『ベスト・キッド』

原題は『The Karate Kid』ながら内容はカンフーに変更されている。オリジナルへのリスペクトはいいが、ちょこちょこ？な演出もある。でも、1作目の王道精神のスピリットは感じた。
しかし、ウィル・スミスの息子が主演と聞くと裏で何か大きな力が働いているのではと勘ぐってしまう。

ハリウッドリメイクで客を呼べるアジアンアクションスターといえばジャッキー以外おらんが、ミヤギさん役としてはちょっとどうかなと思った。登場人物の引き下げもあるが、子供相手に随分と大人げない立ち回りもするし、思いの外好戦的だったり、家族の喪失から立ち直れないメンタルの弱さもあるしで。まあ、これらはジャッキー云々ではなく脚本の問題か。あと、英語も話せるネイティブの子供と引っ越してきた中国語も話せない子供が一緒に通う学校いうのがどういうものなのかよくわからない。仲良くしていたかと思えば父親の一声で関係を断とうとするヒロインに魅力を感じない。かと思ったらわけのわからん茶番で仲直りしてなんだこれはと思った。
ラストはオリジナルの鶴の舞に対して、蛇だったのは残念だな。まあ、違う競技だから型が違うのは当然だから仕方ないけど。

主人公の金髪親友がいいポジションに収まるかと思ったけど、頭とラストの応援シーンしかなくて残念だった。

劇中でジャッキーが行っていた謎の治療は火罐法というらしい。初めて見たわ。