テレビのニュースで、偶然見た「ホテイアオイ」の花。水辺に咲くこのお花の色がとても印象に残り、実物が見てみたくて・・・。
日曜日(実は、かなり前の8月25日のことです。)、お昼ご飯の後、ちょこっとお出かけすることにしました。
目的地は、「南みくり水辺の里」 住所は”磐田市東新屋” 番地などは不明。少し不安だけれど取りあえず出発。
東名高速磐田ICで降り、南に向かいます。途中以前から気になっていた(古そうな建物が走っている車の中から見えるので・・・)「旧見付学校」にも立ち寄ることにしました。
『磐田のシンボルともいわれる建造物。旧見付学校は明治5年(西暦1872年)の学制発布を受け、翌年8月に宣光寺、省光寺などを仮校舎として開校しました。
新築工事は、名古屋の堂宮棟梁 伊藤平右衛門(後の9代目伊藤平左衛門)に委嘱し、明治7年(西暦1874年)10月に工事着手、翌年1月11日に上棟式を行い8月7日に落成、開校式が挙げられました。
現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎で、国の史跡に指定されています。5階建ての洋館風の館内は教育資料の展示や授業風景を再現しています。』(磐田市観光協会ホームページより)
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旧見付学校
校舎の特徴
『新築された校舎は、基礎石垣積みの上に木造擬洋風2階建てで、規模は間口12間(21.8m)、奥行5間(9.1m)、屋上に二層の楼が重ねられ、二階二層となっていました。正面には伊豆石の石段が設けられ、玄関はエンタシス様式に近似した飾り柱を配しています。基礎の石垣は遠州横須賀城のものだと伝えられています。』(頂いたパンフレットより)
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開校を祝って浜松県令・林厚徳から寄贈されたという「扁額」
『「木縄を受くれば則(すなわ)ち直く、金礪(れい)に就けば則ち利(するど)し。」
中国の「荀子」勧学編の文中の一節で、曲がった木も墨縄を当てて切れば真っ直ぐに切れ、金物も砥石で磨けば切れるようになるという意味です。』(頂いたパンフレットより)
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明治期の授業風景
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窓の開閉は紐と重りで・・・。
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丈夫な漆喰の壁
下塗り(一番塗り)、大直し(二番塗り)、中塗り、上塗り、のろ仕上げの順序で行います。材料は、壁瓦、石灰、貝灰、のり、下げ麻などを使います。(説明看板より抜粋)
旧見付学校の構造図
同じころ作られた全国の学校も合わせて説明されています。
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校長室
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当時の教員用お道具
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子供たちの様子
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一本の線香の燃焼時間を単位として時間を計った香時計と蓄音機
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おしゃれな最上階(5階)の窓
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磐田文庫
『旧見付学校の敷地内にある磐田文庫は、江戸時代末期に建てられたとされる私設図書館です。二階建ての土蔵で、旧見付学校とともに国の指定史跡となっています。
学校に隣接する淡海国玉(おうみくにたま)神社の神官で国学者の大久保忠尚が自宅で私塾を開き、元治元年(1864年)、図書館として境内に磐田文庫を創設したといわれています。明治12年(1879年)には、見付学校に磐田文庫の建物と蔵書のすべてを寄贈しました。』(ふじのくに文化資源データベースより)
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後ろ側から見た旧見付学校
とても詳しく、わかりやすく展示してあります。小さく折られた説明の紙が色々なところに置かれていて、すごく行き届いているという感じでした。教育熱心という伝統は、静かに確実に受け継がれているように思いました。
ここは、写真撮影もOK!ということで、なんだか嬉しくなって、たくさん撮ってしまい、まとめるのに時間がかかってしまいました・・・。
建物紹介 旧見付学校・磐田文庫 磐田市見付 2452
☎ 0538-32-4511
見学無料 詳しく説明してくださる方がおられます。
昨日、ちょこっと毛筆(細筆)で書かなくてはいけないことがあって、久し振りにお筆を手にしました。いくら練習しても上手に(こんな言い方すらおこがましい?)書けず・・・。なるべく丁寧に書いて良しとしました。
気付くと、手に墨が付いていました・・・。あ~あ! 服に付かないで良かった~。