ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

「ウルトラQUE ガラモーンズの逆襲」 4月16日 下北沢 クラブQUE

2016-04-17 14:49:39 | ライブ
セットリスト
ガラモーンズ
1.オープニングムービー
2.ウルトラQ
3.ウルトラマンの歌
4.なぜ?なぜ?怪獣なのに
5.ウルトラマンレオ
6.ウルトラマンタロウ(ダダver)
7.ウルトラマンタロウ
8.帰ってきたウルトラマン
9.カネ食べナイト
11.ウルトラセブンの歌
10.ガラモーンズのテーマ

科楽特奏隊
1.ウルトラQ
2.ULTRA SEVEN
3.恐怖の町
4.ドキラの祈り
5.ファイヤーマン
6.ウルトラマンタロウ
7.ウルトラマンレオ
8.ウルトラマン80
9.ご当地怪獣のテーマ

アンコール
10.帰ってきたウルトラマン

自分の中で今最もホットなバンドが一緒にライブを行うということなら行かない理由が全くない。
初めて行くライブハウス、というかライブハウス自体行くの久々だけど、なかなか小ぶりなライブハウス。それだけにバンドとオーディエンスの一体感がものすごい。入場待機している間に自分の脇を抜けていく人がいたが、桜井浩子さんだった。
ライブが始まる前にグッズを購入したが、今思えば先に場所確保して終演後買えばよかった。グッズは科楽特奏隊のCDと缶バッジ、トレカを購入。3000円以上買ったのでバンドのサイン入りのチラシをもらった。トレカと缶バッジは両方ともエミソンヌが当たって嬉しかった。

オープニングムービーはウルトラQを模したもので、下北沢駅前からガラダマがこのライブハウスに入ってきてステージに上がったところでガラモーンズが登場。50年前にウルトラQが放映開始され、4月17日に「ガラモンの逆襲」が放送された。もちろん1曲目は「ウルトラQ」。ちなみに「カネゴンの繭」のロケ地は下北沢らしい。
1曲目が終わったところでMC…というか寸劇が始まるが、1曲飛ばしているとケムールさんが指摘して「ウルトラマンの歌」を演奏。
曲が終わったところでもう一度寸劇をやり直して、「なぜ?なぜ?怪獣なのに」を演奏。
「ウルトラマンレオ」はダダさん以外楽器を置いて振付付きで歌う。カネゴンは形状的にベースの着脱は頭ではなく足元から行う。間奏のダダさんのギターソロがかっこいい。
「ウルトラマンタロウ」を演奏する前にダダさんがアレンジしてきたというのでダダさんバージョンを弾き語りで披露。「ウルトラなダダがいる~」と歌うが、サビに行く前にガラモンにカウベルでストップをかけられる。
ライブ開始前にガラモーンズ一行はサイゼに行ったらしい(同じビルに入っている)が、お釣りはカネゴンが全部食べてしまったと言って「カネ食べナイト」を演奏。
「ウルトラセブンの歌」の曲紹介の時にカネゴンが「ウルトラマンセブン」といったような気がする…。

科楽特奏隊とガラモーンズは持ち歌被っているけど、どうするのかなと思った。でも、実際は同じ曲をやっても全然問題ないくらいにどちらのバンドも個性的で聴き比べて楽しい。カネゴンとエミソンヌは同一人物だけど、その辺のメタなやり取りがあるのも対バンならではだ。
新潟のご当地怪獣ドキラのテーマ曲はドキラと唯一交信できる少女であるエミソンヌがボーカルをとる。なんか変なゲストも出てきた。この後オリジナル曲である「ご当地怪獣のテーマ」も演奏するけど、オリジナル曲からも特撮への愛とリスペクトを感じられるのがいいな。
レオを演奏中はマグマ星人が乱入してきてモロボシ・ライダーンが変身して戦う。戦いは客席で繰り広げられたが、自分の場所からは全然見えず、他の客は撮影しようと掲げる携帯カメラの映像で確認したところ、パラソルも使うなどして中々白熱した模様。
ラストナンバーの「帰ってきたウルトラマン」1番を歌ったところでガラモーンズが乱入してきて演奏を乗っ取られてしまう。しかし、ウルトラ5つの誓いを唱えたことで3番は両バンドとオーディエンスみんな揃って歌う。これも対バンならではだ。

最後は客席も含めての記念撮影。桜井さんもステージに上がって一言あるかと思ったが、科楽特奏隊から簡単に紹介があったのみ。でも、ステージは楽しんでいられたよう。

今週2本目のライブだけど、こんなに楽しいライブは久しぶり。次がいつかはわからないけど、ぜひまた参加したい。あと、ガラモーンズのCDも早く買わなきゃ。





春や春、春爛漫の変身人間まつり

2016-04-17 13:21:50 | 邦画
1年半ぶり以上のオールナイトの参加。いつもなら3本目の始まる2時くらいまでは起きていられるのだけど。近ごろは規則正しい生活を送っているせいで1本目の開始時から眠気を催す。

『マタンゴ』
まだ意識のはっきりしている1本目に以前観たことがある作品というのはもったいない。
以前観たときは退屈だと思ったけど、それはこの作品をホラーや怪奇ものとして観たからだ。この作品は『ジョーズ』同様、人間ドラマに重点を置いた作品なんだ。極限状態で狂っていく、キノコに魅入られていく精神の変化は実によく描けている。
ただ、ラストで主人公がキノコ人間となるが、一体いつキノコを食べたのか。あと、キノコ人間の戦闘力は一体どの程度なのか。あんまり強そうには見えないけど、人間と同等以下なのかな。
マタンゴの声が明らかにバルタンだけど、こっちの方が先でバルタンに流用されたんだってね。

『美女と液体人間』
この手の映画得意の万能設定「原爆実験」と「放射能」が登場。明らかに第五福竜丸を模した船が出るけど、おおらかな時代だ。タイトルに「美女」なんて入ると艶めかしくなるが別に不健全な要素は特にない。2本目にして早くも意識が何度か飛ぶ。
あんまりはっきり内容は覚えていないけど大した映画ではなかったのは確か。
液体人間とギャングと警察の三つ巴という構図は面白かった気がするけど、取り立てるようなストーリー、特撮はなかった気がする。

『透明人間』
今回やった4本の中で唯一のモノクロ作品。60年以上も前の作品だが、あの透明人間を表すSFXは画期的だったのではないだろうか。
軍事利用されていたという透明人間の設定のおおらかさは置いといて、主人公がピエロに扮して透明人間であることを隠して暮らしているというのは面白い。また、主人公が盲目の少女を気にかけているドラマ要素も憎い。
ただ、後半のギャングと透明人間の戦いが、やや滑稽に思える。多勢に無勢ならそこまで透明人間が有利とも思えないけど。

『電送人間』
電送装置を使って次々と人が殺されるというお話だけど、なんだか『怪奇大作戦』で出てきそうな設定の映画だ。
映画の内容よりも、被害者が経営する「軍国キャバレー大本営」が気になって仕方ない。男女ともに軍服を着て接客、『ゴールドフィンガー』ばりの金色お姉ちゃんもいて、メニュー名も戦争にちなんだもの。実際あったものなのかは知らないけど、なかなかに時代を先取りした店ではないか。しかし、今回やった映画4本すべてにキャバレーが出てくるけど、そういう時代だったのかな。
映画の方はところどころ意識飛んだけど大したことなかったかな。


もうオールナイトが楽しむどころか辛くて仕方ない。あのまま睡魔と闘わず、目を閉じることができたらどれだけ快感だろうか。隣に座っていた人はずっと寝てたけど、ああなるくらいなら行くの止めようかな。でも、来週分はすでに買ったから行かなくちゃだけど。
どの作品も上映時間短かったから、ぜひとも『ガス人間第一号』もラインナップに加えてほしかったが、5本はきついな。