「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「歯は脳の出先機関」… いつも脳裡に浮かぶ基本指圧の教え

2020年09月06日 | 指圧の活動

 今回の相談者は、ある男の子(U君)の逆さ睫毛が指圧で治ったことを知っている、中学2年生の女の子・Aちゃんのお母さんです。Aちゃんが、歯科医から歯並びの矯正をしたらどうかと勧められたそうです。
 さっそく予約をいただきました。お母さんと一緒に来院して、恥ずかしそうにしているAちゃん。歯並びを見せてもらいましたが、それほど酷い状態とは思えませんでした。前歯の並びが少し気になる程度で、十分可愛い女の子です。

 指圧での歯並び改善は、これまで相談を受けて何人かを行ってきました。ただ1回だけうまくできなかった事例があり、たいへん勉強になり、指圧での歯並び改善は難しいこともあると知りました。この体験から「今回はどうかな?」と慎重に対処しました。
 私の経験では、この歯並びはうまく動いてくれるタイプなので、やる価値があると思いました。Aちゃんが恐る恐る前歯を見せてくれた時に写真を撮りました。指圧直後にもその変化を撮りました。私の写真はあんまり上手くなかったのですが、見せると、Aちゃんは嬉しそうに再度歯並びを見せてくれました。写真は掲載しませんが、私は「このあと明日、明後日ともっと変化してきますよ」と説明しました。
 偶然、彼女の後の患者さんが、娘さんの歯並びを私の指圧で改善をしたことがあるお母さんで、「娘の歯は綺麗だとよくいわれます」と力説してくれました。治療した私も誇れる結果だと思っています。

 基本指圧治療は必ず全身を圧します。これがとても大事なことで、効果を出すのです。
 でも、彼女には、歯並びより気になることがありました。お母さんもそのことは納得され、この後の課題とすることにしました。またご報告する機会があるかと思います。
 それにしても気になるのは、基本指圧で「歯は脳の出先器官」と学んできたのです。一般の歯列矯正を行った場合、体にどう影響するのか? いつも気になっているところです。

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