中村は、量産体制になってきたね。地元という空気もあったのかな。
タイトなスケジュールが我々は続くけど勝っていけば疲れも感じないので、明日から、またしっかりやっていきます。


中島が均衡を破る先制10号2ラン&中村のダメ押し18号で完封勝ち!

2011-06-29 22:36:49 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011
チ  ー  ム 
埼玉西武
オリックス

 【責任投手】
○西口3
勝3敗
S牧田2勝4敗2S
●中山2勝5敗1S

【本塁打】
中島10号(西)、中村18号(西)

 【戦評】
交流戦の最終カード対読売戦から7戦連続で先取点を奪われているライオンズ、その間は2勝5敗と借金を3つも増やしてしまった。早くこの流れを断ち、何としても先取点を奪って有利な展開に持ち込みたいので先発投手の踏ん張りと打線が早い回に点を取って勝利に結び付けたいですね。先発は西口と中山です。
帰宅して中継を観はじめたのは丁度6回表からで、2死無走者から片岡の安打に続いて中島が中山の初球の外角直球(ナカジの大好きなコース!)を、まるで左打者が打ったかのような弾丸ライナーはそのまま右翼席へ飛びこむ先制の2ラン本塁打。

2-0とリードを保ったまま西口は6回にT-岡田の打球を足に受けて何とか踏ん張って6回被安打4で降板。
7回からはミンチェが2イニングスを無失点で切り抜け、月曜日の楽天戦の悪夢を払拭した。

打線は中山から5安打しか打てなかったが、9回には中村が直球を左翼席へ運ぶソロ本塁打で貴重な追加点を叩きだし3-0と安全圏に。
最終回は交流戦後から抑えに回っているルーキー牧田が死球と代打田口に安打を許したが無失点で2セーブ目を挙げ西口-ミンチェ-牧田の3人のリレーでオリックス打線を完封した。

今日の試合を観ていて、昨年までなら本塁打か2塁打と思われる打球が思ったほど打球が伸びず外野フライでアウトになるケースが多かったような気がした。8回裏のオリックスの後藤のライトフライは昨年までならフェンス直撃打か本塁打になっていた典型的な当たりだった。それが熊代に好捕されてアウトになり後藤も残念そうな表情を浮かべていた。
統一球の影響は随所に見受けられますが、統一球になっても中村の打球だけは関係無く遠くへ飛んでいきますね。

チームはまだ5位のままだが、何としても連勝をして借金を少しでも早く完済したい。その明日の先発は2度目の登板となる菊池と開幕投手木佐貫だ。雄星にプロ初勝利を打線がプレゼント出来るかに注目したい。


映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』を観て

2011-06-28 21:53:52 | アメリカ映画 2011

11-42.パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉
■原題:The Pirates Of Caribbean On Stranger Tides
■製作年・国:2011
年、アメリカ
■上映時間:138分
■字幕:戸田奈津子
■鑑賞日:6月23
日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
■料金:1,800円


□監督
:ロブ・マーシャル
□脚本・製作総指揮:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
□製作:ジェリー・ブラッカイマー
□撮影監督:ダリウス・ウォルスキー

□衣装:ペニー・ローズ
□音楽:ハンス・ジマー
◆ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)
◆ペネロペ・クルス
(アンジェリカ)
◆イアン・マクシェーン(黒ひげ)
◆ジェフリー・ラッシュ(バルボッサ)

◆サム・クラフリン(フィリップ)
◆アストリッド・ベルジェ=フリスベ(シレーナ)
◆ケヴィン・R・マクナリー(ギブス)
◆ジェマ・ウォード(タマラ)
◆キース・リチャーズ(ティーグ・スパロウ)
【この映画について】
シリーズ第3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のラストで“生命の泉”の地図を手に入れたジャック・スパロウ。しかし彼の愛船ブラックパールは、甦った宿敵バルボッサによって奪われてしまった。
その続編となる本作では、その“生命の泉”を捜し求めるイギリス、スペイン両国、そして黒ひげらの戦いに巻き込まれたジャックの冒険が描かれている。派手なアクションやSFXシーンも多いが、映画の一番の見どころは、やはりジョニー・デップ演じるジャックそのものと言っていい。遊び心に溢れたデップの演技は、何気ないシーンでも楽しく惹きこまれてしまう。そしてむさくるしい海賊たちの中で、花を添えるのがペネロペ・クルス演じるアンジェリカ。今後、シリーズの主要キャラになりそう。シリーズ初の3Dも、作品のエンタテイメント化をパワーアップさせている。
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
永遠の命を与えるといわれる“生命の泉”…

イギリスのロンドンには、ジャック・スパロウとその相棒ギブスが潜伏していた。彼らの前に、かつて同じ名海賊としてジャックと幾多の抗争を繰り広げ、不滅の海賊魂を持っていたバルボッサが現れる。だが、彼はスペイン王に対抗して“生命の泉”を探す英国王ジョージ2世に忠誠を誓い、いまや英国海軍に属し「サー」の称号を持つ公賊へと変貌していた。 時同じくしてジャックは、かつての恋人だった女海賊アンジェリカが、「ジャック・スパロウ」の名をかたりバー「船長の娘」で船員を募集していると知り乗り込み、そこで再会したのを機に史上最恐の海賊・黒ひげの“生命の泉”を巡る航海に巻き込まれる。

永遠の命を狙う海賊黒ひげ、国王の命を受け、今では寝返って「公賊」となったバルボッサ率いる英海軍、永遠の命という異教の対象を破壊せんとするスペイン海軍、そしてジャック。史上最強の海賊たちと国家権力の思惑が錯綜し、“生命の泉”を巡る波乱の航海が幕を開ける。

今回はキーラ・ナイトレイやオーランド・ブルームといったキャストが不出場で、その代わりにペネロペ・クルスがキーラ・ナイトレイそっくりのメイクで登場したので、次回作より彼女がジャックの相手役として活躍することになりそうな気配だ。
また、新たに黒ひげとしてイアン・マクシェーンが登場するなど、マンネリ化を防ぐ新たなキャラで人気を繋ぐ意図がありそうだ。
そして、今回の見所は「生命の泉」探索を巡って、ジャックだけがその在処を知っていると言う設定で、海賊から「公賊」へと身分を変えたバルボッサや黒ひげも含めてそれぞれの思惑で事が進むのが特徴。そこにアンジェリカが黒ひげの娘であると名乗ったりして、彼女自身がジャックの味方なのか敵なのかも思わせぶりな設定。
「生命の泉」に辿り着く前に人魚が生息すると言う湾に上陸するも、この人魚たちは美女揃いなのだが、実は恐ろしい存在で、その奏でる美声に魅入られると水中に引き込まれてしまう凶暴な性格の持ち主なのだが、生命の泉へ辿り着いて永遠の命を戴くには「人魚の涙」が必要なので、何とか一匹の人魚を捕獲して涙を流させることに成功。その囚われた人魚に軟弱な宣教師のフィリップが恋する下りは、取ってつけたようなシーンだったのは残念。

最後は、この永遠の命をもたらす泉で余命幾ばくもない黒ひげの命を救おうとアンジェリカらは洞窟へと向かうのですが、生命の泉でアンジェリカの寿命を使って黒ひげが助かろうとするけど、ジャックがすり替えていたおかげで黒ひげの寿命がアンジェリカに使われてジ・エンド。
消えてしまったブラックパール号のキャプテンとして復帰するのに執念を燃やすジャック、そのブラックパール号は意外な場所に...。
余談ですが、ジョニデが海賊の扮装をする際に参考にしたと言うザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがパブのシーンで登場しますが、ここだけでのシーンですが何時の間にか消えていてニンマリとする登場シーンでした。

このシリーズお決まりの、エンドロールの中でも別の映像があり、何だか次作への布石の様な気もします。エンドロールと同時に席を立たないことをお勧めします。


原発担当相新設、細野氏を起用、政務官に自民・浜田氏を「一本釣り」で自民は猛反発

2011-06-27 22:32:29 | 時事ニュース・国内

菅首相は、東日本大震災の復興担当相新設に伴い政務三役を一部入れ替えた。原発事故収束・再発防止担当相を新たに置いて細野首相補佐官を起用。復興相に就任した松本防災担当相は事前の打診に対して就任を固辞していたが受諾した。その松本復興相が防災担当相と兼務していた環境相には蓮舫行政刷新担当相の横滑りが検討されていたが、、江田五月法相が現職のまま就いた。
蓮舫行政刷新担当相は退任して行政刷新担当の首相補佐官に回り、行政刷新相は枝野幸男官房長官が兼務する。また、国民新党の亀井代表は菅首相より副総理での入閣を打診されていたが、亀井氏が主張する大幅な内閣改造人事が受け入れられなかったことで、首相補佐官就任に留まった。

一方、首相は自民党の浜田和幸参院議員に総務政務官就任を要請し、同氏は受け入れた。浜田氏は政務官就任に先立ち、党に離党届を提出したが党側はこれを受理せず「除名」処分とした。
浜田氏の起用などを巡って自民党などが強く反発しており、延長国会の審議に大きな影響が出るのは必至だ。この浜田氏の政務官就任は、裏で亀井氏が暗躍したようで他にも自民党所属の参議院議員引き抜きを画策したようだが、結局応じたのは浜田氏だけだった。
この人事に対して寝耳に水だった民主党国会対策担当議員らは困惑している。一夜にして築いてきた関係は崩壊し、11年度の赤字国債発行を認める特例公債法案の成立に向けた民主、自民、公明の3党合意について「協議できる状況ではない」との認識で一致した。谷垣禎一総裁は「菅政権は暴走を始めた。自民党の協力はいらないというメッセージだ」と、首相の対応を厳しく批判した。


サブマリンの新ストッパー 牧田、本拠地でプロ初セーブ

2011-06-26 20:37:37 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011

               プロ野球観戦記録NO.12
                ○埼玉西武 5-4 東北楽天×

チ  ー  ム 
東北楽天
埼玉西武

【責任投手】
○石井一3
勝3敗
S牧田2勝4敗1S
●小山3勝2敗


【本塁打】
ガルシア2号(楽)

 【投手-捕手】
(楽)川井、川岸、小山、有銘、青山-嶋
(西)石井一、江草、ミンチェ、牧田-銀仁朗

 【試合観戦評】
昨日は涌井の不調でマー君との対決を落としてしまい、折角、大宮での試合でいっきに勢いを付けたかったのに残念な結果に終わってしまいましたね。
今月に入ってここまで週末(土日)の試合は前日まで1勝6敗と、5月の7勝1敗とは正反対の様な結果が出ているので、今日は何としても楽天何かに連敗はしていられません(楽天ファンの方には悪いけど)。先発は石井一と未勝利投手川井の左腕対決です。

西武は初回、2死無走者から内野安打と四死球で満塁の好機もフェルの強烈な打球を三塁手草野が一度は弾くもフェルのチンタラ走塁で1塁は余裕のアウト。一塁まで全力疾走してもらいたかったけど、フェルは前からこうだからね。
2回にも好機を作るも片岡の三直で逸機。こうなると相手に流れが行ってしまう事になり、ルイーズにタイムリーを浴び、更に、次打者草野の右直を熊代が取り損なうエラーで2失点。
この球場全体を包んだ嫌~な流れを、裏の攻撃で取り返した。クリの2塁打とフェルの平凡な一塁後方の飛球をガルシアが落球し、次の後藤の強烈な遊ゴロを稼頭央がバウンドを合わせられずに安打として同点に。

このまま中盤は石井一も立ち直って来てが6回の2死無走者から高須の安打とガルシアに予想外のまさかの2ラン本塁打を浴びて2-4とリードされ、球場のファンもこの本塁打にはガッカリ。裏の攻撃で2死無走者打者熊代の場面で、トイレに立った管理人でしたが、熊代が粘って安打で出塁。
浅村も粘ってしぶとく四球を選び、急遽、急いで席に戻って片岡の打席に。でも、片岡がタイムリーを放つ気配は全く無かったので、せめて四球で繋いでくれと祈る。その片岡の打球を後ろに下がって処理した稼頭央が一塁へ悪送球して1点。押せ押せムードの中、ナカジが決めてくれた。打った瞬間は本塁打(去年なら間違いない)と思った打球だがこれが2塁打となって遂に5-4と逆転し、球場のボルテージは最高潮に。

ここから7回は江草が見事な投球、8回はミンチェが貫録の三人斬り、最終回は抑えに任命された牧田が9球で片付ける見事な火消しぶりで初セーブをマークした。


6回までに打線がリードを奪い、救援陣が1イニングずつを3者凡退で締めくくる理想的な継投だった。江草は回の頭からの登板では安定感を感じさせるし、ミンチェも制球が安定している。ルーキー牧田は、先発と違いリードしている場面での登板なので、先発の時よりは心に余裕が生まれるのはないだろうか?

これでここまでの3連戦を2-1と予定通り勝ち越したので、明日は皇子山での振り替え試合で4連戦目だが平野が踏ん張って3-1としたい。

牧田のコメント
「(抑えとして最初の登板で1点差だったが?)点は気にしていなかったです。自分のピッチングができれば抑えられる自信があるので。(ファンの歓声は)気持ち良かったです。
(落ち着いていたが?)マウンドでは足が震えてました。でも、表情には出さないでいつも通りに投げようと。(初セーブで喜べる?)まだですね。日本一になってから喜びたいので。ファンのみなさんと日本一になって暴れたいです

                  【2011プロ野球観戦履歴】

NO. 日付 球  場 対戦チーム スコア 勝敗 先発(L) 先発(相手) 勝利投手 メモ
1 3/02 東京ドーム 読売 2-3x × 大石 澤村 金刃 オープン戦
2 5/03 西武ドーム 千葉ロッテ 5-10 × 涌井 成瀬 成瀬 本拠地初戦
3 5/04 西武ドーム 千葉ロッテ 2-8 × 石井一 唐川 唐川 リーグ戦
4 5/05 西武ドーム 千葉ロッテ 5-3 西口 渡辺俊 西口 リーグ戦
5 5/21 西武ドーム 中日 13-4 山井 交流戦
6 5/28 西武ドーム 東京ヤクルト 3-2 石川 交流戦
7 5/29 西武ドーム 東京ヤクルト 10-1 帆足 増渕 帆足 交流戦
8 6/01 西武ドーム 読売 4-1 涌井 金刃 涌井 交流戦
9 6/05 横浜スタジアム 横浜 4-5 × ハミルトン 牛田 交流戦
10 6/11 西武ドーム 阪神 0-4 × 石井一 能見 能見 交流戦
11 6/18 東京ドーム 読売 1-2 × 涌井 内海 内海 交流戦
12 6/19 東京ドーム 読売 1-10 × 牧田 澤村 澤村 交流戦
13 6/26 西武ドーム 東北楽天 5-4 石井一 川井 石井一 リーグ戦

小笠原諸島、世界自然遺産登録決定・・・国内では4例目

2011-06-25 09:31:05 | 時事ニュース・国内

国連教育科学文化機関(UNESCO/ユネスコ)の第35回世界遺産委員会は、小笠原諸島(東京都小笠原村)の世界自然遺産登録を決定した。日本の自然遺産は白神山地(青森、秋田県)、屋久島(鹿児島県)、知床(北海道)に続き4カ所目。東京都の世界遺産登録は国立西洋美術館の登録が遅れていることから、これが初めてとなった。
登録の理由について、世界遺産委員会は「小笠原諸島の生態系は多くの固有の種に加え、アジア各地の植物が集まっており、幅広い進化の過程を示している」として、その生態系の豊かさが高く評価された。

小笠原諸島へは、小笠原海運が運航するフェリーで竹芝桟橋から片道25時間半を要する。このことから、以前から観光振興などのアクセス改善問題が持ち上がり、度々、空港建設の是非が問われてきたが現在まで空港建設には至っていない。世界遺産登録に伴い、観光客の関心も高まるだろうが、片道25時間半の航海は楽ではないし台風接近などで欠航なども考えられるので、観光と遺産維持の両立は難しい問題だ。
小笠原諸島を訪れる観光客は年間約1万5000人。登録に伴って、地域の活性化が期待されるが、外来種持ち込みの危険性は高まる。既に、外来種のトカゲやヤギなどが生態系に影響を与えているとの報告もあり、政府や村は外来種の駆除を継続するほか、検疫を検討していく。

この次は、過去に一度は登録を却下された平泉の世界遺産登録も審議される予定であり、震災復興からの明るいニュースへと登録が期待される。


これぞ勝利への執念!浅村、大宮の夜空に舞うサヨナラ3ランで決着!!

2011-06-24 21:55:06 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011
チ  ー  ム 
東北楽天
埼玉西武 5X

 【責任投手】
○グラマン2
勝1敗1S
●スパイアー1勝2敗7S

【本塁打】
フェルナンデス8号(西)、浅村4号(西)

 【戦評】
楽天何かに負けていられるか!これぞ、勝利への執念、という様な最終回の攻撃は「繋ぎ」の気持ちが生んだ勝利だったが、そこに辿りつくまでは13残塁と拙攻のオンパレードで、楽天投手陣から8回までに8安打8四死球を選びながらも、5回のフェルの犠飛と銀仁朗の内野飛球の間に挙げた2点のみ。
大宮のファンもTV・ラジオ観戦の西武ファンのイライラは募るばかりで臨界点に達する寸前に一気にうっちゃり勝ちだ。

9回裏、楽天の抑えのスパイアーに対し、先頭の中村は「お約束の」三振で1死。ここで、この試合から5番に入っている栗山がこの日4つ目の四球で出塁し、6番に下がったフェルが真ん中の直球をセンター左のスタンドに叩きこむ起死回生の同点2ラン本塁打で大宮は一気に盛り上がった。

フェルナンデスのコメント
「感触は良かったです。打った瞬間いったというのが確信できました。チームがこういう状態で、リードが必要な時期だったのでうれしかったです。
 非常に良いバッターがそろっているので、9回は良い雰囲気で迎えることができました。
(暑い時期は得意?)こういう天気は好きなので、ハードに練習をして勝ち続けていきたいと思います

フェルは5回の打席(犠飛)と7回の打席でも失投を打ち損じていて、やっとこの打席で捕えた。ここから打線が繋がりを見せて、今日から1軍復帰したブラウンが死球で出塁(代走・斉藤)し、銀仁朗がバントで2死2塁の場面で地元で人気絶大の平尾がフルカウントから四球を選び、この日から1番で起用された浅村へと繋いだ。

浅村は不調の片岡に代っての1番打者として2安打1四球と3度出塁し、前の打席でも2塁打を放っていた。ここで、浅村はスパイアーが投じた真ん中の変化球(カーブかスライダーの投げ損ないかな?)を体全体を使ってフルスイングした瞬間に、それと分かる
大宮の夜空を切り裂く3ラン本塁打の打球はライオンズ応援団が陣取る左翼席に突き刺さるサヨナラ弾となった。
昨季も今季もサヨナラ負けに「馴れて」いるライオンズ・ファンだが、サヨナラ勝利は今季初だ。8回までの13残塁のままで負けていたら最悪の試合内容で終わっていたが、この9回裏のサヨナラ劇が全てを洗い流してくれた。

浅村のコメント
「(サヨナラ本塁打はプロ初?)初です。頭真っ白だったので、入ってくれて良かったです。後ろにどんどん回していこうと思っていました。(中島裕之から手荒い祝福もあったが?)ずっと声を掛けてくれているので、結果で応えられて良かったです。
(打順1番に入ったが?)何も考えず、いつも通り自分らしさを出していこうと思っていました」


明日は、この勢いで涌井とマー君のエース対決も制して連勝したいですね。


映画『スカイライン-征服-』を観て

2011-06-23 18:48:59 | アメリカ映画 2011

11-41.スカイライン-征服-
■原題:Skyline
■製作年・国:2010
年、アメリカ
■上映時間:94分
■鑑賞日:6月18
日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
■料金:1,800円

 
□監督・製作:グレッグ・ストラウス、コリン・ストラウス
□脚本:ジョシュア・コルデス
□脚本・製作:リアム・オドネル
□製作:クリスチャン・ジェイムス・アンダーセン

□撮影監督:マイケル・ワトソン
□編集:ニコラス・ウェイマン・ハリス
◆エリック・バルフォー(ジャロッド)
◆スコッティ・トンプソン
(エレイン)
◆ブリタニー・ダニエル(キャンディス)
◆クリスタル・リード(デニース)

◆二ール・ホプキンス(レイ)
◆デヴィッド・ザヤス(オリヴァー)
◆ドナルド・フェイソン(テリー)
【この映画について】
ロサンゼルスの高級マンションに集まった、ごく普通の人々が目撃した、刻一刻と進行する地球征服の3日間――戦うすべのない人たちへのエイリアンの襲撃を描いたSFディザスター・ムービーだ。『アバター』や『2012』を手掛けたVFXチームによる圧倒的な驚愕映像が見どころだ。メガホンをとったのは『AVP2 エイリアンズvsプレデター』のグレッグ&コリン・ストラウス兄弟、主演は『24 TWENTY FOUR』のエリック・バルフォー。
平穏な日常が、一瞬にして崩れ去る恐ろしい世界……絶望的な極限状況の中、何が起こり、そして人々は何を考えるのか、リアリティーを重視した視点で描きだす“人類滅亡の危機”が斬新に映る。
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
ロスに住む親友のペントハウスを訪ねていたカップル、ジャロッドとエレインは、その日の早朝、最上階の部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ます。そして、その光を見た友人の一人が、一瞬にして光の中に吸い込まれて姿を消すのを目撃する。更に、窓の外に広がる光景に彼らは呆然と立ちつくした。目前に迫るこれまで見たことのない巨大飛行物体。しかも、それは1機だけでなく、空を埋めるほどの数の飛行物体が、地上から人間を吸い上げていたのだ。だが、それは絶望的な3日間の始まりにすぎなかった……。

突然の事態が全く呑み込めない彼らだが、さらに、窓の外に広がる光景に呆然と立ち尽くした。目前には、これまで観たことの無い巨大飛行物体が迫っていた。
ジャロッドたち5人は、訳も分からず地下の駐車場から脱出を試みるが、テリーの運転するフェラーリは、駐車場の出口で、巨大な足に無残にも踏みつけられた。
脱出を諦め、マンションの一室に立てこもる彼らの前に、軍隊の戦闘機が編隊を組んで現れたが、戦闘機から放たれたミサイルが飛行物体に命中したが、そこから現れたのは無数の巨大生物と小型捕獲マシンだった。

ここで不思議なのは、彼らが居たマンションの住人が全く登場しないのと、何時の間にかTVニュースの放送が無くなったこと。メンバーの一人がカメラマンで、マンションの屋上からデジカメで撮影した映像をみて他の4人は事態を想像するしかなかった。
配役的にも無名な俳優ばかりで、辛うじて一行のリーダー的存在のオリヴァーを演じたデヴィッド・ザイヤスを知っている程度で、俳優に感情移入が出来ないのだが1000万ドルという低予算で作成したそうなので無名ばかりが集まったのだろう。
宇宙船から放たれたクリーチャーだが、イカやタコのお化けみたいなものから「エイリアン」を思わせる宇宙船内部の映像やら、ストラウス兄弟の作ったクリーチャーだが、どれも安物ゲームの創造物体みたいでイマイチだ。ストーリー的にも、ラストで宇宙船内に吸い上げられ怪物になったジャロッドと、彼の恋人であるエレインの関係が最後に描かれていて、ここで唐突に終わってしまうのはどうやら「続編」を前提とした製作だったようである。
怪物になってしまったジャロッドは、妊娠しているエレインを救おうと何とかふるまうのが涙を誘うのだが、そこに至るまでの二人の関係はそこまで描かれておらず、どれもが単体の作品としては中途半端なイメージだ。だが、ストラウス兄弟は、最初から続編を含めて一つの作品として今回の作品も位置付けているそうだが、果たしてこの内容で「続編」を製作するに至る配給会社が現れるのだろうか?


AKB“神の新人”江口愛実の“正体”はメンバー6人のCG合成だった!

2011-06-20 22:31:53 | 芸能ニュース

 AKB48が出演する江崎グリコ「アイスの実」のCMで、いきなりセンターに起用され話題を呼んだ研究生、江口愛実(16)は、やはり合成CGだった。 同社のホームページで発表された。
江口は13日発売の「週刊プレイボーイ」で表紙を飾り、翌14日には「アイスの実」CMの大抜てきが発表された。“神の新人”と注目される一方で、できすぎた容姿や商品名を連想させる名前などから、登場直後からネット上で「CGでは?」と論争が広まっていた。

その後、あるAKBのメンバーがブログで「ついに噂の人が完成したんだねっ。私のパーツいつ使われるのでしょうか」と書き込んだことで騒動は過熱。江崎グリコに問い合わせが殺到。社員が対応に追われる事態に発展していた。

 

同社のCMが総選挙の結果が出た直後での放送であり、結果に関係無かった無名新人がセンターポジションで起用されたことがインパクトの強さを呼び込み、同社の新商品発表としてはグッドなタイミングだった。それが証拠に、この「江口愛美」なる人物に関して連日のように「一体だれ?」と物議をかもし、挙句の果てにAKBのメンバーの一人が「CG合成」であると暗にばらしてしまい、仕掛け人の秋元氏がそのメンバーを慰めたとの報道まで出て来て、そして、遂に「江口愛美」の正体が発表された。

江口愛実の顔は、板野友美の鼻、大島優子の髪篠田麻里子の口高橋みなみの輪郭前田敦子の目渡辺麻友の眉を組み合わせたもの。さらに体は大島優子、声は12期研究生・佐々木優佳里のものが用いられている。名前の江口愛実は(「江崎グリコ」の「江」から拝借)、アイスのくち(「口」)づけ(バックに流れるCMソングの題名)、アイ(「愛」)スの「実」というから取って作ったそうで、誕生日の2月11日は江崎グリコの創立記念日。なるほどね、そういう訳だったのですか~。

管理人にはAKBのメンバーの顔の違いが明確に理解出来ていないので、メイキング映像をみてもピンときませんが、今回のCMで「アイスの実」という新商品の名前が広く知れ渡ったのは事実。メンバーの一人が正体をばらしたのも、実は秋元氏が仕組んだのではと私は思っているのですがどうでしょうか?


交流戦最終戦は悲惨な大敗!...最悪の週末

2011-06-19 18:38:59 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011

                         プロ野球観戦記録NO.11~交流戦
                     ×埼玉西武 1-10 読売○

チ  ー  ム 
埼玉西武
読売 10

【責任投手】
○澤村3
勝5敗
●牧田2勝4敗

【本塁打】
阿部3号(読)、坂本9号(読)

 【投手-捕手】
(西)牧田、松永、藤原、野上-銀仁朗
(読)澤村、ロメロ、アルバラデホ-阿部

 【試合観戦評】
交流戦はビシッと締めて良い形でリーグ戦へと繋げたいとこの一戦、先発は予想通り牧田と澤村のルーキー対決でした。澤村とはオープン戦、西武ドームでの試合に続いて3度目の対戦なので、今度は打ち崩したい相手で、それと同時に牧田を少しでも早く援護したい方が本音でしょうか?

立ち上がりは牧田の投球にタイミングが合わずにひたすら大振りを繰り返すYG打線は3回まで無走者で凡退の山を築く。西武打線は4回に1死満塁の好機に銀仁朗が大振りを繰り返した揚句に三振、次打者が投手なので気持ちは分かるが、ベンチも無策だった。この試合では2回と4回のチャンスにいずれも投手に打席が回る等打順の巡り合わせが悪かった。

結局、チャンスを逃した直後の4回裏に3点をYGに奪われ、5回にはナカジの「お約束」のゲッツーで無得点。打線は9安打を放つも、その9安打目が最終回にやっと完封逃れの1点を奪っただけでは勝ち目は無し。選手にも首脳陣にも「勝利への執念」は微塵も感じられず、折角、神宮で西口に「東京ドームに応援に来てください。応援よろしくお願いします。 」と呼びかけられたので駈けつけた西武ファンに失望とこれから始まる一週間を暗い気持ちで過ごさせるだけの2日間に終わった。

それにしても野上は酷すぎるぞ!第一、中日戦で平田にサヨナラ弾を食らった直後に2軍落ちだったはずなのに何で?藤原も大観衆に呑まれたのか失点したが、一発狙いで大振りしてきた阿部とラミレスから三振を奪った投球は良かった。
打線は好機に打てず9安打も全てがシングルヒットで、ベンチからの策も特に無く、漫然と打っているだけでは勝てません。

【交流戦結果】
東京ヤクルト H2-0 V1-1
中日 H1-1 V1-1
読売 H1-1 V0-2
阪神 H1-1 V1-1
広島 H0-1-1分 V2-0
横浜 H2-0 V0-2

交流戦通算 12-11-1分(H7-4-1分、V5-7)

交流戦星取
横○○中×○神○×広○○ヤ○○読×○ 中○×横××広×△神×○ヤ×○読××

1.横浜→確実に勝てる横浜相手にビジターでの2試合を落としたのは痛い。ハマスタでの試合は勝てる試合だった。
2.中日→5点差を逆転された本拠地での試合と、ナゴヤドームで引き分け寸前にサヨナラ負けした試合が痛かった。
3.阪神→甲子園で延長戦を勝った試合は良かった。2-2は妥当な戦か?阪神に相性のいい涌井の登板は無かった。
4.広島→本拠地で涌井で落とした試合と引き分け試合は勝つべき試合だった。最低でも3-1で勝ち越せた筈だ。
5.東京ヤクルト→交流戦唯一の「2」つ勝ち越しカード。神宮での1敗の試合は勝てる試合だった。
6.読売→澤村に2敗を喫してしまった。唯一の負け越しカードが読売戦とは悔しい限りだ。キラー岸の先発が無かった。

交流戦は1勝の勝越しだけに終わり、オリックスやハムやSBの様に貯金を大きく伸ばすことは出来なかった。ここ数年の傾向で第1ラウンドは好調だけど、後半は連敗を喫するパターンが続く。惜しかったのは、西武ドームで中日に5点差を逆転された試合と、同じカードでナゴヤドームで引き分け寸前に野上がサヨナラ負けした試合。更に、神宮で序盤の5点リードを守り切れずにサヨナラ負けした試合、これらは「勝利への執念」が足りなかった。同様に本拠地での広島戦、延長戦で勝てる場面を潰しまくった試合、これも同じだ。

その一方で、甲子園で平尾が古巣相手に勝ち越し打を放った試合と敵地の中日戦で勝ち越しの犠牲飛球を放って勝った試合。平尾の勝負強さが「勝利への執念」となって勝ち星を呼び込んだ。延長戦での戦い方が今季のテーマの一つでもあるのだが、平尾の存在は心強い。

チーム全体としては打線は相手投手によってむらがあり、終盤における勝負所でクリーンアップが機能しない場面を何度見てきたことか。名指しはしないが、淡白な打撃で打ち上げてしまってばかりのK選手、大振りで好機に長打が出ないN選手、右投手のスライダーがまるっきり打てないF選手などなど。
投手陣では左肘痛の回復具合が気になる帆足、好調とは言えない岸、打線の援護が無い牧田。救援陣では岡本篤2軍落ちで救援陣の整備が急がれるが、ミンチェが好調なので彼をセットアッパーから抑えに起用するのが最善かな?左に打たれるグラマンの起用法、江草の投入タイミング、松永を勝負所で起用出来るか?など左投手の起用は難しい。
7月には大型連戦が組まれるので先発投手の間隔調整も悩ましいが、現状では涌井、牧田、帆足がワングループ?で石井一、岸、西口が裏ローテ?かなって勝手に想像。これでは連戦に対応出来ないのでどこかで平野、菊池、大穴で藤原が谷間を埋めるが、ミンチェは抑え固定で先発起用は見送られるだろう。更に、大石が7月には2軍で先発登板するとのことで、球宴後には順調なら1軍昇格が期待されるがどうか?

                    【2011プロ野球観戦履歴】

NO. 日付 球  場 対戦チーム スコア 勝敗 先発(L) 先発(相手) 勝利投手 メモ
1 3/02 東京ドーム 読売 2-3x × 大石 澤村 金刃 オープン戦
2 5/03 西武ドーム 千葉ロッテ 5-10 × 涌井 成瀬 成瀬 本拠地初戦
3 5/04 西武ドーム 千葉ロッテ 2-8 × 石井一 唐川 唐川 リーグ戦
4 5/05 西武ドーム 千葉ロッテ 5-3 西口 渡辺俊 西口 リーグ戦
5 5/21 西武ドーム 中日 13-4 山井 交流戦
6 5/28 西武ドーム 東京ヤクルト 3-2 石川 交流戦
7 5/29 西武ドーム 東京ヤクルト 10-1 帆足 増渕 帆足 交流戦
8 6/01 西武ドーム 読売 4-1 涌井 金刃 涌井 交流戦
9 6/05 横浜スタジアム 横浜 4-5 × ハミルトン 牛田 交流戦
10 6/11 西武ドーム 阪神 0-4 × 石井一 能見 能見 交流戦
11 6/18 東京ドーム 読売 1-2 × 涌井 内海 内海 交流戦
12 6/19 東京ドーム 読売 1-10 × 牧田 澤村 澤村 交流戦

西武、3安打の貧打で内海を攻略出来ず!

2011-06-18 22:18:11 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011

                       プロ野球観戦記録NO.10~交流戦
                     ×埼玉西武 1-2 読売○

チ  ー  ム 
埼玉西武
読売



【責任投手】
○内海9
勝1敗
●涌井4勝4敗

【本塁打】
長野7号(読)

 【投手-捕手】
(西)涌井、松永、平野、江草-銀仁朗
(読)内海-阿部

 【試合観戦評】
交流戦の前半は好調で上位をキープしていましたが、後半になって「お約束」の様に勢いを失い折角貯金を作った時期もあったのに、何時の間にか借金生活に逆戻りして、そうこうしているあいだにオリックスが息を吹き返し3位の座を奪われてしまっているライオンズ。
交流戦最後のカードは東京ドームでの対読売2連戦、今日の先発は予想通りエース涌井と内海でした

お互い静かなスタートとなった前半、試合が動いたのは5回、涌井が長野にまさかのソロ本塁打被弾西武ドームでは左直?)で先制を許し、2死からは内海の打球が涌井を直撃する不運な一打が内野安打となって2-0に。
一方のライオンズは7回にようやく浅村のタイムリーで1点を還したのに、浅村が1塁への帰塁が遅れて捕手からの牽制で憤死。これは痛かった、スタンドで観戦していてライオンズファンの溜息を誘うボーンヘッドだ。8回には2死から片岡がライアルの失策で出塁し、二盗→(阿部、当然刺せず)2死2塁→得点圏打率リーグ一位・栗山同点タイムリー→ナカジ逆転打→東京ドームの三塁側が大いに沸く...ってな想像を頭の中で描いていましたが、栗山が片岡が走る前に打ってしまい何も起こらず3アウトに。

8回裏の大ピンチを辛うじて無得点に抑えて迎えた9回、先頭中島が四球で出塁し2死から暴投で2死2塁となって、この日2安打の浅村の劇弾を期待したが、痛烈な三遊間の打球を脇谷に好捕され、悔しさ一杯の敗戦です。
涌井は7回途中で足がつったようで無念の途中降板。エースがこれでクリーンアップが無安打(2四球)では勝てるはずもなく、内海を打ち崩すことが出来ず涌井の1安打と浅村の2安打では勝てません。

明日の最終戦は牧田と沢村のルーキー対決です。どちらも打線の援護が少ない投手ですが、明日はどうかな?

                                         【2011プロ野球観戦履歴】

NO. 日付 球  場 対戦チーム スコア 勝敗 先発(L) 先発(相手) 勝利投手 メモ
1 3/02 東京ドーム 読売 2-3x × 大石 沢村 金刃 オープン戦
2 5/03 西武ドーム 千葉ロッテ 5-10 × 涌井 成瀬 成瀬 本拠地初戦
3 5/04 西武ドーム 千葉ロッテ 2-8 × 石井一 唐川 唐川 リーグ戦
4 5/05 西武ドーム 千葉ロッテ 5-3 西口 渡辺俊 西口 リーグ戦
5 5/21 西武ドーム 中日 13-4 山井 交流戦
6 5/28 西武ドーム 東京ヤクルト 3-2 石川 交流戦
7 5/29 西武ドーム 東京ヤクルト 10-1 帆足 増渕 帆足 交流戦
8 6/01 西武ドーム 読売 4-1 涌井 金刃 涌井 交流戦
9 6/05 横浜スタジアム 横浜 4-5 × ハミルトン 牛田 交流戦
10 6/11 西武ドーム 阪神 0-4 × 石井一 能見 能見 交流戦
11 6/18 東京ドーム 読売 1-2 × 涌井 内海 内海 交流戦

平尾、乱打戦を制する勝ち越しタイムリーで連敗をストップ!

2011-06-12 17:58:29 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011
チ  ー  ム 
阪神
埼玉西武 11

 【責任投手】
○平野1
勝2敗
Sミンチェ3勝1S
●榎田1勝2敗

 【戦評】
交流戦後半に入って息切れ気味のライオンズと、一時のどん底状態からは脱出して3連勝中のTG。今日の試合は本拠地での最後の交流戦試合で、何としても満員になるであろうファンに良い形での試合を提供してもらいたかった試合前です。先発は既にスポーツ紙などでの報道の通り「予想通り」プロ初登板の菊池と今季初登板の安藤でした。

注目の立ち上がりですが、マートンのコースヒットをきっかけに暴投で1点を失うものの球は低目に制球されていた。雄星を援護したい打線は、2回、下位打線が奮起し銀仁朗とルーキー熊代のタイムリーに栗山までが続いて3点を奪う。
雄星は直後の3回に2本のタイムリーを浴びて途中交代、2番手の平野も暴投で1点を与え3-4と逆転される嫌な展開。
それでも今日は打線が活発だった。5回、阪神のドラ1ルーキー榎田(西武は大石か榎田指名か直前まで迷っていた)を捕えた。制球が不安定な榎田は中島へ四球、中村には死球で連続出塁を許し、1死満塁で「必殺仕事人」代打・平尾が逆転のセンター前2点打で5-4とリードを奪う殊勲打を放ち、これでベンチも球場も大いに盛り上がりましたね。TV画面を通じてもはっきりと伝わって来ました。その後も、銀仁朗のスクイズ、熊代の技ありの犠牲飛球で2点追加。熊代は昨日に続いて良い仕事をしましたね、犠牲飛球にした打球も内角球を肘をたたんでセンターに打ち返した技ありの一打です。

2番手平野は4回を投げ、7回に1点を失ったが、8回に再び打線が奮起して片岡、中島、フェル(代打)のタイムリーなどで4点を奪い、最後は、ミンチェが締めくくった。

これで連敗を5で止めた。先発の雄星は「2回1/3、53球、被安打6、奪三振2、与四死球1、失点4、自責点4」の内容だったが低目に制球されていた2回は良かったが、打たれた球は相手打者の技術が上回っていた場面もあった。フィールディングも良かったし、後は、変化球の制球とスライダー以外の変化球でストライクが楽に取れれば初勝利も近付きそうだ。直球のスピードは144,145キロが多かったようだが、高3年春の頃のスピードが蘇れば石井一の後継者になれますね。
一方の課題だった打線は、久し振りにタイムリーで繋がり本塁打無しで11点を奪ったのは明るい材料だが、阪神の安藤や榎田は制球が甘かったので手放しでは喜べない。バッテリーエラーで2点を奪われるなど、銀仁朗の守備面でのマイナスは接戦では致命傷に成りかねないので練習してもらいたい。

今週は東京ヤクルトと14・15日神宮で2連戦、週末土日に東京ドームで読売との2連戦で交流戦は終わる。現在、借金「1」なので3-1か4-0で貯金なのでもうひと頑張りが必要だ。
先発はスワローズ戦が順当なら岸、西口だが相手の先発は由規が故障中で山本斉が14日で15日は誰が由規の代役なのか不明だが登板間隔が開いている増渕か?YG戦は涌井-内海、牧田-沢村のルーキー対決かな?YGキラーの岸はローテの都合でYG戦登板は無さそうだ。今日、岸が先発だとYG戦に登板だと思っていましたが雄星先発なのでね。

 以下は渡辺久信監督のコメント。
「(雄星はどうでしたか?)初登板で緊張していたと思います。先発してゲームをつくれなかったのは悔しいと思います。今日の反省を踏まえて練習してほしい。
(良かった点は?)思ったより、バタバタしませんでした。初回のバッテリーエラーはもったいない。0点でしのいでいれば自信になりました。(今日のピッチングは)そんなに悪くなかった。これからが楽しみになってきました。
(今後は)1回抹消します。うちにはタフな連戦があるので、そういうところでチャンスがあるかもしれない。そのためにファームで頑張ってほしい」


深刻なタイムリー欠乏症で完封負け!。。。明日は雄星先発

2011-06-11 10:01:32 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011

         プロ野球観戦記録NO.10~交流戦
           ×埼玉西武 0-4 阪神○

チ  ー  ム 
阪神
埼玉西武

【責任投手】
○能見3
勝4敗
●石井一2勝3敗

【本塁打】
マートン5号(神)

 【投手-捕手】
(西)石井一、平野、松永、野上-銀仁朗
(神)能見-藤井

 【試合観戦評】
久し振りに阪神戦が週末に組まれたので行ってきましたが、その以前に行った際にも黄色の法被を纏ったTGファンが多く、阪神戦観戦に二の足を踏んでいたのも事実。
昨日は9回裏にナカジの劇的な同点弾で一度はチームの完封負けを救ったものの、延長10回と12回の決定的なサヨナラ機を逸しての引き分けなので、チーム状況を考えれば負けに等しい引き分けでした。
そんな状況下での阪神戦、阪神は直前のマリーンズとの対戦を連勝したものの正捕手城島の右肘痛が発覚し登録抹消となり長期離脱も想定されるチーム状況下でのライオンズとの対戦。
先発は予想通り石井一と能見の左腕対決。能見は勝運こそないものの投球内容は良いようなので、石井一が打線の奮起があるまで踏ん張れるかが試合前のポイントでしたが...。

着席して3塁側から1塁~右翼席側を見渡すと甲子園みたいに既に真黄色状態で、ホーム側にもTGファンが着席していて嫌な状況でスタート。
石井一は先頭のマートンにいきなり先頭弾を浴び、早くもTGファンの咆哮を聞かされる。何とホーム側にも沢山のTGファンが居るではないか。こんなスタンドの異変?を黙らせるには、追加点を阻止して早い段階で逆転するのが一番なのに、更に1回に関本にまでタイムリーを許し0-2と劣勢な状況を作ってのスタート。

3回にも新井兄(弟は途中守備固めで出場)の犠牲フライで1点を与え、その間にも能見の低目のチェンジアップやスライダーを見極められずに無茶振りを繰り返すばかりで、チームとしての攻略策は見いだせないままで、3回1死から初スタメンのルーキー熊代(王子製紙)が初安打を放つまで凡打の山が築かれた。その熊代は5回にも安打を放ち、7回の打席では遊ゴロに倒れたが強烈な打球でタイミングが合っていた唯一の打者だった。
4回には新井兄の失策と四球で好機を迎えるが、後続の後藤も浅村も工夫なくフライを打ち上げ繋ぐ意識はみられず無得点。5回にも1死からこの試合唯一の連打が熊代と片岡に出ても、次打者栗山はフライアウト。6回以降は銀仁朗の安打一本だけに抑えられ0-4で完封負け。

パの球場から始まる交流戦の前半は順調に勝ち続けるが、2順目になるとセ側にも対戦データが行き届き連敗をするパターンがここ数年繰り返されているが今年も同じだ。2009シーズンがこんな感じだっけ?勝率5割を突破して貯金を3~4個稼ぐと連敗するパターン、タイムリーは久しく出ていないし、徹底して繋ぐ意識が無いので、漫然と集中力も欠いた状態で打席に入っている感じがする。
この試合でも選手に気迫を感じたのはルーキー熊代だけで、初スタメンで2安打は見事だった。秋山に結果が出ていないので出場機会が増える可能性もある半面、後藤は工夫の跡が見られず益々出場機会は限定されるだろう。今日の様に3番と4番が無安打(2出塁)では大量点は難しいし、得点圏打率1位の栗山もここ数試合では勝負強さが発揮されていない。故障を抱えている中村とフェルの大爆発は望み薄で、浅村や秋山の若手も壁にぶつかっているようで、片岡はフライアウトばかりで出塁出来ず、打線の組み替えや2軍からの入れ替えも限界があり、暫くは低調な打線に我慢しながら投手陣に先取点を与えないように踏ん張ってもらうしか無い?

明日の試合は菊池雄星の初登板先発が予想されているとの記事がスポニチ紙にデカデカと掲載されていた。雄星は開幕間もなく登板機会が無いまま2軍で経験を積んで、「7試合2勝1敗防御率2.73」と結果を出している。3日のイースタン千葉ロッテ戦では6回自責点1無四球被安打3と安定した内容だったようだ。
帆足が左ひじの違和感で登録抹消中であることから、帆足の次の登板間までに空いた今週末のローテに組み込んだようだ。但し、現時点で帆足はリーグ戦再開時に登録される予定なので、明日の試合で好投しても次の登板は流動的だ。一方の阪神の先発は今季初登板の安藤が予定されている。

それにしても今日は西武ファンには何の収穫も無く、ひたすらTGファンの声援を聞いているだけの一日で最悪でした。

                     【2011プロ野球観戦履歴】

NO. 日付 球  場 対戦チーム スコア 勝敗 先発(L) 先発(相手) 勝利投手 メモ
1 3/02 東京ドーム 読売 2-3x × 大石 沢村 金刃 オープン戦
2 5/03 西武ドーム 千葉ロッテ 5-10 × 涌井 成瀬 成瀬 本拠地初戦
3 5/04 西武ドーム 千葉ロッテ 2-8 × 石井一 唐川 唐川 リーグ戦
4 5/05 西武ドーム 千葉ロッテ 5-3 西口 渡辺俊 西口 リーグ戦
5 5/21 西武ドーム 中日 13-4 山井 交流戦
6 5/28 西武ドーム 東京ヤクルト 3-2 石川 交流戦
7 5/29 西武ドーム 東京ヤクルト 10-1 帆足 増渕 帆足 交流戦
8 6/01 西武ドーム 読売 4-1 涌井 金刃 涌井 交流戦
9 6/05 横浜スタジアム 横浜 4-5 × ハミルトン 牛田 交流戦
10 6/11 西武ドーム 阪神 0-4 × 石井一 能見 能見 交流戦

映画『アウェイク』 を観て

2011-06-10 11:02:47 | アメリカ映画 2011

11-40.アウェイク
■原題:Awake
■製作年・国:2007
年、アメリカ
■上映時間:85分
■鑑賞日:6月4日、武蔵野館(新宿)
■料金:1,800円

 
□監督・脚本:ジョビー・ハロルド
□美術:ディナ・ゴールドマン
□撮影監督:ラッセル・カーペンター
□編集:クレイグ・マッケイ
□音楽:グレーム・レヴェル
◆ヘイデン・クリステンセン(クレイトン・ベレスフォードJR.)
◆ジェシカ・アルバ
(サマンサ・ロックウッド)
◆レナ・オリン(リリス・ベレスフォード)
◆テレンス・ハワード(ジャック・ハーパー)

◆クリストファー・マクドナルド(ラリー・ルーピン)
◆フィッシャー・スティーヴンス(パットナム)
◆ジョージナ・チャップマン(ペニー・カーヴァー)
【この映画について】
実際の医療現場でも起きることのあるアネセシア・アウェアネス(術中覚醒)をモチーフに、全身麻酔の手術中に意識を取り戻してしまった青年の恐怖を描くサスペンス・スリラー。意識はあるが麻酔で体の自由が利かず、激痛の中で衝撃の事実を知る主人公を、『スター・ウォーズ』シリーズのヘイデン・クリステンセンが熱演。彼の恋人に『アイズ』のジェシカ・アルバがふんするほか、『アイアンマン』のテレンス・ハワード、『愛を読むひと』のレナ・オリンら実力派が共演する。
(この項、シネマトゥデイより転載しました)

【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
亡き父から大会社を継いだクレイトンは、ウォール街の新たなやり手と噂される程の実力者。しかし、今彼は人生の大きな岐路に立たされていた。秘書サムとの身分違いの恋をマザコンのクレイトンは母リリスに打ち明ける勇気が無く、、サムからは結婚を懇願されるという板挟みの状態だった。その上、すぐにも移植手術が必要な心臓疾患を抱えていた。

友人の心臓専門医ジャックは、クレイトンの珍しい血液型に適合するドナーを探すために奔走している。ジャックを信頼しているクレイトンは、恋の悩みも打ち明けていた。クレイトンはジャックに背中を押され、母の反対を押し切り、サムと二人だけで結婚式を挙げる。奇しくもその夜、ドナーが見つかったとジャックから連絡が入る。
クレイトンがサムに付き添われ病院へ行くと、リリスが心臓医療の権威ナイヤー医師を連れていた。医療ミス疑惑でいくつかの訴訟を抱えているジャックに、一人息子の手術を任せられないとリリスは訴えるが、クレイトンはジャックの腕に委ね、手術室へ運ばれていく。全身麻酔が施され、クレイトンの感覚は鈍っていくが、なぜか意識だけは目覚めた「術中覚醒」のままだった。全身に電流のように激痛が走る。さらにクレイトンは、心もズタズタにされる衝撃の事実を知らされる。

前半はウォール街のやり手と目されているクレイトンとサムのロマンス話が中心なのだが、後々考えるとこの前半部分の一部にサムの本当の狙いと正体が映像でチラリと映るのだが、ロマンス話に気を取られていると見逃してしまいそうだったがやはり布石が打たれていた。
そのサムが秘書として採用される前の人間関係と、医師ジャックとの関係が徐々に表面化すると同時に、何故サムがクレイトンに接近したのかが分かるようになる設定。リリスは医療過誤で複数の訴訟を抱えているジャックを信頼しておらず、嫁のサムに対しても「女の勘」で胡散臭さを嗅ぎ取っていた。そのサムの本性があらわになるシーンが、クレイトンが手術室へと消えた後にロビーで待っている時のこと。予定されていた医師チームの中の一人が急遽交代したのだが、サムはそれを不審に思い「あなたここの医師ではないでしょう?」みたいに問い詰める。まだ、この時点ではサムが怪しいとは100%感じていなかったので、サムは何でそんな事を言い放ったのか不思議だったが、直ぐにその謎が解けた。

サムはジャックと共謀してジャックの訴訟費用を工面する為に、大金を相続したクレイトンの資産に目を付けたのだった。サムとジャックは以前同じ病院に勤務していた関係で、今回の手術チームも全てこの線で仕組まれたものだった。計画通りクレイトンは「死」んだ筈だったが...ここで母親リリスが機転を利かせる。
サムを怪しんでいたリリスは自分の命を投げ打ち、更に、悪事を見破ったナイヤー医師がジャックらを追い払い、自らが執刀してリリスの心臓をクレイトンに移植する手術を担当した。クレイトンはナイヤー医師の見事な腕前で息を吹き返し、ジャックやサムらのチームは呆気なく警察に御用となった。

この映画、「術中覚醒」というのがテーマなのだが結局は金に目がくらみ悪事を働いたグループの話でもあり、麻酔中にクレイトンが医師の会話から自分が死んでしまうと分かりながらも何も出来ないという下りは、クレイトンが涙を流しながらも無視されたりして映像的にもインパクトがイマイチ。
美男子ヘイデン・クリステンセンのマザコン男っぷりも、彼の個性と言えばそれまでだが、母リリスの自分の心臓を自ら提供することで息子を救うという女の意志の強さが最後に印象に残り、サムには女の怖さと色仕掛けで男をモノにする意志の強さが前面に出て、結局、ヘイデン・クリステンセンのひ弱な(役の上での話ですが)イメージがここでも覆されずに終わった感じ。
ヘイデン・クリステンセンはどうも出演作に恵まれていないのか、それとも敢えてアナキンのイメージを払しょくするためにマイナーな作品を選んでいるのか知らないが、どの作品も中途半端な役所ばかり。折角の美男子ぶりを活かす作品だったり、逆にコミカルな作品に出るとか、演技の幅を広げると同時にメジャーな作品への出演も考えないと、ハリウッド映画界で埋没しそうな気も。


映画『アジャストメント』を観て

2011-06-06 10:41:03 | アメリカ映画 2011

11-39.アジャストメント
■原題:The Adjustment Bureau
■製作年・国:2011
年、アメリカ
■上映時間:106分
■鑑賞日:6月4日、TOHOシネマズ・六本木ヒルズ(六本木)
■料金:1,800円


□監督・脚本・製作:ジョージ・ノルフィ
□原作:フィリップ・K・ディック
□撮影監督:ジョン・トール
□編集:ジェイ・ラビノウィッツ
□音楽:トーマス・ニューマン
◆マット・デイモン(デヴィッド・ノリス)
◆エミリー・ブラント
(エリース・セラス)
◆アンソニー・マッキー(ハリー)
◆ジョン・スラッテリー(リチャードソン)

◆マイケル・ケリー(チャーリー・トレイナー)
◆テレンス・スタンプ(トンプソン)
【この映画について】
『ブレードランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』『ペイ・チェック消された記憶』などの原作者フィリップ・K・ディックの短編小説を、『ボーン』シリーズのマット・デイモン主演で映画化したサスペンスアクション。
第三者によって運命を支配された現実を舞台に、巨大な陰謀に立ち向かう男の奮闘を描く。監督は『ボーン・アルティメイタム』などの脚本家ジョージ・ノルフィ。主人公と愛し合うヒロインを『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントが演じる。独創的かつ衝撃的な設定と予測が困難な展開に注目だ。(この項、シネマトゥデイより一部転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
ブルックリンのスラム街で育ったデヴィッド・ノリスは幼いころに家族全員を亡くした経歴と型破りなキャラで人気を博していたが、そのキャラに注目していたマスコミに、ある日、不注意からスキャンダルを起こしてしまいライバルに逆転され上院議員選挙に敗れた。

敗戦会見のスピーチの準備をトイレでしていた彼は、何故か男子トイレに潜んでいた見知らぬ女性エリースと出会い、たちまち意気投合する。従来の自分のイメージを覆す会見で無事に切り抜けたデヴィッドは、選挙参謀でもあったチャーリーから全米一のベンチャー企業に役員として迎えられ、次回上院選の有力候補として再浮上する。

だが、そんな彼の行動を逐一モニターする謎の集団があった。社会の裏で超人的な能力を駆使して、人間の運命を操作する運命調整局のエージェントたちだった。その1人、ハリーは、出勤するデヴィッドがバスを乗り過ごすように操作を試みるが、目を離したすきから失敗。バスに乗り込んだデヴィッドは車内で偶然にもエリースと再会し、彼女の携帯番号が書かれたメモを手に入れる。

出社したデヴィッドは、調整局から派遣された干渉班が社員の意識改変を実施する現場に遭遇し、捕えられてしまう。エリースとは2度と会わないようデヴィッドに忠告したエージェントたちは、携帯番号のメモを燃やす。さらに、調整局の背後にはすべての運命を司る“チェアマン”の存在が……。
それから3年。デヴィッドはエリースとの再会を願って、毎日出会った時と同じ時間の同じバスに乗っていたが、偶然の再会を果たした。エリースはシーダーレイク舞踊団のバレーダンサーだったのをデヴィッドは初めて知り、エリースのリハーサルを観にいく約束を交わすが、再会を知ったエージェントは2人を引き離そうと様々な策を講じる調整局。繰り返し再会する彼らに疑問を持ったリチャードソンは、2人を調査。
過去に2度も結ばれる運命にあった2人が、その運命に引きずられて互いに呼び合っていたことが明らかになる。一方、デヴィッドの元には調整局が派遣した“ハンマー”の異名を持つトンプソンが現れ、彼が政治家になった理由は真のリーダーとして人類を統率させるためだったと説明。さらに、これ以上エリースと接触すると、彼女のダンサーとしての夢も消えると告げる。選択を迫られたデヴィッド。果たして彼はどのような決断を下すのか……?
 

この二人の運命を左右する「調整局」のエージェントですが、劇中では歴史の彼方から存続しているそうなのですが、一体その謎の存在は何の為に存続しているかが鍵なのですが、調整局には地球上の重要人物になるだろう一人の人間の運命を「正しい方向に導く」のが仕事らしいのは台詞の中で語られ、過去に過ちがあって人類が存亡の危機に陥ったそうなので、将来のアメリカ大統領であるデヴィッドの運命にエージェントからすれば「邪魔な存在」であるエリースをデヴィッドから引き離すのが仕事となった。
エージェントの書いたシナリオ通りに進む上で、彼が彼女に恋愛感情を持ったのは「想定外」であり、タクシーを止めなかったり携帯電話を圏外にして邪魔するなどあらゆる手段を用い、遂には、エリースに別の男性が求婚すると言う設定にまで及んだが、惹かれあう二人の心を操ることは最後まで出来なかった。
エージェントの謎のトップである「チェアマン」によって人類を統率させる為の地位(アメリカ大統領)へ導かれる筈だったデヴィッド、しかし、彼をNYの高層ビルの屋上にまで追いかけ運命に従うように強制したが、二人の意思は変わらずチェアマンも諦めるしか無かったと言うのがオチでした。

調整局なる謎の組織が遥か歴史の彼方から続いているとの設定は「ダヴィンチ・コード」を感じさせ、運命を左右する存在というのが「運命のボタン」のようでもありました。
しかし調整局のエージェント達には街中の扉を使って自由にあらゆる場所を行き来できると言う能力を与えられているけど、所々、チョンボもあってデヴィッドの運命を自由に操るのに苦労します。この辺はマット・デイモンとエミリー・ブラントが調整局から逃がれるというストーリーと合致するのですが、エミリー・ブラント演じるエリースの職業がバレーダンサーなのだがこれ自体には余り大きな意味は無い。
ストーリー的にはデヴィッドがそんなに大きな器なのかに疑問を感じるのですが、それはマット・デイモンのキャラが上手く作用していたと私は思う。これがジョージ・クルーニーやブラピやトム・クルーズだとどうだったか? 

一人の人間の将来を謎の組織が追いかけるものの、男女の恋愛感情は何者の干渉があっても自由に操ることは出来なかったというのがテーマ。その後、調整局は第二のデヴィッドを捜すのかな?それとも、そんな人物が現れるまで活動は闇に葬られるのか?でも、あの本部ビルの中の様子では、組織が扱っている人物の数はかなりの数がありそうで...。


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