矢頭上橋の次は矢頭橋です。「東京府志料 / 巻之六」には井草川に架かる橋のリストがあり、そのなかに「土橋二 下井草村ニアリ一ハ谷頭橋一ハ柿木橋各長二間幅一間」と書かれています。この谷頭橋が矢頭橋だと思われます。豊多摩郡井荻町当時の地図を見ると、この橋の架かる道が上井草、下井草の二つの大字の境になっていて、かってはこの付近に上下井草村の村境があり、橋は下井草村に属していたのでしょう。→ 「東京近傍図」で見ると、丁度Uターンの頂点で流域を二分していることになり、それなりに納得できる村境の設定ではあります。
- ・ 井草川遊歩道 矢頭上橋を過ぎて右カーブ、東に向かって100m弱のところで、ここに矢頭橋が架かっていました。
- ・ 井草川遊歩道 矢頭橋の先で右カーブ、ここがUターンの頂点です。左手の車止めは前回の左岸流の→ 合流地点のものです。
- ・ 矢頭公園 右岸沿いに設けられた区立の公園です。矢頭橋からこの公園にかけて、井草川はその流域中、最も北を流れていました。
|