「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「膝の痛みも彼岸まで…」

2006年09月23日 | 素晴らしい指圧効果
「暑さ寒さも彼岸まで」―― 今日はお彼岸の中日です。これからは1日1日涼しさを増していくことでしょう。

  今日は、69歳の男性のお話をお伝えしましょう。この方は会社の経営者で、ゴルフもホールインワンを2回もやったほどお上手です。今年のゴールデンウイーク頃から、ときどき膝に違和感を覚えるようになったそうです。
  夏が近づき気温が上昇するにつれ、違和感は強くなってきました。ゴルフもできるし、階段の上がり降りも問題ないのに、正座だけができません。膝が曲がらなくなったのです。この方は会社でも、自分の椅子の上に正座しているほどなので、その苦痛を強く訴えていました。
   
  糖尿病の人は、自分の身体をよくしようなどと考えない人が多い。自己管理をしようとしない傾向が見られます。この方も糖尿病です。
  膝の違和感は腰からのものなので、圧して腰が弛めば正座はできます。ですから、施術後すぐなら、その場で正座できるのです。腰には身体を冷やすことがいちばん悪いので、折にふれて「身体を冷やさないでほしい」と話すのですが、自己管理のできる人ではありません。「早く直して…」と他力本願のみなのです。
“圧せば坐れるが、すぐまたダメになる”―この繰り返しでイライラするらしく、あるとき「接骨院へ行ってきた」と言って、シップ薬を貼っていました。そんなことをしても、治るわけではないのに…

  先週、施術のとき、「大丈夫、もうすぐ治りますから」と断言して、その通りになったのが不思議だったらしく、昨日来院した折、「暗示にかけられたのかな」と言いながらも、膝が楽になって嬉しそうでした。
   
  涼しくなったので事務所のクーラーもかけなくなり、大好きなビールも一気飲みしなくなったから、体が強く冷えなくなり、腰が弛み、膝が楽になったのです。冷えた部屋でビールの一気は、69歳の身体には厳しかったという、「膝の痛みも彼岸まで…」のお話でした。
 
 
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