「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

西表で指圧の実演、ワクワクする自然の心地よさ

2008年10月18日 | 指圧の活動
  西表島の島人文化祭が、11月7日(金)から9日(日)の3日間、八重山の環境保護団体との協賛で3年振りに開催されることになりました。  

  昨年も予定されていたのですが、超ド級台風に続けて2回も見舞われて、民家の被害がひどく、復旧作業のために文化祭は見送られたのです。なにしろ風速60数メートルの強風が屋根を飛ばし、樹木をなぎ倒したそうです。 
  指圧のデモンストレーションを、私たちに要請された崎原さんの家も、かなりの被害にあったと聞きました。洗濯機も飛んで行ってしまった、と驚いていました。この地方ならではの生活が、見えて来るような気がします。 
  今年もずいぶん大きな台風が来たので心配していましたが、どうやらそれほどの被害はなかったようです。  

  西表島は八重山地方最大の島で、沖縄本島に次ぐ大きさです。台湾が目と鼻の距離に迫るこの大きな島の、95パーセント以上がジャングルで覆われています。そのせいか、島に入った途端にイオン濃度が高いような気がします。 
  私は人一倍環境に敏感なのですが、イオンの効果のせいか体調が変化するのがハッキリと感じられます。これはこの島独特のものです。大変貴重な、珍しくも楽しい体験です。  

  西表島は、ひたすらジャングルが広がり、島の端の方にわずかに人が住んでいて、他には何にもない所です。 
  島に1つだけ信号機があるのですが、どう考えても不必要に思え、不思議なので聞いてみたことがあります。決して交通整理のためではなく、島人が信号を見て運転する習慣を忘れないために設置したそうで、聞いて納得しました。 
 
  光も風も、音も匂いも、海も山も川も、鳥達のさえずりまで、“すべてが自然以外にない心地良さ” がたまらない魅力です。 
  文明の音がほとんどないので、耳が詰まりそうな静けさです。自分の話す声がいつもと違う感じで、大きく聞こえてくるから不思議です。夜、漆黒の暗闇は“自分が目を開けているいるのか、いないのか?”よく分からない感じで、これまた都会では味わえない感覚です。これが「鼻をつままれても分からない」と形容される暗さなのだと実感します。星空のみごとさにも魅了されます。 
  そんな大自然の懐に抱かれることは、理屈抜きで楽しく嬉しいことです。自分が自然の中のチッポケな生き物なのだ、とよくよく自覚させられます。  

  この素敵な環境の中で、7日と8日の2日間、島の人達に指圧をするのです。毎回楽しみに待っていてくださる方がたくさんあります。希望者のほんの一部にしか施術できませんが、誠心誠意圧させていただこうとワクワクしています。 
  今回はどんな方々と、どんな触れ合いがあるのか? 毎回、島の人ならではの珍しい話も聞くことができます。今からとても楽しみにしています。
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