Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

スマートフォンが躍進中 iPhoneとソフトバンク

2007-09-11 19:00:30 | Life
 日本は、スマートフォンの分野でアメリカに対して圧倒的に遅れています。

 ひとえにそれは、i-modeなどの「日本独自」であり「端末囲い込み規格」が普及しきっているからに他なりません。もちろん日本語の入力方式もネックになっているのでしょうけれど、それにしても展開している機種が少なすぎます。現在、まともに使えるスマートフォンというとWillcomのW-ZERO3くらいしか選択肢がありません。
 各メーカーとも、携帯に食われてしまったPDAが鳴かず飛ばず、という現実を経験している訳ですから、慎重になるのはわかるのですけれど・・・それにしても、W-ZERO3の成功を見て、それに続こうとする国内メーカーが無いのは何とも寂しいです。

 さて、海の向こうでは、iPhoneがめでたく100万台を突破した模様。

米アップルの「iPhone」、販売数100万台突破 CNN

人気の携帯音楽プレーヤー「iPod」は、販売開始から100万台の大台を突破するまで、約2年がかかっていた。

 だから、大変な早さで普及した・・・と言いたいみたいですけれど、iPodの現在の普及率からすると、正直遅いのでは?という印象があります。とはいえ、スマートフォンであるiPhoneが、普通に普及できる社会だという事がよくわかる記事です。

 そして、ようやく日本においてもコンシューマーがまともに使えそうなスマートフォンが出始めています。先日はドコモの発表がありましたが、今回はソフトバンクから。

ソフトバンクモバイル、新型スマートフォンの先行予約開始 ITmedia

 X02HTは、OSにWindows Mobile 6 Standard Editionを採用する。タッチスクリーン機能を持たないものの、ディスプレイの下に配置されたQWERTYキーボードや、指でソフトキーを押すとポインタを滑らかに操作できる「JOGGR」機能が搭載され、片手に持っても操作がしやすいように配慮されたストレートデザインが特徴。

 見た目的にはまさしくブラックベリー。私はあんまり好きなデザインではないですけれど、実務優先ならば使いやすさはブラックベリーでテスト済みです。

 今後、スマートフォンは伸びていくでしょう。なぜなら、現在の携帯の弱点は、ツールとして見たときに、あくまで通信手段でしか無いところで、それを覆すポテンシャルを持っているのがスマートフォンだからです。

 いくら情報を見ることができると言っても、入出力の手段が大きく制限されている現在の携帯では、仕事の道具としては全く不完全。かといって、大きなノートは持ち運びたくはない・・・ならば、機能制限があるとはいえ、それなりに使えるスマートフォンは実に理にかなった選択でしょう。

 まずは、3キャリア全てがスマートフォンを一般向けに投入すること。たぶん、SIMロック解除よりも、もっとずっと建設的な効果が期待できると思いますよ。