<桜の古木はまだまだ有ります>
桜の里を巡っていますと、次から次えと銘木に合う事が出来ます。
これでスッキリと青空であれば、春蘭満なのですが。。。
天候には何時までも拘りがあり、諦め切れませんね。
そんな今日は、桜二題の御紹介です。
内出のサクラは推定樹齢 220年 枝垂れ桜です。(撮影日 4/10)
どうもこの桜に逢いに来ますと、天候には恵まれ無いようです。
前回も雨で、何とか雨は上がったものの相変わらずの厚い曇り空でした。
この桜も個人所有で、御先祖様が金毘羅参りの時、持ち帰り記念に植えたとの言い伝えがあります。
木の左手は土手に成っており、枝垂れ桜の枝が滝のように落ちています。
青空が期待出来ないので、せめても楓の赤い新芽と桜の滝を御覧下さい。
これで青空が。。。未練でしょうか。
さぁ~~て、次はどの様な古木に逢えるのでしょうか?
ナビ頼りで走りますと、本道から谷側に分かれる細い道に入ります。桜は? と探しますが見つかりません。
今まで見て来た桜達は遠くからも見る事が出来るほどの枝ぶりですが、ここでは見る事が出来ないのです。
愛蔵寺の下にバンクスを停め、歩いて境内に向かいます。
道から少し登りますと大きな駐車場に出ました。上に駐車場があったのですね。勿論、無料です。
愛蔵寺の護摩ザクラ 御覧下さい。(撮影日 4/10)
樹形、枝ぶり、幹面が素晴らしい、ベニヒガンザクラの一種です。
推定樹齢 800年の古木ですが、樹高が9.8mしかなく外からは伺い知る事が出来ませんでした。
過去二度の本堂火災に合い、二度目の火災のさいに秘密護摩札がこの木に留まった所から、護摩ザクラの名が付いたそうです。
推定樹齢800年ですが、木が大きく成らず、別名 育たぬサクラとも呼ばれるようです。
しかし、幹面は800年の歴史を感じさせられるに充分な、面構えです。
枝先では、美しいお花を咲かせ樹勢は盛んなようです。
まだこれから咲こうとしている、奥手の蕾達もいるようです。
足元の小さな池には、ミズバショウが咲いていました。
この山里にも沢山のサクラを見る事が出来ます。
田んぼの向こう岸にもサクラの傘が開いています。
山里の内出のサクラ、護摩サクラを青空の下で愛でたいものですね。
やはり、再訪しか無いのでしょうか?
こんなサクラをのんびりと愛でる事が出来るのも、キャンカー有ればこそでしょうか?
ある意味、チープな贅沢な??? 旅は続きます。