― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

まだ忘れられないのに、家族が増えちゃいました!  ― 泣いて泣いて ―

2013-06-19 | ロック・ユキ丸・チャチャ丸 話
 
マーブルが ラビのいる天国に行ってしまったのが 3月24日(日)。
もう 3ヶ月近く経ってしまいました。
でも、まだ 彼のいないことには 慣れません。

   今でもまだ
   調理 している時、お肉や魚の臭いを感 じて飛んで来そうな気が します。
   テーブルの上に置いた食事にチョッカイを出 しそうで気にする自分がいます。
   トイレ用の砂が置いてあった場所、お水を飲んでいた場所、膝の上、
   あらゆる場所にマーブルを感 じて目が行き、ため息が出ます。
   お風呂を覗きに来たり、トイレに先に入ろうとしたり、
   可愛かった行動が思い出されます。
   物音がすると すぐにマーブルかなと思ってしまいます。
   人の足音くらいに大きかった 彼の 猫らしくない歩きかた。
   よく間違えた 娘の足音にも反応 してしまいます。
   外から帰って来て 玄関を開けた時、待っていてくれるような、
   あるいは 跳んで来てくれるような錯覚を覚えます。
   よく足の間で寝ていたな とか 一緒の枕で寝たな とか、
   起こしに来てくれていた朝 などなど、気になることは多々。
   地震がある度に、まずはマーブル!
   そう思って 探そうとする自分に 苦笑させられます。
   お骨の前に飾った写真がカメラ目線のため、目が離せなくなって、
   見るたび、つい ウルウル!
そんな生活を送っていました。   


ところが …
9日の日曜日の夜、(マーブルが召されて77日目)
彼氏(Y君)をバス停まで送って行った娘(チッチ)から
大事件に遭遇 したかのような電話がかかってきました。
 「ねぇねぇ、 仔猫が捨てられてる!」
 「ずっーと ミャーミャー鳴いてて、近寄ると怖がってシャーシャー言うの。」
 「狭い塀の隙間に置いてかれちゃったみたいで
  手は届きそうなんだけど 噛みつかれそうだから 軍手と懐中電灯を 持ってきてくれない!?」
 「このまま放っとけないよ~!」

迷子という可能性もあるので
 「親猫が探 しに来るん じゃないの?」 と聞いてみました。
親がいるなら たとえ ノラちゃんだろうと ひとり立ちするまでは一緒が一番幸せだと思われます。

 「どっかから そこに行けるような場所 じゃないみたいなの。」
 「必死で鳴いてるから かなりうるさくて、
  このままじゃ迷惑がられて保健所に通報されちゃう!」
 「お願いだから急いで来てくれないかな!?」
仔猫も必死なら 彼女も必死!
しかたなく、ミニライト・軍手・タオルを持って走って行きました。

確かに かなり遠くから 仔猫の鳴き声が聞こえてきました。
日曜日だということもあるのか この道の交通量は少ない。
その静寂と暗闇の中 響き渡る 仔猫の鳴き声!
静かにさせようにも そんな言葉が通 じるわけもなく …
娘は早く黙らせようと塀によじ登り、屈(こご)むのも大変そうな隙間に入り込んで
怖がってシャーシャー云っている仔猫にタオルを被せ、私に渡 しました。

    生れた時からノラちゃんである場合、親から習うのか 人に対 して 威嚇や攻撃を
    繰り返 したり、捕まらないよう逃げ回るなど 必死で抵抗することが多い。
    けれども この子は 怯えて威嚇声だけは発するものの 攻撃は一切せず、逃げることも
    しなかったので、これはきっと 飼われていて捨てられたんだな と感 じました。


家に帰る道すがらも 帰ってからも、仔猫ちゃんは酷く震えていました。
手も足も 汗でビッショリになっていて、その精神状態が よくわかります。
どれだけ怖かったのか、どれだけ不安だったのかを考えたら 胸が苦 しくなりました。


家に着いてすぐ、体の点検を しました。
幸い 怪我などは していないようで したが、
必死で鳴いたからなのか 特に左目の目ヤニが酷く、
(まぶた)が くっついてしまっていて 可哀想なので
ウエットティッシュを温めて、何度も拭いてやりました。

                       「ウインク を してるわけ じゃないんだよ!」
                             
                           「目が くっついて明かないの!」


酷く汚れているとか マーブルの時のように お口が臭い などということもなかったので
この日は 体を拭くだけに しようかと思ったんですが、
まだ赤ちゃんなので 当分はなるべく一緒に過ごしてやらなければいけないところへもってきて、
蚤でも付いていたら 家中が大変なことになりかねません。
体からは少し臭いも したので 落ち着いてから また怖がらせるよりは この機 に …!
そんな思いで、マーブルの時に使っていた大きなタライにお湯を溜め、
残っていた 蚤取りシャンプーで きれいに してやりました。

    お湯に浸けた時 抵抗 してひっかかれると覚悟 していたのに、
    しっかり体を支えてやったからか お湯の温度がちょうど良かったからなのか、
    ちょっとびっくりはしたようでしたが 怖がって暴れるという風ではなく、
    なんだか気持ち良かったのかな というようにも見えました。
    湯上りには タオルで しっかりと水分を吸い取り、寝ている毛を逆立てたりしながら
    すっかり乾くまで 不安解消のスキンシップを しつつ乾か してやりました。
    小さいので乾きも早く、寒い季節でなかったことも幸いで した。


お腹が空いていると思われたので マーブル用に買ってあったスープをあげてみると、
お皿に噛みつくほどの爆食ぶり!
不安でお腹が空いていたことさえ忘れていたのかも しれないな と思ったら、
その けなげさに また 絆(ほだ)されてしまいました。

    マーブルがちょっとでも多く食べてくれるよう 柔らかめの餌を探 しては買いました。
    その残りを、贅沢にならないよう 少 しずつ ミーちゃん達にあげていました。
    そのお蔭で、とりあえずは おチビちゃんが食べる物があって助かりました。
    それにしても、何度も お皿に噛みつくなんて ありえません!
    もしかしたら目が見えないのかと心配 してしまいましたが、
    どうやら大丈夫なようでした。
    いろいろなことが起きた上に お腹の空き過ぎに気づいて パニックになったのかな!?


  耳は寝て 目は吊り上がり
  
     怖い顔に …!       「必死で食らいついちゃいましたぁ~!」


マーブル用のトイレもきれいにして取ってありましたが この子には大き過ぎると思い、
ペット用シートと 浅い容器に砂を入れたもの の 両方を用意 しました。
すぐに砂の上に置いてみましたが 出ないようでした。

この子が普段いる場所を とりあえず 私が座る椅子(ふたつ繋げてある)の辺りと決め、
軽くて暖かいジャンパーとポリエステルの暖パンを置いてやりました。

    仔猫は 自分で体温の調節が まだ うまく出来ないと云います。
    私が寒いとは感 じなくても、適度の暖かさは必要だと思えました。
    ジャンパーや暖パンを敷いた理由には、お漏らしを しても 被害が少なくて済むという
    意図もありました。 案の定、寝る前に ここで オシッコを し、気張ってウンチまで
    し出 したので 慌ててティッシュを敷きました。
    初めて来た日、ラビは おしっこをずっと我慢 していて、外に出 した途端に いっぱい
    したんだっけな~! マーブルの場合は 布団の上でされそうになって ウンチを
    手で受けたんだっけな~! そんな情景が鮮明に甦ってきます。

     (なお、この時 したウンチを トイレ用の砂の上に置いておいてあげたら、
      それ以後は 苦もなく失敗もなく、その場所をトイレと認識 してするように
      なりました。)


寂 しくて心細かったのか、
座っていた私の膝から どんどん上って来て、
Tシャツの中に入り込んで顔を出し、安心 したようにおとな しく していました。

     
 カンガルーの子みたいに、お母さんに包まれてる って感覚なのかな!?     これも
                                    安心のポーズ!


当初は ひとりで寝かせようと思って 組み立て式のケースを用意 しましたが、
ちょっと離れただけで 鳴き出 して 非常に うるさい!
昼間なら まだしも、 夜中なので 鳴かせっぱなし という訳にもいかず、
けっきょく 一緒に寝ることになってしまいました。
布団をかけると、私の体に沿って潜り込んで 快適な場所を探 し、やっと落ち着いたようでした。
朝には 足の先の辺りで寝ていて、息苦 しくなかったのかと気にかかりました。

    基本は自由にさせてあげたいのだけれど、小っちゃすぎて どこにいるかわからなく
    なって しまいそうだという不安があり、ケースに入れておこうと考えました。
    また、ひとりでお留守番を しなければいけない時も出て来るため、心を鬼にして
    今から慣れさせておいてあげなければいけないな との思いもありました。
    それなのに … せっかく <最初が肝心> と思った矢先に出鼻を挫(くじ)かれてしまい、
    小鬼にさえなれないまま、こんな小っちゃな仔猫ちゃんに してやられた感のある自分が
    なんとも情けない気分!
    覚悟を決めて一緒に寝てはみても、どこにいるのかが わかりづらく心配で、
    知らないうちに潰 してしまったら大変 と 気になって、なかなか寝付けませんで した。
     (なお、この組み立てケースが 以後の おチビちゃん用トイレとなりました。)


「ひとりはもう嫌だよぉ~!」 とばかりに、必死の形相で 鳴いて這い出そうとする!
 
その姿に …  負けました!

翌日、
床から椅子までの間に板を置いて 上がったり下りたりが出来るようにしてやりました。
板の長さが足りなくて 角度がかなり急になってしまったため 当初は非常に大変そうで したが
慣れてきたら滑りながらも自由に行き来するようになりました。

下から見上げてる姿は、やっぱり 小っちゃ~い!
自由に動けるようになると どこへ行ってしまうかわからないので
とりあえず1部屋に限って解放 しました。
ところが、このおチビさんは 隙間が大好き!
アコーデオンカーテンは あっという間に 下を潜れる ということを覚えてしまいました。

    <好奇心が旺盛でおチビ> とくれば どんな隙間 にも入れてしまい、
    <そこは困る!> という辺りに潜入するのが大好きで困ります。
    どんどん上って行って 上から降ってきたり、隙間から飛びついて来たり …!
    アコーデオンカーテンは 大人になったマーブルでも 手で開けられない時は よく
    潜(くぐ)っていましたから 通れるとわかってしまった おチビちゃんの
    行き来は 楽々です。
    今のところは 私がそちらに消えない限り 行くことはありませんが、
    この場所の通行止めは出来そうにありません。



      この子の正確な年齢は わかりませんが、
      飼い主が捨てる際に考えるのは、目が明いて何とか生きていける 1~2ヵ月
      あたり なのではないかと思うことが多いような気が します。

      翌日、食品用の秤で 体重を量ってみたら 500グラムありました。
      慣れてきたら飛び回り、食欲も旺盛な様子ながら
      まだおぼつかないところのある動きからいっても
      この時は たぶん 1ヵ月程度だったと推測 しています。

      実際 ラビやマーブルが我が家に来たのも ちょうど 同 じ頃。
      そして、この子も どうやら 男の子 のようです。


    マーブルが天国に行ってしまった後、 被災猫ちゃんを見る機会があったり、
    知り合いの猫ちゃんをもらってくれないか などというお話もありました。
    まだマーブルを忘れられない ということもありましたが、
    もし 彼が 「引き取ってあげて!」 と思うことがあった時には
    必ず伝えてくるに違いない との気持ちもありました。
    したがって、この日までは 縁はなかったものと思っています。
    私が忘れられないことで マーブルが重く感 じた なんてことはないと思いますが、
    今回は 「その子も 僕みたいに可愛がってあげてね!」 って云ってくれたものと思って
    家族の一員として大事に育てていくことにしました。



よく遊び、よく食べ、よく寝る子です。
30分から1時間 遊んでは すやすやとよく眠る。
まだ不安があるのか 膝の上か すぐ近くで …。



名前は たくさん出過ぎて 非常に迷いましたが、
6月9日に我が家に来たことから ロック に決まりました。
シッポの形も 6 のようです。



鳴いた仔猫が もう笑って、あっという間に 賑やかになりました!
  
だけど、マーブル達のことは忘れません。 寝物語にで も ロックに 話して聞かせなきゃね。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
いっぱい鳴いた仔猫ちゃん … ということで
1992(平成 4)年 1月25日発売、
      麻生詩織 さん の  『泣いて泣いて』
                  (作詞/作曲 = 伊藤薫 さん)

「哀しくって哀しくって 涙が途切れない  今は泣いて泣いて泣いて 早く忘れたいの」
   「びしょ濡れの心が 張り裂ける思いが 私にはわかる」
「めぐり逢いはめぐり逢いは 別れの一里塚  今の人が次の季節 他人かもしれない
           ああ都会は なんて綺麗 見せかけの薔薇の花 蜃気楼を見ているみたい」

   ロック君 は ♪「迷子の迷子の仔猫」 ?
     お母さんと別れさせられて 捨てられて、怖くて哀 しくて いっぱい鳴いた!
     せっかくのめぐり会いのはずが、元の飼い主さんには
     生れて来たことを喜んでもらえなかった
     なんて寂 しいよね。 だけど、見捨てられたお蔭で、こんな めぐり逢いに …!
     ラビやマーブルと同様に、君はもう家族の一員! 過去は忘れて一緒に生きていこうね。
    
                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

しおりさんは、20歳まで青森でファンシーグッズの販売員をし、
その後、東京の大手代理店で 6年間のOL生活。
テレビ朝日の 「はぐれ刑事純情派」 3曲目挿入歌に決まっていた
『恋唄綴り』 の 歌手オーディションを受けて みごと合格。
同年 5月、ポリスターレコードから デビュー しました。
『恋唄綴り』 は 元々 彼女への提供曲でしたが、作曲された堀内さんが 翌年 シングル発売。
これが 日本有線大賞で大賞を受賞。 彼の代表曲となりました。
そのため 今では 彼女のほうがカバーしたと思っている方や
彼女が歌っていたことすら知らない方が多くなってしまっているようです。
それでも 彼女にとっては大事な曲。
どう歌っていいかわからず 泣いてしまったとか
レコーディングに 2日も有したとか、
この曲にめぐり合えたお蔭でデビューできた など、
思い出も思い入れも一番深い曲だということのようです。

この 『泣いて泣いて』 は、彼女の 4枚目のシングル曲です。
そして、彼女の歌の中で 有線リクエストが一番多い曲でもあるそうです。
カラオケで歌われる機会も多いようで、私も 以前 いつものお店で歌ったら、
歌友のS女子が 「私も大好きなの!」 と言って 以後 時々歌ってくれるようになりました。
哀しい歌詞ですが、リズム感が良いので 暗くならずに歌えるあたりが好まれるのでしょうか!?
また、カップリングの 『夜明けの仲間たち』 は、パーソナリティをつとめていた
TBSラジオ 「歌うヘッドライト」 のエンディングテーマ曲に使用されていました。

その後、彼女は レーベル(レコード会社)を2回変わり、
デビュー20年目を迎えた 2008(H.20)年には 徳間ジャパンコミュニケーションズに3回目の移籍。
芸名も [麻生詩織] から [麻生しおり] に改名されています。

地元の青森では ラジオなどのレギュラーをこなし、絶妙なトークで
幅広い層に人気があるようです。

『泣いて泣いて』、 しばらくぶりに 歌ってみたくなりました。
 
ところで、ロックは 歌好きなのかしら!?
鼻歌、いっぱい聞いてもらって 好きになってもらいたいな~!



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2 コメント

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Unknown (永遠のJガール)
2013-06-19 22:17:34
はじめまして。Jガールと申します。

うう~ん、ロックちゃん可愛い!めちゃめちゃ可愛くて何度も読んでしまいました♪

幸せになってほしいです!本当によかった♪
返信する
ありがとうございます。 (ワ・タ・シ)
2013-06-23 10:03:07
Jガールさん、コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってごめんなさい。

ロックは とっても可愛いです。
だけど さすがは男の子。
わんぱく坊主にもなって来ました~!
それだけ慣れてくれたんだなと思えば 嬉しくもありますが、
連れて来た責任もあるので大事に育ててゆきたいと思っています。

何度も読んでいただいたというお言葉、
本当に嬉しかったです。

ありがとうございました。
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