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ちょこっとドライブ その2 ( 瑞龍山玉泉寺 )

2012-01-11 09:17:04 | 不思議紀行
 爪木崎からの帰り道、玉泉寺にも寄ってみることにしました。

「曹洞宗瑞龍山玉泉寺は、 天正以前は真言宗の草庵であったのを、 天正の初め(1580年代)御開山一嶺俊栄大和尚の来錫によって曹洞宗に改宗され、 現在に及ぶこと27世420年の歴史を有する古刹であります。
嘉永元年(1848年)3月当山20世翠岩眉毛和尚の代に現在の本堂が落成しております。
嘉永7年3月、日米和親条約の締結により、下田が開港され同年5月付録下田条約が結ばれると、玉泉寺は米人の休息所、埋葬所に指定されました。
その2年後、安政3年(1856年)タウンゼント・ハリス総領事は、通訳官ヒュースケンを伴い、米艦サンジャシント号で下田に着任しました。
ハリスは玉泉寺を日本最初の米国総領事館として開設。
庭前に星条旗が掲揚され、以来2年10ヶ月、この玉泉寺は幕末開国の歴史の中心舞台となりました。
また、それ以前、日露和親条約の交渉の場となり、ロシア・ディアナ号高官の滞在や、ドイツ商人ルドルフの約半年に及ぶ滞在等々、 開国の歴史を彩る貴重な寺歴があります。
尚、境内には、 黒船(ペリー艦隊)の乗員5名の墓地とディアナ号乗員3名、アスコルド号乗員1名の墓地があります。」(玉泉寺ホームページより)

 

     
     瑞龍山玉泉寺


     
     ハリスが生活したと言われている本堂


     
     伊豆で創業した”森永乳業”が建てた「牛乳の碑」

「総領事として滞在中のハリスが、病床時に牛乳を欲した際に15日間飲んだ牛乳の対価として1両3部与えたことから、日本で初めて牛乳販売が行われた地として、それを記念して建てられました。」(説明看板より)


     
     日本最初の場の跡(屠牛木)

「当時、領事館員の食料のため仏手柑樹の幹に牛を繋ぎせるもの、昭和6年4月8日東京牛肉商の手により牛王如来を建立し供養す。樹はかれたためハリス記念館に保存す。      後世村人は屠牛木と云う。」(説明看板より)


 なんとなく当時の人々の驚きが分かるような・・・。それにしてもお寺ととは・・・?


 以前、爪木崎に行った時、車の中からどなたかの銅像みたいな物が見えて、調べてみたらその像は、”吉田松陰”だと分かり、いつか立ち寄ってみたいと思っていました。私たちは、玉泉寺の山門横の駐車場に停めさせて頂いたので、残念ながら、この像も近くの神社も見ないで帰ってきてしまいました。     



  お寺紹介  瑞龍山玉泉寺   下田市柿崎 31-6
                 ℡ 0558-22-1287


 このお寺のことを調べていたら、わが街富士市にも同じ名前のお寺があり、びっくりしました。