「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「ナンバ」取り入れ、様々な分野で成果

2007年04月01日 | 指圧の活動

  先週、突然分厚いメール便が届きました。心当りがなかったので、何だろうとこわごわ開けてみると、心身技術研究所所長・矢野龍彦先生の新刊本、「ナンバの心身対話術(隠れた感性を呼び覚ます)」 が入っていました。

  差出人の名がなかったので、どなたが送って下さったものか皆目見当がつかず、お礼の言いようがなくて困っていました。もしかして? と思い、心身技術研究所のKさんに電話で尋ねてみました。
  前後のいきさつから、たぶん長谷川智先生(副所長)が送ってくださったのではないか、ということになり、メールでお礼を伝えることができました。ありがとうございました。

  この本は、桐朋学園大学に入学してきた盲目の学生ランナーを、矢野先生が指導してこられた過程が詳述されています。「ナンバ」 の動きを通して三段飛びの技術を上げ、各種の大会で好成績を上げていく過程がこまかく書かれていて、現場の臨場感溢れる空気を感じられる内容です。思わず一気に読んでしまいました。

  桐朋学園大学では、「ナンバ」 を色々な場面に取り入れる試みがなされ、成果を上げている様子には、読んでいてたいへん興味を引かれました。
  効率のよい、究極的な動きの底流には、共通した身体の使い方があることはもはや周知の事実です。それをいかに学び、
成果を上げていくかが重要なのです。学園全体でのこのような取り組みは、研究者にとっても素晴らしいことですし、学生や子供達にとっても可能性が無限に広がるわけですから、どんなにか有意義な学園生活となることでしょう。矢野先生を先頭にした各先生方の地道な取組には、心から敬服いたします。

  この本を読んで 「よしっ! 一歩一歩大切に積み重ねて行こう!」 と心を新たにいたしました。本当にありがとうございました。

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