「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「身長を伸ばしたい!」 S君の思いに私も一生懸命

2021年11月24日 | 指圧の活動

 またまた久しぶりのご報告です。毎日毎日、朝から晩まで休むこともなく指圧をしています。コロナ禍でお仕事が減少して厳しいかたが多い中、この環境はありがたいと思って励んでいます。治療院の患者さんは、90歳過ぎの方から新生児(胎児も?)まで多岐にわたっています。皆さんの身体が受けている反応をつぶさに見ることができ、たいへん勉強になるのです。
 今回は、身体の小ぶりなS君(中学1年)のお話です。指圧をしてみると全体に身体の詰まりがとても強く、今まで見たことがない状況です。なにが彼の中で起きているのか? それを心配したお父さんから相談を受け、3月27日から隔週毎に全身指圧を行なっています。
 これは私の直感ですが、彼の環境の中に彼の体に強い影響を与える原因があるように思いました。ご両親やお身内の方々も特に小さい人はいないそうです。お父さんはことに背が高く、身長約180センチ。実業団のサッカー選手でキーパーをしていました。

 S君は指圧を受けるつど、面白いほど身長や肩幅が大きくなってきて圧すのが楽しみになります。8月の指圧後の身長計測結果は、6センチプラスでした。この結果をうけて、S君は飛び上って全身で嬉しさを表わしました。男の子です、大きくなりたいのは当たり前です。
 この様子に周囲の人達も笑顔になり、治療院ぜんたいが明るい雰囲気になりました。伸び悩みの原因のひとつは、身体の硬さです。S君は、身体中のすべての関節という関節がとても硬いのです。なぜでしょう? 病気があるわけでもないのに不思議です。これでは、身体が大きくなれなくて当たり前です。
 彼は、「でも、前屈だけは柔らかいよ」と見せてくれました。でも、膝が見事に曲がっていました(笑)。少しでも柔軟になって欲しいと、私は一生懸命圧しました。S君はまだ中学1年生、成長期です。私も彼の成果を見守りたいと思っています。

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