kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

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映画『アニマル・キングダム』を観て

2012-01-30 13:36:10 | 映画全般

12-9.アニマル・キングダム
■原題:Animal Kingdom
■製作年・国:2010年、オーストラリア
■上映時間:113分
■字幕:岩辺いずみ
■観賞日:1月29日、TOHOシネマズシャンテ

□監督・脚本:デヴィッド・ミショッド
□撮影:アダム・アーカポー
□美術:ジョー・フォード
□編集:ルーク・ドゥーラン
□衣装:カッピ・アイアランド
◆ジェームズ・フレッシュヴィル(ジョシュア・コディ)
◆ジャッキー・ウィーヴァー(ジャニーン・コディ)
◆ベン・メンデルソーン(アンドリュー・”ポープ”・コディ)
◆ジョエル・エドガートン(バリー・”バズ”・ブラウン)
◆ガイ・ピアース(ネイサン・レッキー)
◆サリヴァン・ステイプルトン(クレイグ・コディ)
◆ルーク・フォード(ダレン・コディ)
【この映画について】
映画は少年の目を通してこの犯罪者一家の姿を描いていくが、少年の内面はほとんど最後まで明かさない。これは意図的で、そんな家族でも依存するしかない少年の心境を観客にゆだねているのだ。それまで主体的に行動することがなかった少年なので、この家族と警察のどちら側につくかは、その無表情な顔からはなかなかわからないのだ。
ある事件をきっかけにこの家族の非情さがより露わになるが、そこからそれまで目立たなかった祖母がクローズアップされてくる。この祖母の歪んだ愛情がこのような家族を生み出し、過去に少年の母親が出て行った原因なのだろう。もっとも人間くさいはずの“家族”を、「アニマル・キングダム=野生の王国」と表すほど、殺伐とした世界が広がっている。犯罪に対する冷ややかな視線が印象的な、クライム・ムービーだ。
「メタルヘッド」の脚本家、デヴィッド・ミショッドの長編初監督作。出演は「ハーモニー」のジャッキー・ウィーヴァー、「英国王のスピーチ」のガイ・ピアース、「ノウイング」のベン・メンデルソーン、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」のルーク・フォード。(この項gooより転載しました)
【ストーリー&感想】
オーストラリア・メルボルン。17歳の高校生ジョシュアは母ジュリアと二人で静かに暮らしていたが、ある日突然、ジュリアがヘロインの過剰摂取で死亡してしまう。ジョシュアは、ジュリアが長い間付き合いを避けていた祖母ジャニーンに電話をかけ、すぐにジョシュアのもとに駆け付けたジャニーンは、すべてを処理して彼を自分の家に連れ帰る。

ジャニーンにはジュリアの他に、アンドリュー、クレイグ、ダレンという3人の息子がいた。彼らは皆家族思いで、一見、明るく温厚な人物に見えたが、全員が銀行強盗や麻薬の密売など、あらゆる凶悪犯罪に手を染め、その収入で生計を立てていた。ジャニーンも息子たちの犯罪を黙認し、事実上裏ですべてを仕切っていた。そして、アンドリューの昔からの強盗仲間で、冷静で頭脳明晰なバリーが多くの犯罪を計画していた。ジョシュアの母は、そんな一族から距離を置くため、息子を連れて家を出たのだ。だが今や他に行くあてのないジョシュアには、その家で暮らしていくしか道は残されていない。

当初、一家がジョシュアを直接犯罪に巻き込むことはなかったが、彼が犯罪にまったく無関係でいつづけることは不可能だった。一方、横行する凶悪犯罪に業を煮やした警察は、凄腕の巡査部長ネイサン・レッキー率いる強盗特捜班を組織すると、一家で最も凶暴なアンドリューに目を付け、彼の逮捕のために執拗な捜査を開始。
レッキーは、ジョシュアを犯罪者一家から救い出し、彼の証言でアンドリューたちを一網打尽にしようと画策するが、ジョシュアは口を割らない。だが一家はジョシュアが彼らを裏切って警察に寝返るのではないかと疑いはじめ、強力な圧力で口止めをするのだった。頼る者のいない孤独の中で、逃げ場を失ったジョシュアは今、自分自身が生き残るために、強くならなければならなかった……。

この話、メルボルンで実在するファミリーの話しとのことだが、そこはハリウッド映画ではないので派手なアクションは控え目な演出が取られていた。作られた脚本では無いので、所謂、予想通りの終わり方へとはならない。
中でも母ジュリアが亡くなっても無表情で何を考えているのか判らないジョシュアと、ジョシュアの祖母にあたるジャニーンが物語の主役だ。ジョシュアは最初は「野生の王国」と呼ばれるファミリーの中で自分の立ち位置を見つけることが出来ずここでも孤独な生活が待っていた。
そのジョシュアにもやはりファミリーの血が流れていた。寡黙なジョシュアに対して警察は何とかファミリー崩壊の切り札にと考えていたものの、彼は裁判でファミリーに不利な証言はしなかった。そして、彼に取って唯一の心を許せた彼女をポープに殺害されたことでキレたジョシュアはポープを殺害し復讐を果たし、最後は、ジャニーンとハグを交わして終わる。
息子達を自分の意志のままに操り、コディ一家の事実上のボスとして君臨してきた彼女のこのハグで、コディ家のボスがポープからジョシュアへと事実上交代したことを彼女が「認めた」瞬間のように思えた。

ストーリー的には娯楽性は僅かに抑えた重い内容である。ここオーストラリアは白人社会であり、アメリカほどではないがやはりここでも暴力と血が平然と流れる社会が存在し、たとえファミリー内部の抗争であってもボスの交代は血で血を洗う展開だった。白人社会はやはりこうなるんだね。

最後に、ガイ・ピアースを除いて有名な俳優は出演していなかった。ジョシュアを演じていたジェームズ・フレッシュヴィルは難しい役どころだったが、今後、オーストラリア映画以外での出演にも注目したい俳優だ。

【主題歌について】
この映画の舞台はメルボルン、と言う事で時代背景を考えると1980年代初頭と想像出来る。この映画の中でファミリーがTVを観ている時に、その画面から流れてきた曲が地元メルボルン出身の人気AORバンド「エア・サプライのAll Out Of Love」のPVである。



この↑ビデオを見ていたシーンがあったのを覚えているだろうか?映画の予告編でもBGMとして流されていて主題歌扱いされていて、映画の中でも印象的なシーンだった。
この曲は1980年にアルバム「ロスト・イン・ラヴ」の2曲目に収録され、シングルカットされて全米チャートで2位を記録する大ヒットをなっている。個人的にもエア・サプライは大学生時代に頻繁に聴いていて、この曲も大好きな曲だ。

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映画『グッド・ドクター 禁断のカルテ』を観て

2012-01-29 13:25:11 | アメリカ映画 2012

12-8.グッド・ドクター 禁断のカルテ
■原題:The Good Doctor
■製作年・国:2010年、アメリカ
■上映時間:97分
■字幕:加藤真由美
■観賞日:1月27日、銀座シネパトス(東銀座)
 
 

□監督:ランス・デイリー
□脚本:ジョン・エンボム
□製作:ジョナサン・キング、ダン・エサリッジ、オーランド・ブルーム
□撮影監督:ヤーロン・オーバック
□美術:イヴ・コーリー・ターナー
□編集:エマー・レイノルズ
◆オーランド・ブルーム(マーティン・ブレイク)
◆ライリー・キーオ(ダイアン・ニクソン)
◆J・K・シモンズ(クラウス刑事)
◆タラジ・P・ヘンソン(看護師テレサ)
◆マイケル・ペーニャ(ジミー)
【この映画について】
『ロード・オブ・ザ・リング』『パイレーツ・オブ・カリビアン』という2つのヒットシリーズ、そして『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』と、コスチューム・プレイが得意なオーランド・ブルームだが、今回は現代劇で、しかも“見た目が冴えない”研修医役にチャレンジしている。上昇志向が強いが、周囲とうまく関係を築けないという青年研修医マーティン。本作はそんなマーティンの成長ドラマのようにスタートするが、中盤から彼が暴走し始め、ハラハラする展開になっていく。越えてはならない一線を越えてしまう主人公だが、サイコ・サスペンス寄りに描くのではなく、ふつうの人間が道を踏み外していく“人間ドラマ”を強調している。
出演はエルビス・プレスリーの孫で「ランナウェイズ」でデビューしたライリー・キーオ。監督はアイルランドの新鋭ランス・デイリー。
(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
マーティン・ブレイクは研修医として勤務し始めたばかりの若い内科医。良い医師を目指しているが、上司や同僚に自分を良く見せようとしては失敗し、ベテラン看護師からは理不尽な仕打ちを受けるなど、不安と焦りを募らせていた。
そんなある日、18歳の少女ダイアンが腎臓の感染症で入院してきた。担当医となったマーティンは、無条件の尊敬と信頼を寄せてくれるこの患者と接していく中で、自信を取り戻してゆく。さらにそれだけではなく、美しい彼女に特別な想いを寄せるようになる。マーティンの献身的で誠意あふれる治療によって、ダイアンは順調に快復していった。しかし、やがて彼女が退院してしまうと、彼の医師としての熱意は執着に変わる。ダイアンを取り戻すため、薬を密かに入れ替えて病気を再発させ、さらに再入院後の病室では点滴を巧妙にすり替えて快復を妨げるようになる。ダイアンの病状は悪化の一途を辿り、ついに取り返しのつかない事態に……。

マーティンは犯した罪の重さに苦しみながらも、周囲の医師や看護師たちから疑われずに済んだことを安堵。ところが、事はこれだけで済まなかった。病室でダイアンの日記帳を発見した掃除係のジミーが、彼を脅迫してきたのだ。その執拗な脅迫から逃れ、自分の罪を永遠に闇に葬るため、ついにマーティンは思い切った行動に出る……。

病院を舞台にしたサスペンス物、と言えば聞こえは良いのだが、やはりオーランド・ブルームには時代劇の方が似合うようだ。研修医として勤務し始めたばかりの若手医師マーティンは高い志を持って母の期待を背に医師になったが、派遣された病院ではベテラン看護師テレサに嫌がらせをされたりと心が安らぐ間もない。その彼がダイアンを担当するようになってから、彼女に対して「医師と患者」の関係の一線を越えて行く。
ダイアンには交際中の彼氏が居るのだが、そんなことお構いなくマーティンは彼女に入れ込んで行く。そんな様子を掃除係のジミーが冷やかしながらも気が付いていた。この能天気なジミーは明るいキャラだが曲者で薬を外部に流して小遣い稼ぎをしたりと要注意人物なのが伏線となり、それが最後に絡んでくるのでこの二人の関係は見逃せない。

ダイアンは一度は回復して退院し自宅に戻り、感謝の意を伝える為にマーティンを自宅に招いて夕食を共にする等良好な関係を築く。しかしマーティンは事もあろうか、ダイアンを再び病院に戻すためにとんでもない計画を食事中に中座して実行に移す。普通、退院した患者と病院外で関係を高めればいいのに、この研修医は病院と言う自分の「城」に彼女を呼び戻すことで交際中の彼氏との仲を引き離そうと画策する。
マーティンがダイアンに入れ込んでいる様子を周囲も気が付き始め上司も注意するのだが、まさか研修医が変な企みをしているとは誰も思わないのがポイントかな?結局、ダイアンは病状が悪化してしまい命を落としてしまう。娘の不審な死に血相を変えて抗議してきた父だったが、ここでアメリカ社会だから訴訟とか病院を脅すとかあるのかと「期待」したが進展は無し。

ここからどういう展開に持って行くのかと思ったら、前述の掃除係ジミーがダイアンのベッドを掃除していたら、彼女が大事にしていた日記を偶然発見したことをマーティンに告げる為に呼び出す。動揺するマーティンはジミーの脅しに屈し、ジミーの要求を呑んで言いなりになってしまう。そこでマーティンは何とジミーを口封じに毒殺してしまう、研修医がそんなことして良いんかい?ってな展開になってきた。
流石にこれは拙かったのだが、警察の追及も甘く捜査担当のクラウス刑事もマーティンを限りなくクロだと疑っていた。だが、ここでも彼は追及を交わし、何と最後は研修医から念願の医師へとなったのだった。

この作品、研修医が何故彼女に対してそこまで入れ込んだのか?と言う点での突っ込みは甘かった。ただ単にダイアンが美人で彼の好みでした、では説得力に欠ける。この点が曖昧なので最後までもやもや感が拭いきれなかった。ダイアン役のライリー・キーオはエルビス・プレスリーの孫娘とのことで、良く見ると眼のあたりが祖父に良く似ていると思いませんか?
途中でダイアンの父が激高するので、「お、裁判へ進展か?」との期待もあっさり裏切られ、掃除係が毒殺されてからは「遂に逮捕か?」と思ったがここもスルー。折角、サスペンス色を漂わせながら且つワクワクさせる材料がありながら、結局は、平凡なエンディングを迎えてしまい、盛り上がりに欠けた印象を残して終わった。オーランド・ブルームは主演でありながら、製作にも名を連ねたが、彼の芸域を広げるまでには至らなかった。

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「フェルメールからのラブレター展」を観賞

2012-01-28 18:45:36 | 博物館・美術館・芸術鑑賞

bunkamuraザ・ミュージアムにて2011/12/23から開催されている「フェルメールからのラブレター展」(Communication:Visualizing The Human Connection In The Age Of Vermeer)を昨日、休暇を申請して観に行きました。

この展示会の目玉は何と言ってもタイトルにあるようにヨハネス・フェルメールの作品が3点も出展されていることです。フェルメールの現存する30数点の作品の中でも、日常生活に密やかなドラマをもたらす手紙のテーマは、彼の作品の中でも2割近くを占めている。

今回出展されたフェルメール3作品は:

①手紙を読む青衣の女(制作:1663-64年頃)アムステルダム国立美術館所蔵

②手紙を書く女(制作:1665年頃)ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵

③手紙を書く女と召使い(制作:1670年頃)ダブリン、アイルランド国立絵画館所蔵

Ⅰ.人々のやりとり-しぐさ、視線、表情(Personal Relationships:Gestures,Glances and Facial Expressions)
ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンらを中心に11作品を展示。仕事や余暇を楽しむ民衆の姿を描いているが、その多くが、オランダの諺や格言、道徳的なメッセージを示唆している。画家らが描いた場面はアトリエで考案されたものであるとされている。

Ⅱ.家族の絆、家族の空間(Familian Ties,Family Members)
ここでも前述のデ・ホーホやステーンらを中心に11作品を展示。描かれている家族の肖像画の中には女性達の家事の様子を描いたものが目立つ。一部には召使いと女主人のやり取りを描いたものもあるが、当時の家庭で召使いがいたのは1~2割程度とされている。

Ⅲ.手紙を通したコミュニケーション(Personal Communications Through Letters)
ここでフェルメールの3作品を含めて8作品が展示されている。今でこそe-mailがコミュニケーションの主要手段であるが、やはりこの時代におけるオランダはヨーロッパでも識字率が高く手紙のやり取りが急速に発達した時代であり、そんな中で手紙は個人の気持ちや強い感情を伝える手段としては最適だった。
フェルメール作品では手紙を読んだり、書いたりする若い女性の物思いに沈む美しい姿を描いている。「手紙を書く女と召使い」では手紙を感情に任せて書く女主人を急かすように背後に立っている召使いの表情がユニークだ。どの作品もフェルメールらしい背景、色遣い、構図、表情が見事に描かれている。
「手紙を読む青衣の女」は作品の修復が2年ほどかけて終了したばかりで、世界に先駆けて修復されて見事に蘇った作品が今回日本で公開されています。会場ではその修復の過程がパネルで詳しく紹介されていました。

Ⅳ.職業上の、あるいは学術的コミュニケーション(Professional/Scholary Communication)
オランダでは当時高い識字率を誇っていたが、それらを支えていたのは弁護士や公証人、著述業などが、商売に関わるコミュニケーションや経営の手助けをした。
ここではヤン・リーフェンス、ヘリット・ダウらの11作品が展示されているが、中でもリーフェンスの「机に向かう簿記係」のモデルとなっている老人の表情やひげの描写は秀逸で、今まで観た作品の中で一番印象に残ったひげです(笑)。

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東北楽天のマー君、里田まいとの結婚を電撃発表

2012-01-27 09:57:58 | 野球全般

交際中の東北楽天ゴールデンイーグルス田中将大投手(23)とタレントの里田まい(27)が結婚することが発表された。田中も自身のブログで報告した。この日までに婚約し、開幕前の3月下旬に婚姻届を提出予定で、挙式は未定。

球団から発表された田中のコメントには、里田への感謝がつづられていた。「交際を始めたころから、彼女の優しさを身に染みて感じ、安心してプレーを続けることができました。昨シーズン、数々の賞をいただくことができたのも、日ごろから彼女に温かく見守ってもらい、支えられてきたからこそ得られたものです」。5年目の昨季は沢村賞、ベストナイン、最多勝、最優秀防御率などタイトルをほぼ独占した。愛する人なしにはあり得なかった。

一方里田は自身のブログで「皆さんの温かいメッセージ、ゆっくり読ませて頂いてます。本当にたくさんの方々から携帯の充電がなくなるくらいメールやお電話を頂いています。素敵なメッセージ、嬉しすぎて全部保護しています」と喜びを隠しきれない様子だ。だが、「自分の置かれている立場、責任をなんだかすごく感じています」と緊張感もありありで、「彼の夢は私の夢でもあります。夢を叶える為にも、日々精進します!」と決意をつづった。

ダルビッシュのテキサス・レンジャーズ移籍で、これからは沢村賞を獲得した田中が岩隈の抜けたチームとリーグを牽引することになるだろう。ダルからは「女には気を付けろ」との金言?を授かっているそうだが、そのダルも田中も芸能人との結婚となったのは偶然か?
里田は田中より4歳年上で、最近プロ球界で流行りの「姉さん女房」だ。里田は「カントリー娘。」として芸能界デビューしたが、決して華やかな芸歴を辿ってきた訳ではないが、「おバカキャラ」で売れてきたタレント。管理人は普段からその手の番組は一切観ないので知らないが、プロ野球選手の妻としては年下の高給取りの夫の体調管理は大事な務めだ。伝え聞くところによると里田は料理が得意とのことで、田中もその点では安心だろうし里田としても交際中の男の胃袋をがっちりと掴んだのは作戦勝ち?か。

19勝で最多勝を筆頭にタイトルを総なめにした田中だが、結婚して成績が落ちたとなると妻のことをアレコレ言われるので、より一層の精進が求められる。19勝以上の成績となると20勝なので、これはダルでも到達できなかった世界だ。
東北楽天の一枚看板としてはバックの援護は期待できないので、勝利数は15以上、防御率1点台、勝率6割5分以上なら成績の事を云々言われることは無いでしょう。

西武ドームでの登板を苦手としてる田中ですが、西武ファンとしても結婚は祝福致しますが、対戦したら中村やナカジは容赦しませんよ!

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映画『ダーク・フェアリー』を観て

2012-01-26 09:51:31 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

12-7.ダーク・フェアリー
■原題:Don't Be Afraid Of The Dark
■製作年・国:2010年、アメリカ・オーストラリア・メキシコ
■上映時間:100分
■字幕:佐藤恵子
■観賞日:1月22日、新宿ピカデリー(新宿)


 
□監督:トロイ・ニクシー
□脚本・製作:ギレルモ・デル・トロ
□脚本:マシュー・ロビンズ
□撮影監督:オリヴァー・ステイプルトン
□美術:ロジャー・フォード
□編集:ジル・ビルコック
□音楽:マルコ・ベルトラミ、バック・サンダース
◆ケイティ・ホームズ(キム・ラファエル)
◆ガイ・ピアース(アレックス・ハースト)
◆ベイリー・マディソン(サリー・ハースト)
◆ギャリー・マクドナルド(ブラックウッド)
◆エドゥイナ・リチャード(ミス・ウィンター)
◆ジャック・トンプソン(ハリス)
◆ジュリア・ブレイク(ミセス・アンダーヒル)
◆ニコラス・ベル(医師)
【この映画について】
田舎の屋敷に住み着く魔物の恐怖を描いた、知る人ぞ知る傑作TV映画「地下室の魔物」(73)をリメイクしたサスペンス・スリラー。欧米に伝わる邪悪な歯の妖精「トゥースフェアリー」をモチーフに、両親の離婚により郊外の古めかしい屋敷に引っ越してきた心を閉ざした少女とその家族が体験する未知の恐怖を描いている。
この企画を長年温めてきたという、『パンズ・ラビリンス』で知られる鬼才ギレルモ・デル・トロが脚本と製作を務め、「BATMAN」の作画なども手掛けるコミックアーティストのトロイ・ニクシーが本作で監督デビューを果たした。その幻想的で絵画的な映像美は見どころで、衝撃と戦慄に満ちたこの“身も凍るおとぎ話”の効果的な味付けになっている。
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
建築家アレックス・ハーストはロードアイランド州プロヴィデンスの郊外で、家主の失踪によって100年近く放置されていた屋敷ブラックウッド邸に、助手で恋人でもあるインテリア・デザイナーのキムと住み込み、修復に携わっている。
彼には、ロスで暮らす別れた妻と小学生低学年の娘サリーがいた。アレックスとキムは、両親の離婚で心を閉ざしたサリーを屋敷に呼び、一緒に暮らし始める。屋敷に来たサリーは、通風孔の奥から何者かが話しかけてくるのを感じる。翌日、サリーは地下室を見つけ、アレックスに伝える。祖父の時代から屋敷を管理してきた使用人ハリスの制止を振り切り、アレックスは封印されていた地下室に入っていく。

そこは、著名な動物画家だった家主ブラックウッドのアトリエだった。サリーは地下室で、厳重に封印された小さな扉を見つける。夜な夜な話しかけてくる声がそこから聞こえるのに気づいたサリーは、大人の目を盗んでその扉を開ける。その夜、扉の奥から這い出した小さな魔物たちは悪戯を始める。魔物たちは、子供をさらいその歯を食べる“トゥースフェアリー”という邪悪な妖精だった。
ハリスは地下室の小さな扉が開いているのに気づき閉めようとするが、魔物たちに襲われ瀕死の重傷を負う。サリーは魔物たちの仕業だと2人に告げるが、彼らは信じなかった。しかし、ハリスの見舞いに行ったキムは、サリーを屋敷から逃がすよう言われ、公立図書館で屋敷に関する公式記録を見るよう助言される。

記録には、約100年前トゥースフェアリーが原因でブラックウッドと8歳の息子が行方不明になったことが記されていた。キムはただちに屋敷から逃げるべきだと主張するが、その夜には屋敷修復のスポンサーを集めたパーティーが予定されていた。しかしパーティーの最中、サリーが魔物たちに襲われる。アレックスも脱出を決意するが、群れをなした魔物たちは彼らに襲いかかる。

この映画はギレルモ・デル・トロ監督(ここでは脚本・製作)がオリジナル版を気に入っていて、いつか自ら映画化したいと言う事で長年温めていたそうですね。どことなく「パンズ・ラビリンス」に似ているのですが、あちらは映像美に溢れていましたのでその辺が違うところかな。
ここではトム・クルーズの愛妻?ケイティ・ホームズを久し振りに観た気がします。インテリア・デザイナーで主役級の扱いで、交際中の建築家の娘サリーと仲良くなっていくのですが、トゥースフェアリーにサリーが連れ去られそうになる場面で、敢然と立ち向かうのですが、残念ながら逆に彼女がトゥースフェアリーに引っ張られてしまう衝撃のラストが待っていました。

ストーリー的には大体こんなもんだと思いますが、この古ぼけた家での生活に執着するアレックスと不気味な佇まいながらも子供の好奇心に溢れるサリーとの父娘関係の複雑さも描かれていて、サリーがトゥースフェアリーのことを話しても全く取り合ってくれない父へ不満を募らせる。その父アレックスはトゥースフェアリーに攻撃されガレージに閉じ込められるなど父親としての役割を果たせない。キムがまるで母親のようにサリーを救おうと必死に戦うものの、邪悪なトゥースフェアリーに彼女が犠牲になったのは気の毒だった。
ケイティ・ホームズ迫真の演技、とまでは行かないが、デル・トロ作品に出演したことで、今後女優として出演オファーが増えるような気もするがどうだろうか?サリーを演じていた子役のベイリー・マディソンは良かったですね。次作が楽しみです。
最後に、トゥースフェアリーは邪悪な妖精なのだが、その姿の全貌が明らかになるのは後半になってからなのだが、この妖精の姿からどうもそちらに感情移入は出来なかった。

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「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」を観賞

2012-01-20 22:37:04 | 博物館・美術館・芸術鑑賞

今日、仕事は有給休暇を取得して休み、この雪の中を上野・国立西洋美術館で開催されている「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」(Obras Museo Del Prado,Goya:Luces y Sombras)に行ってきました。開催期間が1/29までなので今日の日を逃すと、自分の予定では観に行くことが出来ないので楽しみにしていました。
この展示会の最大の目玉は言うまでもなくフランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)作の「着衣のマハ」です。余りにも有名なこの作品は「裸のマハ」と対をなす作品でもありますが、「裸」の方の展示は今回は無く「着衣」の方が日本に来ている訳です。

ヨーロッパ絵画の宝庫として名高いマドリードのプラド美術館のコレクションから選ばれた油彩画、素描など72点を中心に加えて、国内の美術館などが所蔵する版画約50点を加えた展示会です。
私は20年ほど前にマドリードに行った際に実際にプラド美術館にて「着衣のマハ」「裸のマハ」の2作品をこの目で観てきましたが、当時の私はまだまだ美術に関しては素人以下の知識しか持ち合わせていませんでした(今でも大して変りませんが興味は現在の方が格段にあります)が、それでもこの2作品の印象は強烈に残っていました。「着衣のマハ」を東京で観賞できるとは思ってもいなかったので、20年ぶりに観れると思いワクワクして行きました。

 今回の展示会は以下の14コーナーから構成されています

Ⅰ.かくある私―ゴヤの自画像
Ⅱ.創意と実践―タピスリー用原画における社会批判
Ⅲ.嘘と無節操―女性のイメージ:〈サンルーカル素描帖〉から私室の絵画へ
<着衣のマハ>はこのコーナーで29番目の作品として展示されていました
Ⅳ.戯画、夢、気まぐれ―〈ロス・カプリーチョス〉の構想段階における自由と自己検閲
Ⅴ.ロバの衆:愚鈍な者たち―〈ロス・カプリーチョス〉における人間の愚行の諷刺
Ⅵ.魔物の群れ―〈ロス・カプリーチョス〉における魔術と非合理
Ⅶ.「国王夫妻以下、僕を知らない人はいない」―心理研究としての肖像画
Ⅷ.悲惨な成り行き―悲劇への眼差し
Ⅸ.不運なる祭典―〈闘牛技〉の批判的ヴィジョン
Ⅹ.悪夢―〈素描帖C〉における狂気と無分別
Ⅺ.信心と断罪―宗教画と教会批判
Ⅻ.闇の中の正気―ナンセンスな世界の幻影
ⅩⅢ.奇怪な寓話―〈ボルドー素描帖G〉における人間の迷妄と動物の夢
ⅩⅣ.逸楽と暴力―〈ボルドー素描帖H〉における人間たるものの諸相

ゴヤについては最近も映画化されていたのでその範囲のことなら知っていました。この展示会では油彩画や素描などがどちらかと言えば中心で、「着衣のマハ」は集客上の目玉と言った扱いでしょうか?その素描ではテーマを決めての展示なので、ゴヤが描いた時期や背景も理解できる内容でした。それでもやはり20年ぶりの対面となった「着衣のマハ」の前で足は自然にストップしますね。こうした名画は観賞者を無条件で理屈抜きに惹きつける何かがあります。

当時のスペインはナポレオンの侵略によりナポレオンの兄がスペイン王として君臨していた時代でもあり、スペイン社会は不安定だった。宮廷画家として確固たる地位を占めていたゴヤは、自身の画の中で社会を風刺するものを多く描いておりそれは素描を通じて知ることが出来る。宮廷画家としては王室や権力者の肖像画を沢山描いていて、「スペイン王子フランシスコ・デ・パウラの肖像」では幼い王子の性格までをも見透かしたかのような一枚だ。

ヨーロッパの画家の展示会では、フランスの印象派などの画家たちのが人気がありますが、ゴヤに焦点を当てた展示会って自身は記憶にないので、こうした展示会は勉強になりました。

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ダルビッシュ,6年契約で合意 年俸総額は6000万ドル

2012-01-19 10:08:17 | 野球全般

テキサス・レンジャーズ(ア・リーグ西地区、昨季リーグ覇者)は、ポスティング・システム(入札制度)で独占交渉権を獲得した北海道日本ハムファイターズ・ダルビッシュ有投手と契約合意したと発表した。日本時間午前7時の締め切り3分前の際どい契約成立だった。

ダルビッシュの代理人を務めるアーン・テレム氏、団野村氏(サッチーの息子)の2人の目は充血していた。現地時間午後5時15分から行われたレンジャーズ・ボールパーク内での記者会見。団野村氏は「本当に合意できたのは締め切り3分前。一瞬、駄目かと思った」と振り返った。



その契約成立の決め手となったのが、スーパーエース級にしか付帯されない「オプトアウト」と呼ばれる条項で、ダルがサイ・ヤング賞(投手部門のMVPで日本の沢村賞の相当、サイ・ヤング賞はリーグ毎に選出される)を受賞すれば5年後のオフにFA権を手に入れることが出来る契約。
ダル側は5年契約を主張し、レンジャーズ側はFA権を手にする6年契約を希望していたが、双方の隔たりは大きく代理人と球団側がどこで折り合うかがポイントだった。年俸総額においては固定給以外の付帯条件での詰めの部分での交渉が大変だったようだ。所謂、出来高払いだがシーズン通して残した成績によるボーナスや、タイトルを獲得した場合のボーナス、生活環境面における条件(通訳、住居面など)などを限られた期間内に合意出来るかは双方にとってもプレッシャーだった筈だ。

これでポスティングでの移籍が東京ヤクルトスワローズの青木(ブルワーズ)に続いて2人目となった(埼玉西武・中島は契約不成立)。青木もダルも共にWBCで共に戦ったチームメイトであり入団先の球団で実力を遺憾なく発揮してもらいたい。
特に、レンジャーズは2年連続リーグ優勝をしている強豪チームで、ハムとは打って変わって打線の迫力が半端じゃないので7回3失点の投球でも打線の力で勝ち星はどんどん増える。エースのウィルソンが同地区のエンジェルスへFA移籍したがダルの入団で戦力低下は無い。むしろダルが順調に実力を出せばエースとして君臨するだろうし、ハム時代の同僚建山や上原という2人の先輩投手が在籍しているのも安心だし、開幕投手が濃厚なルイスは元広島で彼の存在もダルには役に立つだろう。
同地区のライバルはエンジェルスで前述のウィルソンと、カージナルスの主砲プホルスを獲得したが、総合力ではレンジャーズが上回るし、マリナーズは岩隈を獲得したものの投打共に層が薄く、サンノゼへの移転を控えているアスレチックスは年俸削減で投打の主力を相次いで放出(松井も退団)しており論外、ナ・リーグ中地区から地域替えとなるアストロズも戦力的にレンジャーズが恐れる相手では無い。

心配な点は生活環境の変化と対応くらいか?本拠地のアーリントンは夏は40度を超える猛暑が続く上に、ダルが一時苦手としていた屋外球場がMLBでは殆どなので、その辺の対応も急がれるのと、シーズン突入後は中4日でのローテで廻るので早くこのローテに馴れることだ。
松坂は1,2年目は順調に成績を残したが、その後は故障続きで評価を落とした。その原因となったのが日本流調整とメジャー流の違いだった。松坂もダルもチーム内では絶対的エースで先発完投が当り前だったが、メジャーではチーム方針の下で調整内容も細かく管理される。その中でダルがどこまでメジャー流に適応出来るか?
ダルがメジャーで安定した成績を残せなければ、今後、メジャー移籍を目指す全ての投手に悪影響を及ぼすので、是非、活躍してもらいたい。

パ・リーグを中心に観ている管理人はダルのメジャーでの活躍には何の疑問も持たない。衛星放送で彼の登板を楽しみに待っている日本のファンの為にも、メジャーの強打者をねじ伏せる投球を期待したい。

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映画『ロボジー』を観て

2012-01-16 18:44:51 | 映画・邦画

12-6.ロボジー
■配給:東宝
■製作年・国:2012年、日本
■上映時間:111分
■観賞日:1月14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
■入場料:1,000円


□監督・脚本:矢口史靖
□照明:長田達也
□編集:宮島竜治
□ロボット・デザイン:清水剛
□音楽:ミッキー吉野
□主題歌:「Mr.Roboto」by五十嵐信次郎とシルバー人材センター
◆五十嵐信次郎(鈴木重光)
◆吉高由里子(佐々木葉子)
◆濱田岳(小林弘樹)
◆川合正悟(太田浩二)
◆川島潤哉(長井信也)
◆田畑智子(伊丹弥生)
◆和久井映見(斉藤春江)
◆小野武彦(木村宗佑)
◆田辺誠一(斉藤亮一)
◆竹中直人(酔っ払いのサラリーマン)
【この映画について】
これまで数々のヒット作を世に送り出してきた、日本で最も注目を集める映画監督の一人、矢口史靖監督作。主人公・鈴木重光を演じるのは、シルバー人材センターで働くリアルなおじいちゃんを含め200人を超えるオーディションで、73歳にして主役の座を射止めたシンデレラボーイ、五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)。
木村電器のロボット開発部トリオには、濱田岳、川合正悟、川島潤哉。そして本作のヒロイン、ロボットオタクの女子学生・葉子には、人気・実力を誇る女優、吉高由里子。さらに、矢口作品常連の個性派俳優陣も多数集結。フレッシュで強力でダシのきいた俳優陣が、新たな矢口ワールドを展開
する。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
家電メーカー木村電器の窓際社員、小林、太田、長井の3人は、いつもワンマンな木村社長から流行の二足歩行ロボット開発を命じられる。近く開催されるロボット博での企業広告が目的だった。しかし、ロボット博まであと1週間という時期になって、制作途中のロボット“ニュー潮風”が木っ端微塵に大破してしまう。
窮地に追い込まれた3人は、ロボットの中に人間を入れてごまかす計画を立案。ロボットの外装にぴったり収まる人間を探すため、架空のオーディションによって、仕事をリタイアして久しい独り暮らしの老人、73歳の鈴木重光が選ばれる。しかし、この鈴木さん、実はとんでもない爺さんだった…。さらに、“ニュー潮風”に恋をしたロボットオタクの女子学生・葉子も巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり出す……。

急場凌ぎでロボットに人間を入れて誤魔化したが、ロボット博当日、本物のロボットに対抗して「おてもやん」を踊り出し会場は大いに盛り上がった。地元カーブルTV局の新人ディレクター、伊丹弥生もその場で取材をしていた。会場に居合わせたロボットオタクの女子大生佐々木は人波に押されて倒れたディスプレイの下敷きになりかけてしまうが、間一髪のところでニュー潮風に助けられた。
ロボットが人命救助をしたことで、一気に取材依頼TV番組出演依頼が殺到するが、元々鈴木とは一回限りの仕事だったのを、3人は鈴木を説得しての珍道中が始まった。

さて、ここからはニュー潮風の秘密を探ろうと葉子の依頼で大学での講演を依頼され成り行きで受けてしまい謝礼までいただき、当日は何とか繕った。しかし、マスコミの厳しい追及からロボットはニセモノ=人間が入っているとの疑惑が広がり始め3人は困惑する。

葉子は就職で木村電気の入社試験を受験し木村電機の社員となってロボットの秘密を探ろうとする。一方、社長はニュー潮風の疑惑に応える会見を開くが、その時、ニュー潮風は窓の外に転落し破壊されてしまう。
そして木村電機の社員となった葉子は3人と共に鈴木の自宅を訪れ、ここで映画はジ・エンドとなる。この最後の4人で鈴木宅を訪れ、対応した時の表情が言葉では上手く表現出来ないが中々良かった。矢口監督がここをラストとしてエンドロールへと突入させたのは大正解だ。

今回のキャストは全ての出演者が見事にその役所を見事に演じ切っていた。主演の五十嵐信次郎はミッキー・カーチスの名前で有名なロカビリー歌手だが、そのトボケて飄々とした姿と頑固ジジイの要素を見事に体現していた。ロボットオタクの葉子役の吉高由里子は売れっ子の若手女優だが、彼女の明るい現代的な女子大生役は映画の華だった。後は木村電機のロボット開発担当者の3人もそれぞれ個性が分かれていて、この辺りは脚本の上手さが光っていた。因みにTV予告等ではロボットが便所で小便しているところに酔っ払いの竹中直人が来て驚くシーンがあるが、あれは一瞬なのだが、まあその辺は矢口ワールドと解釈すればよいだろうか?

【主題歌について】

この映画の音楽はミッキー・吉野(ゴダイゴ)が担当で主題歌は「五十嵐信次郎とシルバー人材センター」が歌う「ミスター・ロボット」だ。
オリジナルは日本語の歌詞が出てくることでも有名なSTYXの1983年のヒット曲で全米3位になった。曲はロックとテクノを融合したようなサウンドで、STYXはこの曲のヒットで昔からのファンには不評だったようですが、新たなファンを獲得したのも事実。STYXはトミー・ショーとデニス・デ・ヤングが中心の双頭バンドですが、 この曲はデ・ヤング作詞作曲。1983年と言えば歌詞にあるように日本製品が全米を席巻していた時代で、最新テクノロジーと言えば日本製というイメージがアメリカ人にあった時代。
この曲はインパクトのある歌詞をベースに、そのまま映像化したPVも話題になりました。矢口監督がこの曲を主題歌にしたセンスは評価しますが、もしかしたらこのPVから着想を得て「ロボジー」製作を思いついたのではないか?と私は勝手に思っていますがどうかな?

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映画『デビルズ・ダブル-ある影武者の物語』を観て

2012-01-15 11:27:21 | ヨーロッパ映画

12-5.デビルズ・ダブルズ
■原題:The Devil's Double
■製作年・国:2011年、ベルギー
■上映時間:109分
■字幕:林完治
■観賞日:1月14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
 

監督:リー・タマホリ
□脚本:マイケル・トーマス
□原作:ラティフ・ヤヒア
□撮影:サム・マッカーディ
□編集:ルイス・カルバリャール
□美術:ポール・カービー
◆ドミニク・クーパー(ウダイ・フセイン/ラティフ・ヤヒア)
◆リュディヴィーヌ・サニエ(サラブ)
◆ラード・ラウィ(ムネム)
◆フィリップ・クァスト(サダム・フセイン/フワズ)
◆ミムーン・オアイッサ(アリ)
◆ハリド・ライス(ヤセム・アル=ヘロウ)
◆ダール・サリム(アッザム)
◆ナセル・メマジア(ラティフの父)
【この映画について】
イラクの独裁者サダム・フセインの息子、ウダイの影武者だったラティフ・ヤヒアの自伝を映画化した衝撃作。ウダイに顔が似ていることから無理やり影武者に仕立てられ、人生を狂わされた男の絶望と怒りを描き、サンダンスやベルリンなど世界各国の映画祭で絶賛された。監督は、『007/ダイ・アナザー・デイ』のリー・タマホリ。狂気にとらわれたウダイと家族を愛するラティフという、正反対の2人を一人二役で演じ切った『マンマ・ミーア!』のドミニク・クーパーの熱演が光る。(この項、シネマトゥディより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
20世紀末、世界中の国家を敵にまわしたイラクの独裁者サダム・フセインには、タブー視されていた息子がいた。“狂気の申し子”と悪名高く〈ブラック・プリンス〉と呼ばれた長男・ウダイ・フセイン(1964.6.18-2003.7.22)。そのウダイに顔が似ているという理由で選ばれ、家族の命と引き換えにウダイの影武者を引き受けることとなった男がいた。

男の名はラティフ・ヤヒア。整形手術と付け歯、徹底した所作訓練でウダイに酷似させられたラティフは、ウダイを生きることを強いられ「サダムの息子が前線にいる」というパフォーマンスのためにと、戦火の地にさえも送られた。
莫大な資産と、全てを思うがままにすることを許される権力、毎夜抱き替える女たち、そして理由なき血への欲求。ウダイの飽くなき狂気に寄り添い、影武者として傍らで応え続ける日々に、自身を許容できなくなったラティフだが、彼には生死を選ぶ自由さえ許されてはいなかった。そんなある日、逃げても執拗に追いかけてくるウダイと、ついに戦うことを決意するラティフ。悪魔と対峙することを決意した彼はどう立ち向かい、何を得、何を失うのか……。

サダム・フセインを上回る狂気の持ち主であるウダイ(劇中ではウ・デ・イと発音)に影武者が居たと言う話は知らなかったが、父サダムには影武者が居たことは知られていた。ここではウダイと影武者の双方をドミニク・クーパー一人が見事に演じ分けていた。別々の役者がメイクを似せて演じるという発想は珍しくないが、そういう意味でドミニク・クーパーが別人格に成りきって演じていたのは評価に値する。
ストーリー的には、実際にあったであろう事実やエピソードを元に脚色したのだろうから、これと言って注目するような内容では無かった。それでもウダイが結婚式に乱入?して未成年の花嫁を犯した挙げ句に自殺に追い込む場面や、父サダムの側近をパーティーで惨殺するシーンなどはウダイの狂気を物語っている。逆にこの映画では父サダムの狂気は描かれずに、むしろウダイの自由奔放さの度を超えた振る舞いに手を焼く父として登場するので、湾岸戦争時の独裁者としてのイメージを持つ我々には違和感を感じさせられた。

サダムの側近を惨殺したことで父の逆鱗に触れたウダイだったが、最後は、影武者のラティフも堪忍袋の尾を切ってしまいウダイお気に入りの愛人であるサラブとの逃避行あたりから映画らしくなってきた。だが、足取りは直ぐにばれてしまうのだが、ウダイも最後は女漁りの最中に奇襲にあい、あわや命を落とす寸前まで追い込まれてしまった。

この映画を何故このタイミングで製作されたのかは疑問で、しかも、ベルギー映画として製作されながらもセリフは全て英語でドミニク・クーパーはイギリス出身、リュディヴィーヌ・サニエはフランス出身、サダム役のフィリップ・クァストはオーストラリア出身で、その他の脇役にアラブ系の俳優を配しバランスを取っているが、イラクが舞台で登場人物の会話が全て英語というのもどうなのかな?
ハリウッド映画としては製作できず、ベルギー映画として製作されたのだがスポンサーや配給会社が二の足を踏んだのだろうか?それでもウダイと影武者を同時に演じたドミニク・クーパーに取っては演技の幅が広がったし、二つの人格を一人で演じるのは難しいのに見事だった。

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広島刑務所から脱走した李受刑者を逮捕、所持金10円「つかれた」

2012-01-14 21:10:51 | 時事ニュース・国内

殺人未遂罪などで服役中の受刑者が脱走するという衝撃的な事件。50時間以上逃走を続けた李国林受刑者(40)=中国籍=は、昨日、大勢の市民が見守る広島市西区の路上で身柄を確保され、逃走容疑で逮捕された。逃走中、空き巣などを繰り返し、市民に恐怖を与えた李容疑者。逮捕後は「何も話したくない」と語り、「疲れた」と捜査員にもらしているという。

警察官がジャンパーに書かれた名前で呼び掛け、職務質問したところ、「李国林です。疲れたから刑務所へ帰る。食べていない」と話し、所持していた果物ナイフを警察官に差し出したという。自らマスクを外して頬の傷を示し、同35分ごろに逮捕された。
逮捕時の李受刑者はジャンパーにズボン姿で、マスクで顔を覆い、ニット帽をかぶっていた。所持金はわずか10円だった。 

それにしてもこの前代未聞の脱走劇、オウム手配犯以来の特別手配犯として広島県警が行方を追ったが、李受刑者が空き巣を繰り返し、空家に潜伏して中国へ電話した形跡まであるとのことだったが、周辺住民は不安な50時間を過ごしたことになる。塀の外に協力者が居ない限り、脱獄犯はまずは逃走資金と食料の確保が第一だ。警察は地形的にみても中州から外に出すことは絶対避けたかった筈だ。
李受刑者は果物ナイフで武装していたそうだが、空腹と寒さの影響か?素直に職務質問した警察官に「投降」した。

しかしながら、今回の逃走劇、そもそも広島刑務所の工事を巡る不注意から発生した。足場を残したりセンサーを切ったりと「隙」だらけだ。囚人は当然ながら全員が隙を見つけて逃走したいと願っているだろう。李受刑者はその思いが強かったのだが、残念ながら外部協力者の存在は確認できていない。名画「ショーシャンクの空に」のようには行かなかったようだ。

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野田改造内閣発足、副総理兼一体改革相に岡田克也氏を起用

2012-01-13 10:29:51 | 時事ニュース・国内

野田首相は、消費増税を柱とする税と社会保障の一体改革などに取り組む態勢強化のためとして内閣改造に踏み切った。
民主党の田中党総務委員長(義父は田中角栄元首相)を防衛相、松原副国土交通相を国家公安委員長兼拉致問題・消費者担当相、小川党参院幹事長を法相に起用。3氏は初入閣。「問責経験閣僚」の平野国対委員長は、国対委員長として野党との協議に手腕を発揮出来ず、国会での法案可決率が下がっていたことから同職を外れ、「小沢・鳩山両氏と距離が近いという理由」で文部科学相に決まり、先に内定していた岡田前幹事長の副総理兼一体改革・行政改革担当相への起用と合わせ5人が交代した。
副総理に岡田氏を据えることでライバルの前原政調会長が「ポスト野田」の最有力ではないことを明確にし、衆院選直前に選挙の顔をすげ替える動きが出るのを封じ込める狙いもあったようだ。加えて、消費税増税に「不退転の決意」を示す効果も見込める。

退任するのは参院で度重なる失言、ブータン国王夫妻宮中晩さん会をすっぽかしたり、沖縄での問題等で問責決議が可決されている一川防衛相と、「マルチ商法」との関わりが以前から問題視されていた山岡国家公安委員長に加え、中川文科相、蓮舫行政刷新担当相、在任中に一度も死刑執行に踏み切らなかった平岡法相の計5人。
安住財務相、玄葉外相、枝野経済産業相ら12閣僚は留任した。2月上旬の復興庁設置に合わせて閣僚の1人増員が可能になる際には内閣改造ではなく閣僚補充の形をとる見通し。平野氏の後任の国対委員長には城島幹事長代理の起用が決まった。

この時期に早くも内閣改造に踏み切ったのは2閣僚に対して野党側が参院で問責決議が可決されたことだ。この2閣僚の補充人事と同時に、増税路線を突き進む為に党代表経験者でもある岡田前幹事長の副総理起用が今回の改造の趣旨だった。
その他の一部閣僚の交代はあくまでも、この2件で発生する交代劇に過ぎないが田中真紀子氏の夫の防衛相起用や平野氏の文科相起用は問責された2閣僚同様に、小沢・鳩山氏と距離が近いという理由だけで起用されたとの見方が出ている。

この布陣で通常国会を何とか乗り切り、会期末とされる6月には増税解散も噂されている。野田首相の進退が窮まれば岡田副総理が後継首相候補として総選挙に臨む腹積もりだ。一方、問責決議可決で内閣改造に追い込んだ野党側だが、これから先の戦略はあるのか?自・公共に与党との対決姿勢を明確にしているが、どちらも決定打を放てるだけの材料は無さそう。
与党の増税・社会保障の一体改革に対して野党がどういう対案を出せるかに国民の関心は向かっている。震災復興も大事だが
公務員給与削減や議員定数削減などへの取り組みが不充分だと内閣支持率が会期末まで持つか...。国民もしっかりと野田内閣の政策を注視しなければならない。

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映画『恋の罪』を観て

2012-01-12 22:11:30 | 映画・邦画

12-4.恋の罪
■英題:Guilty Of Romance
■配給:日活
■製作年・国:2011年、日本
■上映時間:144分
■観賞日:1月9日、新宿武蔵野館(新宿)
■入場料:1,800円
 

□監督・脚本:園子温
□撮影:谷川創平
□照明:金子康博
□編集:伊藤潤一
◆水野美紀(吉田和子)
◆神楽坂恵(菊池いずみ)
◆富樫真(尾沢美津子)
◆児嶋一哉(正二)
◆小林竜樹(カオル)
◆町田マリー(マリー)
◆岩松了(スーパーの店長)
◆大方斐紗子(尾沢志津)
◆津田寛治(菊池由紀夫)

【この映画について】
『冷たい熱帯魚』で衝撃を与えた園子温監督描く、21世紀直前に渋谷区円山町のラブホテル街で実際に起きた殺人事件からインスパイアされたオリジナル・ストーリー。人課の女刑事、大学のエリート助教授、人気小説家を夫に持つ専業主婦の運命が交錯するサスペンスだ。
水野美紀、冨樫真、神楽坂恵─3人の女優が役者生命をかけた渾身の演技で難役に立ち向かっている。充満する激しいエロス、過激なSEX描写もさる事ながら、3人の女優の身も心も剥き出しの演技バトルが見どころだ。詩人・田村隆一の「帰途」を引用したり、マーラーの交響曲第五番をBGMに使用するなど、荘厳さを感じさせる味付けがなされているところは園子温監督ならではだ。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
どしゃぶりの雨が降りしきる中、ラブホテル街のアパートで女の死体が発見される。事件担当する女刑事・和子は、仕事と幸せな家庭を持つにもかかわらず、愛人との関係を断てないでいた。謎の猟奇殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・美津子と、人気小説家を夫に持つ清楚で献身的な主婦・いずみの驚くべき秘密に触れ引き込まれていく和子。事件の裏に浮かび上がる真実とは……。3人の女たちの行き着く果て、誰も観たことのない愛の地獄が始まる……。

園監督は東電OL殺人事件をモチーフにして脚本を完成させたとされているが、実際には舞台である円山町は共通であるがその他の設定は異なる。
映画でも円山町でやはり猟奇殺人事件が発生するのだが、東電事件では外国人容疑者が無実を訴えているが、こちらは殺人事件の謎を追う警察側の人間として水野真紀が容疑者特定に向かって奮闘する。そこに、昼は大学助教授で夜は娼婦の美津子と、人気作家の貞淑な妻いずみの二人の女性の人生が絡み、一方ではこの二人の人生と吉田和子の人生があり彼女にも家族があるのだが、どこか満たされない空虚な心の持ち主である。

こういう3人の女性の行き着く果てがどこになるのか?当初は貞淑な妻を演じていた「いずみ」だが、人気作家で尊敬する夫は判で押したような性格で会話も限られている。一人で過ごす時間が多いことから、夫に許可をもらってスーパーの食品売り場でアルバイトを始める。彼女の人生はここから少しずつ違う方向へと歯車が向かっていく。
国文学の助教授である「美津子」は昼と夜の顔が全く正反対で、円山町で偶然にも「いずみ」と知り合う。二人は全く異なる性格の持ち主で、美津子はいずみの隠された性格をドンドン表に出そうと画策する。この時は分からなかったが、実は、美津子のこの作戦は綿密に計画されていたとは終盤になって気がつくことに。その美津子の育った家庭環境が、この後のストーリー展開に大きく関わって来る。即ち、美津子と母との関係である。美津子はやはり学者だった父の血を受け継いで教鞭を取る身になったが、母との関係は冷え切っている。

この二人の関係を中心に進んで行くのだが、捜査は難航し中々犯人の手掛かりが掴めないでいる吉田和子、彼女も一見平和な家庭を持つ主婦でもあるが、彼女を学生時代から付きまとう強引な男の存在もありハラハラする展開に。

予想外だったのは美津子の母の存在で、序盤では全く登場しないのに、途中で登場してからは強烈な個性を発揮し美津子と「罵詈雑言」が飛び交う激しい口論のシーンは一番印象に残る。この口論シーンで美津子が両親に対して抱いている感情が正反対だと言う事に気付く。そしてこの母が事件の鍵を握る存在なのはこの時点では分からない。
ファザコンの美津子は父と同じ職業に就き、母を嫌悪し、当てつけるように夜は売春をする。結局、美津子は母に命を断たれるのだが、この映画は犯人が誰かを知ることがメインでは無い。3人の女性と美津子の母を含めた4人の女性の人生観そのものがテーマだ。

美津子はいずみの夫を顧客とし、いずみを自分の世界へ引き込むために敢えて二人が出会うように仕組み、母に殺された美津子の意志を汲むかのように、いずみは美津子が引きこんだ世界の住人となる。
いずみを演じる神楽坂恵は園子温監督の妻でもあるのだが、前半は貞淑な妻を演じ切りスーパーの試食コーナーでの販売員という仕事に戸惑いを見せながら、美津子の世界に墜ちて行ってからは吹っ切れたかのようになる。神楽坂その見事な巨乳ぶりを惜しげも無く?披露するのだが、自宅で鏡に向かって試食販売の練習をするシーンは笑いを取れた。
いずみを自分の世界に引き込んだ美津子を演じた富樫真は全く知らない女優だったが、彼女も昼は助教授で夜は娼婦と言う難しい2面性を持った女性を個性的に演じていたが、残念ながら神楽坂とは肉体面では大差が付いた?
今回の出演者では知名度が高かった水野美紀は警察官だが、一見満ち足りた家庭を持ちながらも内面にはどこか満たされていない女性の役。ラストでは、朝のごみ出しに遅れてしまい必死にごみ収集車を追いかけ気が付いたら円山町だった、この演出は中々良かった。

この映画は東電OL殺人事件を題材にしているものの、あくまでも園監督による女性描写が見どころである。3人の女性は誰もが主役でもあるのだが、私は貞淑な妻だったいずみが夫の性癖を知って嫌悪し離婚し、売春婦へとなる彼女の人生が一番上手く描かれていたと思う。監督の奥さんだからと言う事は無いだろうが、刺激の無い家庭生活からアルバイトしたことで彼女の人生が変わっていくのだが、一気に変えず美津子との関係も交えて戸惑いながらも、人気作家の妻という立場から自立する様子を見事に描いていたと私は思った。

最後に、この映画に登場する男性は3人の女性の強烈な個性に比べれば軽く感じた。ストーリー展開の歯車と言った存在だった。

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映画『パーフェクト・センス』を観て

2012-01-09 23:25:58 | ヨーロッパ映画

12-3.パーフェクト・センス
■原題:Perfect Sense
■製作国・年:2011年、イギリス
■上映時間:92分
■字幕:鈴木恵美
■観賞日:1月9日、新宿武蔵野館(新宿)
 

□監督:デヴィッド・マッケンジー
□脚本:キム・フォッブス・オアーカソン
□撮影監督:ジャイルズ・ナットジェンス
□編集:ジェイク・ロバーツ
□美術:トム・セイヤー
□音楽:マックス・リヒター
◆ユアン・マクレガー(マイケル)
◆エヴァ・グリーン(スーザン)
◆ユエン・ブレムナー(ジェームズ)
◆コニー・ニールセン(ジェニー)
◆スティーブン・ディレイン(スティーブン)
◆デニス・ローソン(レストランのオーナー)
【この映画について】
嗅覚、味覚、聴覚、視覚、触角の五感を奪う未知の感染症が蔓延し、人類存亡の危機に陥った世界を舞台に、危機的な状況下で運命に導かれるように出会い、恋に落ちた男女の行く末を描く。
2011年のサンダンス映画祭に出品され、その斬新な映像世界が注目を集めた作品だ。主演は楽観主義者のシェフを演じるイギリスが誇るトップスター、ユアン・マクレガーと、心を閉ざした科学者役のエヴァ・グリーンが見せる繊細な演技は注目に値する。監督は、『猟人日記』でもユアンを主演に迎えたデヴィッド・マッケンジー。世界終焉をモチーフにした壮大な設定と、共感を呼ぶラヴ・ストーリーを融合させた構成が、絶妙なコントラストを醸している。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
スコットランドのグラスゴーの医療研究施設に勤務するスーザンが、ある日、同僚のスティーブンかあら病院への同行を求められる。すこで対面したのは、一人の急患の中年男性。妻との会話中に突然泣き崩れ「生きる意味が分からない」と呟き嗅覚を失ったと言う。しかも、同様の症状を訴える患者は欧州各国で続出していた。感染症の専門家である二人は病院側から意見を求められるが、全くの未知の症状であったことから「重症嗅覚障害症候群」の頭文字から「SOS」と名付けられた。
“SOS”と名付けられた原因不明の感染病が爆発的に拡散、あらゆる人々の臭覚を奪い去ってしまう。その勢いは衰えることなく、感染者たちの味覚や聴覚をも失わせ、人類は存亡の危機に陥っていく……。シェフのマイケルと科学者スーザンは、そんな極限状況のさなかにめぐり合い、奇しくも謎の病に冒されたまさにその瞬間、恋に落ちた。ひとつ、またひとつと五感を喪失し、世界が終わりを迎えようとしたとき、ふたりはいったい何を求め、何を感じ取るのだろうか……。

ユアン・マクレガー演じるレストランのシェフと 、向かいのアパートメントに住むスーザンはそんな混乱の中で知り合い、客足の途絶えたレストランの厨房に招き即席の料理をふるまい、お互いの距離は急速に縮まる。
スーザンの職業がウィルスの研究者というのは出来過ぎの様な設定だが、堅い職業の彼女と快楽主義者的なスティーブンとは対照的な性格として描かれている。愛想の良い青年役を演じるユアン・マクレガーにとってはハマり役のように思えるのだが、ウィルスが蔓延し始めて、自分達もやがて感染するのではないか?という恐怖と戦い、やはりその通り感染してしまう。
特に、彼が感染してしまい厨房で料理を貪り食うシーンは未知のウィルスの恐怖を観客に植え付けさせる大事なシーンだが、この映画はウィルスの恐怖よりも、ウィルスが蔓延している社会状況下で知り合ったマイケルとスーザンのラヴストーリーとしての側面がむしろ色濃く反映されている。
マイケルはスーザンのタブーに踏み込む発言をして傷つけ、一度は破局してしまうのだがウィルス感染してしまい声も嗅覚も失ってしまい改めてお互いの存在の大きさに気付く。そして、ラストの声の無いシーンが数分間続くのだが、映画はセリフと映像が一体となって成立するのだが、ここではお互いが声を発するのだが「音」は無い。そこで人間の持つ脳の中で蓄積された情報・映像をフルに発揮することで相手とのコミュニケーションを図ると言う感覚(パーフェクト・センス)を得るのだった。

「コンテイジョン」とは異なりウィルスの恐怖にターゲットを絞らず、その中で人間が発揮する隠された能力とか感覚についてを一組のカップルを通して描いた脚本のセンスの良さと、それを演じたユアン・マクレガーとエヴァ・グリーンの確かな演技力も見事だった。

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中島、ヤンキースと入団交渉破断で西武に残留も、チーム編成はどうなる?

2012-01-06 18:02:31 | 野球・埼玉西武ライオンズ2012

埼玉西武ライオンズの昨季のキャプテン中島内野手が、ポスティングシステム(入札制度)で独占交渉権を獲得したニューヨーク・ヤンキース(NYY,ア・リーグ東地区)との交渉が合意に達しなかったことを球団を通じ、発表した。中島は埼玉西武に残留し、今季中に取得する見込みの海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す。

提示された条件は1年契約で年俸は80万ドル(約6160万円)前後。今季年俸2億8000万円の4分の1以下だ。それでも「中島は年俸も理解し、控えでも活躍して評価を上げればいいと考えていた」という。ここまでの低評価は、やはり近年の日本人野手、特に内野手には厳しい。昨オフ、千葉ロッテから首位打者という手土産を持参してツインズ入りした西岡の度重なる怪我と不振は、日本人内野手への評価を下げる要因となった一例だ。
中島サイドの「1年契約満了後にFA」の要望に対し、ヤ軍は「(自動的にFAとなるまでの)6年間の保有権は捨てない」との主張を曲げなかった。

中島側は1年契約でNYYと契約して、我慢して1年間過ごした後、オフにFA(自由契約選手)となって、今度は納得するオファーを待つ姿勢だったと思われる。また、一部で代理人がNYY契約後に他球団へトレードするとのオファーがあったともされるが、NYY側は納得しなかったようだ。
中島はこれでチーム残留が基本線となり、順調ならば今オフに海外FA権を獲得するので、今季はライオンズで好成績を残して、堂々とメジャー契約を勝ち取ってもらいたい。

一方で、前主将(今季は栗山主将)の残留は、チーム編成上、大きな影響をもたらしそうだ。球団はナカジのメジャー移籍を前提に、オフ突入と同時に外国人選手獲得に着手し若手有望株の浅村の遊撃転向新主将と3番は栗山と全てはナカジ移籍が前提の補強・編成だった。
NYYからの入札金も当然ながら補強費の一部と見込んでいただろうから、ナカジの残留で順当なら来季年俸は3億円超えは間違いないだろう。更に、「裏切り者」帆足のFA移籍に伴いSBからの人的保障を検討中で、ナカジ残留となれば噂される年俸2億円とも言われる松中獲得も怪しくなってくる。ナカジと松中の二人だけで確実に4億円以上の出費となるので、松中を外して若手・中堅選手獲得へ切り替える可能性が出てきた。

今季の内野布陣もナベQ監督の頭を悩ませそうだ。ナカジ残留となると、昨季のように1塁・浅村、2塁・片岡、遊撃・ナカジ?、三塁中村から、今季は1塁・中村/新外国人とDH併用、2塁・新外国人(片岡復帰まで)/片岡、遊撃・浅村、三塁・ナカジという布陣はどうだろうか?
ナカジが遊撃以外でメジャーを目指すことでオフには有利に働くだろうし、浅村の遊撃定着を促す上でも悪くない選択肢だと個人的には思います。中村は打撃を活かすためにも守備位置は一塁とDHとして新外国人と分け合う形がベストかな?2塁は片岡の怪我回復状況次第で、開幕アウトなら新外国人起用でしょうね。原、平尾、阿部はバックアップ代打要員としてベンチ待機です。
この布陣はあくまでも現時点での話で、人的保障で松中移籍となれば話は別ですが、私は松中移籍は無いと思っています。むしろ、仮にプロテクト外だったら多村の方が「まし」ですね。怪我が多いのは難点だけど右の外野手、代打切札で使えるかも?

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映画『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』を観て

2012-01-04 21:52:42 | ヨーロッパ映画

12-2.ロンドン・ブルバード-LAST BODYGUARD-
■原題:London Boulevard
■製作年・国:2010年、イギリス
■上映時間:104分
■字幕:加藤真由美
■観賞日:1月3日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)

 

□監督・脚本・製作:ウィリアム・モナハン
□撮影監督:クリス・メンゲス
□美術:マーティン・チャイルズ
□音楽:セルジオ・ピッツォーノ
◆コリン・ファレル(ミッチェル)
◆キーラ・ナイトレイ(シャーロット)
◆デイヴィッド・シューリス(ジョーダン)
◆アナ・フリール(ブライオニー)
◆ベン・チャップリン(ビリー・ノートン)
◆ジェイミー・キャンベル・バウアー(ホワイトボーイ)
◆オフィーリア・ロビボンド(ペニー)
◆ステファン・グラハム(ダニー)
◆アラン・ウィリアムズ(ジョー)
◆レイ・ウィンストン(ギャント)
【この映画について】
元ギャングと元女優、まったく違う世界で生きてきた男女が出会い、共に自由を手に入れようとする姿を描く犯罪ドラマ。『ディパーテッド』の脚本家ウィリアム・モナハンが、コリン・ファレル、キーラ・ナイトレイら、英国の人気スターを集め、初監督に挑戦。ブリティッシュ・ノワールとも言うべきスタイリッシュな映像を作り上げた。(この項、MovieWalkerより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
重傷害罪で3年間服役していたミッチェルは、今日晴れて出所の身となった。彼はギャングの世界から足を洗おうと考えていたが、迎えに来た悪友ビリーから、住まいとの交換に借金取りの仕事を手伝うことを頼まれる。

その夜、ミッチェルの出所祝いのパーティーでは、妹ブライオニーが酔って暴れていた。盗みと酒とドラッグが好きな彼女は、ミッチェルにとって愛すべきたったひとりの家族であり、心配の種でもある。そんな中、彼はパーティーで再会した女性記者ペニーからある仕事を紹介される。それは引退した女優シャーロットの屋敷の雑用係兼ボディガードだった。
高級住宅街にある屋敷を訪ねると、シャーロットは外にいるパパラッチに怯えていた。彼女は夫と離婚し、屋敷には他にハウスマネージャーの元俳優ジョーダンがいるだけ。ミッチェルは彼女を護る仕事を引き受ける。

そんな折、友人の老人ジョーが、少年2人組に暴行されて死亡。墓地の手配をビリーに頼んだミッチェルは、その代償に借金取りを再び手伝わされるが、屈強な黒人男4人に襲われ、逃げたビリーの分まで殴られる始末。だがその度胸のよさに、ビリーのボスでギャングの顔役ギャントが惚れ込み、楽な儲け仕事をエサにミッチェルを抱き込もうとする。だがミッチェルはそれを辞退、シャーロットの車の運転手として彼女の田舎の別荘に同行する。
束の間の静かな時にシャーロットは次第にミッチェルに心を許し、自分のことを話し始める。実は彼女はイタリアでレイプされて心に傷を負い、そのせいで女優を辞めたのだった。二人はいつしか恋に落ちるが、そんな彼らを見張るかのようにパパラッチが現れる。一方、ミッチェルを何としてでも自分の配下に置きたいギャントは、その後も執拗につきまとう。
ギャントはすでにビリーを通じてミッチェルの生活を探り、シャーロットやブライオニーまで監視、そしてジョー殺しの少年たちも保護下に置いていた。女優復帰を決めたシャーロットとロサンゼルスで落ち合う約束をしたミッチェルは、ジョーダンの協力を得てギャントへの反撃を開始する……。

コリン・ファレルは数年前までは一年に何本も出演作が公開されどれもがヒット作での主役格俳優だったが、気が付いたら出演作がグッと減ってしまい、今では「どうしているんだろう?」ってな感じでしたので久し振りに観た映画がこれでした。
本作はイギリス映画なので派手なドンパチはなく、サブタイトルにあるようにギャングの世界から足を洗って「ボディーガード」として女優を守る仕事に就く一人の男の話。
彼自身は裏稼業から足を洗いたいのだが、彼の「実力」を高く評価する連中は彼が足を洗う事を許さない。かつての仲間もギャントも執拗に彼を追う。ミッチェルはジョーが少年二人組に殺されたことで何としても相手を突き止めようと情報のネットワークを張り巡らし、サッカーが得意だが素行の悪い少年を特定し尾行する。結局、この少年追跡は相手にも知られることになり、ミッチェルはチョットした隙をつかれて逆にこの二人に刺され、それが致命傷になり落命する。
折角、ロスで復帰を果たすシャーロットの姿を見ようと渡米を計画していたのに不覚だった。最も、この映画、仮にミッチェルが少年に刺されずに無事にロスに行ってシャーロットと仲良くなっても面白くないので、最後に彼が亡くなったことで映画全体のインパクトが強くなったのは皮肉かな?

コリン・ファレルは久し振りでしたが、台本は地味でしたが彼なりに活躍?していたので良かったですが、キーラ・ナイトレイは本来なら主役級の女優が、ここでは目立つ活躍は無かったのは残念。

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