こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

敷地内禁煙

2009年05月15日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
院内の売店で並んでいたら、患者さんの家族と思われる中年の夫婦が、店員に
「煙草を吸える場所はありますか?」と訪ねていたので、
「敷地内はすべて禁煙ですよ」と教えてあげた。
そうすると、「エーッ、先生はすわないの?」
「止めました」「すごい、先生(医者)だから止められるんだよ」
「大変でしたよ、だって、40まですっていたから」と、ここまで話して別れた。

ニコチン中毒の人は気の毒だ。自分が”タバコを止められない”のは自分が”ダメ”な人間のせいだから、と思っている。

これは、絶対に違う。意志の弱さが禁煙を妨げるのではない。中毒性の物質だから禁煙がしにくいだけだ。
タバコによる税収はすごいかもしれないので、国は困るかもしれないが、タバコによる損失はもっと大きい。

国民の健康、医療費はもとより、タバコに関連する諸費用も馬鹿にならない。
自動販売機をつけっぱなしにしておく電気代もそうだし、講習用の灰皿もいらなくなる。こういった諸々の”本来不要なもの”にかかるお金が、ほかの有意義なものに向けられれば景気はよくなるのではないか?とまで思うがいかがだろう。
誰か、試算してくれませんか?





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