ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

追悼 ニコラス・ローグ WALKABOUT 美しき冒険旅行 | 地球に落ちて来た男

2019-01-20 00:17:52 | 洋画
『地球に落ちて来た男』
映画もロックも好きだけど、なかなかこの二つが結びつかない。未だにビートルズの『ヘルプ!4人はアイドル』も『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』も観ていない。ボウイファンとか言っときながらこの映画もずっと未見だったが、この度劇場で観られてよかった。

はっきり言ってつまんない映画だったな。途中意識が飛びかけた。ボウイが出ているからこそ、名作にカテゴライズされているけど、彼が出てなかったら絶対カルト映画で終わっていただろう。

まず圧倒的に説明が足りない。宇宙人ボウイの目的がなんなのかよくわからない。それでいて演出はかなり目まぐるしい。間をとれないもんかね。あと性描写も無駄に過激だ。ボウイの裸も吹き替えなしなのかな。

いいところを挙げるとボウイが出ていること。もうこれに尽きる。美しいボウイが画面の中で動いているだけでファンは満足。
レコード屋のシーンでさりげなくボウイの『Young American』が並べられていたのはささやかなファンサービスか。


『WALKABOUT 美しき冒険旅行』
一本目に続いてこれまた説明が不十分な映画だ。いきなり親父が狂ってわけがわからん。ただ、この大自然をフューチャーした映画に余計な言葉はいらない。

風景の美しさが映えている映画ではあるが、それだけでない。文明との対比はあっても、よくある大自然賛美、文明批判の映画でもないそれ以上のものを感じさせる。それが何かはわからないけど、「怖さ」を感じる映画であった。

多分この先「Gasoline Alley」を聴いたらこの映画を思い浮かべるだろうな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿