ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『ムーンライト 』

2020-06-28 12:48:22 | 洋画
観る前は映画のクオリティではなく黒人と同性愛というマイノリティさを映画を描いた点が評価されたのではないだろうか思っていた。でも、実際観ると一人の少年とそれを取り巻く環境と成長を描いている作品であった。

でも、問題なのは映画として大して面白くないということ。社会派映画ともアート映画とも形容しにくいが、とにかくエンタメ作品とは程遠い。アカデミー賞好みなのはわかるが、物語としての核がなさすぎて、各パートのつなぎ合わせ以上の感想が持てない。。
数年後に同じく作品賞獲った『グリーンブック』ドラマとエンタメのバランス具合は見事だなと改めて思った。

日本人で同性愛者でもなく普通の環境に育った人間に本当にシャロンの気持ちを理解することは難しい。

『ガス人間第一号』

2020-06-28 10:30:23 | 邦画
特撮作品というより一つのドラマ映画として観たい作品だ。単にガス人間が出て驚かせるという作品ではなく、ガス人間の不器用すぎる愛情なんかもこの手の作品にしては良く描けていると思う。
最後の死に様も中々に見事であった。

まあ、だからと言ってべた褒めするような映画でもなく、まあこんなもんかなという範疇を脱しない程度の映画であった。私にとってはね。

『キャビン』

2020-06-28 01:03:20 | 洋画
大筋のストーリーは超古典的。田舎にバカンスに来た若者たちが順番に殺される。若者たちのキャラも典型的なホラー映画タイプ。しかし、決定的に違うのは恐怖が管理されたものということ。斬新で面白くはあるのだが、恐怖は薄まるかなという弊害もある。

そんでもって後半の超展開。怪物大集合のトマトソースの洪水の絵面はホラーファンには問答無用にご褒美だろう。怪物一つ一つに大きくスポットを当てられていないが、なかなかに造形も魅力的。この映画から抜粋して一本作ってもいいくらいじゃないかと思える。

この映画について色々深く考察している人がいるが、私は絶対そこまで考えて作られていないと思う。中学生の妄想を具現化した以上のことはないだろう。色々なホラー映画のオマージュをを取り入れている点も結構楽しんで作っていたのかもしれない。

色々設定に謎は残るが、ホラー映画は説明しすぎない方がいいというのが私の持論だからこんなもんでいいでしょう。

しかし、ボタン一つで全怪物解放のガバガバセキュリティだけはさすがにどうかと思う。


『ランボー ラスト・ブラッド』

2020-06-27 23:32:15 | 洋画
なんというかここまで突き抜けていると爽快だ。ストーリーはランボーが敵をぶっ殺すために存在していて、敵はランボーにぶっ殺されるために存在しているという感じ。娘もあっさり救出してあっさり死んで、女性ジャーナリストも意味ありげに登場したものの、結局はランボーが敵をぶっ殺すためのストーリー上のツールでしかないんだもの。いや、それで全然不満はないよ。

ランボーというとジャングルを駆け回るイメージだが、今回はそういうシーンはなし。さすがに御年73歳のでぇベテランのスタローンにジャングル走らせるのは厳しいか。敵の殺し方も罠を多用していたのもそういう配慮かな。それでもバリエーションとバイオレンスさに溢れた殺しっぷりはなかなかにグッド。特にバイオレンス描写はなかなかにハードである。あっ、お約束の弓はあるよ。

ランボーシリーズもこれで終わりかと思うと寂しくなるな。でも、体はかなり鍛えているし、まだ行けるのではと一縷の望みに期待。


『ソニック・ザ・ムービー』

2020-06-27 22:52:24 | 洋画
ソニックの原作は未プレイ。ひょっとしたら触ったことくらいはあるかもしれないが、ソニック自体に思い入れはない。

予告から映画の出来を予想していたが、予想を1ミリも上回ることがなければ下回ることのない映画。まあ、キャラクター映画なんてこんなもんでしょうというクオリティ。

それでも褒めるべき点はあるよ。やっぱりソニックのスピード感あふれる動きはとても良かったし、愛らしさもあった。
ソニックのキャラデザは紆余曲折あったが、もし初期デザインのままだったら、酷評の嵐だったろうな。あの顔のハリネズミが目の前にいたらぶん殴られても文句は言えないよ。