ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

「水辺のアルカディア」 島根県立美術館

2014-05-06 18:41:09 | ○○展
今日は島根県立美術館で「水辺のアルカディア」という企画展を見てきた。なんか見覚えがあるなと思ったら渋谷でもやっていたよう。しかも、渋谷よりも安い料金でちょっとお得な気分に。連休最終日で混んでるかと思ったがそんなことはなくて安心した。

見るにあたっての予備知識は、ほとんどないままに行った。ただ、なんとなく好みじゃなさそうだなと思ったが、やっぱり好みとは違うものだったな。作品自体の力は凄いのかもしれないけどちょっと重いというか堅いというかで私には合わなかったな。一点くらいは気に入る作品があるかなと思ったが無くて残念であった。
ただ常設展の方は意外にもよかった。日本画なんか興味ないと思っていたけど歌川広重の浮世絵なんか家に飾っておきたいくらいだな。他にもいろいろ気に入った作品はあったけど一番魅かれたのは森山大道という人の写真だな。初めて聞く名であったが壁にでかでかとモノクロのハーレー・ダヴィットソンが飾ってあるんだな。説明文によると、この写真を見た寺山修司は「ガソリンのにおいがするね」と言ったそうだが、その気持ちがよく分かる。氏の作品はこの一点しか展示されていなかったがすごいインパクトだったな。家に帰ってから他の作品も見たがアンダーグラウンドっぽくていいな、気に入ってしまった。ちょっとウォーホルに通ずるところもあるんじゃないかと思う。

宍道湖のすぐそばに建つこの美術館は建物からの景観も作品といってもいいくらいだな。展望台からは宍道湖を一望できて、すごくいい眺めであった。次行くときは絶対に陽の沈む時間にしよう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿