片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

「パブロ・カザルス 喜びと悲しみ」また買いました

2010年09月04日 | こころ
なぜか見つからなくなって。。
アマゾンで買いました。
私のバイブルです。

ページを開くと最初に出てきます。

私はこの前の誕生日に九三歳を迎えた。もちろん若いとは言えない。何しろ九十歳を上回ったのだから。しかし年齢は相対的なものだ。人が仕事を止めずに、周囲の世界にある美しいものを吸収し続けるなら、年齢を重ねることが必ずしも老人になることではないことがわかるのだ。
人生は私にとっていよいよ魅力的なものになっている。

母にとって最高の掟は個人の良心だった。母はよく言ったものだった。「私は法律を重んじないのが主義ですよ」
弟のエンリケが19歳になったとき、独裁政治の政権から徴兵通知が来た。
「エンリケ、お前はだれも殺すことはありません。誰もお前を殺してはならないのです。人は、殺したり殺されたりするために生まれたのではありません。行きなさい。この国から離れなさい」
それで弟はスペインに渡った。

こんなことが最初の数ページに書いてある。もうたまりませんね。