5月14日分
今日は、東京都江戸川区西小松川町へお伺い致しました。
ホームページよりご依頼頂きました。誠にありがとう御座います(*^_^*)
お話しではアンテナがあるのに映らない!との事でした。アンテナは数年前に建てたそうです。
江戸川区という事から、受信障害となる可能性は極めて少ないと思われます。
何か他の原因がありそうです。
今日はご依頼主様が不在の為、お留守番の方にご挨拶をして始めていく事にします。
到着時に確認したのですが、屋根上にはアンテナらしきものがありませんでした?グーグルのストリートビューではそれを確認できたのに・・・
現場から少し離れて屋根上を確認してみると・・・残念な事が・・・なんと!倒壊していました。
これなら受信できない事も納得がいきます。
サンノテを掛け、屋根上に向かいます。スレートの屋根でそこそこの勾配があり、また一部に苔が生えていてとても滑ります。
先を急がず、安全第一で作業していきます。
既存のアンテナは物の見事に倒れていました。原因はカラー番線による支線の”切れ”のようです。
またその支線は、雨樋金具の外側のこの部分から取っていました
4本中3本が。
この状態での修繕は難しいので、全て建て直すしかありません。受信不良で建て直しとなると、予算的にはかなりのオーバーとなってしまいます。
できる事なら使える物は使おうとしましたが・・・アンテナ(マスプロ:U204G)は倒れた事により変形していました。
更に不味い事が・・・ブースターの増幅部も倒壊により逆さになってしまい、雨水が侵入しショート状態になっていました。
これではブースターも換えなければなりません。
結局、ほぼ全ての物を新設する事になりました。致し方ありません。
続いてこの場所での受信状態から確認していきます。勾配がきつめである事から、サイドベースによる設置を考えてみます。
丁度良い所に取り付けスペースがありました。受信状態さえ良ければ、ここに決めたのですが・・・
ところが高さを低めにセットすると、エラーが出てしまいます。方角は首都高中央環状線の高架にジャストミートとなります。
そのせいか、チェッカーでしばらく見ていると信号数値が上下動します。そこを通るトラックなどによるものかもしれません。
この様な状況下では、いつもより更なる受信ポイントが重要となります。
サイドベースによる設置は諦め、屋根上にいつもの仕様で建てていく事にしました。高さもハイト:1800では幾分高いようです。
厳密な調査の結果、ハイト:1500で建てる事にしました。
支線アンカーを4箇所取ったのですが、これがまた大変で、かなりの時間を費やしてしまいました。
アンテナを組み上げ、受信状態を確認します。
逆方向の千葉でさえ、なかなかの数値となりました(完全に反射波)。東京MXはバッチグーです。
屋根上の作業を終え、宅内の確認に向かいます。
既存でブースターが付いていた事から、何処かにその電源部がある筈です。探してみました。
2Fの押入れの上にそれがありました!!
電源部を経由して、この分配器へ繋がっていました。
ラインが見えましたので、近くのお部屋(2F南)で信号をあたります。ところが、減衰が激しくどうにもなりません。
確認の為TV端子を開けてみると、
網線と芯線が微妙に接触しているではありませんか?原因はこれと読み、ユニットを交換してみました。
が・・・ 一向に改善する気配がありません。どうやらこの経路に問題がありそうです。
分配器の位置とここが近かった為、一気に引き直そうとしましたが途中のクランプに遮られ、通線する事ができませんでした。
隠蔽配線でチャレンジしたのですが・・・
気を取り直して分配器のある場所に戻り、既存の取り回しを確認していきます。
おかしな事に先ほどの部屋へ行っている5C2Vは、一度奥へ入ってから戻ってきているようです??
何の意味があるのか分かりませんが、このケーブルを途中でカットし分配器へ直接接続してみました。
すると、大幅に信号が改善されました という事はこの奥に何かが潜んでいるという事ですね。フムフム・・・
2Fには他に3箇所(合計4箇所)TV端子があります。
1箇所は分配器から直接5CFBで配線されています(2F北側)。なのでこの箇所は問題無しです。
問題は残りの2箇所です。ここは問題が山積みでした。最初はどうにも分からず???それでも後ほど判明しました。(後述べ)
1Fは見たところ1箇所のようです。ですがユニットが壁面に納めてなく、中間端子が付いていました?
ユニットから送っているんですね。何処かに・・・
当然ですが、この状態では良い信号とはなっておらず、手直しの必要がありそうです。
調べていきます。。。
外れていたユニットを更に外していくと、その奥に何かを発見しました。
2分配器でした。それもかなり古いタイプで。
この先にTVがない事を確認して、TV端子として改修しました。
これで信号も問題なくなりました。
さて次は、一番難易度の高い箇所を調べていきます。2Fの和室と同東部屋です。
分配器からはこちらへ2本5C2Vが行っています。しかしその奥は見る事ができません。天井内を奥まで入っていくしかなさそうです。
意を決して入っていきます。。。かなり狭いので一度目は”手ぶら”で。
2本を目で追って、1本はそのまま3F?の納戸の端子へ。残り1本はこの分配器へと繋がっていました。ところがその端子はOUT端子です。
逆結というヤツですね。どうりで減衰が激しくなった訳です。
2F和室と2F東部屋の接栓を外し、この分配器ごと撤去します。
代わりに5CFBを2本、接栓とJJを付けたケーブルを先ほどの外した5C2Vのところまで引き込みます。
それぞれをジョイントし、ラインの修正が完了しました。
先ほどの5分配器の行き先が判明しました。
判明しましたが、このままでは上手くありません。
実際に使用する箇所を絞り、4分配器へ変更し各箇所へは単独配線としました。
各所で信号を測り、遜色ないレベルで落ち着きました。
全てが終了したのは、ご訪問後9時間が経過していました。。。久しぶりに難易度が高かったです><
この度は弊社にご依頼頂き、誠にありがとう御座いました^^
これで不安要素が取り除かれましたので、綺麗な地デジの画像をお楽しみになれます。
今後ともよろしくお願い致します。
=東京都江戸川区の地デジ工事はこちらまで!=
今日は、東京都江戸川区西小松川町へお伺い致しました。
ホームページよりご依頼頂きました。誠にありがとう御座います(*^_^*)
お話しではアンテナがあるのに映らない!との事でした。アンテナは数年前に建てたそうです。
江戸川区という事から、受信障害となる可能性は極めて少ないと思われます。
何か他の原因がありそうです。
今日はご依頼主様が不在の為、お留守番の方にご挨拶をして始めていく事にします。
到着時に確認したのですが、屋根上にはアンテナらしきものがありませんでした?グーグルのストリートビューではそれを確認できたのに・・・
現場から少し離れて屋根上を確認してみると・・・残念な事が・・・なんと!倒壊していました。
これなら受信できない事も納得がいきます。
サンノテを掛け、屋根上に向かいます。スレートの屋根でそこそこの勾配があり、また一部に苔が生えていてとても滑ります。
先を急がず、安全第一で作業していきます。
既存のアンテナは物の見事に倒れていました。原因はカラー番線による支線の”切れ”のようです。
またその支線は、雨樋金具の外側のこの部分から取っていました
4本中3本が。
この状態での修繕は難しいので、全て建て直すしかありません。受信不良で建て直しとなると、予算的にはかなりのオーバーとなってしまいます。
できる事なら使える物は使おうとしましたが・・・アンテナ(マスプロ:U204G)は倒れた事により変形していました。
更に不味い事が・・・ブースターの増幅部も倒壊により逆さになってしまい、雨水が侵入しショート状態になっていました。
これではブースターも換えなければなりません。
結局、ほぼ全ての物を新設する事になりました。致し方ありません。
続いてこの場所での受信状態から確認していきます。勾配がきつめである事から、サイドベースによる設置を考えてみます。
丁度良い所に取り付けスペースがありました。受信状態さえ良ければ、ここに決めたのですが・・・
ところが高さを低めにセットすると、エラーが出てしまいます。方角は首都高中央環状線の高架にジャストミートとなります。
そのせいか、チェッカーでしばらく見ていると信号数値が上下動します。そこを通るトラックなどによるものかもしれません。
この様な状況下では、いつもより更なる受信ポイントが重要となります。
サイドベースによる設置は諦め、屋根上にいつもの仕様で建てていく事にしました。高さもハイト:1800では幾分高いようです。
厳密な調査の結果、ハイト:1500で建てる事にしました。
支線アンカーを4箇所取ったのですが、これがまた大変で、かなりの時間を費やしてしまいました。
アンテナを組み上げ、受信状態を確認します。
逆方向の千葉でさえ、なかなかの数値となりました(完全に反射波)。東京MXはバッチグーです。
屋根上の作業を終え、宅内の確認に向かいます。
既存でブースターが付いていた事から、何処かにその電源部がある筈です。探してみました。
2Fの押入れの上にそれがありました!!
電源部を経由して、この分配器へ繋がっていました。
ラインが見えましたので、近くのお部屋(2F南)で信号をあたります。ところが、減衰が激しくどうにもなりません。
確認の為TV端子を開けてみると、
網線と芯線が微妙に接触しているではありませんか?原因はこれと読み、ユニットを交換してみました。
が・・・ 一向に改善する気配がありません。どうやらこの経路に問題がありそうです。
分配器の位置とここが近かった為、一気に引き直そうとしましたが途中のクランプに遮られ、通線する事ができませんでした。
隠蔽配線でチャレンジしたのですが・・・
気を取り直して分配器のある場所に戻り、既存の取り回しを確認していきます。
おかしな事に先ほどの部屋へ行っている5C2Vは、一度奥へ入ってから戻ってきているようです??
何の意味があるのか分かりませんが、このケーブルを途中でカットし分配器へ直接接続してみました。
すると、大幅に信号が改善されました という事はこの奥に何かが潜んでいるという事ですね。フムフム・・・
2Fには他に3箇所(合計4箇所)TV端子があります。
1箇所は分配器から直接5CFBで配線されています(2F北側)。なのでこの箇所は問題無しです。
問題は残りの2箇所です。ここは問題が山積みでした。最初はどうにも分からず???それでも後ほど判明しました。(後述べ)
1Fは見たところ1箇所のようです。ですがユニットが壁面に納めてなく、中間端子が付いていました?
ユニットから送っているんですね。何処かに・・・
当然ですが、この状態では良い信号とはなっておらず、手直しの必要がありそうです。
調べていきます。。。
外れていたユニットを更に外していくと、その奥に何かを発見しました。
2分配器でした。それもかなり古いタイプで。
この先にTVがない事を確認して、TV端子として改修しました。
これで信号も問題なくなりました。
さて次は、一番難易度の高い箇所を調べていきます。2Fの和室と同東部屋です。
分配器からはこちらへ2本5C2Vが行っています。しかしその奥は見る事ができません。天井内を奥まで入っていくしかなさそうです。
意を決して入っていきます。。。かなり狭いので一度目は”手ぶら”で。
2本を目で追って、1本はそのまま3F?の納戸の端子へ。残り1本はこの分配器へと繋がっていました。ところがその端子はOUT端子です。
逆結というヤツですね。どうりで減衰が激しくなった訳です。
2F和室と2F東部屋の接栓を外し、この分配器ごと撤去します。
代わりに5CFBを2本、接栓とJJを付けたケーブルを先ほどの外した5C2Vのところまで引き込みます。
それぞれをジョイントし、ラインの修正が完了しました。
先ほどの5分配器の行き先が判明しました。
判明しましたが、このままでは上手くありません。
実際に使用する箇所を絞り、4分配器へ変更し各箇所へは単独配線としました。
各所で信号を測り、遜色ないレベルで落ち着きました。
全てが終了したのは、ご訪問後9時間が経過していました。。。久しぶりに難易度が高かったです><
この度は弊社にご依頼頂き、誠にありがとう御座いました^^
これで不安要素が取り除かれましたので、綺麗な地デジの画像をお楽しみになれます。
今後ともよろしくお願い致します。
=東京都江戸川区の地デジ工事はこちらまで!=