14-86.ドラキュラZERO
■原題:Dracula Untold
■製作年、国:2014年、アメリカ
■上映時間:92分
■料金:1,100円
■鑑賞日:11月1日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)
□監督:ゲイリー・ショア
◆ルーク・エヴァンス
◆ドミニク・クーパー
◆サラ・ガドン
◆チャールズ・ダンス
◆ザック・マッゴーワン
◆チャーリー・コックス
◆ポール・ケイ
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
『ホビット』シリーズで「バルド」を演じていたルーク・エヴァンスが主演を務め、オスマン帝国の侵略から自国を死守するため悪に変じた君主の戦いを描くアクション。ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルとなった15世紀の実在の君主をモチーフに、愛ゆえに強大な悪と化す男の数奇な運命に迫る。主人公の妻を、『複製された男』などのサラ・ガドンが好演。
1462年。トルコ勢力下にあるトランシルヴァニア国の君主で“串刺し公”の異名を持つヴラド・ツェペシュは、妻子とともに平和に暮らしていた。そんなある日、トルコ帝国から“息子を含む少年たち1000人を、兵士として育てるために我が国に渡せ”との通達を受ける。自らも少年の頃に経験した訓練や殺りくを息子たちに行わせたくないと願うヴラドは、トルコとの対決を決意。そして、迫りくるトルコの大軍に立ち向かうため、古より存在してきた悪の力を手に入れる……。
まずは邦題の「Zero」だけど原題は「Untold」なので「語られなかったドラキュラ」と言うような意味なのだろうが、ゼロだと言いたいのは原点かな?。まあ、それは良いとして、結論から言えば意外と面白かったという印象。今までにもドラキュラ映画は製作されていて、個人的にはフランク・ランジェラ(1979年)作が印象に残っていますが、もう少し古い所ではクリストファー・リーが有名ですね。
さて今回の作品は「Untold」らしく?ヴラド・ゼペシュが何故吸血鬼になったのかが描かれていて、それは、幼少時に人質としてオスマン帝国で現在の皇帝メフメットと共に兄弟同然に過ごした彼が、そのメフメットから子供部隊に息子と共に1000人を差し出せという無理難題を突き付けられた挙句、オスマン帝国に反旗を翻すことを決意する。この時に、洞窟の奥深くに住む謎の怪物?が居るとされる場所を訪れる。その際に自国民を守りたい一心で「血の杯」を呑み闇の力を得ると言う設定だが、この謎の怪物の姿は描かれない。
最後は家族愛が発揮され、自分は犠牲になっても息子は守ったヴラド。そして、時は流れて現代に蘇ってのエンディング。こういう終わり方ってあるんですね、意表を突かれたけど良かったですこのラストは。
いかにも続編作ります的な感じなんですけどぜひ作って欲しいものです。
ああいうラストになるとは予想外で、やはり、現代に
蘇った後の展開は大いに気になりますね。
「ビザンチウム」という映画がありましたが、続編を
見込んでの終わり方とも思えますね。