― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

金魚話 (翻弄された金魚達)  ― ほかされて ―

2012-08-21 | 動物・生き物 に関するお話

夏になると <金魚すくいが恋 しくなる なんてことは ありませんか?
昔は お祭り といえば 綿あめ金魚すくい!    
このふたつは 外せなかったものでした。
小さい頃の <金魚すくい> には、持ち帰らないのがルールの 練習 というのもあって、
しっかりした紙を使ってくれていたので たくさん掬える楽 しさも経験できま した し、
普通の紙でも慣れれば10匹、多ければ15匹、20匹と掬えたもので したから、
持ち帰りも1回で 2~4匹。
水槽に増えてゆく金魚を眺めているのも大好きな時間でした。
その頃は金魚も 今より ずっと小さくて、
出目金 などは 大事に していても すぐに死んで しまうことが多くて、悲 しかったのを覚えています。
(お祭り話 は昨年も書いています。 詳細 は こちら で ご覧ください。)
いつ頃からか、金魚は急に大きなものになりました。
今はもう <金魚すくい> からは ずいぶんと遠退いて しまいました~!  
腕も鈍っていることだ し、きっと2~3匹が限度かも しれません。
第一、<子ども達を楽 しく遊ばせてやろう> という感覚を持ったお店がない!
小さい子相手でも <稼ぐ> というのが見え見えの対応では 楽 しさも半減 してしまいます。
実家の近くでは <お金を落とさないから儲からない> という理由で、
数年前から <露天が一軒も出ないお祭り> という信 じられないような状況になって しまったそうですが、
商売人の町や高級住宅街ならともかく、庶民には 1回の遊び代が高すぎる!
遊びたくても遊べない、楽 しそうなものがたくさんあるのに <厳選> しなければいけない って
子どもには辛いものです。
原価なんて あってないようなものなのに、何故あんなに高く しなくちゃいけないのかしらね~!?
<所場(場所)代 の高騰> によるものですか!?
いつも不思議に思います。
子ども達が思い切り遊べなくなって しまったのは いつ頃からなんで しょうか!?
  〔 今の子達にも あの楽 しさを味わわせてあげたいのにな~! 〕
 「昔は良かったな~!」 なんていう言葉がついつい出て しまうのは こんな時です。
   子どもが <金魚すくい> を出来るようになるのは 何歳 くらいから なんで しょうね~? 
   昔は 露天がどれも安くて、<金魚すくい> の紙も丈夫だったから
   かなり小さい子が かき回すように遊んでいた なんて姿も見かけたもので したが、
   1回 500円 も 600円 も したら そう簡単には やれせてあげられない!
   マー君は動きが俊敏な時も あるのだけれど、こういうことが得意そうには見えないから、
   小学校に入ってから くらいになるんで しょうか!?
      そのうち一緒にやりたいわね。 <金魚すくい> は 楽 しいよ~!


そんなことを思っていた矢先、
思いもよらないニュースを耳に しました。
       今月6日の朝、          
       埼玉県狭山市の市立中学校 25メートルプールで、
       金魚約400~500匹が泳いでいるのを水泳部員らが見つけて 大騒動となりました。
          数が かなりアバウトなのは 数えきれなかったからなので しょうね~!
       翌日、親に付き添われて狭山署に名乗り出たのは 同県内の女子中学生4人。
       彼女達は 「5日に市内で開かれた夏祭りの露店で金魚をもらったのだけれど、
       多すぎて飼えないのでプールに放 した」 と述べていて、
        「こんな大騒ぎになるとは思わなかった」と反省 しているとのことでした。
          実行 したのは4人のうちの3人のようです。

でも、なんだか とっても変なお話!
そもそも 自宅で飼える数 じゃないのは 初めからわかっていたと思うのだけれど …   
  「あげようか?」 と言われて 「ほんとぉ~!?」 なんて喜んだら、思いのほか 多かったのか!?
  その時は ノリで 「飼える!」 と思って しまったのか!?
  「そんなには いらない!」 って云えなかったのか!?
  自分達で 金魚すくい大会でもするつもりだったのか、そんなお話でも したのか!??

あげたほうだって、4人の中学生が飼える数 じゃないことぐらい わかるで しょうに …!?
  たとえ 「飼える!」 と云われたって 普通なら疑ってみるもの。
  第一、「いる!」 と言われたからって こんなにあげようとなんて思わない!
  彼女達に対 しても 金魚に対 しても 大人としての本当の優 しさがあったのなら
  どうやって飼うつもりなのかの確認をすることで しょう。
  それをせずに渡 したとなれば、故意に 厄介払い を したってことなの!?
  他のお祭りなどがない場合、こういった金魚達の その後は どうなっているので しょうか!?
  考えてみれば、原価が安いものに また1年近くも 餌代を かけるとは思えない気が します。
  それに したって、個人に こんな数の金魚をあげたら問題が起きる とは思わなかったのかしら!?
  それとも本当に 「自分達で金魚すくい大会をやりたい!」 なんて話を聞いたのか、
  金魚達のその後の話をしたら 「それなら貰う!」と云われたのか!?

いずれに しても
双方共に 良識の範囲を逸脱 していると しか 言いようがありません。

また、彼女達は なぜ 有刺鉄線を切ってまで プールに放ったのか!? というのも疑問です。
  金魚達を放った学校の名前は 入間川中学校。
  近くには川がありそうなのに …!
     生態系が変わって しまう可能性があるので、川に放つことが良いとも思えないけれど …
それに、水泳部員達が金魚と一緒に喜んで泳いでくれたら ロマンだけど、  
プールに放って、そのまま飼ってもらえる なんてわけがない!
第一、プールには大量の塩素が入っているはず!
  水道水のカルキにさえ弱いといわれる金魚が 塩素の入った水の中で生きられるの?
  そんな風に考える子は ひとりも いなかったので しょうか!?
命を大切に しているのか していないのか、よくわからないような行動です。
   〔金魚さん達、よく生きていたな~! 〕 と 命の頑張りに ジ~ン!

また、自分が通う中学校ではなく 他の学校に持って行ったというのであれば、
それも ちょっと引っかかるところ。
プールサイドに90リットルのごみ袋 2、3枚が放置されたままになっていた
ということも 同様です。

彼女達の その時の思いって いったい どんなだったので しょうか!?
  後は何とかなると思ったのか!?
  後のことなんて知ったこっちゃないと思ったのか!?

その本心を見抜くことはできないけれど、
  幼稚で安易な考えかたがあり、
  生き物を殺 したくないという思いがあり、
  自分達の しわざ だとは わからなく したい、後のことは知らない という <ずるさ> があり、
  後はどうにか してくれるという <甘え> があったのではないかと推測 しています。


広いプールで泳ぐ大量の金魚を捕まえるのには かなりの労力を要 したことでしょう。
大会を控えていた水泳部員は練習ができず、いい迷惑 だという記事もありました。
確かに そうで しょうね。
だけど、そんな経験 出来るもんじゃありません!
   <回収のお手伝いを してくれる人> を募集 したら、きっと たくさん集まったん じゃないで しょうか!?
それに プールの中の必死の金魚すくいは、
普段 しないような 思いがけない特訓 に なったかも しれませんよ。
さらに、<人命救助> ならぬ <魚命救助>!
大きくたって小さくたって 命は 命。 大切なもの。
打ち上げられた鯨やイルカを助けたいと思う気持ちと同 じです。
それを 400も500も救うことに貢献 したんですもの、
そう考えたら アンラッキーラッキーに変わるん じゃないで しょうか!?
準備が滞(とどこお)ったという大会の時には、命を救われた金魚達が <恩返 しパワー> を くれるかも!
ロンドンオリンピックは終わって しまったけれど、
苦境から脱 し、まさに <水を得た魚> となったのは、なに しろ <> なんですから …!
ちょっと夢も湧いてきませんか?
そんな風に考えて 頑張ってもらいたいものだと思います。
   ※ 水を得た魚(うお) = 自分に合った環境や 得意な状況になって、生き生きと活躍 している様子。

そ して 校長先生。
 「生命尊重の観点からも問題だ。 プールの水を入れ替えると予定外の出費になる。」 と
コメントなさったそうですが、
<生命尊重> の意味は、塩素の入ったプールに金魚を放流 したら
金魚の生命にかかわるという意味で おっしゃられたので しょうか!?
<命> の問題は 今 大きく取り上げられている時でもあります。
プールの水の入れ替えにかかる費用が 15~16万円と聞けば それは大きな出費ですが、
<いじめ> 問題により マイナスイメージで学校名が知れ渡り、
<命> について考えさせられる報道が多い昨今、
<ほのぼの> と云っていいのかどうかはわかりませんが、
みんなが協力 して すくい上げ、こんなに大量の命を、すべて 貰ってくれる人達の手に渡せた って
素敵なこと じゃないで しょうか!?
どちらに したって このまま放っておくことは出来なかったで しょうから、
テレビで報道されて <学校の知名度が上がった宣伝料> と思えは 少しはプラスに思えませんか!?

   <教育者なのに 学校ぐるみで 隠ぺい工作> などという問題が発覚することも多い近年、
   人知れず 川へ流 してしまうだの 処分 して しまう なんてこともなく、
   <いじめ> や <不正> や <盗撮> や <セクハラ> などといったマイナスイメージでもなく、
   結果的には <金魚の命を救った> ということで テレビで取り上げられ、学校名が知れ渡ったわけ
   だから 教育的、道徳的観点からいっても 良いことには繋がったんじゃないので しょうか!?

<建造物侵入> と <器物損壊> の疑いで訴える などというお話もあるようですが、
指導的立場の人が そこまでするの? という気は しています。
   <厳重注意> と <金網の修理> くらいでいいのでは …?
   また、捨てたことへの罪 は ないなら、あげた業者にも 注意や おとがめ は ないので しょうか?
  

どう考えても よくわからないお話ですが、  
こんなことでもなければ
お祭りで金魚すくいに使われた金魚たちの その後について考える機会があったのかどうか!?
こんなに大量の金魚たち。
話題になったおかげで、引き取り手が出来て みんな貰われて行ったなんて、
ちょっと皮肉なようだけど、金魚達にとっての結果は 〔 良かった~! 〕 なのでしょうね。
でも、ちゃんと幸せに暮らせるかどうかの 身元調査は したのかしら!?

   塩素の入ったプールに入れられたり、小さなバケツに移されて酸欠になったり …!
   処分されていたかも しれない なんてことも考えたら
   命の危機に襲われても乗り越えてきた <ラッキーな子達> ということになります。
   <> を運んで来たかも しれない子達です。
      宝くじが当たっちゃうかも~!
   くっついていたかも しれない悪い虫なども塩素で死滅 したで しょうから、
   大切に育ててくださるお家の運気も上げて、その家庭を守りながら健康に育つ と信 じたいものです。

翻弄(ほんろう)された金魚達!

だけど よく考えたら、関わった方々も ニュースを見た人々も 翻弄されたよニャ~!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

捨てられちゃった金魚さんたち … ということで
2009(平成21)年 3月11日発売、
      小田純平 さん の  『ほかされて』
           (作詞 = リーシャウロン/作曲 = 小田純平 さん)

「あんたとあたいを秤(はかり)にかけりゃ きっと重たい女の心
                金魚のように掬(すく)われて 恋が破(やぶ)けて落ちたんや」
   「愛されて 泣かされて はぐらかされて ほかされて
                よけいに惚れて 月灯り  涙が好きに なるばかり」
  「ほかされて ほかされて 見返 したいと 逢いたいと  あんたが好きになるばかり」

   お祭りの金魚すくいで あちこち追い回され、業者にも中学生にも見捨てられ、
     プールの苦 しさから救われたと思ったら バケツに移されて酸欠になり、
     やっと誰かに救われた!  翻弄された小さな命たち、これからは愛されて幸せに …
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

<ほかす> とは <放す> と書き、元は <放下(ほうか)す> という古語が転 じたもの。
意味としては、放り捨てる ・投げ捨てる ・うち捨てる ・うっちゃる ・捨て置く など。
この言葉には認識があり、コテコテの関西弁だと思っていたんですが
辞書には特にそんな説明はなく、元々は標準語のようでもありました。
    <放り捨てる> という意味の関西弁には <ほる> という言葉も あるようです。

小田純平さんというと、歌好きな年配者の間では
近年 かなり人気のある シンガーソングライター といえるのではないで しょうか。
多くの方々に好まれだ したのは どの曲からだったのか、 よくはわかりませんが、
心に響く良い歌が多いので 聞く機会が増えれば 好きになる方は増えるのではないで しょうか。

私は 1枚目のシングル 『三年待ち屋』 に 惚れ込んで 彼を知りましたが、
けっこう長い間 DAMには この1曲 しか入っていなかったというイメージが強く、
そのうちポツリポツリと増えて、近年の人気で 急激に増えていったなという気が しています。

私が特に好きなのは 彼の歌う 女唄。
『三年待ち屋』 も 4枚目のシングルである この曲も 女唄になります。

その容貌は、素朴で ごつくて 無骨感のある男性 という感 じに見えるのに、
<ソウル> という言葉が似合う歌声に色気を感 じて、グイグイと引きこまれる~!

男性はやはり 人生を歌うリアルさが自分と重なって 共感を覚えるのではないかと思われます。

また、プロデュースや 楽曲提供などのお仕事もされているので、
他の歌手の曲で その名前をご存知の方もいらっ しゃるのではないで しょうか。

彼のモットーは
 世代やジャンルを超えた歌を、その人の等身大で伝えること。
 それがきっと音楽の可能性を広げてくれるに違いない。
 それが音楽に出来ること。
 それが自分に出来ること。
純平さんは こんな考え方をテーマとして活動されていらっしゃるようです。

            男唄の悲哀や哀愁も 女唄の切なさも みんな素敵な 純平ワールド!
                     もっと聞きた い 歌いた い! これからの発信に も 期待 しています。



       今日も、お昼にテレビをつけたら 「笑っていいとも」 を やっていました。
       それがちょうど <金魚 の値段順位当てクイズ?> で びっくり!
       前回に引き続き、同 じ番組で2回連続で 投稿する日に 話題が合うなんて、
       ホントに何か感 じるものでもあるのかしら~!
       メンタリストのDaiGo(ダイゴ)さん じゃないんだから、
       時期もので たまたま ってことなんでしょうけれど、驚きで した~!

                             (前回の記事については こちら で ご覧ください。)


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