片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

書店が消える日

2010年09月28日 | こころ
大変寂しいことだが、書店が消える日が来るような気がしてならない。
情報通信が高速化高度化することで、情報コンテンツは世界に一つあればいいということになりかねない。
著者が原稿を書き、編集者が編集し、装丁者が装丁し、コンテンツサーバにアップするだけで出版は終わりになるだろう。

家庭では子供の頃から「本」が与えられる。
「本」は、ドラえもんの「どこでもドア」ならぬ「何でも本」だ。
コンテンツサーバから、好きな本を取り出して読める。
らくがきしても構わない。
それも保存され、永久に残される。
感想も一緒に残せる。
友人と共有もできる。
人生で読んだ本は、すべて「本」を開くことで、その中にある。
古書も古文書も「本」の中にある。
出版社は零細企業になり、書店も神田の古本屋街も消滅。

考えれば考えるほど夢と悪夢で目がうつろになる。

シャープのGALAPAGOS発売に寄せて。