Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

さよなら文具券・・・猶予は二ヶ月

2010-10-29 23:59:59 | Thinkings

私は図書カード以外の商品券は、基本的に好きではありません。手に入れば使いますけれど。

というのも、そもそも使う用途が限定されているのに加え、図書カードは普及率が高くてほぼどこの書店でも使えますけれど、カード会社発行のギフトカードなどは使える店舗が非常に限られてきます。また、あれだけ知名度があるQUOカードも、地方では使えるコンビニを探すほうが大変なくらい。
先日も手元にあった1000円分を使う為、数店舗で試したところ空振り。「QUOカード使えます」ののぼりが立っている店を見つけた時には、ほっとしたものです。

それらの商品券の中で、子供へのギフトとして喜ばれる?のは、図書カードの他におもちゃ券であるとか音楽ギフトカードがありますが・・・現在おもちゃ券は「こども商品券」と名前を変え、音楽ギフトカードは2010年3月31日をもって販売終了となりました。

そしてもう一つ、子供の修学祝いに最適な文具券も、今月10月31日をもって販売終了となります。

文具券 年内で利用停止 「寝耳に水」「客にしわ寄せ」加盟店に怒りや困惑 福島民報

日本文具振興(東京都)が発行する全国共通文具券が今年いっぱいで店頭で利用できなくなる。同社は28日までに販売停止と店頭利用終了を決め、周知用ポスターや対応マニュアルを全国の加盟店などに郵送した。文具券は昭和53年の発行以来、入学祝いなどで親しまれてきたが近年は発行数が落ち込んでいた。

・・・「28日までに決める」って、販売中止まで3日しかないし。さらに、使用期限についても今年末までですから実質二ヶ月。音楽ギフトカードが販売終了になったときでさえ、周知期間に10日、使用期限まで半年の猶予があったのですから、あまりに急すぎる決定に困惑の声が上がるのもまあ納得です。

しかしながら、たたみ方としては問題があると思うけれど、終了の決定自体は仕方ないんじゃないかと思います。用途が極小の上、額面も小さく、流通も極限定的では・・・発行部数が落ち込んでいたのも納得です。
今後は、文房具店でも図書カードが利用できるようにする対応を取ってくれると、個人的にはありがたいですかねえ・・・いや、あらかじめいくらかチャージ済みのEdyカードを、ギフトカードとして普及させるのも面白いかもしれません。

さて、机の中に「もらって困った商品券」がねむっていませんか?