「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

12体操、効果にびっくり! 次回の開催も決定

2007年07月23日 | 指圧の活動

  7月15日、長谷川智先生(桐朋学園大学講師、心身技術研究所副所長)をお迎えして、待ちに待った「ナンバ式骨体操」(12体操)の講座が開かれました。
  長谷川先生には、私が主宰しているNPO法人基本指圧研究会の講座のため、東京・池袋の会場に来ていただいたことがあります。また、方々で開催されている先生の講座は、全国から大勢の受講者が詰め掛けてきます。

  ところが私の治療院の患者さん達から「この講座を、なんとか川越(埼玉)で受講したい」という要望が広がりました。それに応えるため、治療院で先生をお呼びし、開催する運びになったのです。
  この日、台風4号が昼頃には静岡に最接近という雨の中、欠席者は1名だけでした。30余名が真剣に学ぶその熱心さには、長谷川先生もビックリしておられました。講座の進行の仕方も、「さすが! プロだ」と驚くほどスムーズに進められ、研究会を主宰する私には、大変勉強になり、参考になりました。

  体操をやって、1番大切なのは「効果」です。講座参加者の身体の変化がどのようになるかが、私にとって興味の的でした。この1~2週間で色々な変化が見られると思うととても楽しみです。

   7月17日(火)、講座参加者の指圧患者のトップは S さんです。

 「あれ! 12体操の内の1、2、3と11を熱心にやりましたね!」
 「……? 何で分かるの?」

  足腰がやけに緩んでいました。おまけに外反母趾(がいはんぼし)にも弛んだ様子が出ていました。

 「もしかして、外反母趾が治ったりして! まさかそんなことないわよネ!」
 「どうかしら? あるかも、なおったりして!」
  二人で 「すっごいー! ビックリ!」

  S さんの成果は、外反母趾と腰の変化だけではありません。日常の動作の中で身体にかけている負担を自覚できたことも、大きな収穫でした。背の低い S さんは、台所に立つ時、前かがみになるのを12体操の1番の動作の要領で、お尻を引いて立つことで腰の負担を軽くすることを考えました。同じ要領で、朝の洗面も腰を引いてみると、身体への負担が減ることを発見したのです。
  すごい! 日常生活の中で、直ちに応用していたのです。理想的です。この先どんな効果が出るかが楽しみです。

  この日は、参加した2人の指圧師の身体にも、大きな変化があったことを圧して確認しました。本を読んでやっているときより、実際に講習を受けた後の変化は、すごいものがありました。何でこれほどの効果が出るのか不思議です。

  この1週間、講習会参加者の方々を次々と指圧させていただきました。皆さん体操に熱心に取り組んでいらっしゃるからでしょう、その効果の大きさは予想以上でした。

  富山にいる私の妹が、友達と東京へ遊びに来ることになっていたのですが、講座を受けられるように日程を調節、2人で参加して喜んで帰りました。後日電話があり、目に見える効果に驚き、向こうで体操を続けていると言うのです。
  参加した皆さんが心から喜んで、いろんな方から、くれぐれも長谷川先生にお礼を伝えてほしいとことづかりました。

  身体がよくなって行くのは、とても嬉しいことです。そのよくなって行く状態を、圧しながら確認するのが、私にとってなによりの楽しみです。圧す方も圧される方も共に心から喜び合えるのです。
  参加された方々には大変好評で、すでに次回開催も決まりました。皆で一緒に運動するのは本当に楽しいことです。忙しさに追われる日常を、いっとき忘れて汗をかいてみるのもいいものです。しかも効果があるのですから――。
  次回が楽しみです。

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