神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

井草森公園

2015-11-27 08:02:25 | 妙正寺川1

 井草川のUターン部分の左岸台上には、杉並区最大の面積を有する井草森公園があります。一帯は、井草村の領主だった今川氏の御用野菜を栽培していて、御菜園跡との通称が昭和初期まで残っていたそうです。また、柿ノ木山とか遅ノ井山とかも呼ばれ、豊多摩郡井荻村(井荻町)時代は、大字上井草の飛地で、小字柿ノ木山だったところです。昭和14年(1939年)以来、商工省機械試験所(のち通産省機械技術研究所)の敷地となっていましたが、研究所が筑波に移転後の跡地を利用して、平成8年(1996年)に井草森公園が開園しました。面積は39500㎡余り、サッカーやラグビーのできる天然芝のグランドを併設しています。なお、隣接して設けられていた不燃ごみ圧縮施設(杉並中継所)は、周辺住民の健康被害(「杉並病」)の要因ともいわれていましたが、ゴミ分別の徹底による不燃ごみの減少もあり、平成21年3月をもって廃止されました。

 

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    ・ 井草森公園  その南側ゲートです。井草川遊歩道のUターンの区画から、緩やかな坂を上って100mほどのところにあります。

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    ・ 井草森公園  貯水槽や災害備蓄倉庫も用意され、災害時は避難所となるスペースで、ゲートシャワー、スプリンクラーなどの放水装置も完備し、周囲の樹木は防火林の機能を兼ねています。 

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    ・ 井草森公園  (上掲写真右手奥に当たる)公園の東側の茂みの陰には、回遊式の泉水や東屋など、日本庭園風の一角があり、他のスペースとは違った癒し空間となっています。

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    ・ 井草森公園  公園の北西角の「花の丘」と称する区画です。菜の花やヒマワリ、キバナコスモスなど、四季の花が咲き乱れます。(写真は数年前の夏撮影したキバナコスモスです。)