「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

20年ともに仕事をしてきたSちゃん、退職に寂しさひとしお

2021年06月05日 | 指圧の活動

 当治療院の話題はこのブログで書いたことがないと思います。東武東上線川越駅から徒歩6分の好ロケーションで、治療院が現在の場所に引っ越してから今年で16年目です。この場所が指圧治療と指圧練習会場をかねています。
 昨年5月、19年間頑張ってきた「NOP法人基本指圧研究会」を解散したので、同会の事務所(本部)としての機能も終了し、治療院を使っていた基本指圧練習会もなくなりました。あとはスタッフの練習と、私と練習することを希望する何人かの練習会を開催しています。
 私自身、基本指圧練習会という重荷が両肩から離れたので、以前より治療院の業務に専念できることになりました。しかし私は技術者としての誇りを持っていますす。少しでもいい仕事ができるように、「練習」は欠かせないと考えていますので、その練習時間は大事にして残したつもりです。

 ところで先月5月、急に治療院のスタッフSちゃんが退職しなければならない事態になりました。急な辞意に驚き、すごく寂しくなってしまいました。彼女は、指圧学校を卒業し、指圧師免許を取り、指圧の技術を磨きながら治療院のスタッフとして仕事に励んできました。
 彼女の人間性の高さに「お嫁さんに欲しい」と、言われることも多かった女性です。人間性というと漠然とし過ぎですが、思いやりや気遣いなどとても人柄がよく、清楚で誠実で優しく、控えめですがかなりキツい仕事も嫌な顔ひとつせず、こなしてくれました。
 振り返ると彼女との出会いから約20年の月日が経っています。その間、いつも後ろに控えていてくれました。いつも一緒にいるのが、当たり前になっていたと思います。今は、ただただ寂しくてしかたがありません。

 退職の報に、沢山の患者さんから指圧のご予約をいただきました。中にはかなり久しぶりの患者さんもおられ、いつも以上に彼女の最後の指圧を受けに来てくれました。
 私の気持ちの中では、きっとまたいつか縁があると信じています。今は「ありがとう」と「いつまでも元気で!」の言葉しか出ません。Sちゃん、長年ありがとう。ほんとうにお疲れさまでした。                                                                                                                                 ー 感謝 ー

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