『名探偵コナン 迷宮の十字路』

この作品も劇場で観たし、テレビで数回観たな。コナン劇場版の中では面白い方だと思っていたけど、やっぱりファンの中でも
人気があるみたい。服部と本物の新一が出てくるのとアクションも多いからかな。新一の登場の仕方と必要性は多少無理やりかなという気がしないでもないけど。でも、京都が舞台というだけあって服部の活躍が多いのがちょっと残念かな。やっぱりコナン無双を観てこその劇場版だな。まあ、それで相変わらず凄い動きしていたけど。

『最高の人生のはじめ方』

いつまでたってもジャック・ニコルソンが出てこないなと観ていた。40分くらい経ったところで気が付いた、この映画は『最高の人生の見つけ方』ではない。騙されて腹立ったが、つまらなくてなお腹が立った。しかも、同じロブ・ライナー作品に『最高の人生のつくり方』というのが更に存在している。もちろんこれらの作品には関連はなく、配給会社が狙ったんだろう。ふざけやがって。

スタローンとかシュワちゃんのアクション映画がよくラジー賞に挙がっているけど、こういう作品にこそラジー賞を与えてほしい。こういう映画は一体誰が観て喜ぶんだろう。ストーリーや登場人物、セリフまで何もかもが映画的、作り物感が満載で吐き気がする。
タイトルで騙されたので辛口になってしまうが、こんな映画観ても時間の無駄でしかない。

『42 ～世界を変えた男～』

いいかげんタイトルに「～」や「/」をつけるのはやめて欲しい。これがあるだけで映画の期待度が3割は下がってしまう。日本人にはわかりにくいかもだけど、素直に原題通りの『42』でいいと思う。

メジャー史上初の黒人プレーヤーのジャッキー・ロビンソンの映画。ベーブ・ルースやタイ・カップは映画化していたけどジャッキーは初めてかな。

差別を受けながら歴史に名を残したジャッキー・ロビンソンの伝記映画。映画の中では最初の1シーズンしか経ってないが、なかなかに手堅く作っている印象。まあ、今のところつまらない野球映画に出会ったことはないが。ただ、これを観るといかにアメリカの人種差別が悲惨かということと野球が国民的なスポーツかということがよくわかる。
あと制作側は賞レースに絡みたかっただろうけど、かすりもしなかったのはなんとなくわかる気がする。観た後にはジャッキー凄いと差別は良くないという浅い感想しかもてない。　

ジャッキーをやじっていた監督の俳優、誰かに似ていると思ったら若い頃のマイケル・ダグラスにそっくりだ。アラン・テュディックという俳優ね。

『アルゴ』

録画はしたけど政治的色が強そうだし、基本駄作しか出ないベン・アフレックの作品だからなかなか再生ボタンを押す気がしなかった。ところが、観てみたらめちゃめちゃ面白くてビビった。

アメリカ人のイラン脱出作戦なんだけど、非常にエンターテインメントの高いスリリングな作品に仕上がっている。多少の脚色はあるにしても実はを基にしているというのは驚きだ。6人の人質を救うために映画一本でっちあげるなんて実にアメリカらしいなと思った。ちょこちょこスター・ウォーズっぽさがあったが、もし制作していたら『アルゴ』は一体どんな映画になっていたのだろう。イラン人でこのポスターや絵コンテを受け取っている人がいたら超お宝だろうな。
あとでっちあげに協力したハリウッド人を演じるジョン・グッドマンとアラン・アーキンが実にいいキャラをしていた。

一時ゴミみたいな作品にしか出演しかしていなかったアフレックになんでこんな面白い作品が撮れたのか不思議でしかない。見直してしまったよ。

『サイクロンZ』

警官を演じることは何度もあったが、ジャッキーを弁護士に持ってくるのはどうかなと思った。いけないことはないけど、弁護士があそこまで強いと違和感でしかない。
しかも、肝心のアクションもクライマックスになるまで抑え気味だったから物足りなさが半端ない。せっかくの豪華キャストなのに恋愛要素にウェイトを置いたせいで活かしきれていないようにも思える。