ON THE ROAD

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川柳つくし ロック落語会

2018-12-09 09:24:53 | 落語
ロックを題材に落語をやっている人がいるというのは知っていたが、この度それを神保町の楽器カフェに観てきました。

店内は満員で、BGMにホワイトアルバム、ロックTシャツを着ている人がたくさんいてロックな雰囲気が漂っている。
時間をやや回ったところで演者が登場。羽織の代わりにストーンズのパーカーを着ている。寄席では絶対に聞けないロックな話をマクラに話が始まる。古典落語をモチーフにしており、最初は「鶴」か「薬缶」なと思ったが「根問」という噺らしい。聴き覚えがない噺だったが、上方の落語でこっちでいう「薬缶」ようだ。
内容はロックミュージシャン、バンドの由来をバカバカしく説明していく噺だ。

2本目は創作落語でビートルズ大好きな学校の先生の噺。そういえば自分の中学時代にもさだまさし大好きでその話ばっかりしている国語の先生がいたことを思い出した。その先生のおかげでさだまさしが嫌いになったよ。
ビートルズの歌ネタをちょこちょこ挟んでくるけど調子外れで非常に元ネタがわかりにくい。

最後のネタはメインの噺の「ディーコン」。マクラで公開中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」の話をする。予告でブライアンが弦を使ってギターを弾いているが本編ではカットされているという話をする。自分もその辺りは非常に気になっていたが、事実と違うというブライアン本人の希望でカットされたんだってね。謎が一つ解けて良かった。
噺の方は非常に地味な存在であるジョン・ディーコンをネタにしたもの。同じ地味なベーシストとしてジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・エントウィッスルが登場するが、ディーコンとその二人を同列にするのはちょっと違うかなと思った。ビル・ワイマンはいいけど。

ロックファンとしてはニヤニヤするネタがふんだんに盛り込まれているが、落語としてはちょっと物足りない。というか、そんなに面白くない。今になって「笑い」と「ウルトラマンネタ」を両立させた喬太郎師匠は偉大だなと思った。
ただ、前口上のロック話は面白かったから、機会があったらこれからも観に行きたい。あと、写真で見るよりも実物はずっと美人だったね。

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