「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

ママの「乗り物酔い予防の指圧」は効果抜群

2009年07月21日 | 素晴らしい指圧効果
  7年前、基本指圧研究会メンバー9名と共に、初めて沖縄・西表島へ基本指圧を広めるために訪島しました。そのおり、島の人達のために自分でできる指圧をお土産に届けたいと考えました。 
  島民は、石垣島等他の島へ渡るためには、船以外の交通手段がないのです。そこで鈴木林三先生から教えていただいた、「乗り物酔い(船酔い)予防の自己指圧」をお土産にすることにしたのでした。  

  今回は、それをチャレンジの千春ちゃんのために役立てることができたのです。  
  彼女は、外見上はさほど大きな変化を見せている訳ではないのですが、身体内部で起きている変化の激しさには、本当に驚いてしまいます。その好転反応の1つとして、乗り物酔いが出てきました。 
  彼女の病気は、「脳性麻痺」です。身体中の感覚も本来あるべきものが、かなり隠れて(麻痺)いると考えて対応しています。麻痺が良くなる過程で、体験しなければならない好転反応が沢山あるだろうと想像してきました。  

  さっそくお母さんに、乗り物酔い予防の指圧を覚えてもらいました。登下校の際に乗らなければならないスクールバス。せめて登校時だけでも乗り物酔いを防げたら、とにかく楽に登校さえできれば、たとえ下校時が多少辛くても家に帰ればどうにかなるでしょう。 
 そんな思いで、毎朝スクールバスに乗る前に、乗り物酔い予防の指圧をして送り出すのが、千春ちゃんママの日課になったようです。必要にせまられて、大変上手に圧しているのを見てとても嬉しくなりました。千春ちゃんも、その指圧効果をとても喜んで受け入れています。指圧を受けることで「楽になる」ことを身体が覚えてくれたら、指圧に対する「信頼」がいっそう強くなります。そのさきにある、信頼感から増大する効果が期待でき、まことに楽しみです。 
  チャレンジ指圧教室での学習は、圧せることで生まれる信頼や安心を、母子共により多く実感してもらえるように前進していきたいと強く思っています。眼前の切実な必要にせまられると、上手い下手などといっている場合では、ありません。とにかくやるしかないのです。  

  千春ちゃんのお母さんの「乗り物酔い予防の指圧」は、効果抜群でした。辛い好転反応の1つを指圧で乗り切ってくれたのが、指圧を教える私にとってはなにより嬉しいことなのです。


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