爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

自然の営みの中で共生する社会 東京都足立区「都市農業公園」

2018-05-05 20:09:42 | 日記

足立区に「都市農業公園」という公園がある。面白い公園名である、一般的には地名が付くが・・・普通の公園で無いところが行くとわかる。
西新井駅からバスで「鹿浜都市農業公園行」に乗車する。着いた所が足立区の外れである、川を境に北区と埼玉県川口市と接している。
門を入るとビジターセンター(交流館)・管理事務所がある。ロビーでは野菜の販売、各種手続き、公園内の情報が入手できる。

公園内を一周と思い裏手に出る芝川水門が見える、ここが荒川に流れ込むところか・・・
水門に向かうと荒川である河川に沿ってスーパー堤防が続く。スーパー堤防の上はサイクリングロードとして整備されている。

堤防から下ると耕地となっている耕地の回りにはレストラン、古民家、共生館(温室他)、工房館、遊具広場、ビニールハウスが点在する。

☆古民家・長屋門
○古民家(旧和井田家住宅母屋)
区内花畑より移築したものでる、間取りは田の字型で大戸からはいるとドマ、左手にイタノマがありその奥がザシキがある、屋根は寄棟造りの茅葺きで江戸後期の典型的な古民家である。


※増改築されたようだが、ドマのカマド煉瓦は明治時代に製造された煉瓦である。
  イタノマが構造材が見える根太(ねだ)天井、ザシキは一般的な棹縁(さおぶち)天井となっている。
○長屋門(旧増野製作所長屋門)
明治30年頃の建築で入母屋造りで防火性に優れた桟瓦葺となっている。浅野家の正門として建築されたが、企業が買い取り工場の門として利用された。

☆共生館
ハーブ園と温室があり、人と自然の関わりの展示、プログラムが用意されています。

☆工房棟
紙すき・染色室、昔の農機具展示室、江北の五色桜資料展示室、陶芸室などの部屋がある。    
この公園は、普通の公園と違いコンセプトがあり、「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」を主眼に四季折々の花、水田や畑を利用した農業体験教室、ハーブ教室、植物に関わる講習会など積極的に自然と人との関わりにアプローチする公園であった。

帰り、遅い昼食をとるためレストラン「キッチン とれたて」に立ち寄る、このレストランは堤防と同じ高さにあるため2階からの景観は素晴らしいようである、1階はテイクアウトになっており、サイクリング族のメッカになっている。園内でとれた野菜、有機野菜を中心で食事ができる。なんとも面白い公園であった。

【その他のPhoto】

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 暑いメーデー | トップ | 「お風呂の会」は埼玉県杉戸... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事