ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

「植物ホルモンのうた」

2015-01-30 23:30:41 | 邦楽
青いリンゴに 唇を
寄せりゃ まっかに ほほ染める
あんた ほんまに エッチやなぁ
エッチ エチレン 火がもえる
もえて色づく ふじつがる
エッチ エチレン 今が旬
熟れて 熟れて食べごろ メロンにバナナ

夜はしんしん 雪しんしん
アブシシン酸 サンドマン
ねむりをさそう 夢の精
みんなおやすみ 目をとじて
気孔もとじてしまいましょう
アブシシン酸 夢の精
種も 種もしばらく しずかにねむれ

いつまで寝とっと 起きんしゃい
寝る子は育つと いうけれど
朝寝も過ぎれば 背も伸びん
オーキシンとて 同じこと
細胞壁をゆるませて
大きく伸長 させるけど
濃度 濃度こすぎりゃ 伸びさえ止まる

サイトカイニン 細胞を
盛んに分裂 させるから
茎は太るし 葉も繁る
青々として 繁った葉
気孔をみんな 開いてる
青々として 繁った葉
若さ 若さあふれて 老いなどみえぬ

ばかに大きく なる稲に
カビが生えてた ジベレラ
それからとられた ジベレリン
種なしブドウを 食べるたび
黒沢 薮田 住木らの
努力のあとが しのばれる
日本科学の成果 豊かなみのり


1番から植物ホルモンのエチレン、アブシシン酸、オーキシン、サイトカイニン、ジベレリンのことを歌っている。今日の授業でこの歌を聴いてなんじゃこれはと軽く衝撃を受けた。歌で覚えるというのはよくある勉強法だけど何とも言えぬ歌詞とメロディー、ボーカルにビックリ。ただ他の学生を見ても比較的真顔で喜んでいるのは自分だけであったよう。

一体この歌を作って歌っているのは何者だと調べたら本川達雄という東工大の教授で「歌う生物学者」と言われているそうで。
出だしの部分はきっと「リンゴの唄」から取ってるんだろうな。2番の「サンドマン」と言うのはどういう意味なのだろうか。気になる。