実は私トーキング・ヘッズ好きなんですよ。とは言ってもガチのファンというのではなく、バーンのソロまでは手は回っていない。でも『ストップ・メイキング・センス』をリアルタイムで体験できていない私にこの作品の公開は嬉しいことだ。
ヘッズという『リメイン・イン・ライト』や上記の映画がまず語られるけど、私はイーノの手が加わる前、特にファーストアルバムが凄いが好き。初めて「Psycho Killer」を聴いた時は結構衝撃だったな。決して上手くない演奏だけど、絶対的な個性はあった。イーノ時代はバンドも大所帯になっちゃってその辺の面白味がなくなってしまったのが残念だった。
話を映画に戻すと、いや〜凄かったね。どうしても『ストップ・メイキング・センス』と比較したくなりたくもなるだろうが、そこは一旦切り離して忘れるべきだ。比較することはナンセンスだ。
本作はブロードウェイ公演を映画化したものだが、その内容は音楽コンサートともミュージカルとも形容しがたいが、唯一無二のバーンの作品であることは間違いない。
もちろん基本は楽曲の演奏だが、そこにはなかなかに複雑な演出が加わっている。べつに派手なセットがあるとか凄い映像演出があるということはなく、登場するのは人と楽器のみ。その簡素さであそこまでの奥行きあるものを作れるのは凄い。もちろん普通に楽曲が良くてミュージシャンの演奏も素晴らしいのだが、それ以上のものがある。全然説明できていないが、これは観ないとわからない。
しかし、バーンも老けたね。でも、いい感じの年のとり方で、カッコいい。ボーカルに関しては全然劣化していないし、「すいませんレバーは」の動きが観られて嬉しかった。
大好きな「Psycho Killer」が聴けなかったのは残念だったが、あの編成、構成では仕方ないかな。ビートの強い楽曲が多めで、ファーストからは「Don't Worry About the Government」のみ。でも、ラストの「Road to Nowhere」では感動せざるを得ないこと間違いない。
作品には全編字幕がついているが、バーンの楽曲ってwikiにある通りホントに「家」に関する歌詞が多いんだね。曲は聴いてても歌詞までは知らない曲がほとんどだから、そういう意味でも新鮮だった。
ヘッズが好き嫌いとか、興味あるなしとかでなく普通に映像作品として優れているから万人におすすめ。
ヘッズという『リメイン・イン・ライト』や上記の映画がまず語られるけど、私はイーノの手が加わる前、特にファーストアルバムが凄いが好き。初めて「Psycho Killer」を聴いた時は結構衝撃だったな。決して上手くない演奏だけど、絶対的な個性はあった。イーノ時代はバンドも大所帯になっちゃってその辺の面白味がなくなってしまったのが残念だった。
話を映画に戻すと、いや〜凄かったね。どうしても『ストップ・メイキング・センス』と比較したくなりたくもなるだろうが、そこは一旦切り離して忘れるべきだ。比較することはナンセンスだ。
本作はブロードウェイ公演を映画化したものだが、その内容は音楽コンサートともミュージカルとも形容しがたいが、唯一無二のバーンの作品であることは間違いない。
もちろん基本は楽曲の演奏だが、そこにはなかなかに複雑な演出が加わっている。べつに派手なセットがあるとか凄い映像演出があるということはなく、登場するのは人と楽器のみ。その簡素さであそこまでの奥行きあるものを作れるのは凄い。もちろん普通に楽曲が良くてミュージシャンの演奏も素晴らしいのだが、それ以上のものがある。全然説明できていないが、これは観ないとわからない。
しかし、バーンも老けたね。でも、いい感じの年のとり方で、カッコいい。ボーカルに関しては全然劣化していないし、「すいませんレバーは」の動きが観られて嬉しかった。
大好きな「Psycho Killer」が聴けなかったのは残念だったが、あの編成、構成では仕方ないかな。ビートの強い楽曲が多めで、ファーストからは「Don't Worry About the Government」のみ。でも、ラストの「Road to Nowhere」では感動せざるを得ないこと間違いない。
作品には全編字幕がついているが、バーンの楽曲ってwikiにある通りホントに「家」に関する歌詞が多いんだね。曲は聴いてても歌詞までは知らない曲がほとんどだから、そういう意味でも新鮮だった。
ヘッズが好き嫌いとか、興味あるなしとかでなく普通に映像作品として優れているから万人におすすめ。