こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

お父さんの居場所

2012年05月03日 | 日々思うこと、考えること
私と妻と息子(高校三年生)と娘(中学三年生)、いつもの四人で食卓を囲んでいたとき、思った。
「しゃべることがない、口をはさめない」
息子も、娘もいつの間にか自分たちのことを、自分たちの言葉で語っている。
私はと言えば、口をついて出るのは小言だけ。
「居場所がない」

これが子供の『親離れ』というものか。子供たちは放っておいても、親から離れていく。

親の方は、子供はいつまでも”自分の子供”のつもりでいる。
サザエさんの家では、カツオもワカメも成長しない。波平は彼らに対して永遠の庇護者である。したがって、マンガの中で波平はつねに家族の中心に居座り続ける。

だが、現実は違う。
時間は常に進んでいく。
子供は成長して、親は彼らに対する絶対的な庇護者ではなくなっていく。

父親(おそらく母親も)の役割というもの、年と共に変化していくことを自覚していなければならない。

私自身はどうであったか、父とどう接してきたか。
どんなふうに、親から離れてきたのか。
そして、父はどうやって私から離れていったのだろう。

今夜は、父の喜寿のお祝い。
拙宅で行うささやかなものだが、みんなで父を囲み、楽しい会にしたい。

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