『アス』

最近「ホーム・インベージョンムービー」なる言葉を覚えたが、早速使う機会があって嬉しい。

前半は非常に良質なインベンションムービーであった。単に闖入者がやってきた恐ろしさだけでなく自分たちと同じ姿をしているものという謎が恐怖を一層盛り上げてくる。また、赤い服というのが更に異質なものという強調させている。
中盤になって一家が反撃に出てアクション要素が出てくるが、これまた血しぶきがいい飛んでいい感じである。
後半に謎が明らかになるが、これが全てをぶち壊してくれた。一応奴らの正体が明らかになるが、何一つ理解も納得もできない。奥さんが入れ代っていたとうのは予想できたが、じゃあお前には奴らの正体わかるだろ。
こんな中途半端な謎明かしするなら全部正体不明なままにしてほしかった。

ラスト以外がよかっただけに非常に残念な作品だ。でも、せっかくなので同じ監督の『ゲット・アウト』は観ておきたい。