KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

秋の野へ

2005年10月22日 | 2005年のブログ

<風に揺れるススキ 2005/10/2 撮影地:千葉市>
出張続きでしばらく投稿をお休みしているうちに、季節がずいぶん進んでしまいました。
いつのまにかススキが風に揺れ、木の葉が色づき始める季節になってしまいました。
いつもこの時期になると、なんとなく寂しくなります。
夏の間に生命の輝く時期を謳歌していたセミや真夏の蝶たちは、秋の冷たい長雨の間にその役割を終え、長雨の明けた秋空のもとにはもうその姿はありません。
夏のあいだ可憐に花を咲かせた花たちも、今は実を付けて次の世代へ命をつなごうとしています。

きょうは、そんな秋の野で残り少ない季節をそっと彩る花たちを見てみましょう。


<リンドウ 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
野菊類の多い秋の野で、青い色が一際目を引くリンドウです。
オヤマリンドウやエゾリンドウは背も高く凛として目立ちますが、平地でも見られるこのリンドウは背も低く他の野草にまぎれている事も多く、わりに見つけにくいですね。オヤマリンドウはほとんど花を開いてくれませんが、このリンドウは空に向かってよく花を開いてくれるので、私は好きです。


<ミゾソバ 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
溝に咲く蕎麦に似た花というネーミングなのでしょうが、蕎麦の花よりもずっと美しいですね。星型の花びらの端がピンクに染まるのがとっても可憐です。
名前の示すとおり、田んぼや小川のへりなど水辺に近い所で良く見かけます。
遠いむかし自分が小さな子供だった頃から見ている花の様な気がしますが、改めて見てみても、とても美しい花に思えます。


<ノコンギク(野紺菊) 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
秋の山野に多いノコンギクです。ヨメナに似ていますが、葉や茎が少しザラついた感じがします。花の色は白から紫まで変化が多い様ですが、写真の様に少し青紫がかった白っぽい花が多い様です。
ところでこの写真は、石垣の間に生えた草丈10cm位の株ですが、立派な花をいくつも付けています。生命力の強さを感じますね。


<ゲンノショウコ 2005/10/2 撮影地:千葉市>
特に秋の花というわけではないですが、秋になって涼しくなると、のびのびとした大きな花をつける様な気がします。この写真は樹林中の沢沿いのものですが、木漏れ日を浴びてひっそりと咲く姿は、なかなか美しいものですね。
花は小型ですが、高原に咲くフウロソウの仲間です。


<ツユクサ(白花) 2005/10/2 撮影地:千葉市>
こちらも秋の花ではないですが、上のゲンノショウコの隣りで咲いていた白花のツユクサです。
あまり多くは見かけませんが、青い花とは違って、少し寂しげな感じを受けます。


<ヤマボウシの実 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
これは何でしょう?。
と言ってももう答えを書いてしまっていますね。そうです、初夏にハナミズキに似た白くて大きな花を咲かせるヤマボウシの実です。集合果というそうで、複数の実が集まって一つの丸い実になってるそうです。
食べると甘酸っぱいそうですが、ちょっと遠慮しておきました。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - -

だんだん花や虫たちが少なくなってきて、ちょっと寂しいですね。
今年はあと何回おさんぽできるかなあ?。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿