Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

500色の色えんぴつ

2009-01-28 21:54:21 | Thinkings

 例えば、今目の前にあるディスプレイ。これはRGB、つまり赤・緑・青の光の三原色の比率を、多くの場合は256段階×3色で変えることによって16,777,216色の色を表現しています。この方式は各色の比率を上げるほど・・・つまり三色を混ぜ込むほどに白に近づくため加法混色と呼ばれます。

 一方、印刷物の方はCMYK、つまりシアン・マゼンダ・イエロー・ブラックが使われています。こちらは、絵の具をいろいろと混ぜるとどんどん黒くなっていくように、各色の比率を上げるほど黒に近づくことから減法混色と呼ばれます。通常はCMY3色だけですむのですが、CMYだけでは綺麗な黒を作るのが難しいので、黒だけは別に用意しています。

 一体全体何が言いたいのかと申しますと、わずか3種類の色ですべての色が表現できるってことですよ。しかしながら、それはあくまで理屈であって、物理的に絵を描く場合はそういうわけにも行きません。特に色えんぴつとか水性ペンとか、混ぜることを前提としていない画材の場合は。

 というわけで、そういった画材については数は正義。色数が多ければ、それだけ表現の幅が広がるってものですが・・・これはちょっとやり過ぎじゃないですか?

「500色の色えんぴつ」が復刻 ITmedia

 フェリシモは、「500色の色えんぴつ」の先行予約を始めた。文字通り500色分の色鉛筆がそろったコレクションで、手元に置いて眺めるだけでも色彩感覚を磨けるかもしれない。

 500色ですよ?12色とか24色とか、普通に文房具屋に売っている色えんぴつセットとは、文字通り桁が違います。ただ、一気に500本そろうかというと層でもなく、1セット25本を20ヶ月にわたって配布という、雑誌の定期購読みたいな形になるんだとか。
 気になるお値段は1セット1,800円。500本で36,000円ですか。先行キャンペーンで1セット1,500円、トータル30,000円になるみたいです。・・・まあ、全部そろえると90,000円を超えるディアゴスティーニよりはマシですかね。

 ちなみに、キャッチフレーズ?は「500 colors names stories」・・・500の色/名前/お話ってことで、500色の色ガイドや名前、まつわるお話が毎回ついてくるのだとか。そうですよね、500色の色えんぴつということは、全部の色に名前がついているんですよね。すごいな、つけた人。

  全部集めたときのカラーバーは壮観でしょうね。500色も目の前にあったとして、使いこなせるかは別問題ですが。そして、私は普通の人よりもっと無理。・・・いや、色弱なんです。はい。