セットリスト
オープニングアクト
Aloysius 3
Norah Jones
1.Long Way Home
2.I've Got To See You Again
3.Day Breaks
4.Out On The Road
5.Sinkin' Soon
6.Tragedy
7.Chasing Pirates
8.Nightingale
9.Lonestar
10.Stuck
11.Don't Know Why
12.Seven Years
13.Little Broken Hearts
14.The Nearness of You
15.Peace
16.Flipside
17.Carry On
アンコール
18.Sunrise
19.Creepin' In
20.Come Away With Me
年末に彼女の新曲を聴いてノックアウト。その後すぐにアルバム買って来日公演があると知りチケットを購入。来日までにアルバム全部買うぞと思っていたけど、結局ファーストしか買えなかった。
武道館に入るのは生まれて初めてのこと。座席はほとんどステージの真横の席。でも案外これが悪くない。普段見えないステージ袖の様子や、キーボードの手の動き、そしてピアノを弾くノーラの顔を正面から観ることができる。
オープニングアクトは全く知らないし、調べても情報が出てこない。わけのわからないバンドで雰囲気壊されたらいやだなと思っていたが、インストバンド(途中ボーカルもあったが)で良かった。特に気に入るわけではないが嫌うほどでもないから良しとしよう。編成は途中ギターのサポートもあったが、ギター、キーボード、ドラムの編成のバンド。
前座の演奏40分、そして休憩を挟んで18時からノーラのステージがスタート。いきなりギターを持っての登場で驚いたが、結構ギターの比率も高いのね彼女。この曲は確かアコギだったが、赤いムスタングがよく似合う。バックバンドのメンツは前座と被っているような気がするが、そういうことだったのだろうか。
知らなかったけど、この「Long Way Home」というのはトム・ウェイツの曲だったんだね。いい曲だったし、好きなアーティストが好きなアーティストの曲を歌うっていうのは嬉しいもんだ。トムってクセの強いミュージシャンに見えて案外カバーされているんだな。
3曲目が終わったところで男性客の誰かが「かわいいー」って叫んでいた。そんで親切な女性客がノーラに「He said you are cute」と訳してあげていた。その後のちょっとはにかんだようなノーラの「アリガトー」がキュートだった。
時々外国人ミュージシャンが「日本人はノリが悪いと最初は思ったが、実はとても熱心に聴いてくれているんだよ」なんて言っているが、今回の公演はまさにそんな感じ。演奏中は誰も立ち上がらず、声を上げることもなく(手拍子はあったが)静かに聞いている。でも曲が終わったときや、好きな曲が始まると歓声が上がったりする。とても理想的なコンサートだっと言える。観客の層も男女に幅広いのもなんだかノーラらしくていいな。アベック率も高いし。
自分は最初に言った通りファーストと最新作しか知らなかったが、とても楽しむことができた。人によっては短いと感じるかもだけど、自分は20曲、90分くらいが丁度どいいと思う。20時前に帰れるのは嬉しいし。もちろんチケット代も考慮してね。
総評としてはソロでの演奏曲もバンドを交えての曲もとてもよかったし、盛り上がるところは盛り上がった感じ。ピアノだけでなくギタープレイも堪能できたし。
ただやっぱり枚数そんなに多くないのだから、アルバムを聴いていくべきだったな。