2013年も残すところ今日が最後となりました。そこで、今年観た映画を振り返ります。
まずは1~6月の上半期で54本、7月以降が56本を観賞。ごく平均的な本数(月8~9本)ですが、年間本数としては昨年の107本を僅かに抜いて過去最多の110本を記録しました。
【製作国内訳】
アメリカ(単独)61本 55.5%
ヨーロッパ(ヨーロッパ同士の合作含む)15本 13.6%
日本 23本 20.9%
アメリカ・ヨーロッパ合作 5本 4.5%
その他の合作等 6本 5.5%
ここで観た映画の製作国の内訳を見るとアメリカ単独製作が半数を超えていますね。邦画の割合は今年は多かったようで、その反面、ヨーロッパ映画の割合が減っていたのは残念です。
因みに110本は全て劇場観賞でDVDやTV観賞は皆無です。そして、観賞に要した1本あたりの単価は1,212円から1,327円と上昇しました。
これは現在利用中のTOHO1カ月フリーパス、毎月1日やその他の1,000円の日、TOHOシネマイレージカードの特典(6本観ると1本無料)などを利用しましたが、3D観賞も11本と丁度1割を占めているのと観賞日はどうしても週末に集中するので、この割合が下がれば多少違っていたでしょう。
【年間総合】
1.レ・ミゼラブル(イギリス)
2.愛、アムール(フランス・ドイツ・オーストリア)
3.鑑定士と顔のない依頼人(イタリア)
4.アンナ・カレーニナ(イギリス)
5.ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 3D(アメリカ)
6.ゼロ・グラビティ 3D(アメリカ)
7.マリーゴールド・ホテルで会いましょう(イギリス・アメリカ・アラブ首長国連邦)
8.アンコール(イギリス)
9.マン・オブ・スティール 3D(アメリカ)
10.そして父になる(日本)
次.リンカーン(アメリカ)
次.ゼロ・ダーク・サーティー(アメリカ)
次.許されざる者(日本)
次.ジャンゴ 繋がれざる者(アメリカ)
次.ウォーム・ボディーズ(アメリカ)
年間ランキングに関しては昨年もそうでしたが「敢えて」順位を付けただけで、作品の善し悪しを判断するものでは無くあくまでも私自身の好みです。1~10位の順番に関しても何度か修正をした上でこの順位となりました。
1位は「レ・ミゼラブル」でこれは観終わった瞬間にすんなりと決まりました。仮に、この作品を公開直後の年末に観たら2012年の1位でした。
自分が過去に観賞した全作品の中でも1位かも、それほど文句の付けどころが無い作品でした。と言う事は、以下の順位の作品は1ランク下がってしまっただけにアンラッキーだった?
2位と3位は迷いました。「愛、アムール」は1位でも文句ない内容でした、理由は上記の通りです。老老介護の難しさは日本だけではありません、ラストで主人公の夫が取った行動を誰が責めることが出来るでしょうか。ハネケ監督作品の質の高さが証明された一作でした。
3位は2位とどうするか迷った挙げ区の3位。1位が2013年1本目の観賞で、本作は110本観賞の109本目でした。名匠トルナトーレ監督が紡ぎ出す映像、ストーリー展開はどれをとっても無駄が無く、素晴らしかったです。公開館が少なく何時行っても混んでいる理由が分かるような気がします。
以上、1~3位は迷いませんでした。3作ともヨーロッパ映画でしたね。
4位以下はかなり迷った末でのランキングで4位は何度もリメイクされているロシアの文豪トルストイの名作で、アカデミー賞では衣装賞を受賞した。舞台劇と実写を交えたミュージカルの要素をふんだんに取りいれた構成でジュード・ロウ、キーラ・ナイトレイの演技も光っていました。
5位で始めてアメリカ映画が登場。これは主人公がトラと漂流した無名の少年が中心で進む話で、3D観賞でしたが映像の美しさは際立っていました。
6位も5位同様に主人公は女性宇宙飛行士を演じたサンドラ・ブロックと男性宇宙飛行士を演じたジョージ・クルーニーの2人だけ、と言うより中盤以降はサンドラ・ブロックの独演と化していた。これも宇宙映像の美しさと工夫をこらしたセットやCGは凄かった。
7位は英国の老人たちが第2の人生を送る為にインドへと旅立ったものの、想像していたのとは別世界の様な場所でのドタバタ劇。でも、ジュディ・デンチなど名優たちの演技は流石でしたね。
以上、4~7位の中では7位の作品を何位にするかで悩みましたが、結局はこの順位に落ち着きました。
8位は現役を退いた年金暮らしの老人たちがコーラス活動を通じて活気を得て行くお話。シンディ・ローパーやビリー・ジョエルの曲が効果的に使用されていました。
9位はスーパーマンの誕生秘話とでも言うべき作品。彼が異星で生まれて地球に来て育った経緯がこれで始めて分かった。
10位はアメリカ映画に次ぐ23本を観た邦画からのエントリー、まあ、邦画代表決定戦とでも言えば良いかな。次点に挙げた「許されざる者」との争いになったが、個人的には「奇跡のリンゴ」も予定調和的な内容だったが面白かった。福山雅治はこれと「真夏の方程式」の2本で主演を務めたが、やはり是枝監督作品のこちらに軍配が無条件で上がった。
以上、8~10位は8位の作品は7位でも良かったかなって迷ったが、9~10位は順当です。
次点では5本記したが順位は関係ありません。中でも「リンカーン」「ジャンゴ 繋がれざる者」はトップ10入りしていても不思議では無かったが、敢えて次点扱いとした。「ウォーム・ボディーズ」はゾンビ映画の中では出色のストーリー構成が良かったです。
来年はどんな作品と巡る会えるのか、今からワクワクしますね。
【ワースト・期待外れ】※順番は観賞日順で順位ではありません
1.クラウド・アトラス (アメリカ)
2.ジャッキー・コーガン(アメリカ)
3.リアル~完全なる首長竜の日~(日本)
4.アフター・アース(アメリカ)
5.ダイアナ(イギリス)
6.The Iceman-氷の処刑人-(アメリカ)
7.ルームメイト(日本)
8.悪の法則(アメリカ)
9.謝罪の王様(日本)
10.ブリングリング(アメリカ)
この部門は余計かも知れませんが、その性格上順位はありませんし、数も偶然10本でした。何故かアメリカ映画と邦画が多いですが、観た本数も多いので外れも当然あります。ワーストというと多少語弊があるので「期待外れとか退屈だった」という意味も込められていますが、2と8はブラピが出演しているのは偶然だと思いますが、8は出演陣の顔触れから期待が高かっただけにその反動もあってのランクインで1も同様です。
邦画の3本は敢えてコメントはしませんが3はこういうタイプの映画が好きな人もいますが私には合わなかった、前半と後半では別々の映画のように感じました。5はヨーロッパ映画ですが、単に生前の映像やエピソードをなぞっただけで折角ナオミ・ワッツ主演なのに彼女のカラーが活かされていなかったし、話題にも上らなかった気がします。