「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

この体操で身体は弛む、さあ! 体験しましょう

2007年07月26日 | 指圧の活動
  7月15日に開催されたナンバ式骨体操を受講され、実際に日々実行している方たちの、身体の変化には驚くばかりです。皆さん、「いい体操を教えて頂いた」と感謝していらっしゃいます。

  それにつけても、体操を実践された方たちの変化する反応を見て、身体というのは過度な刺激を嫌うものだ、とつくづく分かり感心しきりです。従来の筋肉主導の体操の概念では、ギューッと筋肉に力を入れます。
  力で筋肉を伸ばした分だけその裏で縮む力が働いてしまっているのですが、そのことを今までは無視していました。実は、一定年齢以上の身体には、この縮む力が害になるのです。
  歳をとるにつけ、いやでも身体はすこしづつ縮みます。その自然の摂理以上に縮む力を鍛えてはいけないのだ、ということがよく分かりました。

  骨主導の動きのナンバ式骨体操では、この縮む力が働くことなく身体を動かせるのです。これが前代未聞の効果を生んだのだ、と分かりました。これほど身体に対する効果の高い運動は、これまで経験したことがありません。
  30数年間、様々な運動をしている人を圧してきましたが、これほど芯から体が弛む動きは初めての経験でした。心身技術研究所所長・矢野龍彦先生、同副所長・長谷川智先生、そしてスタッフの方たちは、すごいものを作ってしまったなぁ、と心から敬服しています。

  今回の講座に参加して、新たに学んだことは色々ありましたが、考えてもいなかった私自身の効果として、「悪い動き」に対して即座に「イヤッ!」と感じるようになっていた自分に気が付きました。これは、新たな進展でした。
  自分の身体の感覚を信じることができるようになっていたことに驚いています。この感覚があれば、この先、上達に向けて自分の感覚だけで進んでいけると確信しています。とても嬉しい予想外のおまけを頂いた気分です。

  なんとなく惹かれて「ナンバ」を学んで3年3カ月、合理的で楽なナンバの動きはシンプルで簡単ですが、奥が深いものであることを今更ながらに感じる今回の講座でした。次回が楽しみですね。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12体操、効果にびっくり! ... | トップ | 猛暑の中、母校の道場で貴重... »
最新の画像もっと見る

指圧の活動」カテゴリの最新記事